群馬県は29日、新型コロナウイルスの感染拡大「第7波」に伴い医療逼迫(ひっぱく)が懸念されるとして、早期退院の実施などコロナ専用病床の効率的な運用に乗り出したと発表した。無料検査キットの配布も行い、山本一太知事は同日の会見で「医療崩壊の回避を目指す」と述べた。県によると、足元の病床使用率は48・4%(28日)に達した。入院者数は311人で、60代以上が77%を占める。重症者は2人、酸素投与などが必要な中等症は47人に上っている。病床使用率50%超は一般医療を相当程度制限しなければ、適切な医療対応