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9月も半ばですね。実習や見学に加えて、学業もある忙しい季節ですね。そろそろ応募したい園を絞り込んでいる人もいるかもしれませんね。今日も先週に続き保育士の「主体性」について、事例で考えてみたいと思います。子どもの主体性に関しては、たくさん学んできていますが、自分自身の主体性について考えてみましょう。保育園では、子どもだけでなく職員にもこの主体性は求められます。主体的な人というと、自分から積極的に動くというイメージですね。その反対は「受け身」な人です。先輩保育士が「この人は受け身な人だ
こんにちは。秋らしくなってきましたね。先日訪問した保育園では、運動会の準備が始まっていました。学生の皆さんの中には、実習や見学がこれから本番という方も多いのではないでしょうか。今日は新人のよくある相談です。「プール準備の時にもっと自分から動いてと注意された。何がいけなかったのか、どうしたら良いのか分からない」先輩はもっとてきぱきと動いて欲しいと思っているけど、新人はどう動けばよいのか分からずオロオロしている。慌てて何かやったら「違う」と言われてしまう。そんな光景が目に浮かびます。新人あ
こんにちは。保育者専門キャリアコンサルタント谷口真紀です。先日、学生と話をする機会があり、社会人になることへの不安について聞くことができました。私自身も、すごく不安だったことを思い出しました。1度の失敗が許されない。1つ1つの業務を真剣に手を抜かずにやらなくてはいけない。そんな気持ちでいました。仕事をしていると失敗をしたり、つらくなる時は当然あります。それを1つ1つ超えて、気が付いたら1年がたっていました。社会人1年目は、本当にあっという間でした。失敗をしたとき、怒られたとき、最初は
夏休みが終わりますね。この夏は保育園・幼稚園実習、お疲れ様でした。実習では、これまでみたことがない新しい世界を見る経験をされたと思います。各保育園の方針により対応は様々です。丁寧に教えてくれる職場もあれば、1回で覚えてね、という職場もあります。「エビングハウスの忘却曲線」という有名な心理実験の結果によると、人間の脳は、20分後には記憶したもののうち半分近くが失われるそうです。1回で完全に記憶することは、脳はできないようです。そういう時はやはり、メモを取るしかありません。忙しい保育の現場
前回は、自分の「認知」を変える方法を説明しました。「感情」は目に見えないもので、自分にしか分からないものです。ですが、自分でコントロールすることができるものでもあります。例えば、誰かに攻撃されたと感じた時、あなたは「傷つく」以外にも方法があります。1、怒る2、なぜそういうことを言うのか相手の気持ちを率直に尋ねる3、無視する4、「マウンティングをとろうとしているなんて、ちっぽけな人だな」と考えるぱっと考え付くだけで、これだけの受け取り方がありました。どれを選ぶかは、自分の
社会人基礎力「ストレスコントロール力」。いよいよストレスの発生源に対する根本的な対処法です。苦手と感じる人に対する自分の「認知」を変える方法を紹介します。「先輩の言い方がきつい」という場合を例に取りましょう。先輩から同じ言い方をされても、強いストレスを感じる人(Aさん)と、あまり感じない人(Bさん)がいます。Aさんはマイナス評価「叱られた」と感じています。Bさんはプラスでもマイナスでもなく「言葉通りの事実」として評価しています。Aさんは、強いストレスが生じます。Bさんは、
社会人基礎力「ストレスコントロール」について、これまではストレスを知り、対処する方法を説明してきましたが、いよいよストレスの根本的な対処法に入っていきます。その方法は「自分を変える」。正確には、「相手に対する見方を変える」です。ここでは「先輩の言い方がきつく、毎日ストレスを感じている」というケースを取り上げます。はっきり、きっぱりとものをいう人は、どこにでもいますね。それ自体は悪いことではありませんが、人間関係においては、相手によっては誤解を生じさせる可能性があります。相手
社会人基礎力「ストレスコントロール」についてこれまでは、ストレスを知り、ストレスに対処する方法をお伝えしました。今回は、ストレス源そのものにアプローチする方法です。社会人基礎力として求めている「ストレスコントロール力」は、この「ストレス発生源」に対応するスキルになります。前回まで紹介してきたストレス対処法は、主にストレスを感じた時の対処法についてでした。今回はストレス源そのものの捉え方を変えていくことで、根本的な解決につなげていく方法です。まず理解しなくてはいけないのは「
社会人基礎力「ストレスコントロール」について、前回は一時的なストレスに対処する方法をお伝えしました。今日は慢性的なストレスへの対処法です。強いストレスに長期間さらされると、徐々に体に常に感じる症状が現われます。倦怠感、不眠、肩こりなどです。不安や無気力などの心の動きを伴います。同時に行動面では、遅刻や欠勤が目立つようになったり、拒食や逆に過食に走る人もいます。作業能率も低下し、ミスが目立つようになってきます。この症状が顕著になる前に、自分でコントロールする必要があります。仕事を
不安やストレスは、生活をしている以上避けては通れないものです。前回は、ストレスの正体(ストレス源)について説明をしました。適度なストレスは上手に付き合えるのですが、ストレスのレベルが大きくなってきたらどう対処すればよいかということを、今回はお伝えします。突然、大きなストレスにさらされたとき、体と心が「急性反応」を生じます。急性反応は、動機がしたり、赤面、発汗、ふるえ、行動面では、落ち着かなくなり、逃避行動に出る、泣く、大声で怒るなどがあります。これは、ホルモンの一種である「アド
前回の記事では「ストレスは必ずしも悪いものではない」ということをお伝えしました。では、適度なストレスと上手につきあっていくにはどうすればよいでしょうか。まずはストレスの正体を知ることが大切です。ストレス源(ストレッサー)の分類方法はいくつかありますが、ここでは次のような3種類に分ける方法を紹介します。(1)生活環境ストレッサー人生のライフイベントや、生活をしているうえで起こる出来事が原因となるストレスです。結婚や就職などのおめでたいイベントも、環境や生活の変化を伴う以上ストレス
梅雨ですね。季節の変わり目は体調も崩れやすいです。体調が崩れないように、事前に自分でできる対策をするのも社会人の基本です。季節が変わるだけでもストレス。仕事でのストレスに加えて、さらに、雨が多い、じめじめする、、、ストレス源は、いくらでもありますね。社会人基礎力の一つ「ストレスコントロール力」は、こんなストレスと上手に付き合っていくことから始まります。最初に理解しておきたいのは、仕事において、ストレスは必ずしも悪いものではないということです。ストレスが全くない状態と
colorfulcommunicationsカラフルコミュニケーションズ野村恵里です。無事終了!三鷹市の保育者の皆さんから嬉しい報告がありました!7月初旬に開催した、保育者研修会。ZOOMでの開催で、直接お会いできなかったのは残念ですがそれでも、遠く離れた岡山からお届けできたことはとっても嬉しいことでした!研修の感想をいただきました研修を受けていただき、その内容についてのご感想今後の取り組み方、意欲な
子ども達にとっては、保育園は生活の場でもあります。あたたかく安心できる環境であることが望ましいですね。保育者同士のコミュニケーションも同じく、お互いを思いやり安心感が持てるように、誰しもが心がけています。保育に関しては、園長先生や主任が直接新人に指導をする場面もあります。園の掲げる保育理念のもと、一緒に子どもの育ちを支える仲間ですから、当然といえます。より良い保育を目指して、自由に意見や考えを伝え合える「心理的安
前回は、ルール変更のポイント2点のうち、1)「序列」について述べました。今回は、議論をすることについて述べたいと思います。職員会議などで「何か意見はありませんか」というとシーン・・・よく見る光景です。沈黙の中に緊張が走ります。気になることがあっても、この場にふさわしい発言なのか、見当違いのことを言ってたらどうしよう、みんなの時間を奪ってしまうのではと不安になって、結局何も言えなくなってしまう人も多いと思います。ところが会議が終わったとたんにほっとして饒舌になり、思っていたことがスル
先週の記事では、ルール変更のポイントとして、2点あげました。1)自分と近いポジションの人から順に上に伝える。序列を飛ばしての相談はできるだけ避けます。2)職員会議で十分な議論をすること。今日は「序列」についてです。チームで仕事をする上で、「職位」とそれに付随する「責任」があります。職位は、「園長」「主任」など肩書として目に見えますが、責任は目に見えません。立場が上になるほど責任も重くなりますが、同時に自由度も広がり、仕事の面白みも大きくなります。保育業界における職場における序列は
前回の記事では、職場のルールが現状に合わないと感じた時に変更するためには「必要な手順」があるとお伝えしました。今回はその手順について説明します。保育園の場合は、現場のオペレーションを規則通りにやろうとしたら、かなり無理があったということが、時々起こります。そんな時一番やってはいけないのは、勝手に自分流に変えてしまうことです。これが許されると組織の規律はなくなってしまい、混乱してしまいます。ここでは、ルール変更に至る一般的な手順を紹介します。①まずは、賛同者を募ります。同期、年の
シンプル育児アドバイザーの石鍋てるみです。昔に比べて、今は膝っ小僧にかさぶたができている子や絆創膏を貼っている子がとても少なくなくなりました。みんな綺麗な子が多い😊コブができたり、どこかに怪我しているのが子どもだという印象が強い私はもっとわんぱくに育ってほしいと思う人はいませんか?子どもは成長過程で、自分の身体を経験を持って確認していきます。何度も転んだり、失敗をしながら自分の身体のイメージを作り上げていきます。赤ちゃんの、歩き始めにはその様子がよくわかり
組織のルールは明文化されている就業規則やマニュアルもあれば、不文律として存在している規律もあります。例えば残業について、上司より先に帰ってはいけないという組織もあれば、上司が最後まで残るものだという暗黙のルールがある組織もあります。暗黙のルールというとちょっと怖い印象もありますが、人間関係が円滑になるようにとお互いの気遣いから生まれたものでもあります。もとはと言えばやさしさから生まれたもの。ですが、社会は周囲の意識が変化しているのに、「前例がない」「これまでやってきたから」とい
小学1年生になった長男。ゴールデンウィークが開けて文句や人のせいにすることが増えてきました理由は授業時間も増え、毎日宿題も始まったから。(ひらがなワーク)休み時間も少ないしマンモス校だから外遊びができる時間も限られている話を聞くと、特に宿題。「花丸もらえない」幼稚園では、どんな字を書いてもやったことに花丸!だけど、小学校ではトメ、ハネやバランスなど指摘されることが多く赤字で直されてくる毎日のことなので、ヤル気が
社会人になって一番感じるのは、自由時間の少なさという人は多いと思います。勤務時間は、「その業務のために使う時間」です。準備の時間は含まれません。準備時間を見越して、勤務開始●分前には職場に入ります。遅刻は当然、1回でもNGです。学生時代は1,2度の遅刻も大目に見てもらえたかもしれませんが、給料の対価として労働を提供するという労働契約を結んだ以上、厳しく言えば1回の遅刻も労働契約違反となります。遅刻をする場合は、分かった時点で自分で電話で連絡をする。体調不良で欠勤の場合も、自分で連絡
新年度がはじまり、ゴールデンウィークが終わると、次は梅雨。四季を感じることで1年の移り変わりを実感しますね。私は研修でいろいろな園を訪問します。最近はオンライン研修もありますが、実際に足を運ぶことで得る情報はとても多いです。先生方の服装やエプロンの色や柄、お互いのコミュニケーションの取り方、園内の掲示物などにその園の特徴をみてとれます。今日のテーマ「規律性」は、社会人としての基本ルールを守るということに加え、その組織の一員としての自覚を持つということもあります。髪の色一つとっ
先週は、自分の「当たり前」で判断していないかを振り返る「柔軟性」についてお伝えしました。今週も、「柔軟性」についてです。たいていの職場では、入職にあたっては研修を実施しています。新人研修では、学生から社会人になるための考え方や態度、行動について学びます。学生時代までの自分を、社会人としての自分に進化させるための時間です。この研修は「自分を変えろ」と言われているようで、時に厳しく感じる人もいるかもしれません。ですが、その厳しさは、あなたを否定するものではありません。
新年度が始まって約1か月。新しい生活には慣れてきましたか?今日は、社会人基礎力の中の「柔軟性」について、谷口なりに解釈をしてみたことを説明をしたいと思います。社会人基礎力の資料の中で「柔軟性」は、意見の違いや立場の違いを理解する力と定義されています。私たちがこれまで経験してきた「学校」というシステムは、同じ年齢の子ども達を1つの部屋に集めて、同じ内容の授業をしていくシステムです。義務教育を終えると年齢での区切りはなくなりますが、実質は社会に出るまでほとんど同じ年代の人に囲まれ
右も左も分からないうちは、先輩や上司に逐一相談していきますが、そのうち自分で判断できるものが多くなります。ただ、仕事をしているうちに上司の意見と自分の意見が合わないということも起こります。そのようなときどうすれば良いのでしょうか。「保育観が合わない」といってすぐに転職をする人がいますが、そもそも、組織の方針と自分の思いが完全に一致するということは、ありえないことです。その園を就職先として選んだのは、その園の方針や理念を良いと思ったから。組織の中で仕事をする以上、自分の意志と
こんにちは。保育者専門キャリアコンサルタント谷口真紀です🌷新年度が始まり1週間がたちました。今日は、社会人基礎力の中の「情況把握力」についてです。「状況」という言葉とは漢字が異なっています。“情”という漢字が表すとおり、「物理的だけでなく、内面的なものも含めたものごとを把握する力」というところでしょう。新人・若手職員に求められる情況把握力は、何かが起こった時または何かに気づいた時、自分で判断してよいものかを決めることです。最初のうちはほとんどの場合先輩や上司に相談することになり
4月になりました。新年度が始まりましたね。新社会人のみなさまは、入社・入職おめでとうございます😊入社式で新しい仲間と顔を合わせたばかりという方、顔ぶれは変わらないけど新しい環境になった方、新しい出会いがたくさんある時期です。新しい年の初めの記事は、第一印象についてです。有名な「メラビアンの法則」というものがあります。面接などで面接官が、目からの情報と、聴覚(声の大きさやトーン、話す速さなど)情報、言語情報(話す内容)の中で何を重視するかという実験結果です。これによると、目
みなさま、こんにちは元幼稚園教諭(12年勤務)で、ただいま5ヶ月の息子氏の子育てに奮闘中の腹ぺこ母ちゃんこと、erisuです今回は幼稚園教諭の1年目だった頃を振り返り、これから先生になるよ!という方のアドバイスを少し書きたいと思います1年目はとにかく覚えることが多く、小さなメモ帳に毎日色んなことを書いていました1番最初に覚えるのは、まず子どもたちの名前です大人も名前を呼んでもらえたら、嬉しいですよね子どもたちも名前を覚えて、呼んでもらえるととても嬉しいんですなので、顔と名前を覚
先日、保育園の女児(3歳)がジャンパーのファスナーを閉められないと愚図っていました。保育者は、傍らで優しく声をかけながらも手を貸しません。彼女はそれができることを知っている保育者は、あえて介入しないで待つことで、自分で問題解決するように促すのです。代わりに閉めてあげたら一瞬で済むことです。保育者も楽だし女児も喜ぶはず。しかし保育者は、過剰な介入が彼女の育ちに結び付かないことを理解しています。日本の保育者が行う「見守る」というアプローチとは、多少の犠牲を払っても、その子にとって良いこととは何か