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彼が、と‥‥‥‥‥こちらは彼じゃないですよ!苦笑“きのう何食べた?”の、スペシャルドラマでジルベールが神の食べ物と買い占めていた、わさビーフ。昨日、買い忘れてしまいました。そしたら今日、彼が‥‥‥‥‥お土産に買ってきてくれたどー!!これまた、何食べでケンジの好物でお馴染みのハーゲンダッツと一緒に♪♪なんと、わさビーフ‥‥‥‥イオンでラス1だったそうな。笑いや~!ますますブタになるわ!!私も、何食べのメンバーみたいにジム通わないと。涙
なんつーか、BLを見慣れた我々から見ると、セルジュのためらう感覚がちょっと違和感。あんなに何度もキスしてるくせに本番はNGってわからんのお。さて、カールのいる監督生室にやって来たセルジュです。痛々しい姿はジルベールとの諍いでひっかかれた傷が腫れてしまったのです。外へ出れば目立つし「飼い猫にひっかかれたんだってよ」と、聞えよがしにヒソヒソ囁かれ嘲笑されるしでセルジュはとっても不機嫌。「ジルベールを相手に殴りあいの喧嘩をするなんて!」と言うカー
第二章青春人里離れた山奥の名門学校ラコンブラード学院に多感な日々を過ごす少年たちのそれぞれの青春。はじまりはじまりさて学院に転入してきたセルジュがジルベールと同室になり運命的な出会いを果たす波乱の幕開けでしたが、セルジュはすぐに友人もでき学校の生活にも溶け込んでいきます。しかしジルベールとの関係は思うようには行かず、セルジュが差し伸べる手はことこどくはねつけられてしまうのでした。今日は月に一度の外出日なのですみんな朝からソワソワしてどこへ行こうとか、何をしようとか話して楽しそうです
ジルベール・コクトー我が人生に咲き誇りし最大の花よ風と木の詩は、風(ジルベール)と木(セルジュ)の詩(うた)。きみはわがこずえをならす風。第一章薔薇はじまりはじまりジルベールとブロウは古びた温室で逢い引き「寄宿舎」「礼拝堂」「古びた温室」はギムナジウムものの鉄板ですよねー。ギムナジウムとはドイツ語の大学進学を前提とした中等教育機関(日本での中高一貫校)の事。24年組の漫画作品ではギムナジウムを舞台とした物が他にも描かれています。必ずしも全寮制ではないのですが(カールは寮
美少年愛好クラブの集会で暴行されジュールに保護されたセルジュ。何事かと出て来たロスマリネは暗闇の中で血の匂いを嗅いで気分が悪くなりそうでした。まだ電気は普及してない時代ですから夜ともなれば闇の深さは現代人には計り知れません。蝋燭の灯りを近ずけて見るとセルジュ・バトゥールなのでロスマリネはびっくりです。でもセルジュは意識が朦朧としていてとても話が出来るような状況ではありませんでした。ジュールは闇の中でジルベールがこちらを見ている姿を目撃していましたから、ほぼほぼ何
1877年夏。オーギュストとジルベールはパリにやって来ました。パリの華やかさにワクワクするジルベール19世紀半ばまでは、パリの住民は信じられない事に汚水や生ゴミや排泄物などを道路に捨ててたそうで、パリは臭くて汚い不衛生な街でした。コレラなんかも流行ったりして。それが、1853年に始まったパリ大改造によって、道路を整備し上下水道の施設や公園や広場を作り、近代都市に生まれ変わったのです。大量に設置されたガス灯は、パリの夜を明るく照らし、歩道に張り出すカフェもこの頃に出現しています。明る
さて、季節は冬。ラコンブラード学院ではクリスマス休暇の前の冬期試験が始まりました。上級生も下級生もこの時ばかりはおとなしく図書室や自習室にこもって勉強にいそしみます。セルジュも今までは家庭教師についていたので学校の勉強とはズレがあって遅れを取り戻すためにも勉強に没頭しなければなりませんでした。けれどジルベールはといえば、最近とみに無口になって沈んでいるようにも見えます。遠い眼差しなにかを待って・・・ジルベールは気まぐれです。もうセルジュの事など眼中にないかのように自分のカラに閉じ
19世紀末のフランス。ジプシーの血をひき褐色の肌を持つ少年セルジュは、アルル地方にある名門男子校ラコンブラード学院に編入します。寮で同室になった少年ジルベールは、類い稀な美しさと自由過ぎる魂を持ち、まるで男娼のような暮らしを送っているのでした。ジルベールの不道徳さに眉をひそめがらも、自分と同じ孤独と誇りを見いだしたセルジュは彼に魅かれていきます。二人の距離は徐々に縮まっていくかのように見えましたが、ジルベールには大きな秘密があったのです─────。金木犀の花の季節になりましたね。どこ
これが最後の演奏になるかもしれないと、万感の思いを込めルーシュ教授の前でピアノを弾くセルジュ。ルイ・レネとワッツも見守っています。ルイ・レネはセルジュのピアノを聞いてるうちに、なんだかアスランの事が思いだされつい涙ぐんでしまうのでした。かつてアスランはその才能をルーシュ教授から期待され、ルイ・レネとはライバル関係でもありましたが結核になってしまいました。アスランが療養所から帰った時みんな本当に喜んだものですが、不治の病ですから生きて戻ってこれただけでもよかっ
セルジュは院長先生から、オーギュストがセルジュの為に友人の音楽院教授をパリから連れてきていると聞かされます。演奏会・・・そんな突然!急に言われたって困るよね。戸惑うセルジュに院長先生は、君の将来にとって幸運な事だとか、父上の名誉回復(アスランが貴族を捨て娼婦と駆け落ちした事を言ってる)になるとか矢継ぎ早に言ってくるのよ。それをオーギュストが「まあまあまあまあ院長センセ」と取り成してくる。そんな風に言ったら緊張しちゃいますよ。彼はこのチャンスを逃すような
こんにちは、akです。気まぐれ更新の風と木の詩ですが、現在はこの物語はちょうど折り返し地点の辺りまで参りました。さて、次なる第六章では舞台は再びラコンブラード学院に戻ります。その前にちょっとこれまでを振り返ってみませう。これまでのざっくりおさらい風と木の詩の舞台は19世紀末のフランスでございます。14歳の少年セルジュ・バトゥールが父の母校でもあるラコンブラード学院に編入してきます。ラコンブラード学院は、
セルジュがリリアスから呼び出された温室で怪我を負い意識を失ってしまった時から一日半ののち────。ジルベールは何事もなかったかのようにフェンシングの授業に出ていました。セルジュは一日半医務室で過ごしてから授業に顔を出してジルベールを見つけます。リリアスの唇は熱かったかい?それともバラの香りがした?相変わらずのジルベールなのだしかしジルベールがワッツ先生に知らせてくれたんだと聞いていてセルジュはお礼を言います。ただその時の記憶が全然ないらしく「リリアスって子は僕とキスしたと言い触らし
セルジュが食堂にジルベールを連れて来た!昨日はパスカルに「ジルベールとはもう距離を置くつもりだ」と宣言したばかりのセルジュでした。それを聞いた時パスカルはそんな事がおまえに出来るのか?って顔をしていました。ああ、昨日の今日なのに何という体たらくか、ホラホラ寒いとこに突っ立ってちゃだめだよまったく君ときたらガウンも持ってないなんて・・・甲斐甲斐しく世話を焼いてしまう。そんな自分を恥じるセルジュでしたが「セルジュのセの字はおせっかいのセなの
SANCTUS(サンクトゥス)とはミサ曲です。聖なるかな聖なるかな聖なるかな万軍の主なる神主の栄光は天地に満てりいと高きところにホザンナ作者はウィーン少年合唱団のファンでした。あの天使の歌声を思いだしてみよう!第三章SANCTUS━聖なるかな━はじまりはじまりパスカルの家から一足早く戻ってきたセルジュ。学院までの道を、帰校する生徒たちを乗せた馬車が通り過ぎて行きます。ミシェルはどうなったんでしょうね。気になります。カールの生意気な弟セバスチャンセバスチャンがセ
それで?行くのぼくを置いてパリへ───コンセルヴァトワールへジルベール・・・・二度とはこない機会なんだ・・・そうぼくはマルセイユへ帰るオーギュと一緒にもう会えないねそのほうがいいああそうだね森の中で別れ話をする二人。この記事はコチラのブログにアップしております。風と木の詩その57第八章ラ・ヴィ・アン・ローズ④お読みいただけると幸いです。
ご無沙汰しております。いやー、夏休みに寮に残ったセルジュとジルベールが次第に心通わせていった前回。ついに二人は結ばれるのかー!?との期待をヨソにして二人だけの楽しい夏を過ごしてましたね。今回は、なんだかちょっぴりサスペンスタッチなんでございます。さて、ワッツ先生にフェンシングの相手をさせられてクタクタの二人です。ここでひと悶着。風呂嫌いのジルベールが嫌がるので、風呂に入る入らないで揉める。セルジュは風呂に入らなきゃダ
さて、クリスマス休暇も終わり新学期が始まりましたよ。春の気配が感じられる日が多くなると、まるで何事もなかったかのように日常が戻ってきます。馬術の授業風景ラコンブラード学院では馬術の他に、フェンシングやフットボールなんかもやっていますね。けっこうスポーツが盛んなんですね。そしてジルベールとセルジュはと言うと・・・ジルベールは完全無視です。ですがセルジュは、ジルベールと裸で抱き合って眠った一夜以来、自分の中に変化を感じていました。ジルベールがまた、あのゲスな上級生マックス・ブロウとキ
この少年はルノーと言って、彫刻家でもあるボナールの内弟子なのです。師匠の家に住み込んで家事を手伝いながら修行するのが内弟子よ。昔、どしゃ降りの雨が降る夜に、一人の少年がびしょ濡れで訪ねてきてね「ボナールを呼んで」とのたまうのよ。これがまたエラソーなうえに超絶な美少年で、しかもほとんど裸だったというね。それがジルベールだったんだけど、芸術家の弟子も大変だよね。(師匠の性癖が性癖だから)しかしながらルノーもボナールと同様に、ジルベールを見る目は優しく、
この二人は一体いつ結ばれるのだろうか。結ばれる日など永遠に来ないのではないか。そう思ってしまうほどここまで長かったのお。けど時間経過で言えば、セルジュがラコンブラード学院に編入して来たのは1880年の11月で現在は1881年の9月、新学期が始まるとこです。二人は学校に帰ってきました。明るい小雨の中をさながら妖精が舞うような足取りで駆けてくるジルベールです。よく見れば彼はどこかの親父に追いかけられているのです。ジルベールが向かった先には、約束に一時間も
第七章アニュス・デイ始まり始まり~二人だけの世界を持つようになったセルジュとジルベール。ジルベールはとても落ち着き、二人は充実した学校生活を送るようになりました。よかったのおある日、手紙を渡そうとする上級生をジルベールは突っぱねるのですが「そう言わずに受け取った方がいいぜ。いつまでもブロウの力で守られると思ったら大間違いだ」と意味深な事を言われるのでした。セルジュは、あれは誰なんだ言えよとちょっぴり嫉妬しておかんむり。ジルベールは相手にならずに
青春の時がゆっくりと、だが確実に過ぎ去って行きます。そんな止める事のできない時間の流れの中で、激しく熱くピアノに身をゆだねるセルジュの姿がありました。セルジュのピアノは彼の思いのはけ口。己の叫びを音にして、彼の心の動きがまさに響いてくるようだ。ルーシュ教授は「こんなに無茶に弾き続けたら指を壊す」と心配するルイ・レネにそう言い、弾かせなかったらセルジュの精神が乱れてしまうと考えていました。悩めるセルジュよ。一方、物憂い
覚えていますか?セルジュとジルベールの事を。オーギュスト・ボウの支配を逃れ学校から逃走した二人は今パリにいます。この記事は諸事情の都合でこちらのブログにアップしました。風と木の詩その54第八章ラヴィアンローズ①よろしかったら読んでくださいませ。
さて、カールの下宿に泊めてもらったセルジュですが、酔ってぶっ倒れたので自分が何をしゃべったのかよく覚えていない事がその後判明( ̄□ ̄;)!!迷惑かけたからカールに謝らなくちゃって、あんたねえあんな大変な事を打ち明けられたカールはそうとう悩んじゃってるっつーの!あれは堕落ではないとか友人を信じようとか色々と考えちゃってるんだよ。そうやって今日も聖堂に残って一人祈りを捧げていたカールが、偶然耳に入ってきたヒソヒソ話でとんでもない事を聞き込んでしまうのです。セルジュを
まるで導かれるようにアスランのピアノの前に立ったセルジュ。そのピアノを弾く事によってセルジュの深い悲しみは次第に癒されたのです。子爵家の後見人の肩書を得た伯母は、派手な社交パーティーを開催するようになりました。サロンの評判というのは女主人の才気や知性といった魅力がものを言いますが、この伯母さまではねー。社交界の話題にはそれほどならないでしょうね。ある時、セルジュが弾くピアノの優しい音に惹かれた客が口々に褒め称えるのを見た伯母は、この子のピアノ人を呼べるわねと思いついちゃう。まったく、
下町の薄汚れた狭い部屋。窓は壊れ、たった一つある古いベッドの天蓋の布が襤褸切れのようでした。それが二人が初めて手にした城でした。セルジュとジルベールがパリでどう暮らしてるのか、よろしければお読みください。風と木の詩その55第八章ラ・ヴィ・アン・ローズ・②
雪の降りしきるバルコニーで二人は抱き合いました。しかしジルベールは会いたさだけで危険を犯してここまで来たわけではなかったのです。ジルベールは死のうと言ってナイフを2本携えてきたのです。死ぬなんて、セルジュは考えてもみない事でした。でもジルベールはもうやってられないよと言って、自分で勝手に死ぬと決めてしまってるみたいです。あまりに突然だったからセルジュは言葉をなくしてしまいます。その時不審に思った見張りがドアの向こうから声