ロート製薬は6月23日、新型コロナウイルス感染症の重症肺炎を対象とした他家間葉系幹細胞を用いた再生医療の企業治験を8月にも開始すると発表した。新型コロナの重症化には、サイトカインが制御不能となって放出され続けるサイトカインストームが関係されていると指摘されており、幹細胞の投与により、これを抑制することで症状を改善することが期待される。まずは、6例を予定症例数として、安全性を主要評価項目に据えた治験に着手する考えで、今月中にも治験届を提出する見通しだ。ロート製薬の山田邦雄代表取締役会長は、「将来多