すでに封建的土地所有において、土地の支配は人間を支配するよそよそしい力としてあらわれている。農奴は土地の所有物なのだ。同様に、土地の相続権をもつ長子も、土地に帰属している。土地が長子を相続するのだ。一般的にいって、土地所有とともに私有財産の支配が始まるのであり、土地所有が私有財産の土台である。しかし、封建的土地所有にあっては、所有主は、少なくとも表面上は、所有地の王のように見える。また、所有者と土地とのあいだには、たんなる物の所有を超えた、もっと親密な関係があるように見える。所有地には所有主の個