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36.物権的請求権【☆☆☆】・潮見・民法(全)115頁~118。・物権の基礎中の基礎。これから何度となくたどる思考過程になるので,丁寧に押さえておくようにしましょう。(1)妨害排除請求請求の根拠をきちんと明示した上で,相手方に対して何を請求するのかを特定するようにしましょう。【論述例】1小問⑴前段Aは,Bに対して所有権に基づく妨害排除請求権を行使し,甲土地に放置されている丙を撤去するよう請求することができる。Aが所有権に基づく妨害排除請求権を行使するためには,Aが甲土地の
このブログの頻出概念である「潰す」という言葉の意味について、何人かの方からご質問を受けました。これについては、以前、コメントの返信という形で以下のように書いたことがあります。①単に頭で「覚えている」以上の、使えるレベル②頭で理解している以上の、体で体得しているレベル③100回解いても100回間違えないレベル④特定の問題の処理について質問されたとき、考えて答えるのではなく、脊髄反射的に口が勝手に答え始めるところまで内在化されているレベル要は、40度の熱で朦朧とした意識の中で寝込んでいる
予備論文対策として、演習書や問題集の答案構成を数多くこなすことを考えている人は多いのでしょう。で、それで受かるのか、本稿ではそれについて書いてみます。1そもそも答案構成って答案構成は、論文式答案を書き始める前に、箇条書き的に、答案で書くべきことを体系的に整理したメモであり、謂わば、答案のページ番号や行番号を除いた目次のようなものです。答案構成と一口に言っても、その水準は受験生の実力に応じてバラバラです。受験生が「この1冊、全問、答案構成するぞ!」とか言っても、それは
※前編はこちらさて、少し日が空いてしまいましたが、いよいよ本編として、私が予備校教材をどのように使って勉強していたかをお話しします(旧講座名は記憶で書いているので、もしかしたら正確でないかもしれません、ご容赦ください)。2.旧3倍速インプット講座(現総合講義100)この講座なくして私の4位合格はあり得なかった講座です。具体的な受講方法ですが、この講座については「理解すること」に重点を置いていました。さすがにローで1年、予備校に通い始めた頃から数えると3年は法律を勉強し
書評をするのはなんかおこがましい気もしますが、需要はあると思うので、、、今日は、民法(全)について書いていきますね。来年の司法試験等は改正民法で行われますが、改正に対応した基本書はまだあまり出そろっていない状態なのかなと思います。明日以降の記事でも民法改正対応の基本書等について書いていきます。あまり長くならないようにしますので、ぜひ参考にしてみてくださいおすすめ度★★★★★(★5が満点)<良い点>・総則~相続まですべての分野がコンパクトにまとまって
基本講義刑法総論(ライブラリ法学基本講義)/新世社¥3,360Amazon.co.jpあまり使っている人は見かけませんが、なかなかの良書です。タイトルに「基本講義」とありますが、初学者用のテキストではありません。レベルは結構高いです。横書き2色刷りで、刑法の基本書では珍しく条文が明示されているところがgoodです。論文試験では重要かつ理解の難しい因果関係の部分など、原理論的な部分に遡って誤魔化しのない記述がなされており、辞書としての有用性が高いテキストだと思います。
今日は、完択民法について書きますね。レジュメ作成が進みませんなぁ、、、おすすめ度★★★★★(★5が満点)<良い点>・趣旨部分が非常に長く、その中で改正について触れられている。・図表のまとめが丁寧。・改正部分には下線が引いてある。<悪い点>・余白が少なく書き込みができない。<まとめ>現状の択一六法系では、これが一番おすすめできるのではないでしょうか。私は、受験生時代に色々と択一六法を買い、Wセミの逐条テキストに落ち着いていました。もっとも、司法試験
(5の続き)まだ20代後半の丙案もある旧司法受験生だった頃、予備校にいくといつも熱心に勉強しているようにも見えずにロビー等でたむろしているベテラン受験生集団が存在しており、それを嫌悪しながら見ていたものです。(ですので、今の若い受験生の方々の感覚はわかります)しかし、そのように「群れる」のを嫌った結果、気が付いた時には、「孤高のベテ」である当時の私が誕生し、その後、旧司法の急激な合格者減にも直面し、旧司法から撤退したのでした。そして、10年の時を経て、今度は予備
今日は、基礎からわかる民事訴訟法について書きますね。今日の記事については、他の人の評価とはかなり異なっているのは自覚していますおすすめ度★★★(★5が満点)※下記まとめ参照<良い点>・図表が豊富で初学者にも民事訴訟法のイメージがつかみやすい。・文字が大きいので、ページ数ほどボリュームは多くない。・見出しが細かくなされているので、自分がどこをやっているか迷わない。<悪い点>・書いてほしいことが書いていない。・コンパクトすぎて何をかいてあるのかわからないと
卒業式終わっちゃったけど、今年度のうちに残しておきたいお役立ち記事3部作1.学部成績2.就活・留学3.法曹志望者の受験計画←今ココ第一弾・第二弾はこちらからどうぞ『【学部成績編】文一→法学部生用・東大生活の道しるべvol.1』いおりです卒業に伴いブログを閉じる前に実用的な記事を残しておこうの第一弾もう少し卒業間際になるかなと思ってたんですが、39度の熱を出してなぜか全然下がらず暇…ameblo.jp『【就活・留学編】文一→法学部生用・東大生活の道しるべvol.2』風邪、治りま
以前書くと宣言していた企画です。(どれだけの方が見ているか不明ですが)知り合いの社会人合格者(社会人予備合格者3名)、社会人受験生(短答合格者7名)からの意見も貰い作成しました。予定ではインプット編、応用インプット編、アウトプット編、テキスト編の4編成です。(一部書き足しました。令和4年7月3日)インプット(入門講義オッズ)一貫指導講師限定1位呉講師(伊藤塾)2位高野講師(加藤ゼミナール)3位本田講師(伊藤塾)4位矢島講師(LEC)5位
今日は、呉先生の債権総論について書きますね。これで既刊の呉シリーズの書評は終了ですかねおすすめ度★★★★★(★5が満点)<良い点>・図表が豊富。・呉シリーズの中で一番薄く、通読するのに時間がかからない。<悪い点>・全体的に記述が薄い。※下記まとめ参照。<まとめ>やっと出ましたね、債権総論。債権各論は来年の2月とかに出るんですかね、楽しみです。本書の特徴としては、やはりページ数にあると思います。薄い。薄いがゆえに、短答対策としては使いづらいと思います
一応、もう予備短答から受ける必要はなくなりましたが、私の場合は予備の受験生から司法の受験生へと変化しただけだというのが現実です。それで就職に役立つわけでもないですし、上位合格でも短期合格でもないから、特に合格体験を書く実益もない。(というより、私はかつて慶應経済に合格した時も、社労士試験でオーバーキルで合格した時も、合格体験記的なことを書きたいと思ったことさえない。)強いて言えば予備短答については語って良い身分になったということぐらいでしょうか。予備の合格成績も、良くも悪
今日は、呉先生の刑事訴訟法について書きますね。もう少しで風邪が完治しそうなので、講義収録を土日で撮れたらなぁと思ってるところですおすすめ度★★★★(★5が満点)※下記まとめ参照<良い点>・条文構造が見えやすい。・刑訴の基本書に比べると文字数がかなり少なく通読可。<悪い点>・かなり古い説も載っている。・価格が高い。<まとめ>本書は分野によっておすすめ度が異なります。公訴部分は★5です。リークエに従って解説をされているのかなという印象を受けます。リーク
社会人受験生に限った話ではありませんが、私はそれなりに文房具にこだわりがあります。答案を書くためのペンは当初はボールペンを使用していました。(ジェットストリームアルファゲルにエナージェル芯を換装する。)Amazon|三菱鉛筆油性ボールペンジェットストリームアルファゲル0.7SXN1000071P24ブラック|油性ボールペン|文房具・オフィス用品オンライン通販のAmazon公式サイトなら、三菱鉛筆油性ボールペンジェットストリームアルファゲル0.7SXN10
本日は、司法試験の受験予備校で用いられている入門テキストの話をします。現在、4大予備校が用いている入門講座用のテキストは以下の通りです。①伊藤塾⇒入門講義テキスト②LEC⇒セブンサミット③Wセミナー(TAC)⇒デバイスネオ④辰已⇒入門テキスト(名称よく知りません・・・)名称はどうでもいいのですが、全てのテキストに共通の特徴は、とにかく無駄に分厚いことです。民法などの大部な科目では、1000ページ前後になると思います。こういった、テキストというより辞書といったほうがいい
予備試験の論文型模試だと、素点を合計して順位を出しますが、司法試験の論文型模試だと、採点者の甘さ辛さの格差を調整するため、偏差値換算して点数を出しています。前回の記事では、偏差値ネタを書いてみましたので、今回は、偏差値を使って予備試験の点数を考えてみます。予め断っておきますが、予備論文の成績表が郵送され、気になっている方向けの、お遊び的な記事ですので、悪しからず。1少なくとも、素点ではない予備論文の本試験の点数を見るに、一桁順位でも500点満点で300点前後であるこ
少し前に加藤ゼミナールの入門講義刑法を受講し終えたので感想を述べたいと思う。まず、講義回数は40回である。高野先生の講義は相変わらずの分かりやすさである。高野先生担当パートでは、概略のみの部分が多いため、正直言って入門講義だけの内容では論文はおろか短答問題も解ける問題は多くないと思う。実際、総論の共犯を2時間足らずで終わっているが良い例だろう。(参考までに伊藤塾呉クラスでは呉基礎本を使用して共犯を9~10時間かけている。)なので、やはり加藤ゼミナールでは、加藤先生が担当される総まくり
私は慶応義塾大学経済学部中退なので、慶應の大学中退の一人が私のことになりますね。しかしこの表をみていると、予備試験が大変な試験だったと改めて感じますね。
1Xでのとある件について。社労士試験の世界では、合格基準の透明化という功績を残された伝説の方がいらっしゃいます。それが、TKTK氏です。その方が、厚労省への開示請求を繰り返された中で得られた資料に、次のようなデータが存在していました。https://livedoor.blogimg.jp/tktk009-tgr7m3xr/imgs/c/a/ca3fee6d.jpgもちろん、社労士試験は選択と択一は独立して合格基準が存在しており、合格順位などは存在していないのですが(当
私は社会人予備試験受験生として、同じような境遇ながら合格された方に逐一コンタクトを取り、総勉強時間等を伺っている。(今まで20人以上の合格者に話を伺っている。)ちなみに、全員その後本試験も合格されている。具体的に聞いている情報は以下のとおりである。①予備試験合格までの総勉強時間と勉強期間②総起案数③入門講義受講の有無と使用クラス④出身大学⑤年齢この中で一番興味があるのは①と②だろうと思う。SNSを見ていてもいい意味でも悪い意味でもよ
独学で合格を目指したい方、個別指導をしています。詳しくはこちらをどうぞ。このブログは僕の体験記の6回目です。今回は、2回目の予備試験の論文です。前回の記事を読みたい方はこちら。睡眠不足対策何度も言ってますが、司法試験の最大のヤマ場は論文試験です。僕も、2回目の論文試験をパスすべく、1年間必死に取り組んできました。そんな僕が、試験直前に最も気を付けたのは睡眠時間です。睡眠不足になると、脳の回転が悪くなります。解ける問題も解けなくなります。筋肉疲労なら、100
今日は、呉先生の憲法について書きますね。昨日はアメーバがメンテナンス作業をしていたみたいで、書いていた記事が消え、記事更新ができない状況になっていました。毎日更新途切れたので悲しいですが、のんびりやりますおすすめ度★★★★(★5が満点)<良い点>・統治部分がコンパクトにまとめられている。・人権部分の要所で最近の見解が記載されている。<悪い点>・答案の書き方がわからない。・判例の引用が長い。<まとめ>人権部分は論文対策として★3、短答対策として★4です
ブログを始めてから1年半、途中中断した時期を除けば、実働期間は1年くらいでしたが、実質的な更新は今日で最後です。なお、このブログ自体は、今後も(Amebaが置いてくれる間は)消さずに残しておきます。これから先も、新しい教材が次々と出版されていくと思います。長い目で見れば、試験傾向はもちろん、制度自体も変わっていくことになるでしょう。ブログで書いた内容の多くは、十年も経てばそれなりに古くなっているだろうと思います。そこで、十年後にこのブログを読む受験生に対して、いくつかメッセージを残
別に興味ないという方もいっぱいいると思うのですが、合格者座談会用に自分の経歴をざっくりまとめようと思います。身バレとか大丈夫か?とかも思うんですが、まああまり気にしないタイプなので、適当に書いていきます。割と浮き沈みの激しめな人生を歩んでます。プロフィール・年齢アラサー元公務員・ADHD(注意欠陥多動性障害)持ち・仕事をしながら1年ほど、専業受験生になって1年半(延期があったため)ほど勉強して予備試験経由で司法試験に合格。令和2年予備試験合格(短答900位くらい、論文100位
今日は、Lawpractice商法について書きますね。短いですので、ぜみ読んでみてくださいおすすめ度★★★★★(★5が満点)<良い点>・基礎的な問題ばかりで初学者にも読みやすい。・1問ごとの解説がコンパクト。・最新判例(H28年)までフォローしている。・司法試験に出うる主要論点をすべて網羅している。・反対説、少数説にも最低限の言及があり、自説を固めやすい。・条文の引用が丁寧。<悪い点>・解答例がないため、答案を書いたことがない人にとっては答案のイメー
今日は、会社法について書きますね。おすすめ度★★★★★(★5が満点)<良い点>・論点が把握しやすい。・制度趣旨からの丁寧な説明がなされている。・ページ数がそこまで多くない。<悪い点>・特になし。<まとめ>悪い点を書こうとしたものの、特にないですかね。悪い点というかリクエストとしては、関係図のようなものがあるのですが、今ある図を小さくして、その分の余白により多くの図を挿入すればより分かりやすい基本書になるのではないかと思いました。コメントでリークエ、田中、本
伊藤塾に『基礎マスター』と『商訴集中講義』(呉講師)という講座があります。講座評をしたいわけではないのですが、これらの講座の比較から見えてきたものについて、私の感じた正直なところを述べてみたいと思います。テーマを一言でいえば、「本当に入門講座を受ける必要はあるのか?」ということになります。あるいは、予備校が用意している入門講座の類を受講せずに、全く同様の効果を潜脱的に享受する方法はないのかを検討してみたいと思います。********************私
こんばんは。今日は朝から体がダル重~でして、朝イチのお客様を終えたあとは少し緩めに過ごそうと思ったんです。が、しかし、先日の法務局照会の返事が電話でかかってきまして。ちょっとは進めておこうと、「無理せず、軽く、のんびり・・・」の精神でパソコンをたたいていたら、こんな時間になっておりましたあまりゆっくり作業するのもダメかしら。さて、お仕事の話。私の心の友、司法書士試験テキスト【オートマ】に出てくるような事案です。(オートマをご存じない方はググってみてくださいね)所有権保存で
無料基礎講義紹介「ゼロからわかる、無料基礎講義」今回は行政法のご紹介です。受講生の声を紹介します。気になる方は、チャンネル登録の上、視聴するようにしてみてください。受講生の声今回の講義は、行政立法が法的拘束力のある法規命令と法的拘束力のない行政規則に分かれる点について学んだ後、平成28年予備試験の問題検討を行うという内容でした。配布された答案例と併せて復習することで、法規命令と行政規則の見分け方や法規命令と行政規則の差異が問題となる場面について、具体的なイメージがわきました。