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先日、EnzoBonafe氏が逝去されました。かなりの高齢だったこともあり、こんな日が来ることはわかってはいましたが、とても残念です。EnzoBonafe氏は靴作りに人生を捧げた巨匠で、イタリアでは人間国宝のような人でした。天国では聖クリスピン(靴の聖人)に褒められていることでしょう。ところで、数年前からEnzoBonafeの靴が好きになり、何足か履くようになりました。そのきっかけは、雑誌の記事だったと思いますが、真摯な靴作りに対する姿勢に感動したからでした。巨匠はラストに
5年前に購入したオールデンのプレーントゥ・ダービー990です。よく履いているのでコードバンらしい深いシワが入っています。以下、5年履いた感想です。①コードバンについてアッパーの素材はホーウィン社のシェルコードバンです。他のメーカー(ディンケラッカーやエンツォボナフェなど)もシェルコードバンを使っていますが、それらと比べると、色の変化はほとんどないものの、細かいキズが手入れをしても消えにくいのです。おそらく、オールデンのコードバンには表面に特殊な加工がされているように思います。
4年前に購入した故エンツォボナフェのビットローファーです。アッパーの素材はオーストリッチです。この靴の製法はブレイクラピッド(ブラックラピッド)製法です。この製法は、マッケイ製法でアッパー・中底・ミッドソールを縫い付けた後、外にはみ出したミッドソールとアウトソールを出し縫いで縫い付ける製法です。それ故、この製法の靴にはグッドイヤー製法のようにコバに出し縫いがあり、ソールの張替えは複数回できることになります。写真でも中底にステッチが確認できます。このステッチは中底とミッドソ
オーストリッチ革は水(雨)に弱い。このような記事をあちこちで見かけますが、私はそのようには考えていません。エキゾチックレザーが雨に強いはずがないという思い込みから発生した迷信だと私は考えています。同じようなことを考えておられる方が、オーストリッチ靴を水洗いするという実験をされていました。(なかなか私にはその勇気はありません。)↓その様子は以下↓オーストリッチの靴を水洗いしてみた!目黒の革靴専門店(オーダーシューズ、靴磨き&修理、革靴の染替他)BROSENT(ブロセント)のブロ