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暴力と狂気に満ちた現実から逃避し自閉する兄・蜜三郎万延元年の一揆を想像力の内に再現しようとする弟・鷹四そして、「想像力の暴動」は開始される万延元年のフットボール(1967)◆作者大江健三郎(1935~)◆出版講談社文芸文庫(1988)万延元年のフットボール■根所蜜三郎/兄、穴の中の男この物語の冒頭は、根所蜜三郎(通称「蜜」根所家の三男)が庭の浄化槽用に掘られた穴の中にもぐりこむところから始まります。蜜三郎の心を強くとらえていることが二つあります。
こんにちは!こうの史代です。そうそう。もう今週になりました。4/26(金)、19:30からのNHK総合(広島県内)のテレビ番組「コネクト」コネクト「コネクト=つなぐ」をテーマに、未来に伝えていきたい山陰山陽の話題をお届けします。文化、スポーツ、観光など地域の魅力を未来へつなぐ。災害や原爆などの地域課題を解決につなぐ。中国地方のみなさんが地域の魅力を再発見し、愛着を深めてもらう番組を目指します。視聴者のみなさんとつながるために、質問やメッセージも募集。放送やSNSなどを通じてお答えして
7月8日付「村上春樹の立ち位置を考えてみた」、7月15日付「大江健三郎の王国と村上春樹」と、このブログではこの2週、志賀直哉以来の日本近代文学の流れの中で村上春樹という小説家がどんな位置づけとなるのかを考えてきました。今週の“日曜日の村上春樹”はその続き、村上春樹と三島由紀夫のことを少し考えてみたいなあと思います。村上春樹は「三島由紀夫と川端康成が生理的に嫌い」と発言しています。だからあんまり読んだこともないと。まあ三島由紀夫に関しては、こういう反応を示す作家は珍しく
旅支度をはじめた飛行機の中と現地で読む本を選ぶ・古い文藝春秋・「狂い」の構造・日本と韓国史・日本の美学・大江健三郎自薦短編集・ナイフを持つ前にダザイを読め!・まかせる経営全部読めるかな?
こんにちは!こうの史代です。先月広島に帰った時、こちらに『第30回古本まつり』こんにちは!こうの史代です。8月のことです。わたしはこんな絵を描いていました。まず適当な裏紙に、ラフ案をざっくり描いてみました。これを元に、鉛筆と適当なボー…ameblo.jpテレビの取材を受けた事を、ちょびっとだけ書きました。それが、来週末11/11(土)ほかに放映されるこの番組です!ETV特集「個人的な大江健三郎」個人的な大江健三郎-ETV特集今年3月、大江健三郎が亡くなった。「大きな危機にあ
ポォのアナベル・リーから日夏耿之介から大江健三郎……同じくアナベル・リー→ロリータ……マリオ・プラーツの国書刊行会の『肉体と死と悪魔』という余りの分厚さに一時期タオルを巻いて枕にしていたアノ本を今書き直すなら……日夏耿之介も大江健三郎も当然『ポォ』の列びに入れなきゃならん………本当に…嫌だ……(((-д-´。)どちらも一生掛かるのだから…無理よく分からん内にノーベル賞貰ちゃった(経緯も解らんが…)大江健三郎なんか受賞後、イキナリ俺の好きな作家に成って…受賞前は数冊しか読んでなか
みなさま私のブログにようこそ\(^o^)/こちらでは葉桜になり🌸桜の花びらの絨毯があちらこちらでみられます🌟🌟まだ肌寒い日もありますが今週末など春の盛りですねそれでは2月に読んだ本を忘備録的に①角田光代訳「源氏物語一巻」これは読みやすいです!光源氏や女君の呼称がかわるのが注役がついており和歌なども解釈が詳しくかいてあり読み進みやすい。エピソードも詳しくかいてある先月谷崎源氏の新々訳の一巻をよみおえたのですが谷崎の前に読むといいと思う雨夜の品定めや夕顔にしろ男性の好みの女性は1