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先週の「漢詩が文箱から出て来た件」で、倫子は「まひろが書いた」と感づいていて、カマをかけているのだ、という方も多かったようですが。私は、それはない、と思っています。このあと、道長との間で、倫子が道長に「まひろ」についてカマをかけたりする様子が一切、ないからです。倫子が、道長とまひろの関係について感づいているならば、道長に対してこそ、「まひろ」の名前を出して、反応を見ようとするはずです。そんな様子は一切見えません。倫子の口から出るのは、娘のことと、「明子女王」に関する話題だけです。明子女王
第14回「星落ちてなお」観ました「第14回の内容を踏まえて星落ちてなおの後に続く言葉を考えましょう」って授業だったら言いたくなる私だったら「星落ちてなお変わらぬ世」ですかね道長とまひろそれぞれのやり方で民のために頑張っていますが…そのやり方じゃだめだろなー新たな方向に向かうだろうなーと思わされる回でしたそれより何より倫子様つまらない女になっちゃってます💦ききょう(のちの清少納言)が「良き婿を取ることだけ考えて己を磨かず退屈な毎日に
今週の「光る君へ」の山場は、ここです。倫子さま、このタイミングで懐から「漢詩」を出してきた、ということは、まひろに相談しようと思ってずっと持っていたんですね。夫婦でやっちゃあいけないことは、夫(妻)のスマホをこっそり見ることと、妻(夫)に見られたら困るデータをスマホに残すこと、です。道長さん、土御門殿(倫子の屋敷)まで昔の恋文を持ってきちゃいけません。しかも「文箱の中に大切そうにしまってある」って、それはダメでしょ。オトナの配慮がないでしょ。グラウンドの中で永遠の少年でいたいんだったら、グ
東三条殿(藤原兼家)の三兄弟、娘や息子の世代が、どっと初登場してきました。それぞれ、このあと大人になってどんな人生になるのか、知ってたり知らなかったりしますんで、なんだか子役の顔を見ていると、ちょっと胸にくるものがありますね。道隆の娘・定子、高畑充希さん遂に登場(待ってました)。まだティーンエイジャーのはずで、一条天皇(まだ子役)より数年だけ歳上の設定ですが。これが、並んで遊んでいても「まったく違和感ない、すごい演技力!」と世間では話題だとか(私も・・・そう思う)。姑(しゅうとめ)の皇太后詮
昨夜から家が吹っ飛んでしまいそうな暴風が午前中は線状降水帯のような雨雲が掛かっている予想雨量も初めてみるような数字我が家も含めて災害が発生しないことを祈っています悪天候のせいか?頭もぼおっ~としている感じダンナが大河に興味をもってくれるのは嬉しいのだがもう一回見直さんといかんのが、何とも・・・『光る君へ』第12回「思いの果て」まひろの気持ちがよ~く分かるそうだよねと思ったシーン北の方じゃなきゃ嫌だ。妾じゃイヤ。と言っ
先週第11話「まどう心」道長とまひろが破局??もう見たくない……辛い…と思いながら恐る恐る見た第12話「思いの果て」倫子との縁談を告げて告げられてお互い好きなのに2人の未来はもう交わらないんだなと悲しくなったけど道長が倫子の顔を寝所で見た時「あ」みたいな間があって「なーんも思わんなまひろ以外には心動かんなあーあー」みたいな冷然とした表情にキュンとしましたー✨✨道長の心にはまひろしかいない\(^o^)/うん身分が高く正妻だけど光源氏とうま
木曜日夜10:00フジテレビ『大奥』徳川10代将軍家治の時代をドラマ化しています御台役の小芝風花さんが京言葉を使わず心優しく思いやりのある人を演じています愛知で生まれ育った人が"東海道に美人はいない"と言っていました←女性美しいと噂される人は江戸に召還されてしまうのでそうなたったと小学校の歴史好きの先生が言っていたそうです今の時代でこの発言は問題でしょうが確かに東海道以外では秋田や福岡には美人さんが多いですよね江戸に行く女性の家族は食べる事に困ること
新しい登場人物が、やっと出てきました。源高明の娘、明子さま。源高明は、醍醐天皇の息子、つまり王子様ですが、母が藤原氏ではなかったので天皇になれず、源の姓を貰って臣籍になり、左大臣にまで登った人です。これって要は「光源氏」と同じですね。つまり、まひろが後に書く物語の、主人公のモデルの一人と言っていいでしょう(あくまで「の一人」ですが)。源高明は、代わりに藤原摂関家から次々に妻を貰って、完全に親戚みたいになります。そして、生まれた娘の一人を、次の春宮(皇太子)と目された為平親王に嫁がせます。
所作、言葉遣い、配役について様々な意見があり、また過去の大奥との差が大きく、視聴率が伸び悩んでいるようですが、観続けている『大奥』!「お世継ぎが生まれて公家が幕府に口出しするようになるのを防ぐため、公家からの正室は孕らませない。」という件が耳に残っています。今後、御台所のお付きのお品まで巻き込むことになる栗山千明さん演じるところの総取締役松島の局と田沼意次が共謀して引き起こす御台所や家治への陰謀がどう陰湿に描かれるのか楽しみ❗️(優れた政策を行った安田顕さん演じるところの田沼意次の陰の面
初めての方もそうでない方も、こんにちは、千歳です。今回は、いろんな意味で話題になっている大奥の、今後の展開を史実ガン無視でこうなって欲しいと言う願望を書き殴ってみました。初めに言っておきます。全部私の妄想です。それを理解した上でお読みください。まず、第一章のクライマックスと言われた2月22日、猫の日(←)の放送会の内容は、おそらく2人を絶望のどん底に叩き落とすものだと思います。と言うのも、第二章があると言うことは、おそらく今回は今流行りのスカッと系・復讐系のような感じなのではないかと
アクセスありがとうございますいいね!ボタンはありませんのでご興味ない方トバシテ下さい!テーマがバラバラですみませんm。。m2024年NHK大河ドラマを観ての搾取子のツブヤキです紫式部が源倫子の代わりに五節の舞に出たというのはもちろんフィクションでもこんな素敵な美しい映像で楽しませてもらえるなんて優雅で綺麗でしたもうちょっと長く見たかった僧正遍照(そうじょうへんじょう)の気持がわかりますね天に帰らないで天女様~とお願いしたくなる気持がね僧正遍照の百人一首の歌
アクセスありがとうございます今回は源氏物語関連でいいね!ボタン無いですご興味ない方トバシテ下さい!テーマがバラバラですみませんm。。mお正月が近いので紫式部関連の百人一首・入集歌を挙げています中納言朝忠逢ふ事の絶えてしなくばなかなかに人をも身をも恨みざらまし恋がうまくゆかなくなった今あなたの事も自分の事も恨めしいいっその事最初から、あなたと関係をもたなければよかったと恋の辛さを切々と訴える歌です題詠ですが上手いですよねこの方は兼輔
吉田学生には残酷ですわよ?本稿は「笑顔のあさイチ」でしたが、倫子のために変更朝ドラ直後は朝の情報番組「あさイチ」(生)が放送されます。前作「ちむどんどん」の時はあまり触れたがらない傾向がありましたが、「舞いあがれ!」は結構イジられます。本作に対する安定感がイジりやすいのでしょう。博多華丸の「カメラさんオッケーですか?音声さんオッケーですか?澤部(ハライチ)さんオッケーですか?吉谷(由良先輩)さんオッケーですか?ってやりますよ」って楽しそうにやってたっけ。私は、更新が楽し
本稿は「バラモンド一太」でお送りする予定したが、リアルタイムで北朝鮮が発射したので変更。そもそも「舞いあがれ!」は2度に渡ってミサイル発射で本放送が延期になってしまっている。そんなネタはナイツの漫才だけでいいです。舞とばらもん凧作りで夢中になってたら、ばんば祥子があるミスやらかしてしまいます。珍しく凹むばんばに対して、舞ちゃんが「失敗は悪いことやないんやろ?」と慰めます。浅田芭路の名演技が光ります。そんなある日、浦一太の母が舞ちゃんの前で産気づきます。急いでばん
TVアニメ『彼女、お借りします』第2期公式サイト『週刊少年マガジン』(講談社)で連載中、宮島礼吏による世界累計1,000万部突破の大人気ラブコメの、TVアニメ第2期!MBS・TBS系全国28局ネット“スーパーアニメイズム”枠にて2022年7月1日(金)深夜1:25より放送スタート!kanokari-official.com【出演情報】/TVアニメ『彼女、お借りします』第2期放送開始🎉✨\満足度13「夢と彼女−ユメカノ-」汐織役にて#小倉唯が出演させていただいております✨ど
「ここからはじまったんだよね」「玄さん来ると思う」「富さんだよ」「そうだよね」僕と倫子ははじめてこの駅に降り立った時と同じように丸太のベンチにすわっている。山の青さが増しているように思えた。都会よりも涼しく、風が気持ちよかった。「こんなにくたびれてたかな」「もう少しましだったような気がするけど」でも、あの時はそう感じなかっただけなのかもしれない。僕たちを寒さから守ってくれるはずの場所だったから。ドアを見ているだけで、その中の生活が見えてくるように思えた。僕たちの時もそ
久しぶりの都会。人の多さに眩暈を覚えた。ずっとここで暮らしてきたはずなのに。倫子はキョロキョロとあたりを見ている。「落ち着かない」「何かね。そんなに離れていたわけじゃないのに」「それに緊張する」「親と会うだけなのにね」「こんな格好でよかったかな」「気を使う相手でもないし」僕と倫子はロビーにあるソファーで佳代さんが淹れてくれたコーヒーを飲んでいる。そういえばあの頃もお客さんの入っていない夕暮れに、佳代さんの淹れたコーヒーを飲んでいた。「佳代さんのクッキーはやっぱりおい
「雪がないね」「まだ夏だよ」「そうだよね、でも新鮮」どんよりとしていた空はきれいに晴れあがり、青い空に夏の雲が浮いている。はじめてこの駅に降り立った時よりも人が多いような気がしたけれど、街そのものの雰囲気は変わっていないように感じた。僕と倫子はバスには乗らずに、焼けたアスファルトの道を歩いていく。「わくわくするね」倫子が言う。僕もわくわくしていた。はじめてここに着いたときは不安でいっぱいだったのに。「久しぶりだねリンコちゃん」富さんと美代さんが迎えに来てくれた。僕は
僕とマスターはカウンターから窓際の席の倫子とサーファーの男を見ている。会話はほとんどなく、男のほうがポツリポツリと言葉を発しているように見える。倫子は相手を見るでもなく見ないでもなく、発せられた言葉にもほとんど反応していない。「最近来るようになったんですか」「常連の人に連れられてね。初心者のようだけど」「リンコちゃんのことしつこくきかれたよ」店内にはハワイアンでなくボサノヴァが流れている。からみつくようなストリングスがちょっとなまめかしい。「ただ俺だって、勘太郎君たちが
僕と信子さんのとなりに置かれているくたびれた応接セット。もともとここにあったものではなく、どこかでいらなくなったものをここに持ってきたらしい。僕がここに来てからは、ぼくがたまに昼寝をする以外に使われたことはない。「倫ちゃんには会ってきたんですか」「さっき加工場で。忙しそうだったからちょっとだけね」「倫ちゃんすぐにわかりました」「話は聞いていたから。でも本当に変わったね、あの子。髪型だけじゃなくて。何も聞いていなかったらすれ違ってもわからないかもしれない。自分の子なのにね」
「誰かにつけられてる気がするの」倫子が漁協の事務所に入ってきた。いつものように帳簿をにらんでいた向かいの信子さんは倫子の言葉に少しだけ反応した。「でも、ウソだったんだよね、あの話は」「そういえば、あんたのこと聞きまわっている男がいるって聞いたよ」信子さんが口をはさんだ。「誰に聞いたんですか」「加工場のみんなだよ」「あたしにはそんなこと誰も言わなかった」「若い男だって。髪の長い」「サーファー」「最近あの店によく来てるって」「たしかに、あの店にはそういう人ばかりだけど」
「あの時は本当に寒かった」「駅を降りたら雪が降っててね」どんよりとした雲の灰色と降り積もったまま埃と混じった雪の濁った白とに支配された世界をバス停に立ったままぼんやりと眺めていた。「震えが止まらなかった」「バスで行くほどの距離じゃなかったのに」「でも、あの時歩いてたら辿り着かなかった」「そうだね」佳代さんの紹介で僕と倫子は温泉街にある旅館に向かっていた。「すごく不安だった」「わりと大きな旅館だって聞いてたし、従業員も多いだろうから」「そうだね、今までのようにはいかな
流れる汗が止まらない。首にかけたタオルで汗をぬぐおうとしても、そのタオルもすでに汗でぐっしょりと濡れている。倫ちゃんは長かった髪を佳代さんに切ってもらった。「ねえ、勘ちゃんどうかなあ」麦わら帽子をとって倫ちゃんが僕に言う。「かわいいよ。ちょっと男の子みたいだけれど」「そんなに短くしたの初めてじゃない」「子どもの頃に一度したかな。覚えてない」「覚えてないよ。僕が越してくる前なんじゃない」「そうかな」富さんがおにぎりとお茶を持ってきてくれた。「大将はどうしてるんだい」「山で
佳代さんが鍋からあったかい汁をよそってくれる。里芋のほかにも野菜のたっぷり入った汁。「肉はイノシシの肉だから」この時期の看板メニュー。イノシシ汁。味付けは自家製のみそだけだけれど、野菜と肉からたっぷりダシが出ていてとにかく美味い。「この汁あったまるんだ」タートルネックのセーターに綿入り半纏をはおった倫子が湯気の出ている汁の器を受け取る。「このイノシシ汁を食べられるのも今日が最後なんですかね」「この辺は冬のなると雪に埋もれてしまうから」「佳代さんにはお世話になりっぱなし
雪深い山里にも春が訪れようとしていた。あたりを覆っていた雪もなくなりはじめている。冬のあいだ倫子と暮らしていた部屋はすっかり片づいていた。ほとんど荷物を持たずにやって来たのに、こうして暮らしているといろんな物が増えてしまう。冬が終わるまでという約束。わかってはいたものの、いざここを離れるとなると複雑な気持ちになる。お世話になった旅館の人との別れは思っていた以上につらい。「本当に行くんだね」女将さんは僕たちを引き留めてくれた。最初の約束以外にはここを出ていく理由も見つからな
倫子は楽譜とにらめっこをしながらギターを弾いている。楽譜といってもタブ譜といわれるもので、ギターの弦に見立てた六本の線に音符と押さえる位置が数字で書かれている。ギターを弾く場合は五線譜よりもわかりやすいらしい。「だいぶ上手くなったんじゃない」「マスターに教えてもらってるから」「何て曲なの」「マヌエラ・ボーイ」「店の名前といっしょだね」「この曲から店の名前をつけたんだって」「そうなんだ」「タロパッチ・チューニングだよ」「何それ」「チューニングの名前」「変な名前だね」
とにかく寒かった。雪に閉じ込められてしまった安アパートの中では、二人で身を寄せる以外寒さをしのぐ方法がなかった。僕と倫子はお互いのぬくもりでお互いの体を温めている。二人で暮らすってことはこういうことなのか。満員電車に荷物を抱えて一人で乗り込んだ時はこんなこと考えもしなかった。この寒さの中ではこうしてこの部屋にいるよりも、仕事をしているときのほうが快適なはずなのに、一日が終わると僕たちはぬくもりをもとめて冷え切ったこの部屋に戻ってくる。「ねえ、いつまでここにいるの」となり
「ねえ、勘ちゃん。ギター弾ける」「簡単なコードぐらいなら」「あたしもちょっとなら触ったことあるの」「そうなの」「バンドやろうって盛り上がったことがあって。キャバクラの女の子と」「あたしはね、一応ヴォーカルだったんだけど、弾けなくてもギター持っていた方がカッコいいってことになって」「エレキ弾いたの」「うん。でも結局一度くらい合わせただけで終わっちゃった」「ガールズバンドが流行ってたころ」「そうかな」「でもおかしいんだ。勘ちゃん弾いてみて」倫子は抱えていたギターを僕に渡
僕は漁港に建っている建物のちょっと魚臭い二階の事務室でおばさんと向かい合ってすわっている。くすんだ青い色のジャージを着たおばさんは机に向かって帳簿をにらみつけている。たまに計算機がカチャカチャと音を立てる。おばさんの着ているジャージははち切れそうなくらいパンパンだ。臨時雇いの僕は決して実務的な人間ではないけれど、漁師上がりの人が事務を執るよりもだいぶましらしい。というより漁師の人はこんな仕事はやりたがらない。一人だけちょっと変わった人がいたらしく、その人とおばさんで事
石垣の向こうに青い海が見えた。僕は茹でたトウモロコシをかじりながら、リサイクルショップでタダ同然で手に入れたポータブル電蓄といわれる機械をながめている。コンパクトなレコードプレーヤーで、レコードをのせて針を落とすと組み込まれたスピーカーから音が出る。買ってきた時にはレコードをのせても回らなくて音が出なかった。「いいおもちゃだね。どこが悪かったの」「それがさ。いろいろやってるうちに直っちゃったんだ」「ねえ、今度はこれかけてよ」倫子は紙袋の中から穴の開いた黒い円盤をひと