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1Xでのとある件について。社労士試験の世界では、合格基準の透明化という功績を残された伝説の方がいらっしゃいます。それが、TKTK氏です。その方が、厚労省への開示請求を繰り返された中で得られた資料に、次のようなデータが存在していました。https://livedoor.blogimg.jp/tktk009-tgr7m3xr/imgs/c/a/ca3fee6d.jpgもちろん、社労士試験は選択と択一は独立して合格基準が存在しており、合格順位などは存在していないのですが(当
Twitterで先日話題になったので、質問が来るかな、と思っていたら、やはりきました。司法試験におけるセンスとは何か。文章を読むのがもともと好きといった、先天的なものもあるのは間違いありません。しかしながら、法律は「ルール」なので、その理解や習得に特別な才能は必要ではありません。もっとも、センスがあると言われるような勉強法や、答案を見ていると、一定の法則はあるように思います。これは、先天的なものではなく、日々の学習の中で身につけることができます。一つ意識すべきこととしては、「型」への
勉強方法について,askに寄せられた質問のリンクをまとめました。勉強方法について「入門講座を一度受講しましたが,もう一度受講し直すべきですか?」https://ask.fm/Ernie2326/answer/143090845418?utm_source=copy_link&utm_medium=iOS「シケタイ,論証集,演習書はどの順番?」https://ask.fm/Ernie2326/answer/143079703018?utm_source=copy_link
こんにちは、ぎんざけです。司法試験の論文が書けない理由には様々なものがあり、ここを適切に診断して勉強しないと労力の割に点数が伸びません。世の中には「答案を大量に起案すればいい(書けばいい)」、「答練(模試)を受けないといけない」というアドバイスもありますが、時間が膨大にかかるので、実は「答案を書かないで別の勉強をした方がいい」という人もいると思います。(私が予備試験・司法試験受験の勉強で書いた答案は予備答案9通(ワードで作成)だけで、答練も受けませんでした)そこで、まず、論文
このブログでは、・手を広げる=拡散型の勉強法を批判して、・手を広げない=集約型の勉強法をおすすめしてきました。その際、主な論拠として、教材を潰すこととの関連性を重視してきました。すなわち、①手を広げなければ↓②教材を完全に潰すことができるあるいは、①教材を完全に潰すためには↓②手を広げてはいけないという関係を強調してきました。しかし、手を広げないことの意義は、実はそれだけではないのです。手を広げないことの最大の意義は、失敗し
予備校を研究し尽くした私だから書ける記事として参考になればと思います。①講義だけでなく、テキストが改良されない。これは、法改正対応などの話ではなくて、より良い物を目指しているかと言うことです。例えば、法律実務基礎科目テキスト。予備試験口述では刑法の構成要件が聞かれますが、現在は刑法の論証集の使い方を取った方にデータ提供されます。が、しかし、当然一冊にまとまってたほうがいいので、法律実務基礎テキストに組み入れたらどうかと5年前に要望がしましたが実現せず。ずっと同じ内容。むしろ組み入れら
※2019年5月(令和元年)の投稿です。司法試験情報局の更新を(いちおう)停止してから数年が経ちました。停止後も、本文の表現を訂正したり、【補足】を書き加えたりはしましたが、個々のエントリーの主旨は変わっていません。ブログに書いたいくつかの予想の中で、当たったものもあれば、外れたものもあります。たとえば、ロースクール制度の正当性についての異見(2011年7月15日)で、ロー組が予備試験組に合格率で圧倒される(ロー組が予備組に「食い殺されることになる」だろう)と書きましたが、こ
私は、大企業勤め。年収は、40歳900万、50歳1,000万、53歳1,100万、その先昇進すれば57歳1,200万、60歳1,400万、更に昇進すれば2,000万前後です。手堅く考えると1,200万ぐらいで出世は終わるかなと思います。なので、役職定年を迎える57歳ぐらいが私の勤め人としての定年となるでしょう。ちなみに私の会社も65歳が定年になるそうですが、今まで部下だった人物のもとで部下をやるつもりはありません。背に腹はかえられぬと言いますが、私はそうならないように準
あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。さて、インプット講義(4S条解講義)の全回無料公開…数年前からずっとやりたかったんだけど、ようやくBEXAで実現できました!→BEXA『4S基礎講座』の「講座内容」欄私はそもそも、TAC『4A基礎講座』の企画段階から、「インプット講義なんていらねえ!“できる限り本試験と同じことをする”のが最も効果的なんだから、いきなりアウトプット=論文解法パターン講義+短答過去問潰しで充分なんだよ!」と主張していた。予備・(新)司
をアップします。書けた答案の分量は、昨年の合計9ページくらいより微減し、3時間半で合計8.5ページくらいになった。手書力ピークだったと思われる旧司H17論文本試験時には、民法2問2時間で合計6ページ弱、商法2問2時間で合計5ページ半、民訴法2問2時間で合計5ページ弱くらいだったので、そのうち民訴法と同等の分量かな?今年は、商法・民訴法に難問が多く、あまり長く書かなくてもよかったような気がするけど、4A(を具体化した解法パターン)を使って答案構成時間を短縮できていることも考えると、手書力
会場の真ん中に進み出て、右足を「ヒョイ」と上げる(→で、そのまま帰る)。ただそれだけの競技があったとします。右足をヒョイと上げる美しさ、俊敏さ、力強さ、滑らかさetc…競技者がどれだけ右足をヒョイと上げることに習熟しているか。競技の評価基準はだいたいそんなところでしょうか。いずれにしても、大した身体動作を要するわけではない、極めて単純な競技です。この、右足をヒョイと上げる競技で高い得点をあげるにはどのような練習をすればいいでしょうか。一番とはいわなくても、相対的に上位
独学で合格を目指したい方、個別指導をしています。詳しくはこちらをどうぞ。今回から、司法試験の論文がなぜ難しいのかを説明します。今回は、論文試験が難しい理由として、試験時間が圧倒的に足りないことを書きます。論文の特徴の1つは、とにかく時間がないことです。考える時間なんてほとんどありません。むしろ、「考えたら負け」ぐらいの勢いです。何度も言ってますが、この試験では、「考える力」なんて要求されてません。試験では、理解して覚えていることを吐き出すだけです。初見の問題を見
こんにちは、ぎんざけです。今日は司法試験と予備試験に独学で合格するまでにかかった費用について投稿します。私の場合は結論としては15万円でした!なお、私は大学法学部卒業である程度法律をかじったことがあるので、純粋未習の場合は各科目入門書でプラス5万~10万くらい(トータルで20万円~25万円)を見ておいた方がいいと思います。以下内訳です。<予備試験に合格な費用の内訳(13万円)>過去問論文(スタンダード100)29,260短答(体系別)25,300口述(伊藤塾
最近、色々と考えることが増えてきたので、ずっと温めてきたネタと、一度は言及したまとめ教材についてエントリーを書こうと思います。1.合格者のタイプについて私は、司法試験受験生には、以下の3つのタイプの人間がいると思っています。(より厳密には、2つのタイプの合格者、というべきですが)①不合格の要素<合格の要素となった合格者②不合格の要素≧合格の要素である合格者③不合格の要素>合格の要素である不合格者すなわち、私は合格者には2種類の人間が、不合格者には一種類の人間しかいな
※このエントリーは2018年に書かれました。論点とは、解釈に争いがある点、すなわち争点のことです。解釈とは、条文・概念を言い換えることです。規範とは、論点部分の解釈(解釈に争いがある点についての解釈)のことです。*****************解釈が必要になるのは、ある条文の適用・不適用をめぐる争いが起こった際に、当該条文の意味が明確にならないと、条文の適用・不適用ができず、紛争が終結しないからです。通常、条文の文言は抽象的に書かれているため、それだけで
何ヶ月ぶりのブログ記事更新かわからなくなってしまいました。書くネタはストックしてあるのですが,なぜか書く時間を確保できません。すいません。リクエストが多かったので,受験生時代に使っていた論証集,判例六法の写真を載せます。写真と,説明と,最後に注意喚起というか,そういうのを書いておきます。ちなみに,私が使っていた論証集はアガルートアカデミーの,総合講義論証集です(リンクは2018年版ですが,私が使用していたのは2015年版でした)。論証集民法譲渡担保の問題を解いていて,処
今日は雑談です。少し自分のことについて書きます。先日、弁護士の友人に、私が正直に未修入学者であることなどの事実を書いているにもかかわらず、未だに私の属性を知りたがる人が後を絶たないことをボヤいたところ、その友人曰く、「その気持ちも分かる気がする」「きっとみんな、そんなわけないだろ、って思ってるんですよ」ということでした。つまり、私の方法論は、未修ロー生の常識的レベルを遥かに超えており、経歴自体に嘘があると考えなければ、普通の受験生は納得できないものだということで
こんにちは。最近ブログの投稿が滞っておりましたが少しモチベーションが低下したりなんだりでダラダラしていました。4S受講生の方と話していて4Sの自習の進め方…みたいなものにについて自分がこれは押さえておいた方がいいんじゃないかなーと思うポイントと、答案を4Sで書いてみようと思ったんだけど、うまく書けないという方に参考になればと思って書くことにします。4S基礎講座を受講する上で意識しておきたいポイント思考プロセス>解説中の答案や論点を覚えるまずは、講義を受講する上でこの視点を常に持ってお
12月某日,アガルートの合格者インタビューを受けてきました。アガルートのラウンジに着いて挨拶もそこそこに,ア「○○さん,もしかしてTwitterってされてますか?」僕(…あ,これもしかしてバレてる!?ああああ)「ああ,はい。」ア「あの,『えるにえ』ってアカウント…」僕(うわああああああああああああやめてくれえええええええ)「ああそうですそうです!」アガルートにTwitterアカウントを把握されていました。インタビューの最後に自らTwitterアカウントの宣伝という罰ゲームも
追記は全て青字にしてあります。ロースクールの未修に入学することについて、私個人としては大きな危機感を持っています。未修に入学することを考えている人には、基本的に「既修の方が良い、わざわざ未修に入学するのはやめた方が良い」と伝える程にです。質問箱でも先出ししてしまいましたが、理由は「ロースクールでの生活に必要以上に適応してしまい、司法試験合格という目的意識が薄れてしまいやすいから」です。既修よりも一年長くロースクールに在籍し、しかもそれが制度として予定され正当化されている(この
司法試験講師のランキングをしてみました。インプット部門・アウトプット部門、それぞれ10点満点です。友人3名と私の計4名(受験生2名・新司合格者弁護士2名)で意見を出し合って評価を調整しました。どの講師を受講するか迷われている人がいたら参考にしてください。なお、個々の講師の評価自体は真面目にやっているつもりですが、所詮は忘年会の余興です。あまり真に受けて怒ったりするのはやめてください。■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■【インプット部門】呉(伊藤塾)
最近、標記講座の評判が高いので、実際に受講した感想を述べたいと思う。まず、結論から述べると、予備短答合格レベルにある人なら最強の講座になると思う。現状、所謂論点潰し的な講座では、伊藤塾の論文マスター、アガルートの重要問題習得講座(以下重問)が2強だといっていいだろう。しかし、これらの講座には、例えば、①旧司法試験の問題を使用しているため、レベルが高く、捻りが入っているため、入門レベルの人には厳しい、②分野横断の問題が多く、入門レベルの人には厳しい。上記の評価が多く、また書き方
独学で合格を目指したい方、個別指導をしています。詳しくはこちらをどうぞ。このブログは僕の体験記の6回目です。今回は、2回目の予備試験の論文です。前回の記事を読みたい方はこちら。睡眠不足対策何度も言ってますが、司法試験の最大のヤマ場は論文試験です。僕も、2回目の論文試験をパスすべく、1年間必死に取り組んできました。そんな僕が、試験直前に最も気を付けたのは睡眠時間です。睡眠不足になると、脳の回転が悪くなります。解ける問題も解けなくなります。筋肉疲労なら、100
まだまだ野暮用にも追われ受験専念には程遠いのですが、その後、短パフェ憲法一周目の後半を解き終え、それと並行して古江事例演習刑訴を半分ほぼ読み進めました。憲法は、予備試験においては、短答において、法律7科目の中では配点も270点中30点と9分の1な上、得点が水物になりやすいという科目の特性もあり、比較的あまり詰めてインプットはしない科目でした。予備論文でも、その配点のウエイトも10分の1と高くありませんでしたし、しかも、評価Fでも比較的論文合格はしやすい科目でもありました。(予備
あなたがテニスをしたことがないとします。完全な初心者であれば、普通はあまり上手くいかないはずです。ラケットの握り方・振り方からして最初は違和感ありまくりだと思います。サーブも入りませんし、レシーブに至ってはボールがどこに飛んでいくか保証の限りではありません。コートの中を駆け回りながらラリーの応酬を繰り広げるなんて、夢のまた夢です。テニスの初心者がテニスをするというのは、0歳の赤ちゃんがブロック遊びをするのと同じです。頭と体(行動)が全く連動しません。完全に行動において不自由な
こんにちは、らみです。神大ローの合格発表がありましたね。合格された方、おめでとうございます!!わたしも一年前京阪神の中で神大が一番早く発表されるのでそれはもうドキドキでした。京阪神の中では神大が一番自信があったので、これがだめだったら全部だめだろうと思っていました。自分の番号を見つけた時、自習室で叫びそうになった(ただの迷惑)関西で一人暮らしという夢が叶った瞬間でした。それから、先日学部時代の友達が東京と兵庫から遊びに来てくれて3人でNFに行ってきました!!初めて行ったけど楽しかっ
少し前に加藤ゼミナールの入門講義刑法を受講し終えたので感想を述べたいと思う。まず、講義回数は40回である。高野先生の講義は相変わらずの分かりやすさである。高野先生担当パートでは、概略のみの部分が多いため、正直言って入門講義だけの内容では論文はおろか短答問題も解ける問題は多くないと思う。実際、総論の共犯を2時間足らずで終わっているが良い例だろう。(参考までに伊藤塾呉クラスでは呉基礎本を使用して共犯を9~10時間かけている。)なので、やはり加藤ゼミナールでは、加藤先生が担当される総まくり
短文事例問題の分類各予備校、各講師が短文事例問題の有用性を説いているが、意味合いが各講師ごとに違うのではないかと考えていた。そこで、各予備校のテキスト、予備校講師の発言等を元に短文事例問題を分類してみた。(後日、私なりの各予備校オッズを書きたいと思っているのだが、その前提として短文事例を取り上げたい。)大雑把に言うと以下の6分類である。1、論点以前の問題で法適用すれば終わりこのタイプが一番簡単な問題になると思われる。法を適用すれば終わりの問題であり、
今日は、完択民法について書きますね。レジュメ作成が進みませんなぁ、、、おすすめ度★★★★★(★5が満点)<良い点>・趣旨部分が非常に長く、その中で改正について触れられている。・図表のまとめが丁寧。・改正部分には下線が引いてある。<悪い点>・余白が少なく書き込みができない。<まとめ>現状の択一六法系では、これが一番おすすめできるのではないでしょうか。私は、受験生時代に色々と択一六法を買い、Wセミの逐条テキストに落ち着いていました。もっとも、司法試験
再現の論文合格者15名の科目評価を、A5B4C3D2E1F0に換算して合計した数値の降順です。1位実務68pt.AAAAAAAAAABBBCCA10B3C22位刑法63pt.AAAAAAAAABBBCCFA9B3C2F13位民訴62pt.AAAAAAAAABBCCDEA9B2C2D1E14位商法58pt.AAAAAABBBBCCDDDA6B4C2D35位刑訴55pt.AAAAABBBBCCCDDEA5B4C3D2E16