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妄想です。自己満足のBLです。妄想ですから…「翔くん今日桜…折っちゃったでしょう…翔くんはいつも、優しくお花を触るのに今日は力が入っていたよね…不安…なんだよね」智は翔を背中から抱きしめ「そんなに僕のこと思ってくれてるんだよねありがとう嬉しいよ…ただその、不安はいらないよ」「あの…家元に本当にならずに済みますか」「だって花が呼んでくれたんだよ山坊はお花の道(みち)華道じゃない花道花を生かすのが生花(いけばな)その花がここに連れてきてくれた
妄想です。自己満足のBLです。妄想です。智の行動に翔はどうしたらいいのか…と考えてるうちに三人がかしわ(鶏肉)のすき焼きを準備して現れた翔は顔を赤くしたまま智の行動を見ていた潤が「翔さんまた、顔赤くして…?智…なんかしたか?」「翔ちゃん相変わらず幸せが顔から吹き出してるよ」「智…何をすれば、大人しい子犬が出来あがるのか教えて欲しいですよ。」智は「ん…背中拭いてやっただけだ」と涼しい顔をして御膳を出し始めた。三人は翔の顔を覗きながらにやにや「翔さ
櫻井の車の助手席に乗り込んだ大野がシートベルトを締める。「あれ、誰に頼まれたの?」既にエンジンをかけていた櫻井がアクセルを踏む。「依頼人のことはしゃべんねぇよ。」「えらいねぇ。ちゃんと守秘義務守って。じゃ、勝手にしゃべらせてもらうよ。」櫻井の車は順調に走り出し、大野もグッとシートに体を沈める。「honeyのところは『なんでも屋』。探偵でも弁護士事務所でもない。」大野は窓から外を見渡す。幹線道路に出るまでは都心とは言え、のどかな風景が広がる。遮る物のない、夕焼け空を飛ぶのはハ
「あ~、パンツまでびしょびしょ。」ショウが濡れた服を引っ張って背中を見ようとする。背中が濡れてるのはお前の汗だろ、お前、結構汗っかきだぞ。クスクス笑いながら、ドカッとベンチに腰かける。あ……次に座る人に迷惑か?ま、いっか。今日は許してもらおう!「腹減った~。」コンビニの袋からおにぎりを取り出し、一つショウに差し出す。不思議そうにコンビニおにぎりを見るショウに、俺も取り出してショウに見せる。「こうやって食べんだよ。」真ん中のビニールを引っ張り、開け方を見せてやる。「へぇ~、
「そっか。無事おうちに帰ったんだね。」「うん。」マー君が、長い足を投げ出して手を後ろに付く。庭の真ん中では虎次郎が昼寝してる。マー君、今日はお休みなんだって。お休みにわざわざノアの心配して来てくれた。しかも、おいらの話を信じてくれるマー君。いつも優しいマー君は、虎次郎にもわかるのかな?虎次郎も、マー君がいても変わらない。んふふ。マー君は動物にも愛されてる!昔から……。「そう言えばさ、小学生の頃、二人でカッパに会ったよね。」おいらが言うと、マー君がまあるい目をまん丸にして
と言うわけで、パーティーに連れていかれたんだけど。お嬢様育ちのお袋のワガママに付き合ったが為に、俺はピンチを迎えるかもしれない局面に立たされている!しかも史上最悪の!あ~、引き受けなきゃよかった!大野!お願いだから気付かないでくれ!頼む!祈るような気持ちで教室のドアを開ける。「おはよ……。」教室内を見回すと、すぐさま潤と雅紀が駆け寄って来る。「待ってたよ、翔ちゃ~ん!」雅紀が朝一で寄って来るのは決まってる。「英語?」千切れんばかりに首を振る雅紀。「潤に聞けよ。」「教え
「んふふ。超美味しい、このアイス!」サトシが、口の端にソフトクリームを付けて笑う。「でしょ?前に友達と食べて、絶対サトシに食べさせたいって思ってたんだ。」サトシの唇からソフトクリームを指で拭って笑う。サトシが、あ!って顔して恥ずかしそうにする。俺が、指についたアイスをペロッと舐めると、さらに顔を赤くするサトシ。舌の上のアイスは、甘さが増して、俺の気分は上々。「ジュン君、舐め方、エロ~。」頬を染めながら笑うサトシが可愛い。思わず、抱きしめたくなっちゃうくらい可愛い!「どっち行く
土曜日。ショウ君の実家に行って、お昼を御馳走になった。ショウ君とお父さんは相変わらずで……。「サトシ君がお前を相手にしてくれるなんて、奇跡みたいなもんだからな?」昼間から、焼酎をグビグビ飲むお父さん。ショウ君が持ってきた、なんとかって有名な焼酎。おいらにはよくわかんないけど。ちゃんとお父さんの好きな物を用意してたショウ君。んふふ。なんだかんだ言っても、お父さんのことを考えてる。「わかってるよ。」ぶっきらぼうにそう言って、ショウ君もグビグビ焼酎を飲む。「そんなに飲むな。俺
「もっと遅くなるかと思いました。」櫻井君が温めたカレーとサラダを出してくれる。サラダはやっぱりレタスを千切ったものだった。でも、プチトマトが添えてある。櫻井君にしては頑張った。ちょっと伊野尾にじゃまされたが、それ以外は順調に進み、予定通り定時に帰れ、今は9時過ぎ。「用事ってなんだったんです?」前に座った櫻井君のグラスにビールを注ぐ。「いや、大した用事じゃない。……伊野尾がどうしてもって言うから、企画書を見てあげただけなんだ。」「伊野尾さんって、あの?」櫻井君の眉が微妙に
遠くで目的の駅名を言っていて飛び起きる。ガタッと膝の上の籠が揺れ、中でノアがビクッとしたのがわかる。「ごめんよ~、大丈夫?」そっと中を覗くと、円い目をパチクリしておいらを見上げるノア。「びっくりさせちゃったね。ごめんね。」そっとつぶやいて、籠を閉める。周りを見回してみると、見た記憶のあるのは主婦の三人連れだけ。他の人は降りちゃったのかな?だいぶ寝てた?表示盤には目的の駅名が光ってる。「あ、次。」おいらは電車が止まるのを待って立ち上がる。降りたのは小さな駅。駅員さんが一人
妄想です。自己満足のBLです。妄想です。すみません。今やらなきゃいけないことができない奴か…翔はいつの間にか、工房に足を運んだ…そこには数人の職人がまだ作業をしていたが作業に集中していて翔には気づかなかった。みんなの物より少し長尺の刺繍台にはとても見事な猿の刺繍が施されていた…凄い…凄い…毛の一本まで表情がある…「おまえ、作品に顔近ずけすぎ…口を押さえて見ろ…」「あっ!すみません…わっ…」.下がろうとしたら足元にあった何かに足を取られ転びそうになった狭い作
またしても夢を見た。小さなショウ君のノアが、夢の中のおいらの手を握って見上げてる。「あの顔は、どうしても僕を邪魔しちゃうんだね。まだ話してる途中だったのに……。」あの顔って、ショウ君のこと?ノアだってショウ君とおんなじ顔なのに。おいらがクスッと笑うとノアがふくれっ面になる。「あなたもママンと同じ顔する!」そりゃ、きっとママンも、同じ顔して可愛いなって思ってるんだよ。大きくなったら、あなたもああなるのよって。さらにふくれっ面になるノアが、小さい頃のショウ君にしか見えなくて、
妄想です。自己満足のBLです。妄想ですから…翔の様子に気づかず…智は二枚の絵を見ながらゆっくり口を開いた「3104画伯…何があったんだろうな…そらを知らなかったなんてそれほどの劣悪な環境…って彼にこの才能を咲かせたのは住職の愛なのかな住職への愛…かな」「3104画伯…の愛のような気がしますけど」智くん…睫毛長いんだ…動きがゆっくりしてるからかな…翔は智を見てドキドキしていた…「翔くん僕の顔に何かついてた?それとも恋した?」智は翔の顔を覗き込む
今年は暖冬らしい。確かに温かい。少し足を動かして、ヒンヤリしたシーツを探すくらい温かい。「ん……。」俺が動いたのを感じ取って、まだ寝たままの先生が、俺の肩に顔を隠す。俺の位置から見える、髪に半分隠された頬、鼻。このアングル、この角度。……たまんないよね。去年までが、極東に降りすさぶブリザードだとすれば、今年は、南国の海でトロピカルカクテルを手に灼熱の太陽を浴びてるようなもん!温かくて心地よくて甘い……。モンゴルから帰って来た先生は俺の所に来てくれた。務めていた学校はモンゴ
「あ~、お腹いっぱい!」翔君が、ちょっと腰をズラしてパンパンになったお腹を叩く。「食べ過ぎじゃん?」「智君のご飯、美味しいんだも~ん。」も~んて、子供か!笑いながら空になった皿をキッチンに持って行くと、翔君も持って来てくれる。「洗い物は俺がする。」「んふふ、ありがと。」スポンジに洗剤をしみこませ、クシュクシュする翔君。おいらは次々皿をシンクへ。ちょっとずつ戻り始めた日常。こんな時間も、また少し取りづらくなっちゃうかな。最後に布巾でテーブルを拭いていると、翔君のスマホが震え
妄想です。自己満足のBLです。妄想ですから…雪が降っても雪に負けないで頑張ってるクロッカス…可愛い「カズ?」「智…山坊には在籍して貰うけど智が今、始めた研究を指示するよ。次期家元の件は今度の教授会で考える…みんなの意見もあるだろうしここだけでは決められない…けどね智が自由になれるようには説得する支部長を増やしたから…通ると思います。でも智は山坊智なんですからね忘れないでくださいね」智はカズを抱きしめる…「カズ…ごめんね…」「いいですよ…何が
上目使いで俺を見つめるサトシが、嬉しそうにニコッと笑う。「サトシ……。」「……じゃ、どうす…る……。」携帯から聞こえる声を急いで切って、後ろに隠す。「……いいの?」俺の携帯を、心配そうに覗き込もうとするサトシ。「ああ、大丈夫。大した用じゃないから。」携帯を両手で握って、作り笑いを浮かべる。サトシには見せたくない感情。サトシには見せない俺の本心。隠し通すって決めたから。サトシの為に、俺の為に。怪訝そうなサトシが、ふにゃっと笑う。「もしかして……わざわざ来てくれた?」「え
全譯『大方広佛華嚴經』巻上(江部鴨村訳,昭和9年)427〜429頁三世のほとけと、あらゆる功徳の業と、無上のさとりの果報とは、みな初発心から生れでる。無量無数劫に、無上の道をおさめ、無数無量であって、あらゆる数量を超過する。一切智をきわめて、その力量りなく、かのさとりの岸にいたり、群生の世界を超出する。初めておこす求道心は、虚空のごとく広大であって、もろもろの功徳を生みだし、そのすがたは法界にひとしい。万有の性を平等に観じて、実のごとく異相なきを了(おわ)り、とこしなえに一切の執着
朝の陽ざしは清々しい。庭では虎次郎が日向ぼっこ。最近のショウ君、時々溜め息をつく。きっと……ノアを思い出してるんだ。「ね……虎次郎?」虎次郎は丸くなって寝たまんま。「ショウ君……寂しいのかなぁ?」聞いているのかいないのか、虎次郎は身動き一つしない。「そりゃ……寂しいよね……。」やっぱり風間君のとこ、行ってみようかな?うん、そうしよう。今週末ならショウ君、行けるかな?おいらは投げ出した足をまっすぐ上げる。「最近、運動不足だし……猫じゃなく犬?」子犬だったら虎次郎も気にな
妄想です。自己満足のBLです。妄想ですから…温泉に泊まってから翔は智の家に泊まることが増えた3104画伯の絵を見て晩酌するのが日課になっていたから…智は毎日のように翔の店に来てはガレージを治して庭を手入れしている衛護の知念が様子を見に来るが二人の邪魔にならないよう気は使ってくれていた。和也と雅紀は京都に戻って頑張ってくれている…経済誌には相変わらず大野智の名前が騒がれている雪と生花の作品集がかなり売れた。翔はこのままここに智が居られるのか不安
妄想です。自己満足のBLです。妄想ですから…そら169ありがとうございました。へのコメントとメッセージの返事亀なみの遅さで書いてます。もうしばらくお待ち下さい。コメント、メッセージやっぱり元気になるなんなん「まず翔くんには三種の生花を教えるよ…」何故か智のふわふわの空気にやられ教わる事になった翔…体験にと突然始まった…喫茶スペースのテーブルにポケットから出したビニールを敷き挟みを並べカバンから剣山と花器を出し顔の濃いやつが諦めたように
妄想です。自己満足のBLです。妄想ですから…翔くん大丈夫かな…笑顔でいますように翔は優しく智を見つめ「智くん…私が知ってるのは…ヘイシャーホェイ(中国黒社会)の首領八合会の暁華(シャオフォ)とても凶悪です。欲しいもの以外は簡単に命を奪っていきます。自分の好きな物をどんな手段を使っても手に入れていく人です。経済界から政界にも影響があります。一般の人にも簡単に手を出してきます」「翔くんが…危険に…なるの?」「多分ですがあなたを手に入
結局、可愛く首を傾げるノアに負けて、ベッドの隣にノアの寝床を置く。「これなら寂しくないね?」ついでにトイレも置いておく。ノアがトイレでできるかどうかわからないけど……、小さいショウ君ならできる?おいら達がベッドに入ると、首を傾げたノアがベッドに飛び乗ろうとして落っこちる。「ノア!」ショウ君が手を出すと、ペロペロとショウ君の手を舐める。「寂しいの?」横向きのショウ君越しにノアを見る。「ミャア~。」ノアがショウ君の腕を登ろうとする。「しょうがないなぁ。」ショウ君はノアを掴
妄想です。自己満足のBLです。妄想ですから…読んでくださりありがとうございますアメンバー申請お願い…条件のメッセージください…申請ボタンポチしてね…承認出来ない早朝の大浴場智は立ち上がれずお姫様抱っこはやはり…まずいかと翔は流石に諦めて「ふふふ僕はいいのに…」「あなた…大胆だったり恥ずかしがり屋だったり」「翔くんといるとなんでも楽しめちゃう」智はおんぶされながら嬉しそうに大浴場に行く二人はすれ違う人の目は気にしていないようだった翔は智が智は
妄想です。自己満足のBLです。妄想ですから…前ぶれもなく突然だった…作り笑いの自分に吐き気を感じ何かが足りなくて何かがわからない…ただ何者とも比べられない人生を自分の為に生きたいなんてね…かっこつけて銀行を辞めて恋人とも別れ自由を手にしたつもりになって始めた…花屋…と喫茶店孤独を手にしただけかもしれない…なかなかシビアな業界だった突然北葬儀屋に断られた…参ったな…葬儀の花を断られたら明日からレストランとの契約しかない…ふぅ…喫
妄想です。自己満足の妄想です。BLなんです。妄想です。新しい話しが浮かんでしまいまして…気分転換に書いていたら先にこっちが出来上がってしまった。潮の香り…波の音の最終話は明日にはあげたいと思っています。二人にしてあげたい事があり悩んでしまいました。すみません。ダーン!突き飛ばされ壁に持たれて座っている翔「おまえ、何私を誰だと思ってるんだ」「おまえこそ何だ…留学から帰国して朝も起きれない奴が母さんを怒鳴る?いい加減にしろや…」「智さんすみません。」「奥様は悪
「二人だけでお出かけしたの?」おいらが聞くと、言い辛そうに二人がうなずく。「それは怒っちゃうよ。おいらだって、昨日、ほんとに心配したんだよ。」おいらはノアとブランをぎゅっと抱きしめる。「どこかに入って出られなくなっちゃったんじゃないかって、心配で心配で……。たったあれだけの時間であんなに心配だったんだから、ママンとパパは相当心配したんじゃない?」二人は顔を見合わせる。「それは大丈夫。ちゃんと同じ時間に帰ってきたから……。」……同じ時間?二人はどこへ……おでかけしたの?
妄想です。自己満足のBLです。妄想ですから…看護師長と看護師が慌ててやってくる「大野先生すみません…」「僕に謝らなくていいよかんなちゃんに謝って…それよりどうして?こんな事が起きるんだ看護師長?看護師数はかんなちゃんのopeに合わせて増やしてあったはず…カテーテル確認はイロハのイだと思ってたけど?」「すみません…」「すみませんはいらないよだからどうして?こんな事になるのか聞きたい」看護師長が「人数がいる分誰かが確認していると思う気持ちと抜けるはず
妄想です。自己満足のBLです。妄想です。妄想です。「大野さんあんた、また自立の話し断ったんだって?工房を構えてくれて西洋の動物の剥製だけではなく孔雀まで庭で飼ってくれるって庭には四季の花も咲かせるって話しじゃないか。原画も描かせてくれるって言ってたんだろ?あの法衣屋の助平旦那刺繍には没頭出来る環境だと思いますがね…櫻井屋になんの義理があるのか知らないけどもういいんじゃないですか?」小間物屋の若主人の和也が料理屋で酒を飲みながら聞いてきた…「かず…俺は
おいらが夕飯の準備をしていると、ショウ君が帰って来た。「ただいま~。」「お帰り~。」キッチンから返事する。「どうだった?」「動物病院はダメだった。探してる迷子猫はいたんだけど、マンチカンだった。」ショウ君は残ったチラシをパサリとテーブルに置く。「ノアは?」「まだソファーで寝てない?」おいらは、味噌汁に味噌を溶かしながら、開いたままのリビングのドアを見る。ショウ君はそれでわかって、そっとリビングに入って行く。寝ているノアに安心したのか、すぐ戻って来ておいらを後ろから抱きしめる