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土曜の津山キッズ将棋教室は午前中の初心・初級者コースが11時30分に終わり、1時間の休憩をはさんだ後は中級・上級&有段者コースをおこないます。本日も12時30分から午後の部スタート。午後の受講者は12人、講師3人、受付事務担当1人の合計16人でした。最初はお決まりのこれからの日程について説明、そして文部科学大臣杯小中学校団体戦の参加チームの早期結成についてお話ししました。(どこの学校も今年はなかなか3人そろえるのも難しいようです)この1年間で27級から3級まで駆け上がったこどもに認定状授
四間飛車対ミレニアムから、中盤の図を迎えました。後手の囲いは横からの攻めに強いですが、端が薄いのが不安です。△2二銀~△3一銀右となれば十分ですが、先手からも▲5五歩の仕掛けがあるため悩ましいところです。△7五歩△7三桂で一局でした。▲5五歩△同歩▲同角△8六飛▲5四歩を気にしましたが、△6二角(参考図)と引いておけば大丈夫です。△同金は金が目標になるのでまずいですが、△6二角▲6四歩に△5四金と出れば、▲6三歩成△5五金▲6二と△5七歩が痛く、この攻め合いは後手に分があ
四間飛車対穴熊から、終盤の図を迎えました。駒割りは金銀と角桂の交換、玉形は攻め駒から遠い先手の方が堅いです。穴熊の遠さが生きそうな展開で、自信はありませんでした。△4八竜▲2五角のラインから避けつつ金に当てる手でしたが、これは危険でした。ここは△5一金引とするしかありませんでした。▲2二竜△4二歩▲4三歩でまずいと思いましたが、△2一歩(参考図)が受けの好手です。竜の利きをそらす手筋で、▲2一同竜は△4三歩、▲4二竜は△7一玉と引き、怖い形ですがすぐに潰れることはありま
春だか夏だか分からんな。タンポポもツボミと花とタネが混在している。確かに、春、秋の花は苦労しそうだな(可哀そう)。私はほとんど棋譜並べをしたことがありません。囲碁の好きな勉強法は人によって棋譜並べ派と詰碁派に分かれるようです。私は詰碁派でした。「本当に棋譜並べが好きな人っているのかな?」と思っていたらとんでもない、横浜囲碁サロンの藤森さんを始めサロンに来てくれていた強い大学生も棋譜並べ派が多かったです。幸いサロンには棋書が沢山あります。対人対局じゃなくて、ゆっくり棋譜並
先手で陽動振り飛車から穴熊に組み替え、終盤の図を迎えました。駒割りは金桂交換の駒損ですが、3三桂が強力な拠点で、飛車か金が手に入れば詰ますことができる形です。後手がこの形を解消することは難しいので、先手がチャンスを迎えていますが、意外と悩ましい局面で、長考となりました。▲4三歩成色々な手段がありますが、▲5三歩は△5一歩、▲5五角は△3八歩▲7三角成△同桂▲同馬△3三銀、▲5二歩は△3七歩▲5一歩成△2三銀(参考図)ではっきりしないと考えました。後手は△2二玉~△3八金が狙いで、
前回:居飛車と振り飛車どっちがいいですか?という質問こんにちは!おーくんです!今回は、棋譜並べについて紹介します。棋譜並べとは、定跡を覚えるために将棋盤に並べたり、実際にプロ棋士が指した将棋の始まりから終わりまでを並べることをいいます。ちなみに、定跡とは、昔から研究されてきてお互いに最善とされる決まった指し方をいいます。実際に将棋盤に並べる際の棋譜並べ自体は、以下のように羅列していることが多いです。まずは、符号の読み方につ
高木祥一九段著日本囲碁連盟刊ISBNがついていない、通販のみの書籍と思われる。こんな本があるんだね。秀策が18~21歳の頃の対局10局が収録されている。大ヨセ以降の鉄壁さはこの頃からすでに出来上がっているのが見て取れる。攻めながら中央にポコッと地ができてしまうのが面白い。この巻の後半は安田秀策、桑原秀策から本因坊秀策に名前が変わり、最後はお城碁デビューを飾る。高木祥一九段の棋譜解説は個人的にはかなり好きで、「剛腕丈和」や「方円新法」は名著だと思う。秀策名局選集
碁罫紙というのは囲碁の棋譜を採るための専用の用紙です。19路の罫線が印刷されていて、縦横に座標がついていて、星の位置には印があります。13路盤用や9路盤用もあります。対局日、対局者名と手合(何子局か)、対局結果と、コメントを記入する欄があるのが一般的です。コメント欄は、コウができた時の記述に使います。普通は黒、白と石を置いて行った順番に、数字を碁罫紙の座標の上に書いていくのですが、コウは同じ座標の石を取ったり、取られたりしますから、碁罫紙の上に書き足すことでき