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先日大阪に行ったついでに、神戸のテクノバードさんで737のシムを操縦したことを書いたら、少なからず反響があったので、きょうはその様子を少しくわしく書いていってみたいと思います。こんばんは。トロンボーン吹きで作編曲家、吹奏楽指導者の福見吉朗です。テクノバードボーイング737-800のフライトシミュレーターが体験できる施設は、神戸のテクノバードさん。(ほかにもセスナC172もあります)日本でも数少ない、本格的なフライトシミュレーターを体験できる施設なのです。これまで何度か
最近は、YouTubeなどでコックピット内での映像が数多く公開されており、その中で登場する用語について、お客様よりご質問を頂戴することがございます。本日はその中から、離陸の際にパイロットなどから聞こえてくる【V1(ブイワン)】【Vr(ブイアール)】について解説してまいります。航空機の世界では、V()というのは速度のことを表しています。今回のV1とは、「離陸決心速度」とも呼ばれており、文字通り、離陸するかしないかを決める速度を言います。耐空
今日は管制用語について解説させていただきます。航空管制=英語=ムズカシイ・・・と感じている方も多いと思います。しかし、航空管制で使用する用語というのは『管制方式基準』という規程で細かく定められており、決まったフレーズ以外はあまり使用しないため、英語なのですが、英会話というよりは単語の羅列になっております。では、その『管制方式基準』の中から、インターネットやスマホアプリ、空港でレシーバーを使ってATC(航空交通管制)を楽しむため、必要最低限の単語と簡単な説明をしてまいり
こんにちは!スタッフのMです。今回は航空機の操縦中に起こる錯覚について紹介しようと思います!まず、飛行中に錯覚に陥ることってあるの?と思うかもしれませんがかなり遭遇するようです。錯覚にも種類がいくつかあり、あらかじめ知識を持っておくといざ錯覚に直面しても落ち着いて対処できます滑走路の幅による錯覚通常より狭い幅の滑走路に進入するときは飛行機が実際の高さよりも高い高度にあるような錯覚を起こします。これを錯覚と気がつかないとパスが低くなり、障害物に衝突するおそれがあります。また通常より
本日の記事はスタッフUが担当致します!全国各地いや、全世界中の空港で活躍中の飛行機ですが、ダウンサイジング化され全盛期よりは少し減ったものの、まだまだ沢山の種類の飛行機を見ることが出来ます。今日は、主要空港で見られる飛行機の見分け方について書いていきたいと思います。まずはじめに、こちらは『飛行機は興味あるけど、機種の違いまではちょっと…』っていう方へ向けての記事になります。ゴリゴリのマニアの方は優しく見守っていただければと思います。さて、自称飛行機好きな私ですが
本日は、井上キャプテンを紹介するうえで欠かせない「グレートキャプテン」について紹介したいと思います。飛行時間20,000時間を超えたキャプテンのことを、グレートキャプテンと呼ぶことは、先日のブログでもお伝えしました。パイロットにとって飛行時間とは、自身の経験を数値化した具体的な指標となります。当然、訓練を始める前は0時間からスタートし、初期訓練で200時間から300時間飛行し、日本の航空会社であればここから運航乗務員としてのキャリアがスタートします。(海外などでは多
こちらの記事では、用語の定義とかではなく、初心者のみなさまに向けて、分かりやすい説明を心がけております。記事内で取り上げてほしい用語等ありましたら、コメント欄よりお知らせください。では本題に移ります。今回のテーマは、【VFR】と【IFR】についてです。【VFR】とは、有視界飛行方式【IFR】とは、計器飛行方式のことを指します。VFRは、パイロットが目視によって地表、地上の障害物、空中の他の航空機、雲などとの間に間隔を保ちながら航空機を操縦する飛行方式で、それらとの
皆様、こんにちは寒くなってきましたが、いかがお過ごしでしょうか。現在テクノバードでは、【元ANA機長によるトークライブイベント】を実施しております!さて、皆さんは空港でエアラインのパイロットが歩いている時にどちらが機長でどちらが副操縦士が見分けられるでしょうか見た目では、制服に4本線が入っている方が機長、3本線の方が副操縦士です。コックピット内だと、入って左側が機長席、右側が副操縦士席です。しかし、4本線の機長の資格を持っている方が右席に座ることもあります。国際線などでは機
皆様こんにちは!スタッフのMです。今回はすべての飛行機に装備されている姿勢指示器についてご紹介したいとおもいます。まず、姿勢指示器とはなにかご存知でしょうか。航空機は上空で外の景色や地形から姿勢を判断する有視界飛行と視界が悪いときや雲の中で計器類から姿勢を判断する計器飛行に大別できます。計器飛行の際に欠かせない計器が姿勢指示器です。(AttitudeIndicator略してAIと呼んだりします)図の中央上がシンプルな姿勢指示器で操縦桿の前後と連動するピッチ角と操縦桿の左右と
最初に断っておきますと、きょうは航空関係のオタクなお話です。みなさんは飛行機で羽田空港に降りられたことはありますか。どの滑走路でしたか。こんばんは。トロンボーン吹きで作編曲家、吹奏楽指導者の福見吉朗です。羽田空港の今年から羽田空港に着陸する航空機の一部が都心上空を飛ぶようになって話題になりましたね。新宿や六本木の上あたりを飛ぶのですよね。また見に行きたい…きょうお話するのは、10年前、2010年の3月から新設された羽田のアプローチ(進入方式)のお話です。そのアプローチ、L
みなさんは伊丹のワンフォーをご存知でしょうか!?伊丹空港には南北に伸びる2本の滑走路があります。北向きの滑走路を【32(スリーツー)】左右に2本なので32L/32Rというふうに定められています。数字の部分は、磁方位で決まっています。その逆、南向きの滑走路が今回のテーマである【14(ワンフォー)】になります。こちらも左右に2本なので14L/14Rというふうになっております。航空機が滑走路に離着陸する際、基本的には向かい風で運用されます。しかし、