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届いたのは、みかんのロールケーキでした。枕元に置こう。家族が私の食欲や痛みについて心配し、色々提案してくれたとき「私の身体は私が一番わかってるから」と言ってしまいました。「うん。そうだよね!」と優しく返されましたが、病室でひとりになり、家族にとっては悲しい一言だったのではないかと、、、私も寂しい気分になってきました。ごめんね。「苦しい、痛い、疲れた」と家族の前で、口に出して言ってしまう時があります。病気の本人は許されるけれど、支えている家族は、「苦しい
お散歩から帰ってきて、ひとりで虫採りカゴにつかまえたという白い蝶々を見せてくれました。放そうと、主人がベランダに置いて、しばらく蝶は籠から離れなかったのですが、突然!パーっと蝶が広がった世界に飛んでいく姿を見て、つかまえてごめんねーありがとうーと思いながら、ふと、思い出しました。乳癌になって1年くらいした時に、読み感銘を受けた詩です。その詩が手元にないので、ネットから探して、転用させて頂きます。有名な詩のようなので、乳癌の方は特に、ご存知かもしれません。
ベッドに横たわり待っていると、美しい女性の先生が入ってきた。乳房に麻酔をしていく。「ちょっと痛いですけど、我慢してくださいね」その先生が、あまりに美しく、洗練された手つきのため、まるでドラマのワンシーンのように思えてくる。次に、太い注射針のようなものを刺して、パッチン!!パッチン!!と、細胞を採取する音で、一気に現実に引き戻された。ドラマなんかでなく、現実なんだ。。。私、癌なんだ。
今日は、報道番組のキャスターをされていた黒木奈々さんのことを想っていました。同じ事務所で、同じ1982年生まれ同じ上智大学出身そして同じ時期に癌で闘っていました。元気になったらいつかお会いして、お話したいなと思っていました。でも、黒木奈々さんは亡くなられて、その、いつか、は叶えられませんでした。ご本人にも何も伝えられませんでした。今も、時々、黒木奈々さんを想います。「いつか」と思っていると、「いつか」までの距離は果てしなく縮まらない気がします。最近は、
外出許可をもらい、姉と酵素風呂に入りに行きました。主人は、酵素風呂でたくさんの癌患者の方とお話をしていたようなので、私にも「入ってほしい」とずっと言ってくれていたのですが、痛みで、使える体力がないし、気力も、、、と、先延ばしにしてきてしまいました。ついに!今日、行こうって気合いを入れられた「心」に、自分でも喜びを感じました!そして、笑顔。自分で、自分がうれしい!変ですね!糠で身体を覆い、芯からあたたまり、「痛みが和らいでる」、、と私が言ったら、姉が泣い
今日、乳がんの方と会って、お話しをしたのです!私にとっては、初めてのことです。同じ病気を通じて知り合えた方。同じ病でも病状によって、全く違いますし、同じ治療をしていても、副作用の出方によって、全く違います。ただそれだけで傷つくこともあるし、落ち込むこともあると思います。でも、今日は、そういうところを超えた、心のお話しができて、とても癒されました。がんこな人はがんになりやすいと、よく聞くけれど、私も、たぶん、がんこです笑主人には不動明王ならぬ、不動麻央(ま
勸玄が、7月大歌舞伎の夜の部に出演させて頂くことになりました。白狐のお役で、最年少の宙乗りに主人と共に挑戦致します。ブランコもまだゆっくり座っているのに心配ですが、本人は飛ぶ気のようで皆様ぜひあたたかくご観劇、見守って頂けましたら幸いです。チケットはこちらからです。隈取りを描いたりして、白狐を楽しんでもらおうとと、お面を購入してみました。(これは主人描)遊んだあと、「かんかん、キツネさんいいねー!」と盛り上げてみると、「これは、ネコだよ!」、、、と。「?かん
病室での子供との面会は禁止なので、子供たちが病院に来ることはあまりないのですが、今日は子供の日なので、「会おうね」と約束して会えるスペースで約二週間ぶりに会いました。柏餅を買ってきてくれました。子供たちは、ママより柏餅に夢中でしたが、いつも通りの姿をみられて、幸せでした。パパの歌舞伎を観に行くということで、短い時間でしたが、子供の日に、子供たちから笑顔をもらいました。私はさすがに柏餅は食べられなかったので、「あとでいただくね!!」と。あとで、姉が、お腹に
(originallypostedon2017-05-17|19:16:43)Whatwhatwhatwhat??!???Wwwwhhhhaaaatttwhatareyoulookingat?!?????Ohhhhhlooksshesawsomething!Sheissmiling.Scary…IburstoutlaughingsoshenoticedthatIwassec
「本当に癌になってしまったんだ、これからどうなるんだろう。」どんな顔して、家族に言えば良いのだろう。帰れなくて、ふらふら歩いた。こんな時でもお腹がすいた。さすが私。ふらりとお店に入り、ジェノバパスタを頼んだ。ソースが少ない、パッサパサのパスタ。なんて、まずいのだろう。涙を流すには丁度良い味だった。まずい。まずい。。まずい。。。まずい。。。泣泣泣泣涙が止まらなかった。
(originallypostedon2017-05-21|20:02:31)Thismorning,whenIwaschangingmyclothes,Istoodnakedinfrontofamirrorandcheckedmyselfout.IsawsomethingthatIwasterrifiedof…myownbody…Itwasquiteshocking,andIcouldn’tstop
いつの間にやら眠ってしまい、枕元にお手紙が。なんでもないメッセージにジーンとなる。今は、携帯電話で何時に行くね!⚪️⚪️持ってきてくれる??いいよ!ごめん。少し遅くなるよ。って、やりとりできるけれど、昔は、遅いな〜仕事まだ終わらないのかな〜今日は来られないかな〜何かあったのかな〜って、病室で恋人や家族を待ち、あ!⚪️⚪️お願いするの忘れてしまった!って泣きそうになったりしながら、時を過ごしていたのかなと、思い、切なくなりました。私の痛くなったら、、
心配して結果の報告を待っている家族から着信が入ってきていた。特に、主人からの着信回数は半端ない。まだ、告知中だよ〜冷静に先生の話を聞いていたのに、かばんの中で鳴り続ける携帯のバイブレーションに、急に泣きそうになる。家族は悲しむだろうな。。。ごめんね。病気になっちゃった妻で。病気になっちゃった娘で。病気になっちゃった妹で。きっと、病気になって、皆が一番に思う言葉かもしれない。「ごめんなさい。。。」
今後、乳癌がわかったときのことや治療のことなど少しずつ書いていきます。「知らぬが仏」で本当に知らないで生きていられたら穏やかで幸せなこともたくさんあると思います。不安や怖れ、時に、憎しみや怒りが生まれるときは、特にそうです。私は、病気になって初めて知った感情がありました。31年間も知らないで生きてきた感情があったのです。しかも、いっぱい。そして、皆さんのコメントを読んで知る感情も、たくさんありました。もしかしたら、今後、私のブログを読んで、悲しく感じたり、
昨夜は、娘とくっついてたくさんお話しができました。娘とは、もう会話がはずんで本当に楽しいです。私のために練習してくれていたという「オオカミと七匹の子ヤギ」を読み聞かせてくれました。娘が絵本をまるまる1冊読んでくれたのは初めてです。一生懸命で愛おしかったです。息子は、幼稚園の帰りからそのまま眠ってしまって、今朝、お話しできました。実は、私が退院する前に、「ママが帰ってきたら、何て言って迎える??」と姉と娘と息子で話していたそうなのです。息子は、「ママ
(originallypostedon2017-06-19|20:38:57)Afterawhile,Ifelttherealwintersunshinetoday.Iwassurprisedthatitwasashotasmybody.Eveninmybed,thecoldtowelisworkinghardforme.Soisthisnewclock.Myson’sa
昨日の夜中は久しぶりに痛みのレスキューを飲むために起き上がりました。家族の気配があると安心するのですが、誰もいないと寂しくなります。そんなセンチメンタルな数日間です。母にも「そばにいてほしい」と珍しく言葉に出して甘えてしまいました。姉にも来てほしいと電話しようかと思いましたが、さっき帰ったばかりだったと気づき止めました笑主人には巡業で疲れているのに咳や息切ればかりしていて申し訳ないなと思いながらも、ひととき穏やかに楽しい会話ができて満たされました。家族
「癌かもしれない」という不安はありませんでしたが、半年後にもう一度、念のため検査には行こうと思っていました。息子の断乳もそれに合わせて終わらせており、断乳後の乳腺のケアを行っていました。半年後の検査は8月頃の計算でしたが、忙しい毎日のなか、時間がとれない言い訳を重ね、予約をせず、いつの間にか、10月になってしまいました。iPhoneから送信
5日も経っていました。ここずっと一日中横になっている毎日でした。息苦しさと変な発汗と痛みと。10日前まで普通に歩けたのに、10歩歩くのもやっとになってしまうのだから。夜、母に背中をさすってもらって一緒に泣きました。きっと家族も陰ではそれぞれに泣いたりする日もあると思います。一緒に泣けるということは特別です。悲しい申し訳ない悔しい苦しいたくさんの感情が湧きますが、一緒に泣いたあと残るのは、不思議と安堵感です。苦しくてもひとりぼっちにはならない
昨夜は、とてもあたたかい気持ちで眠りにつくことができ、今朝、とても幸せな気持ちで目覚め、日課の飲むヨーグルトを堪能しました。贈り物の時間だと感じます。笑顔で写真を撮ることは、リハビリでもあります。ブログを書くことは私自身の励みになっています。いつも読んで下さり、ありがとうございます。
昨日は最高でした!久しぶりに二人と手をつないで外を歩きました。全然関係ないのですが、、、ずっと前の、、、何度見ても笑ってしまう写真↓誰の真似!?笑小さいおじさんですね。
大好きな加島屋さんのさけ茶漬け。復活!今日は、母が届けてくれたピーナツ豆腐と無農薬の菜の花と芽キャベツもあります。人生で初めて「食べる」ということの壁を経験しています。これまで何があっても「食べられる」ことだけが自信だったので、こんなにただ一生懸命に食べるということがあるのだと、、、知りました。普段は遠くて会えませんが愛の喝を入れてくれるお姉さまがいて、今日、お見舞いに来てくれました。「ここまで乗り越えて来られたのは、まおちゃんは、どんなときでもと
あれあれあれあれ??!???どどどどどこみてるの?!?????ぅわわわ何かみつけたみたい!笑ってるこわこわこわ。ここで、私が吹き出してしまい姉に隠し撮りを気づかれる。今日は、何故かランナーで来た姉。気合いがすごいです。この下手そうに見えるマッサージも絶妙で、信じられない程上手なのです。浮腫んだ足が、軽くなり、爪の血色も蘇りました。不思議な「姉神」です。毎日ありがとう。それにしても何が見えてたのかなぁ??謎。(写真の公開は、姉の許可を得
ブログを始めようと思ったきっかけのひとつに、送られてきた手紙がありました。私の病気のことが公になり、主人が会見をした後のことでした。『私も癌になり、ずっと治療をしてきたけれど、一度も泣いたことがありませんでした。でも、ご主人の会見をみて初めて、涙を流すことができました。初めて、自分自身の癌を悲しむことができました。まおさん、ありがとう。』という内容でした。私は学校に行くのがあまり好きでなく、そんなときに、めざましテレビのお天気おねえさんの吉田恵さんが「今日
(originallypostedon2017-06-11|09:04:00)Goodmorning.Thankyouallsomuchformanymessages.Iwantedtowriteyesterday,butIwasstrugglingwithbadpainsallday.Intheend,Iconsultedthehomecaredoctorandtookasuppositorythat
癌だって、ステージ1の時点で診断される人もいれば、気づいた時にはステージ4の人もいる。順調に治る人もいれば余命宣告から奇跡みたいに治る人もいて、そうでない人もいる。良い方をみてもきりがないし、悪い方をみてもきりがない。良い方をみてしまうとき、私は、なぜここまでにならなければならなかったのかな、と思うことがありました。もちろん自分自身の過ち積み重ねなどあるにせよ何故、順調に治っていく道ではなかったのだろう、と。でも、いつからか、私はここまでになる必要
痛み止めの量を増やしてもまた痛みが増してきたり、痛みは心折れますね。緩和の先生のアドバイスのもとコントロールができているときはとても穏やかな気持ちでいられることも分かっているので、安定するまで、もう少し踏ん張りです。痛み止め様とお呼びしています。これから、痛みのある部位だけに放射線をあて、痛みの軽減も期待します。が、私の決断が遅かったため、まだ始められないので、今は、首を長くして待っているところです。入院させて頂いているので、看護士さんがすぐそばにいて下さるだ
勸玄が4歳になりました。いつも見守って下さり、ありがとうございます。念願の王子様に変装しました。今朝、一番に早起きし、冷蔵庫のなかのケーキを探していた勸玄。4歳最初の会話は、、、勸「かんかん、もう4歳??」私「そうだよ!!」勸「4歳なのに、なんで、かんかんまだこんなにちっちゃいの??」「今日、おけいこ??」でした笑4歳になったらしっかり稽古をするというパパとの約束に覚悟があるようです娘も、お姉ちゃんになってから4年。いつも弟に優しくしてくれてありがとうをしまし
(originallypostedon2017-06-13|18:50:03)Kidshaveareallypureheart.Theydon’tmakeanyassumption,neverjudgemysituationbasedontheexperiencesorknowledgethattheyhave.TheyjustsimplybelievethatMammyhasbeensickandshewi
母の日に。子供たちから届きました。娘からは、手作りティッシュケースも💞そして、子供たちから、、、と主人が、カーネーションを♥️一年前の入院中も同じく母の日をしてくれたなぁと思い出しました。去年は、れいかが幼稚園で作ってくれた入れ物を、今年は、かんげんが幼稚園で作ってきてくれました。ふたりの順番の成長。ありがとう💗そして、いつも深い愛情で見守ってくれる私の二人の母へ感謝します。さらに、年齢、関係、性別を超えて、目に見える見えないを越えて、色々な場面で私を助