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こんにちは😃ふたばの響書道教室の横堀響心です。月末はお稽古がお休みとなりますが、私は自宅で生徒さんたちの作品を整理して東京のふたば書道会本部への発送業務などを行っています。今月もたくさんの力作がありましたが、その中でも一際目をひく作品がありました。↓↓↓こちらの生徒さんは、1年生の時から通い始め、もうすぐ6年生。まさに継続は力なりですね。響心
こんばんは。まるマリンです。4月から新しい職場に変わり、全く余裕がない日々を送っています。ふと気付けば、清書提出の時期!さて、いや、はて?朝ドラ、ハマってます( ̄▽ ̄)私は、どれを提出したでしょーかっ!お手本は4月が一番簡単で、段々と難しくなるようにしてあるそうです。細字があまりなく、太目の字体で書かれていました。そうなると、太字で楷書の今回が、進級チャンスなのですが、はじめた頃と違って、級が上がってきた今、進級するには『完璧な』出来にしなければいけませんね(・_・;これっ!っ
こんにちは、こんばんは。双龍です。ふたば書道会では、正方形、均等、左右対称に書く「級」「習字」的に書く文字と、変化を加える「段」「書道」的に書く文字を分けて手本に掲載します。ふたば書道会の各教室、通信の情報はこちら小学生の頃に習う「習字」のメリットとデメリットをまとめます。〜メリット〜①読みやすい②誰が見てもキレイ③真面目な印象を与える〜デメリット〜①時間がとにかくかかる→一度でもミスをすると、そのミスが目立ってしまい、書き直ししなければいけないことが多いため。要する
こんにちは、こんばんは。双龍です。書道で最も難解な仮名作品を、わかりやすく解説していきます。以下は、ふたば書道会認定試験で見事に合格されたお二人の作品です。素晴らしい、、考え尽くされていますね、、、!さてこのお二人の作品のどこが評価されて合格したのかを日を分けて解説していきます。今日は「散らし書き」についてです。散らし書きとは、①行頭から行尾にかけて徐々に右にずれていく※左の行にいくにつれ、そのずれ方が激しくなることが多いですが、決まりはなく自由です。②行間の余白を均等に
こんにちは、こんばんは。双龍です。今日は動画で、「横線の起筆」を確認しましょう!筆には弾力があるので、動き始めたら徐々に細くなってしまうものです。それではなぜ細くなってはいけないのか?細くなるということは、筆圧が弱まっていくということなので薄くなってしまうのです。起筆は打ち込んではいけない!これを覚えておきましょう
「書道」と「ヒモトレ」の相性は抜群です。特におすすめなのが、「たすきがけ」+「おなか巻き」で稽古をすることです。ただ巻くだけで書の前提(姿勢や呼吸など)が整い、より効果的な稽古が実現できるからです(練習をしなくても、ただ巻くだけで書き方が整ったとい事例は、当道場では日常茶飯事です)。前提が乱れすぎていると、「練習をしても練習になっていない」という「回り道」に迷い込んでしまいますが、ヒモトレはそんな方を救ったりもします。書の質のみならず、動作の質そのものが高くなりますから、立ち座りが
こんにちは、こんばんは。双龍です。前日の記事の「墨の付け方を間違えると良い線は書けない」にて、イケナイ墨の付け方をお伝えしました。さらに、動画にてイケナイ墨の付け方をお伝えします。↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓硯や墨池(このプラスチック容器)の下面に筆を垂直に押し付けるようにしてつけてしまっています。このときに、筆が90度に曲がってしまっているので、ブチブチと切れてしまうのです。筆の声を聞いて上げてください、、悲鳴を上げているでしょう。ペットのようにもっと大切にしてあげまし
こんにちは、こんばんは。双龍です。偏を美しく見せるには、まず「壁」を意識する必要があります。右は、壁から右にはみ出ています。はみ出てしまうと、旁を右にどかしてしまいます。正しくは、、、偏の右側に壁を作り、その壁から右にはみ出させないようにして書きます。次に、「くびれ」を作ります。左は、下に行くにつれ太っていますが、右は「くびれ」があります。偏の右側のラインは壁に沿わせるようにして書き、左側のラインに変化を与えると、旁が美しく見えるのです。糸偏を整えるだけで、全体の見え方が
こんにちは、こんばんは。双龍です。墨汁=質の悪い墨、と受け取ってる方もいると思いますが、職人さんが開発した墨汁は固形墨に引けを取りません。結論から言うと、特別にコダワリがなければ、墨汁で問題ありません。だからと言って、百均の墨汁はやめましょうね。品質が悪すぎて、練習にすらなりません。「開明書液」の価格が最低保障金額の墨汁です。そんなに高くないですよね(。・・。)さて、墨汁も擦る墨(固形墨)のそれぞれのメリットデメリットをお伝えしましょう。★固形墨メリット①墨の粒子が細かいの
こんにちは、こんばんは。双龍です。YouTubeに墨の付け方の解説動画があります。「墨の付け方」動画はこちらからよく質問されるのが、「先生が書くと、にじまないのはどうしてですか??」それには理由が二つあります。①墨の付け方毛先だけ墨汁をちょんちょんと付けてしまうと、半紙と墨汁がたっぷりついている穂先との距離が近すぎて、すぐに滲みに変わってしまうのです。正しくは、根本までしっかりと墨汁をつけ、穂先は硯や紙などで取ってあげます。②指の力指に力が入ってしまうと、根元に力がか
こんにちは、こんばんは。双龍です。雑談は後半にまわします!私の仕事の中で、重要なお仕事の一つが、「雅号命名」です。雅号とは、書道の通名(芸名)のようなものです。私の本名は将之で、書道の名前が双龍です。師匠の名前から一文字とってつけることが多いので、母の双葉の「双」を取ってこの名を頂きました。やはり、名前を頂くというのは人生が変わると言っても過言ではありません!19歳の時に母から頂いてから、私の人生は変わりました。責任感がつき、勉強や仕事へのモチベーションが向上しました。私
こんにちは、こんばんは。双龍です。ふたば書道会では、年に二度、師範試験が行われます。その試験結果が今月発表されました。その試験の中で、中学三年生まで指導することができる「初等科師範試験」があります。その問題の中で「興居惟自適」を”習字”として楷書と行書各一枚ずつ書くというものがありました。(手本なしです)この方は行書パターンで最も優秀な方です。楷書と行書の違いを理解されていますし、行書の滑らかさも表現することができています。さて、今日は「筆法」の違いから、楷書から行書へ変換
こんにちは、こんばんは。双龍です。草書をご存知でしょうか!昔は印刷技術がなかったので、書物に記す際、行書よりもさらに崩れた草書を使う必要があったのでこの書体が生まれました。最初は速書きとしての性質が強かったのですが、いつしか芸術性を帯びてくるようになりました。と、まぁ歴史的なことをこれくらいにして、草書の特徴をまとめます。双龍のインスタやフェイスブックでアップした作品です。インスタグラム〜作品集&揮毫動画〜フェイスブック〜双龍の作品集&揮毫動画〜右の「雙龍」が草書です。※「
楽毅論は、三国時代の魏の夏侯玄〔209-254〕が楽毅について論じた人物論。348年王羲之がこれを書き,のち彼の楷書の第一として重要視されている。光明皇后がその模本を臨書した(744年)といわれるものが正倉院宝物中にあり,正倉院の書跡中の白眉(はくび)とされる。(Wikipediaより抜粋)王羲之の筆跡をより誇張して書かれたものが光明皇后の楽毅論で、書学にて重宝されています。女性の筆跡とは思えない気迫に満ちています!王羲之の原本は正方形に近い字形を守っ
こんにちは、こんばんは。双龍です。まずはこちらの生徒さんの作品をご覧ください!繊細かつ大胆な構成で、墨色も非常に美しいですね!インスタグラム〜作品集&揮毫動画〜この作品はほとんどご自身のデザインで完結させています。私が指導したのはすこしです。まずは、この方がご自身で考えられた箇所を一部紹介します!あとは、隣り合う文字の位置に自然なズレがあること、大小に変化があることですね。ここからは、私がアドバイスした箇所です。当初は中心があまり空いていなかったので、左の行の揺れが右の行に
ご存じでした?「高名」の読み方を。僕は、ハッキリとは分かっていませんでした・・・。オンラインで書道を学ぶ小学生の生徒さん向けに、「高名」の書き方動画をアップしたのですが、そもそも「読み方」について、知識が薄かった。。調べてみれば、「大人でも間違いやすい」と。それで、ちょっぴり慰められましたが、やはり、間違えたくはないものです。●「高名」は2通りの読み(「こうめい」と「こうみょう」)があって、「御」がついた「御高名」の場合は、「ごこうめい」という読みしかない。●「
こんにちは、こんばんは。双龍です。条幅(大きな紙)に二文字書く方法をお伝えします。周りの余白を活かすため、紙にいっぱいいっぱい書かかないように字粒を小さめに書くのがコツです。落款もかなり小さめですね。知っておきましょう\\\\٩('ω')و////武田双龍ホームページ(双龍直接指導の教室体験はこちらから)
こんにちは、こんばんは。双龍です。左の落款の書き方の法則をお伝えします。落款のルール①本文で書いた大筆を使って書く(小筆を使わない)→小筆を使うと墨色や書風が変わってしまい、落款部分が浮いてしまうため②本文と同じ崩し方、もしくはより崩した書体で書く→例えば、本文を行書、落款を楷書で書いてしまうと落款部分が目立ちすぎてしまう。※真面目な書体(楷書)は目が行き、崩した書体(草書)は目が行かない法則があります。落款部分は、あくまでも「本文」を引き立てるために書くので、目
こんにちは、こんばんは。双龍です。書道を普段やられない方は、小筆よりも筆ペンの方がカンタンだと思っているのかもしれません。昨日と一昨日の記事で「ボールペン」の持ち方になってはいけないとお話ししましたが、ボールペンの持ち方でマジックペンで書いたような文字でいいのであれば簡単かもしれません。ですが、ボールペンの持ち方だと筆が返らず、筆っぽさが出ません。そこで上の動画のように持つのですが、筆ペンは筆先が小筆より硬く、なかなか返ってくれません。筆先が柔らかい小筆の方がやはり書きやすい
こんにちは、こんばんは。双龍です。子どもの頃に習う平仮名を大人になって使用すると、大人っぽい文章は書けません。上の平仮名は丸の部分が大きく、きれいではありますが、なんだか子どもっぽいですよね。いわゆる「習字的」な文字です。一方、下側の平仮名はシュッとしています。最近話題になった、中谷美紀さんの達筆なお手紙を見てみましょう。「は」「お」「ま」の丸の部分が小さいことがわかります。また、漢字に対し、平仮名が極端に小さいですね。もしこの2点が違う形であれば、まったく印象は変わってし
こんにちは、こんばんは。双龍です。仮名をつらつらと書きたいですよね!ただ、、普通はお手本のある文字を書くだけで、自分でデザインすることをしません。そこで今日は仮名作品の作り方を、仮名師範試験に合格された志氣さんの作品をお借りして、日を分けて説明いたします♫素晴らしい、、!変化が自然でとても美しいですね♫「散らし書き」とは、色紙・短冊などに歌の文句を行を整えず、行間に疎密を作ったり、草仮名や平仮名をまぜたり、濃淡、太細などさまざまに散らして書くことです。要するに、紙に対し
こんにちは、こんばんは。双龍です。昨日の記事で、印鑑の押し方をお伝えしました。今日は様々な印鑑の種類を覚えましょう!①朱文(しゅぶん)→雅号印赤の面積が狭く、白っぽい印象になります。スマートな書体であるのが一般的です。②白文(はくぶん)→姓名印赤の面積が広く、赤の色味が強く出ます。作品の雰囲気によりますが、朱文より白文の方が使う頻度は高めです。次に朱文と白文の選択方法についてお伝えします。①カスレていない線の隣に、朱文を置くパターン朱の色が足りないので、弱い感じがします
こんにちは、こんばんは。双龍です。武田三兄弟は、似ているようで、似ていません。ちなみに、長兄・双雲、次兄・双鳳、三男・双龍です。8年前くらいの写真です。左:三男・双龍、中央:次兄・双鳳、右:長兄・双雲です。共通点は、①とにかく明るい②ポジティブ③身長が高いです笑双龍180cm、双鳳183cm、双雲185cmなんですよ。なぜかいつも小さく見られるんです。作品性の違い語ると長くなるので、指導者としての違いを語ります。双雲→ワークショップ型教える、というよりは、一緒
こんにちは、こんばんは。双龍です(。・・。)私はありがたいことに、自分の教室の生徒の皆様だけでなく、ふたば書道会全国の先生方、そして先生方の生徒の皆様、通信の皆様に指導する機会を与えてもらっています。そこで、書道がいち早く上達する方の共通点をお話しいたします。まず前提として、音楽やスポーツと違い、書道はセンスや経験年数はさほど必要ないことを知っておいて下さいね。以前の記事の、書道師範資格、今から始めても取得できるの?にてそのことについて細かく記述しています。〜書道が上手になる
こんにちは、こんばんは。双龍です。インスタグラム〜作品集&揮毫動画〜Login•InstagramWelcomebacktoInstagram.Signintocheckoutwhatyourfriends,family&interestshavebeencapturing&sharingaroundtheworld.www.instagram.com↑インスタしてると、必ず指摘を受けるのが、書き順の間違いの指摘!書き順は、書体によって
こんにちは、こんばんは。双龍です。墨を付け足さず、かつスピードは変えずに、筆圧の強弱だけで、濃淡を表現することができるのです。筆の場合「筆圧」が強い状態とは、筆の弾力が効いている(筆先がS字になっている)ことを指します。逆に筆圧が弱い状態とは、筆の弾力を効かさずに、表面を撫でていることを指します。この「筆圧の強弱」のコントロールにより、グラデーションに墨の色を変化させることができます。☆2022年10月仮名小筆の段の手本です。ふたば書道会の各教室、通信書道の情報はこちらから書
こんにちは、こんばんは。双龍です。書道の規模が年々縮小しています。それを如実に表しているのが、小学校からの習字教育時間の削減の流れです。すでに国立や私立の小学校において、習字を学ばない学校が増えました。英語やダンス、そして、基本的な勉強量が増大している現状では、書道教育が隅に追いやられることは当然の結果だと思います。ですが、日本全体の流れとは別に、書道が縮小してしまった原因があります。それは、「小学校の教員の書道技術の衰え」が挙げられます。小学校の教員をされている先生方への批
こんにちは、こんばんは。双龍です。まずはこちらの2作品をご覧ください。完璧と言っていいほど、見事な作品でした。同じ人が書いたと錯覚してしまうほど似てますね。こちらの2作品は、ふたば書道会の初等科師範試験(中学三年生まで指導することのできる資格試験)の優秀作品です。ふたば書道会の各教室、通信書道の情報はこちらから左の方の作品は楷書、右の方の作品は行書です。楷書と行書の違いを解説します。整然とさせたい楷書は、横線の斜め上がりを平行にします。崩したい行書は、横線の斜め上がりをバラバ
こんにちは、こんばんは。双龍です(。・・。)書道は体の使い方が非常に大きな影響を及ぼします。間違った体の使い方を続けると、必ず成長は止まってしまうでしょう。①大筆「左ひじをつかない」と「猫背にならない」でお話しましたが、姿勢を正すことがまずは重要です。大筆は、指と手首は固定させ、腕と上半身を大きく動かしながら書きます。指と手首を動かしてしまうと、半紙に対して筆が傾いてしまい、トメハネ払いがうまく書けません。トメハネ払いがうまくいかないほとんどが、姿勢の悪さが原因なのです。最近伸
こんにちは、こんばんは。双龍です。先日の記事にて、筆ペンでの右払いの「急にボコッとさせない」をお伝えしました。筆ペンの右払いのコツの記事はこちら今日は深く掘り下げます!筆ペンは穂先が通常の書道の小筆より硬く、弾力が効きすぎてボコッとなったり、払い先がピンピン鋭くなってしまいがちです。この動画は大筆での右払いの書き方のコツをお伝えしていますが、筆ペンでも同じ感覚なのです。大筆科目を受講されていない方は、筆ペンでの穂先の向きはあまり意識しないですよね。筆ペンの穂先が進行方に対して逆