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質実剛健とはドイツ時計を指してよく言われる言葉です。時計に限らず、車、家電、薬品などドイツ製と言われればなんとなく安心感があるのではないでしょうか。それこそが彼の国のブランド力です。日本も似た感じですよね。それだけに親近感もあります。高級機械式腕時計の世界においてはスイスに次ぐ地位にあるドイツの時計は、我々の心を捉えて離しません。A.ランゲ&ゾーネを筆頭にラング&ハイネ、モリッツ・グロスマンといった高級メゾンも素晴らしいのですが、より大衆的な中小メーカーが多いのもドイツ時計の魅力の一つ
6月17日(金)に、スピニカーから300m防水のダイバーズウォッチが発売になります。SPINNAKERのこだわりが詰まった1000ft/300M防水のスペシャルボックスセット。熟考されたデザインと手作業で組み立てられたこの時計は、わずか11㎜の厚さでありながら、300M以上の防水機能を実現。メタルブレスレットに、防水加工を施したウォータープルーフレザーが付属します。イタリア発の腕時計『スピニカー(SPINNAKER)』から、300M防水の薄型ダイバーズウォッチ「SPENCE-300」を
この企画は何となく始めてみたものの、結構候補が少ない事に気付かされます。私が勝手に設定した、条件↓がかなり厳しいんですよね。・貴金属ラウンドケース/革ベルト・2針またはスモセコ3針・バーまたはローマン・インデックス・手巻きムーブメント・径38mm以下/厚さ8mm以下ヴィンテージやアンティークに行けばこの条件をクリアするのはさほど難しくないのですが、殊に現行モデルとなると、ブランパンやジャガールクルト(JLC)といった超名門にもないんです。自動巻だったり、デイトが付いてたり、40mm
ウェブ限定でこっそりといやあ、みなさんご存知でした?今年ミニタートルの第二世代が出てたって。私は第一世代の存在すら知りませんでしたよ笑ネット限定の流通という事で、型番検索してもレビュー記事とかはほとんど出てこないんですが、これめっちゃいいと思いませんか?SBDY085/SEIKOPROSPEX出典:shopping.dmkt-sp.jpRef:SBDY085ケース径:42.3mmケース厚:12.6mm重量:159gケース素材:ステンレス・スティール風防:ハードレックス
ロレックスビッグプレシジョンRef.9022希少アンティークROLEXヴィンテージ腕時計Cal.1210ロレックスのアンティークモデルでも1950年代としては35㎜サイズを採用した希少なビッグプレシジョンRef.9022。アンティークロレックスの中でも数の少ないタイプにもなり、この時代ならではの雰囲気と特徴があり魅力的。ROLEXの砲弾型インデックスも良い雰囲気で組み合わせの調和は飽きず楽しめます。
胸を張ってエントリーかつてトップ・ギアという英国の人気テレビ番組がありました。3人の中年オヤジが好き勝手言いながら車を紹介する番組です。その名物司会者の一人、ジェレミー・クラークソンがポルシェのエントリーモデルであるケイマンという車種について語っていたセリフが忘れられません(うろ覚え)。「ケイマンを買うなんて信じられない。これで街中を走るなんて、大声で俺は人生に失敗した!と叫んで回るようなものだ。」まあ、こんな物言いで人気を博していたオッサンなので、もしケイマンオーナーの方がいてもスルー
今更何を…↑と思われるかも知れません。もう夏も終盤ですしね。しかし巷にダイバーズ特集が溢れ出すと、欲求が高じてこんな記事を書いてしまうのです。やはりダイバーズウォッチといえば腕時計の中でも確立されたジャンルですから、来年以降も続くネタとして、ドレスウォッチ研究に続いて、独立したテーマで扱おうかなと思いました。先日の記事でも書いたのですが、私の中でダイバーズウォッチの決定版というのはある程度決まっています。『#263夏時計の傑作』抜群のセンス猛暑日が続いており、外を歩くという行為が本当に
大英帝国の時計皆さんは英国にどんなイメージをお持ちでしょうか?かつての世界の盟主、紳士の国、フットボールの母国、パンクロック発祥の地、トラッド系、ロイヤルファミリー、天気悪い、メシ不味い…等々さまざまなイメージがあるかと思います。しかしあまり機械式時計の国というイメージはないでしょう。かのロレックスが英国発祥というのは有名な話ですが、今や完全にスイスのメーカーですし、有名なマニファクチュールは無いと思います。しかし探してみると歴史は浅くても中々魅力的な機械式ウォッチメーカーがあるんです。
全ての時計好きへ捧ぐ2021年はシチズンの機械式がアツいです。その筆頭はご存知Cal0200を搭載して復活するザ・シチズンですが、他にもシリーズ8の復活など話題は尽きません。しかしこれらに先駆けて、ひっそりと素晴らしいモデルが発売されている事はシチズンファンを除けばあまり知られていないのではないでしょうか?NB1050-59A/CITIZEN出典:citizen.jpシチズンウオッチオフィシャルサイトCITIZEN-シチズン腕時計オフィシャルサイトです。citizen.jp
一本でいいじゃんそう言われるとミもフタもないのですが、そんな奥様を説得するそれらしい言い訳をご案内しようと思った訳です。少なくとも我が家においては道半ばでありますが、一定の成果を挙げております。という訳で自動的に財布を握られている既婚者向けの話になりますが、良かったらお付き合い下さい。1.最初の一本このハードルは限りなく低いです。いっぱしの社会人たる者、それ相応の腕時計は必要だという話を否定される事はそうそうないでしょう。顧客とミーティング中にスマホを見るなんて無礼千万であります。
ムーンフェイズに魅せられて恒例のマイウォッチ・シリーズですが、第三弾はようやく涼しくなって出番が増えてきたドレス系です。VilleretQuantiemeComplet/BLANCPAINRef:6654A112755Bケース径:40.0mmケース厚:10.7mm重量:-ケース素材:ステンレス・スティール風防:サファイア・クリスタル裏蓋:サファイア・クリスタルベルト素材:アリゲーター・レザーバックル:バタフライ式Dバックル防水性:3気圧(30m)私が初めて買
ハミルトンジャズマスターPERFORMERAUTO34mmの新色が、公式サイトに掲載されています。「入荷前商品」とのこと。JazzmasterPerformerautoH36105150ジャズマスターPerformerAuto|H36105150www.hamiltonwatch.com169,400円商品を見るJazzmasterperformerautoH36105160ジャズマスターPerformerAuto|H36105160www.hami
ジャーマン・エレガンスドレスウォッチ普及を企む特集第二弾は、現行モデルにおける傑作で行きましょう。その前にMinority’sChoiceの独断と偏見によるいい大人が一本は持っておくべきドレスウォッチの要件を再掲しておきます。・貴金属ラウンドケース/革ベルト・2針またはスモセコ3針・バーまたはローマン・インデックス・手巻きムーブメント・径38mm以下/厚さ8mm以下今回もメジャーどころで恐縮ですが、まずは抑えておかなければならないモデルは見ておきましょう。Saxonia/
1957年~1958年の一年間だけ製造されたオリエント初の高級腕時計専用モデル「MarsOrient」今回はそんな「マルス」についての話です。機械はT型と呼ばれる1955年に登場したオリエント初の本中三針のムーブメントです。マルスには19石と21石が用意されています。最終的には21石5ADJ特別調整機械搭載モデルも登場しました。ただ、傍目からは特別調整機械が入っているかどうかは分かりません。全く同じです。↑絹目ダイヤルに21石特別調整機械の入ったマルス(*^^*)一般的なT型は
バルチック前から気になってました。日本未上陸の魅惑的ブランドは数あるわけですが、Balticもエントリー価格帯ではその筆頭といえるでしょう。ヴィンテージウォッチ好きからすれば非常にセンスの良い時計を作っているブランドというイメージではないでしょうか。某ブランドのあからさまなオマージュでもない所がまた良くって、個人的にはかなり気になっております。(オマージュがあかんという意味では全くないです)AquascapheBlueGilt/BALTIC出典:https://baltic-
目立たないけど、普通じゃない私は時計趣味に目覚めてから冬が好きになりました。何故なら革ベルトのドレスウォッチを好きなだけ着けられるからです。そんな訳で、今回もドレスウォッチ研究の第三弾といきましょう。まずはMinority’sChoiceの独断と偏見によるいい大人が一本は持っておくべきドレスウォッチの要件を再掲しておきます。・貴金属ラウンドケース/革ベルト・2針またはスモセコ3針・バーまたはローマン・インデックス・手巻きムーブメント・径38mm以下/厚さ8mm以下今回はホーリ
それは陽炎近付けば遠のく、存在する幻。だから時計蒐集はライフワークになるんです。しかしそれこそが我々を魅了する要因でもありますね。あ、時計沼にハマっていない正常な方々は失礼しました。意味不明な出だしで。アガリ時計とはすごろくや人生ゲームのアガリのように、時計蒐集の到達点となる時計の事を指します。西遊記でいえば天竺ですね。好事家の酒の肴として必出のネタですが、同時に皆が悟っているのです。そんなものは存在しない、と。どんな時計を手に入れても我々の飽くなき物欲は満たされる事などなく、死ぬ
どうなってんの?これめちゃくちゃ不思議じゃないですか?今回はこの事を少し考えてみたいと思います。金無垢時計といえば、やはり特別高級感のある時計として憧れの対象であり、一本くらい持っておきたいと思える品です。しかし当然高い。でもよくよく見るとブランド毎に価格差が凄い。ひとつのブランド内でも同一モデルのステンレス・スティール(SS)と金無垢の素材違いをラインナップしている場合、それらの価格差がメーカーによって全然違ったりします。さまざまな事例まずは世の中どうなってるのか見てみましょう。同
ファイナルアンサー?さて少し前にプロスペックスから新作が発売されたのは、時計好きの間では有名な話です。いわゆるファーストダイバー現代解釈版のリニューアルという位置付けのSBDC10Xシリーズです。肌感ではかなり人気を博していると感じますし、私自身今回のはすごく良いと思っています。SNSではすでに結構な数の購入報告を目にしており、皆さん幸せそうです。これが国産ダイバーズのファイナルアンサーとなるのか見てみましょう。SBDC105/SEIKOPROSPEX出典:www.seik
ありそうでなかった佳作今更何やねん、と思われるでしょうけど、この時計は絶対触れたかったのですよ。まあ今も普通に買えますし、ブレス時計なので夏でも行けますし、別に良いでしょ?SDKS001/KINGSEIKO出典:https://monochrome-watches.com/Ref:SDKS001(SPB279)ケース径:37.0mmケース厚:12.1mm重量:129gケース素材:ステンレス・スティール風防:サファイア・クリスタル裏蓋:ステンレス・スティールベルト素材:
GLINT.BlogPATEKPHILIPPE過去、何度も入荷実績のある希少モデル【2018年登場】ノーチラスパーペチュアルカレンダーRef.5740/1G-001ノーチラス初の永久カレンダー機構を搭載したコレクション初のグランドコンプリケーションモデルそれまでノーチラスには「ムーンフェーズ」と「パワーリザーブインジケーター」を組合せた生産終了モデルRef.5712系は存在していました🔻Ref.5712G-001についてはこちらを🔻中古美品
美しき獣たち何度か紹介していますが、Minority’sChoice的には最上位クラスに好きなブランドです。何故なら薄く美しい時計を追求するというブランドプロミスが私の嗜好に完全にマッチするからであります。1874年創業のピアジェは、140年以上の歴史を持つ老舗です。今でこそジュエラーとしてのイメージも強いメゾンですが、元はムーブメントメーカーとして始まっていますから紛れもなく時計屋なのです。ピアジェ最大の特徴は前述の通り極薄ウォッチの開発にあります。1957年発表の極薄手巻きキャリ
L.U.Cの名の下に出典:www.chopard.jpしばしばショパールをジュエラー系メゾンと紹介するメディアがありますが、アレは誤りです。ショパールは1860年に時計職人ルイ・ユリス・ショパール(L.U.C)によって時計屋として創業しています。宝飾の要素が入ってきたのは1963年のショイフレ家による買収以降です。そこから時計ブランドとしても復活したわけなので、ショイフレ家の手腕を無視することは出来ませんが。数少ない家族経営の独立系メゾンという立ち位置もユニークな魅力です。ハッピー
Smallisbeautiful時計のサイズ。これは特に答えのない論争ではあるのですが、愛好家なら一家言あるテーマです。結論から言うと、自分の体型やスタイルにフィットしていればそれで良いんです。もちろん流行り廃りもあるので、時代によっても答えは変わってくるでしょう。ここ数年のメンズ新作を見ていると、ドレス系は35-40mm、コンプリケーションは38-43mm、スポーツ系は39-45mm、ぐらいのレンジでほぼ収まっており、足もとは小径化のトレンドにあるでしょうか。しかし数十年前を見ると
あっというまにパート4。やっと今回で御対面します。簡潔にいきたいと思います。5日目会社が泊まり勤務のため出勤前に新宿を回ります。13店目京王のロレックスへ今日もヨットマスター2がいらっしゃいます。ひとしきり眺めてから店員さんに在庫の確認するも、お品切れ。やはりSSスポーツはないそうです。でも入荷はあるのでタイミングだそうです。今回は男性のちょっと偉い感じの店員さん。もしや店長クラスだったかな。14店目小田急のロレックスへ相変わらず同じフロアの時計をぶらぶら見
良いなぁと思うモデルが発表(またはリーク)されるたびに、このブログの「気になる腕時計」テーマで取り上げてきました。今回は「今年はこの時期にこの腕時計が買いたい」という妄想記事です。4月CITIZENCOLLECTIONNB1050-59ANB1050-59ENB1050-59L春なので1本いっとく?ずっと購入候補にあげてるメカニカルクラシカルラインNB1050-59シリーズ。店頭で実機を見てきましたが白の59Aが好みでした。38×10.5mmのサイズ、デザイン、サファイ
玄人さんいらっしゃい皆様お久しぶりです。今日は知る人ぞ知るNAOYAHIDAのお話。時計好きならおそらく何処かで目や耳にした事があるのではないでしょうか?しかし一般的には誰も知らないメゾンです。1930-60年代の時計を彷彿とさせるクラシカルな腕時計を、現代の加工技術と職人技の融合によって仕上げる、正にマニア以外誰も相手にしていないという感じのメーカーです。基本的にステンレス・スティール(SS)のケースにカスタムした汎用ムーブメントを使うのですが250-300万円位の価格帯。それだけ聞
丸く収まってないとこ出典:www.cartier.jp一言でいえばコレですね。カルティエは言わずと知れた世界最大のジュエリーブランドであり、リシュモングループの総帥でもあります。機械式時計の歴史においても、世界初の男性用腕時計を生み出したという逸話もあり、ウォッチメーカーとしても極めて大きなプレゼンスを誇っています。しかし時計ブランドとして最高評価を受けているかというと、恐らくそうではないでしょう。勿論好事家はサントスの逸話や、タンクの絶対的存在感などを熟知しており、一定のリスペクト
キング・オブ・フリーガーそう個人的に思っているのがIWCマークシリーズです。大袈裟ですが。ベーシックなフリーガー(パイロット)ウォッチのデザインを下敷きに、IWCらしい堅牢な作りと美しい文字盤が醸し出す存在感は、名門ブランドのオーラを感じさせる名作であります。Pilot’sWatchMarkXVIIIEdition“PetitPrince”/IWC出典:www.iwc.comRef:IW327016ケース径:40.0mmケース厚:11.0mm重量:-ケース素材:ス
友、遠方より来るこのシリーズで前回ご紹介したダニエル・ロートですが、アレは一度買い逃したというお話をしました。『#188マイウォッチ(8)ダニエル・ロート』恋に恋焦がれいよいよネタ切れが近付いて来ましたが、私の大のお気に入りを満を持してご紹介します。以下、お気に入りすぎて気持ち悪いくらい絶賛していますが、どうか唯…ameblo.jpで、結局は手にすることができたのですが、その間に書いた記事がコレです。『#135ヤケ買いにはご用心』逃した魚は忘れよう仕事柄、新幹線で移動することがある