ブログ記事564件
皆さんこんにちは。「みんなのカウンセラー」こと、のぶさわです。<前回からの続き>今回は、「統合失調型パーソナリティ障害」の特徴ついてお書きしたいと思います。<統合失調型パーソナリティ障害とは?>・統合失調型パーソナリティ障害は、親密な関係においては強い居心地の悪さを感じ、近親者を除いて親しい友人や相談相手がいない。・必要があれば人と交流するが、自分が他者とは異なり、どこにも属していない様に感じている為、交流しない事を好む。その一方では、
皆さんこんにちは。「みんなのカウンセラー」こと、のぶさわです。<前回からの続き>今回は前回お書きした「シゾイド(統合失調質)パーソナリティ障害の原因」を基に、その寛解に向けてのヒントをお書きします。<ジゾイド(統合失調質)パーソナリティ障害を寛解に導くヒント>①敏感さを強めるストレスを減らす前回の「原因」でお書きした様に私の想像が正しければ、シゾイド(統合失調質)パーソナリティ障害と言われるものは、「コントロール不全」といった不快刺激に対して特に敏
皆さんこんにちは。「みんなのカウンセラー」こと、のぶさわです。<前回からの続き>前回お書きした(架空の)例でこの人は、・人との交流を不快と感じて極端に避けている点(=不快刺激を避ける)・仕事に没頭する点(=不快刺激を避ける)・自分の感情や相手の感情を感じない様にしている点(=不快刺激を避ける)・ペットを可愛がっている点(=動物との交流は快刺激)といったところから、不快刺激を極端に避ける(自分なりの快刺激を満たす)傾向が感じられます。そういった意味では”鈍
皆さんこんにちは。「みんなのカウンセラー」こと、のぶさわです。<前回からの続き>今回は、「シゾイド(統合失調質)パーソナリティ障害」の特徴ついてお書きしたいと思います。<ジゾイド(統合失調質)パーソナリティ障害とは?>「シゾイド(統合失調質)パーソナリティ障害」とは、他人と親密になりたいと思わず、一人でいることを好む。家族以外に親しい友人や信頼できる人がいないばかりか、時には家族さえも疎遠になる。社会的関係から距離を取り無関心で、他人からの賞賛
皆さんこんにちは。「みんなのカウンセラー」こと、のぶさわです。<前回からの続き>今回は前回お書きした「妄想性パーソナリティ障害の原因」を基にその寛解に向けてのヒントをお書きします。<妄想性パーソナリティ障害を寛解に導くヒント>①敏感さを強めるストレスを減らすストレスが高じると、その人の特性(ここでは敏感さ)が強く表出すると考えられます。そこで、できる限りストレスを減らす工夫が必要だと思います。(1)環境調整例えば、敏感さを刺激してしまう学校・仕事
皆さんこんにちは。「みんなのカウンセラー」こと、のぶさわです。<前回からの続き>※前回の(架空の)例「職場の後輩のAは、俺によく”リーダー、いつも遅くまでご苦労様です!”と声を掛けてから先に帰ってゆく・・・。この前課長からも”君はいつも遅くまで頑張っているらしいな。無理するなよ”と言われた・・・。きっとAの奴は俺が仕事を時間内に終えられない能無しだと課長にチクって課長と共謀して、俺をリーダーから引きずりおろそうとしているんだ。あいつら、
皆さんこんにちは。「みんなのカウンセラー」こと、のぶさわです。<前回からの続き>今回は、「妄想性パーソナリティ障害」の特徴について、お書きしたいと思います。<妄想性パーソナリティ障害とは?>「妄想性パーソナリティ障害」とは、人を信用できない障害で、客観的な根拠がなくても他人が自分を利用したり搾取する、危害を加えたり、騙したり陥れようととしている等と疑っていて、侮辱、軽蔑、脅しがみられないか常に警戒している状態です。<妄想性パーソナリティ障害の例>「職
皆さんこんにちは。「みんなのカウンセラー」こと、のぶさわです。<前回からの続き>米国精神医学会による診断マニュアル(DSM-5)ではパーソナリティ障害は以下の10種類に分類されています。◎A群(奇妙または風変わりな様子が特徴的)①妄想性パーソナリティ障害:不信と猜疑心②シゾイドパーソナリティ障害:他者に対する無関心③統合失調型パーソナリティ障害:奇妙または風変わりな思考と行動◎B群(演技的、感情的、又は移り気な様子が特徴的)④反社会性パーソナリティ障
皆さんこんにちは。「みんなのカウンセラー」こと、のぶさわです。「僕の彼女は優しい時は凄く優しいのに、見捨てられ不安が異常に強く、ちょっとLINEの返信が遅れると罵詈雑言を浴びせて来る・・・。この前なんかは”死ぬ!”と言って、薬物のオーバードーズをして救急車を呼んだ。もう3回目だ・・・。リストカットの跡もあるし、きっとボーダー(境界性パーソナリティ障害)に違いない」「うちの旦那は私や息子に事あるごとにダメ出しする。会社の同僚や後輩にも偉そうに電
皆さんこんにちは。「みんなのカウンセラー」こと、のぶさわです。「歳を重ねると、どんどん頑固になってゆく・・・」「頑固親父!」よく「人は歳を取れば頑固になる」と耳にします。かく言う私自身も、ある部分は頑固になって来てる気がします。(元々頑固、”へんこ”ですが(笑))人は誰でも人生の中で、不安や恐怖、喪失感・悲しみ・絶望・無力感、焦燥感、恥等の様々なネガティブな感情を感じたり、体験してきた筈です。そして、それによって不安定になった心身を「いかに安定させるか?
皆さんこんにちは。「みんなのカウンセラー」こと、のぶさわです。<前回からの続き>以前、「(生まれつき)快・不快刺激に対して過度に敏感なお母さんは、我が子から膨大なストレスを被る」「そして、そのストレスが解消できていない場合は、子を”敵”とみなしてしまう」とお書きしました。だとすれば、そういったお母さんにとっては、ストレスの解消が急務と思われます。そして、ストレス解消の方向性としては、主に3種類の方向性があり、人によってその3つの必要な割合が違って
皆さんこんにちは。「みんなのカウンセラー」こと、のぶさわです。<前回からの続き><我が子を愛せない苦しみから抜け出すヒント(4)>誰しも、他人より劣って居ると感じると不快ですし、他人に勝つ事は”快”で負ける事は”不快”だと思います。特に”快・不快”に敏感な人はそれを強く感じてしまうと思います。だとすれば、そういうお母さんにとっては「子供への嫉妬をやめなさい!」とか「親が自分の子供と比べてどうするの?」と言われても、それをやめる事は難しいと思います
皆さんこんにちは。「みんなのカウンセラー」こと、のぶさわです。<前回からの続き><我が子を愛せない苦しみから抜け出すヒント(3)>③自分の嫌いな部分を我が子の中に見出していないか?・我が子の一番嫌いな部分を考えてみる例「なんでも私に頼って、甘えてくる所」・自分の中にその部分が少しでもないか?を探ってみる例「そりゃあ、私だって人に頼ったり甘えたりしたい時もあるけど・・・」・その部分を自分は好きか?嫌いか?例「嫌い!・・・私は他人に
皆さんこんにちは。「みんなのカウンセラー」こと、のぶさわです。<前回からの続き><我が子を愛せない苦しみから抜け出すヒント(2)>②我が子を嫌いな人とダブらせない・我が子に対して「この子のこんな所が嫌い!許せない!」と感じた時に、自分が同じように感じている相手を探してみましょう。例「本当にこの子は、私の言う事を全く聞いてくれない・・・なんて自分勝手なの?!」「私の身近な人で、同じように感じている人は誰だろう?」「・・・そうだ!ママだわ!本当にムカ
皆さんこんにちは。「みんなのカウンセラー」こと、のぶさわです。<前回からの続き>今回からは我が子を愛せないで苦しんいるお母さん達へどうすればその苦しみから抜け出せるのか?のヒントをお書きしてゆきたいと思います。まず初めに私が常々臨床現場で感じる事は客観的に見て一生懸命子育てなさっているのに、「我が子を愛しきれていない私はダメな母親だ!」とか「ついつい怒鳴ってしまう自分が嫌いだ!」等と、自分の中の理想の母親像とのズレに悩まれて自分を責めてしまっておられる
皆さんこんにちは。「みんなのカウンセラー」こと、のぶさわです。<前回からの続き><我が子を愛せない原因(3)>⑤自身が快・不快刺激に敏感で、そこから来るストレスを解消できていない子供を産んで育てる、という事は(特に母親にとっては)多大なストレスがかかる筈です。例えば、「30分おきの授乳」「子がぐずる、言う事を聞かない」「子が寝ない」「自由な時間が無くなる」「ワンオペ育児や非協力的な夫」「義父母との関係」「ママ友との関係」「体形の変化」・・・母親にとってはた
皆さんこんにちは。「みんなのカウンセラー」こと、のぶさわです。<前回からの続き><我が子を愛せない原因(2)>③自分の身近な人(夫や親等)の嫌いな部分を我が子の中にも感じてしまう(転移)例:母親「いつまでゲームしてるの?早くご飯を食べなさい!」息子「・・・・」(無視してゲームをし続ける)母親「早くしろって言ってんだろ?!あんたが食べ終わらないと片づけられないだろ?!」母親「あんたはいっつもいっつも自分の事しか考えずに、私の事なんてどうでもいいと思
皆さんこんにちは。「みんなのカウンセラー」こと、のぶさわです。<前回からの続き>「我が子を愛さなきゃいけないのに愛せない」・・・そういった苦しみを抱える方も多いと思います。では、何故我が子を愛せないのか?原因・理由は様々あると思いますが、私の今迄の知識と臨床経験から想像しますと、①我が子は自分と同じ様に感じたり思ったりしているはずと思い込んでいる(同一視)②抑圧した自分の嫌いな部分を我が子の中に感じてしまう(投影同一視)③自分のが身近な人(夫や親等)の嫌い
皆さんこんにちは。「みんなのカウンセラー」こと、のぶさわです。「イヤイヤ期が始まってから、息子のワガママがより酷くなって全く言う事を聞いてくれなくなった。私はイライラし通しで、狂った様に息子を怒鳴りつけたり、時には手をあげてしまうのを抑えられない・・・。夫は仕事が忙しく、実母との仲も良く無くて完全にワンオペ育児だ。最近では子供の顔を見るのも嫌で、憎しみさえ沸いてくる・・・。”子供なんて産むんじゃなかった”と後悔する事も度々ある。そして、
皆さんこんにちは。「みんなのカウンセラー」こと、のぶさわです。<前回からの続き><インナーチルドレンを癒すヒント(4)>④無意識(チルドレン)が求めている援助を同定し、意識(親)がケアする(前回の「彼氏にLINEを送ったのに、いつまで経っても返信が来ず、イライラが襲ってきた女性」の例の続き)以下、”親のSP”と”子のSP”との対話の続き親「私はあなたのその寂しさ・辛さを和らげる為に、何でもしてあげたいんだけど、どうして欲しい?」子「ハグして!」親「
皆さんこんにちは。「みんなのカウンセラー」こと、のぶさわです。<前回からの続き><インナーチルドレンを癒すヒント(3)>③無意識下のチルドレンに等しく共感し愛情を向けるいよいよ自分の中の無意識に存在する子供のSP達と向き合います。この子達は、例えば「不安になる」「パニックになる」「黙り込んでしまう」「自分を責める」「自分にダメ出しをする」「キレる」「逃げる」「死にたくなる」「自傷する」「強迫行為をする」「人や物に依存する」等、「自分に苦悩をもたらす存在」
皆さんこんにちは。「みんなのカウンセラー」こと、のぶさわです。<前回からの続き><インナーチルドレンを癒すヒント(2)>②意識(”親”となるサブパーソナリティー)の力を強化する※以下、親のサブパーソナリティー⇒親のSPと表記します(1)親のSPを単純に強化する仕事でも趣味でもエクササイズでも計画⇒実行⇒分析⇒反省という事を”意識”して行動する時間を増やす(2)親のSPの愛情を強化する今迄「消えて欲しい」等と邪魔者扱いをしてきた子供のSPに対しても愛情を向
皆さんこんにちは。「みんなのカウンセラー」こと、のぶさわです。<前回からの続き>前回、「主に幼い頃に”生き延びる事ができない”、”愛されず孤独になる”といった、危機を感じた時に、その危機を乗り越える為に、様々なチャイルドが形成され、今もその子達が無意識下に存在する。そして”今”も、同様の危機を感じた瞬間に意識を支配し、危機を乗り越えようとしてくれる」「だから”傷ついたチャイルド”だけを癒すのではなく一見、”邪魔者だ”と感じる”キレるチャイ
皆さんこんにちは。「みんなのカウンセラー」こと、のぶさわです。<前回からの続き>前回お書きしました様に”インナーチャイルド”とは、「トラウマチックな出来事によって、その時に強く感じた感情・感覚・記憶・信念・思考といったものが無意識下に抑圧され、その時の感情や信念等を保ったまま意識から遊離したまま存在し続けてしまっている一つの人格(サブパーソナリティー)である」と私は考えます。そして、この”サブパーソナリティー”は多くの場合、単一の「傷つい
皆さんこんにちは。「みんなのカウンセラー」こと、のぶさわです。「私は親しくなった男性に対しては見捨てられ不安が強くなり、依存して束縛してしまう。前の彼氏の時もそうだった・・・。きっと私はアダルトチルドレンで、インナーチャイルドが傷ついてるんだわ。」うちのルームにも傷ついた「インナーチャイルド」の癒しやケアを希望されてお越しになる方もいらっしゃいます。今回は私なりに考える「インナーチャイルド」の成り立ちと定義をお書きしたいと思います。例えば、
皆さんこんにちは。「みんなのカウンセラー」こと、のぶさわです。<前回からの続き>前々回、認知(行動)療法やスキーマ療法等が、その論拠とする認知心理学で言うところの「”不適応”的な信念」や「認知の”歪み”」といった考え方に対して、強い違和感を感じている、とお書きしました。今回は、私がそう感じる理由をお書きしたいと思います。前回のA子さんの例で言うと、「お姉ちゃんみたいには、勉強ができない私はお母さんから愛されない。そうなると、この家には必要無い存在だ
皆さんこんにちは。「みんなのカウンセラー」こと、のぶさわです。<前回からの続き>今回は結果として自分を苦しめる事になってしまう「中核信念(スキーマ)や認知の”歪み”がどの様に形成されるのか?」を引き続き架空のA子さんの例を基にお書きしたいと思います。前回お書きした架空のA子さんの例で言うと、「私はダメ人間で、恥ずかしい存在だ」「どこにも所属する事ができない(居場所がない)孤立した存在だ」といった、「”不適応”的な信念」や「認知の”歪み”」を有して
皆さんこんにちは。「みんなのカウンセラー」こと、のぶさわです。「仕事でミスを犯す私はダメ人間だ・・・・こんな私は社内のみんなから必要無いと思われてるに違いない」と、自分を否定し続けながら、それでも「必要とされたい」と、吐きそうになっているのに、毎朝無理やり起きて、「今日こそはミスをしないでおこう!」と悲壮な覚悟で職場に向かうA子さん・・・。見かねた母親から「A子!体が一番大切だから休んだら?」と言われても、「お母さんも知ってるでしょ?!前の会社も
皆さんこんにちは。「みんなのカウンセラー」こと、のぶさわです。<前回からの続き>今回は「他人の迷惑を省みずに勝ち負けに拘り続けて、他人を苦しめてしまう人」の中でも、オキシトシンシステムの働きが極めて弱い(と考えられる)が為に、自らの勝ち負けへの拘りのせいで、家族や他人を苦しめても罪悪感や申し訳なさを感じる事ができず、反省もできないタイプの人(自分の思い通りにならない相手に腹を立てたり、自分にとっての不都合やデメリットが生じた時に”お前のせいだ!
皆さんこんにちは。「みんなのカウンセラー」こと、のぶさわです。<前回からの続き>今回と次回では、「負けた分を取り返そうと家族の事を省みずにギャンブルにのめり込んで、莫大な借金を抱えてしまう人」「ライバルに勝ちたい!と卑怯・姑息な手段を使って、周りから顰蹙を買ってしまっている人」「文句を言ったら、逆切れして倍返ししてくる決して”負けない”夫」等、「他人の迷惑を省みずに勝ち負けに拘り続けて、他人を苦しめてしまう人」が、