ブログ記事4,463件
今回の記事は完全に個人の嗜好です。異論のある方はいらっしゃると思いますが、ご了承ください。このブログで「ノンデイト」について何回も書いています。新製品が発表されるたびに「ノンデイトも欲しい」と書き、たまにノンデイト機種が発表されたら「気になる腕時計」テーマの記事として喜んで取り上げてます。そんなおじさんは本当にノンデイトが好きなのか、検証してみたいと思います。※英語ではNoDateですが、このブログではノンデイトと表記します。使用しているノンデイトおじさんが持っている機械
6R3521600振動/時パワーリザーブ70時間精度プラス25秒~-15秒購入から2年経過して遅れが酷くなり、十分巻き上げられていても秒針が時々停止するようになったのでセイコーのサービスセンターでオーバーホール。オーバーホールと言ってもムーブメントまるごと交換で税込3万円弱。兎に角、この6R35の評判が悪く、遅れる・日差が大きい、私と同じように時々止まる症状の方もいました。6R15をベースに?パワーリザーブを70時間まで伸ばして土日は他の時計を着けても月曜日の朝動いてい
IWCよどこへ行く?皆様、大変お久しぶりです。いかがお過ごしでしょうか?世間はWBCで日本代表が優勝しただの、桜の開花が早過ぎて入学式には全部散ってるやんけだのと呑気な話題が多い春です。しかし時計業界ではカレンダーで最大のイベントともいえるWatchesandWonders2023が酣(たけなわ)でございました。話題の新作が目白押しの中で、私が筆を取ったのはごく一部の界隈で話題となったこのモデルについて思うところがあったからです。IngenieurAutomatic40/I
ちょうどいいヤツらヤングタイマーという言葉をご存知でしょうか?少し前に中古車業界で流行った言葉で、ヴィンテージカーやクラシックカーまで行かない一昔前の車を指して使われてました。時計に当てはめれば、アンティーク時計:50年以上前(クオーツ前史)ヴィンテージ時計:25-50年前ヤングタイマー:5-25年前という感じでしょうか。既にディスコンになった比較的新しい時計と定義すると良いかもしれません。ヤングタイマーは多くが今世紀の時計になりますね。多くの好事家にとって興味の対象となるマーケッ
丸く収まってないとこ出典:www.cartier.jp一言でいえばコレですね。カルティエは言わずと知れた世界最大のジュエリーブランドであり、リシュモングループの総帥でもあります。機械式時計の歴史においても、世界初の男性用腕時計を生み出したという逸話もあり、ウォッチメーカーとしても極めて大きなプレゼンスを誇っています。しかし時計ブランドとして最高評価を受けているかというと、恐らくそうではないでしょう。勿論好事家はサントスの逸話や、タンクの絶対的存在感などを熟知しており、一定のリスペクト
ソーセージではありません。陶器でもありません。ロイヤルハウゼンは、時計関連機器のメーカーです。特に、機械式時計の巻き上げ機、「ワインディングマシーン」のメーカーとして有名で、ロイヤルハウゼンで画像検索すると、だーっと商品が出てきます。中には、結構なお値段するものもありますが、勝之進が買ったのは次の商品で、時計装着すると、こんな感じです。(時計部分が回ります)経緯を書いていきます。実は、GWで時計をせずにいる時間が長くなったため、気が付いたら、2月に買ったばかり
天竺への旅先日アルティプラノを購入したのはご報告の通りなのですが、1ヶ月近い有給消化期間中にかなり時計を見まくっていました。当初からアルティプラノが本命であったのですが、本当にそれで後悔しないのか?という疑問は常にあり、これを払拭したいと思っていたのです。そのためには対抗馬をチェックするしかありません。という事でひたすら時計店巡りをしていたのです。今回はその一端をご紹介しつつ、私個人はアルティプラノを選択したものの、やはり素晴らしいと思える時計が幾つかあったので、その話をご紹介したいと
もう一つのモンブランちょっと機械式腕時計に興味があればモンブランがリシュモン・グループ傘下で中々質の高いクラシックウォッチを作っている事はご存知でしょう。汎用ムーブメントではあるものの、ケースや文字盤のクオリティは高く、何より洗練されたデザインが特徴的です。一方で並行輸入店に行ってみると、ビックリするくらい安価で売られており(正規の半額程度もザラ)、中々高級ブランドとしての地位を確立するには至っていない現状があります。モンブランが本格的に腕時計市場に参入したのは1997年と、老舗ではあ
パイオニアへ捧げる私の時計紹介が今更感あるのはいつも通りなんですが、今回の時計は当初完全に「好みじゃないな」と思って一度スルーしたのに、翻意したんです。色々な情報に触れると、これは中々素晴らしいんじゃないかと思えてきたわけですね。LonginesSpirit/LONGINES出典:www.longines.comRef:L3.810.4.53.0ケース径:40.0mmケース厚:12.2mm重量:-ケース素材:ステンレス・スティール風防:サファイア・クリスタル裏蓋:ステ
またとないチャンス到来ご結婚おめでとうございます。機械式時計ゲットのまたとないチャンス到来ですね。さして腕時計に興味のない人にとっては正に一生モノとなる結納返し時計です。世のサラリーマンが着用しているロレックスやオメガは大半が結納返しではないでしょうか。実際、時計屋巡りが趣味の私も、結納返し選びと思しきカップルはよく見かけます。ただのカップルとの違いは、ラブラブ感が強く、女性も割と積極的に選択に関与している点です。デートの最中に無理矢理時計屋に連れてこられた彼女とは明らかに異なる雰囲気で
上手いこと言うなあ言うまでもなくセールスマンにとってセールストークは非常に重要なスキルです。前も同じこと書きましたが、有能なセールスマンは南極でも氷を売るという例え話もあるくらい。時計屋巡りを趣味としているMinority’sChoiceはこれまで様々なセールストークを聞いてきましたが、皆さん中々面白い話術を持っています。しかし中にはFAQ的な模範解答があるかのように異口同音の問答が発生する事もあります。「丈夫さを重視してますので」私の時計に関する典型的な注文(文句)は大きい、重い
薄型手巻きの金字塔久しぶりのこのシリーズですが、今回は薄型手巻きムーブメントの傑作、Peseux7001を取り上げましょう。正式には現在はETA7001ですが、バルジュー同様、プゾーと言いたい年頃なので許してください笑では早速スペックのおさらいです。出典:www.eta.chETA7001-unavailable|ManufactureHorlogèreSuisse|ETASAHours,minutes,smallsecondManualwinding
古き良きクロノグラフ1ブランド1本主義を掲げるMinority’sChoiceが妄想にふけるシリーズも第4弾です。今日はタグホイヤーとベル&ロス行ってみましょう。クロノグラフ好きではない私にしては珍しく、今日は2本ともクロノです。やっぱり昔のクロノはめっちゃ良いです。Carrera1964Re-Edition/TAGHEUER出典:www.crownandcaliber.comRef:CS13111ケース径:35.0mmケース厚:13.0mm重量:-ケース素材:ス
こんにちは!連休中は出かけないとか行っていましたが、、、子供が出かけたいとの事でこれつけて出かけます!!メカサス!NATOベルト!軽く25年は経ちました。いまだに高値で取引されています。1996年当時、若者はG-SHOCKブーム真っ只中。そんな若者へ18歳から22歳ぐらいをターゲットに作られた機械式メカサス。コンセプトは専門学校生から大学生などの若者向け。企画したのは、セイコーの若手社員。4S15メカサスは、3万円という値段はマーケティングによるもので、小さな子供や誰
大英帝国の時計皆さんは英国にどんなイメージをお持ちでしょうか?かつての世界の盟主、紳士の国、フットボールの母国、パンクロック発祥の地、トラッド系、ロイヤルファミリー、天気悪い、メシ不味い…等々さまざまなイメージがあるかと思います。しかしあまり機械式時計の国というイメージはないでしょう。かのロレックスが英国発祥というのは有名な話ですが、今や完全にスイスのメーカーですし、有名なマニファクチュールは無いと思います。しかし探してみると歴史は浅くても中々魅力的な機械式ウォッチメーカーがあるんです。
『高級腕時計を買った話』僕は、基本、物欲がない男で、とりわけ高級な車が欲しいとかはない。それは腕時計も同様である。ずっと以前、20年ほど前くらいに東京の銀座まで腕時計を買いに行った…ameblo.jp2022年9月にグランドセイコーの腕時計を買った話をアップしている。これはグランドセイコーの中でも限定品で裏ぶた部分にリトグラフのように何番目か数字が打たれている。ムーブメントはスプリングドライブが採用されており、機械式時計とクォーツの良いところを合わせた腕時計であった。しかし、自
郷愁の味出典:https://www.fratellowatches.com/ASimplyWonderfulMondayMorningWithThe"Simple"TissotHeritage1938AutomaticCOSC✓AsimplywonderfulMondaymorningwiththe"simple"TissotHeritage1938AutomaticCOSC✓Ablackcupofcoffeeinstead
憧れをこの手にさて、私のTwitterをフォローして下さっている方は既にご存知かと思いますが、この度新たに時計を買いました。題名にある通り、私が長年憧れていたピアジェ・アルティプラノの60周年記念モデルです。薄く小さく美しい時計こそが理想である私にとっては、最近の時計としては限りなく理想に近い一本です。Altiplano60thAnniversary/PIAGET出典:www.piaget.comホワイトゴールド製極薄機械式ウォッチ-ピアジェの高級時計G0A42107ピ
美しきカーベックス私のコレクションをご紹介するシリーズ第5弾。フランク・ミュラーのカサブランカです。幾度となく予防線を張っていたので、何となく気付いていた方もおられるかも知れませんが、そうなんです。私、時計マニアや業界人から総スカンのフランク・ミュラー愛好家なんです。だって美しいですから。ただその一点に尽きます。Ref:2852CASAACケース径:31.0x43.0mmケース厚:9.6mm重量:-ケース素材:ステンレス・スティール風防:サファイア・クリスタル裏蓋:
Congratson70thAnniversary!機械式時計好きでユニタス6497/6498を知らないという人はいないでしょう(多分)。1950年に誕生したこの名機は今なお現役で活躍している驚くべきムーブメントです。てなわけで今日は趣向を変えて機械から入ります。出典:https://calibercorner.com型番:ETA6497-2UNITASベース:-巻上方式:手巻き直径:36.6mm厚さ:4.50mm振動:21,600vph石数:17石機能:スモセコ
知られざる名品久しぶりのシリーズですが、今回は自分もヴィルレを持っているので思い入れもひとしおなブランパンを取り上げます。本題に入る前に、私の独断と偏見による良いエントリーモデルの条件を再掲しておきます。1.ブランドの魅力を十分に伝えている2.納得感のあるコスト低減が図られている3.中核モデルに対して有意に安価であるブランパンといえばダイバーズウォッチのフィフティ・ファゾムスとドレスウォッチのヴィルレが2大コレクションですが、エントリーモデルとなるのはシンプルなドレスモデルです
渋すぎてむせる偶にはそんな時計も良いよね。ご存知の通り私は美しくて薄くて軽いドレスウォッチが一番の好みです。しかし昭和の俳優みたいな武骨でストイックな感じがする時計にも惹かれたりします。言いたいことが全く伝わっていない気がしますので、とにかく時計をご紹介します。Airman36No.1/GLYCINE出典:https://glycine-watch.chRef:GL0158ケース径:36.0mmケース厚:11.6mm重量:-ケース素材:ステンレス・スティール風防:プ
玄人さんいらっしゃい皆様お久しぶりです。今日は知る人ぞ知るNAOYAHIDAのお話。時計好きならおそらく何処かで目や耳にした事があるのではないでしょうか?しかし一般的には誰も知らないメゾンです。1930-60年代の時計を彷彿とさせるクラシカルな腕時計を、現代の加工技術と職人技の融合によって仕上げる、正にマニア以外誰も相手にしていないという感じのメーカーです。基本的にステンレス・スティール(SS)のケースにカスタムした汎用ムーブメントを使うのですが250-300万円位の価格帯。それだけ聞
美しき獣たち何度か紹介していますが、Minority’sChoice的には最上位クラスに好きなブランドです。何故なら薄く美しい時計を追求するというブランドプロミスが私の嗜好に完全にマッチするからであります。1874年創業のピアジェは、140年以上の歴史を持つ老舗です。今でこそジュエラーとしてのイメージも強いメゾンですが、元はムーブメントメーカーとして始まっていますから紛れもなく時計屋なのです。ピアジェ最大の特徴は前述の通り極薄ウォッチの開発にあります。1957年発表の極薄手巻きキャリ
気品を腕元にさて、このシリーズも5回目となりましたが、ドレスウォッチといえばブレゲは外せないですよね。しかし、そう思って現行モデルを見てみると、何と私が掲げていた例の条件(↓)に当てはまるモデルがないんです。・貴金属ラウンドケース/革ベルト・2針またはスモセコ3針・バーまたはローマン・インデックス・手巻きムーブメント・径38mm以下/厚さ8mm以下こんな条件ブレゲのためにあるようなもんだろ、って思っていたのですが、近年のブレゲはφ40mmが主流だったり、デイトが付いていたり、薄
セイコーの時計には色んなブランドがあり、グランドセイコーをはじめ、宝飾系のクレドールやガランテ、アストロン、プレサージュ、ルキア、ブライツ、セイコーファイブ、スポーツ系のプロスペックなどなど、その中でも最高峰がグランドセイコーで機械式全盛の60年代は精度でスイスに追いつけ追い越せだったのですが、70年代に入り時代はクオーツに変わり、精度では太刀打ちできないスイスのメーカーは大打撃を受けました。その間、セイコーはクオーツで世界を圧巻するが機械式も作り続けていましたが、時代は変わり、機械式の良
それは陽炎近付けば遠のく、存在する幻。だから時計蒐集はライフワークになるんです。しかしそれこそが我々を魅了する要因でもありますね。あ、時計沼にハマっていない正常な方々は失礼しました。意味不明な出だしで。アガリ時計とはすごろくや人生ゲームのアガリのように、時計蒐集の到達点となる時計の事を指します。西遊記でいえば天竺ですね。好事家の酒の肴として必出のネタですが、同時に皆が悟っているのです。そんなものは存在しない、と。どんな時計を手に入れても我々の飽くなき物欲は満たされる事などなく、死ぬ
ご存知の通りMinority’sChoiceは小径薄型時計を愛しているのでデカ厚の代名詞パネライを取り上げることは少ないのですが、かなりリスペクトはしてるんです。彼らの黎明期から昨今までの時計作りを見てみると、護るべき価値は護り、進化すべきは進化させるという一貫した哲学が透けて見えます。その考えには大いに賛同できますし、実際彼らの時計というのは本当に素晴らしいものがあります。いっときデカ厚ブームを牽引して隆盛を極め、限定モデルを乱発した事が仇となってブランド価値を毀損したという評価もあ
鳩ぽっぽ屋に修理依頼で来られる鳩さん達は、約7割が電池式です。鳩時計をお買い求めになられるお客様は、きっと時計にちょっと温かみを求めていらっしゃるかと思います。鳩時計は昔ながらの錘で動く鳩時計ですと、毎日鎖を引っ張ることで鳩さんにエネルギーという食事を与えるような感覚で、それこそ鳩を飼っているみたいですね。そういう重錘式が良いとおっしゃるお客様は大勢いらっしゃいます。一方、毎日鎖を引き上げる手間は面倒だけど、鳩時計が欲しいというお方には、電池式がとても便利です。電池式時計の修理の場合、時
今日の「気になる腕時計」は、オリエントスターのエレガントな腕時計たち。RK-AU0002S1本目は、2月19日の記事「オンの腕時計」で取り上げたORIENTSTARELEGANTCLASSICRK-AU0002S。エレガントクラシックの名の通り、伝統的な腕時計の意匠を美しくまとめています。アイボリーダイヤル、ブレゲ針、ローマンインデックス、レイルウェイミニッツサークル。ゆがみの少ない両球面サファイアクリスタル(ARコーティング)、38.7mmというサイズ。5気圧防水、バッ