慌ただしく殺伐とした世の中で、電車や車の人々の大きな騒音の中を日々、暮らしていると嫌になる時も、ございます。そういう時に、最近、雨が多いので、ふとカエルの鳴き声を聞く事が、あったのです。カエルには申し訳ありませんが、私はカエルもカエルの鳴き声も、大嫌いです。その理由は、小学生の頃のお話になります。その日は雨が、たくさん降っていました。通学路の帰り道に長靴でバシャバシャと軽快に歩きながら、田んぼの脇道を帰っていると、足元で、グニャッと奇妙な感触があったのです。小さなカエルでした。その時は罪悪感と気