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こんにちは。ジヴァ・ジャパン・アーユルヴェーダの文分です。夫の甥の娘のバレエ発表会に行ってきました。北海道にいるジジババが猛暑の東京に来れば暑さでダウンするかもしれないので断念。夫と私はジジババの代わりに観に行ったのですが、夫はジジの弟なので、インドの考え方ではジジの代理というより立派なジジ。ちなみに、ヒンディー語のジジは日本語のババの意味。ヒンディー語のババは日本語のジジの意味。ややこしい。甥の娘が通っているバレエ教室は日本で最大級のバレエ団/スクールなせいか、発表会の
こんにちは。ジヴァ・ジャパン・アーユルヴェーダの文分です。暑くなり始めた6月、ピッタ優勢のある方から相談がありました。長い間ヘナで髪を染めていてなにも問題がなかったのに、ここ3-4回はヘナで染めた直後に頬に発疹が出るようになったというのです。肌のトラブルはピッタによるものです。この方はピッタ優勢なので、なんらかの要因でヘナが悪さをして肌トラブルを起こしていることをご本人も私も推測しました。いままでと同じヘナ商品だというのですが、原材料にいままでなかった成分が含まれるようになった
こんにちは。ジヴァ・ジャパン・アーユルヴェーダの文分です。先日、NHKの朝ドラをみていたら、主人公の幼子が病気で亡くなり、主人公と妻はなかなか立ち直れないでいました。住まいにしている長屋の住人が「時薬が一番だ」みたいなことを言いました。「ときくすり」いい言葉だ!悲しみや苦しみは時が癒してくれる、という意味です。写真はウィキペディアから拝借したインドの古代の神様「カーラ」の像。タイに所蔵されている神像なのでタイ風。この「時薬」にピピーンと来たのは、その数日前の加藤幸雄先生の「
こんにちは。ジヴァ・ジャパン・アーユルヴェーダの文分です。7月は旧知の方々と再会した月でした。20年ぶりの人とも旧交をあたためることができましたし、昨夜は旧交をあたためたわけではありませんが、美味しい和食を堪能しました。昨夜の美食会に続いて、今日は旧知の学者さんである吉田かおるさんとランチ。ソニーコンピュータサイエンス研究所で、植物とか環境とか作物がどういう状況でどういう植生になるかを、工学の技術を活用して研究していた学者さんです。この方は中国薬膳やアーユルヴェーダにも造詣が深
こんにちは。ジヴァ・ジャパン・アーユルヴェーダの文分です。アーユルヴェーダは古代から伝わる医学体系であり、人間の健康と幸福をみつめる生き方指南書でもあります。欧米で発達した現代医学は、歴史的な背景もあって、身体と心を切り離し、魂と称するものは領域外として取り扱ってきませんでした。人間の生き方指南書であるアーユルヴェーダは身体、心、魂を切り離しませんでした。古代のリシ(賢者)たちは人間の存在の本質をみていました。インド哲学には、人間の存在は五層から成り立っているという
こんにちは。ジヴァ・ジャパン・アーユルヴェーダの文分です。最近、聴覚について書くことが多い私です。一種のマイ・ブームですね。なぜ聴覚に興味があるかといいますと、スワスタ・プログラムに参加されている患者さんの中に、脳にダメージを受けた方がおりまして、聴覚を刺激することで脳のダメージを改善できないものかと考えているからです。スワスタ・プログラム~アーユルヴェーダと現代ヘルスサイエンスの統合https://www.jiva-ayurveda.jp/online-consultat
こんにちは。ジヴァ・ジャパン・アーユルヴェーダの文分です。WHOは健康の定義を掲げています。「健康とは、身体的、精神的、社会的にすべてが完全に良好な状態であり、単に疾病又は病弱の存在しないことではない」ここに「霊的」という言葉を入れるべきか否かが理論されたそうですが、いまのところ入っていません。アーユルヴェーダは健康について、「3つのドーシャがすべてバランスがとれ、7つのダートゥがすべてバランスがとれた状態にあり、13種類の消化の火(アグニ)がすべてバランスのとれた
-----------本号の目次---------------------------・ジヴァ・ジャパン・アーユルヴェーダスクール2023年7月-12月期本コース受講生を募集・ラーガ瞑想とインドごはん(7/8)・インド・ジヴァグラムでアーユルヴェーダを学び体験する(10/21ー10/28)・SwasthaProgram~アーユルヴェーダと現代ヘルスサイエンスの統合・Jiva®マルマ・ハンドトリートメント講座・7月のオンライン・アーユルヴェディック・カウンセリング(7/1
こんにちは。ジヴァ・ジャパン・アーユルヴェーダの文分です。お肉好きの人にとってはベジタリアン食というものを想像できないようです。もちろん想像できる人もいますが、できない人もいます。私のアーユルヴェーダの師匠であるドクター・パルタップが日本に来ていたとき、あるアメリカの大きな団体の日本支所から、あるコンテストの審査員を頼まれました。そのコンテストは午前中から始まったので、昼食はコンテスト会場でとることになりました。コンテストの運営責任者にドクター・パルタップはベジタリアンであるこ
こんにちは。ジヴァ・ジャパン・アーユルヴェーダの文分です。アーユルヴェーダでは知覚器官はとても大切な役割を果たしています。知覚器官は視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚ですね。外界と体をつなぐ役割を担っています。知覚器官(五感)から入ってくる情報は食べ物だとアーユルヴェーダはとらえています。サトヴィックな情報は体と心をいつくしむ一方、ネガティブな情報は体と心を傷づけます。アーユルヴェーダは病気の根本原因として主に次の3つを挙げています。1.知性の間違った使い方(プラッギャー
こんにちは。ジヴァ・ジャパン・アーユルヴェーダの文分です。インドの代表的な楽器の一つであるシタールをご存じの方は多いと思います。ずいぶん前ですが、患者さんの前でシタールを奏でることによってその方の病気を治すことができる人の話を聞いたことがあります。その時は、そのシタール奏者の特殊能力だと思ったのですが、よく考えてみると、音楽は音の振動であり波動です。いま注目されている波動医療の元祖なのですね。最近は、同じくインドの弦楽器のタンプーラの話をよく耳にします。日本でも「マイ・タ
こんにちは。ジヴァ・ジャパン・アーユルヴェーダの文分です。人間の体にはいろいろな筋肉があります。人間の筋肉は全部で640個あるそうです。そのなかで最も小さい筋肉はなんだと思いますか。知らないですよね。私も知りませんでした。とういうか、考えたこともありませんでした。6月11日に行われた国際ヨガDAY関東@日光東照宮での北西剛先生の講座によりますと、最も小さい筋肉は「アブミ骨筋」だそうです。北西剛先生は耳鼻咽喉科のお医者さんで、日本アーユルヴェーダ学会の理事長さんです。
こんにちは。ジヴァ・ジャパン・アーユルヴェーダの文分です。アーユルヴェーダは、人間は体、心、感覚器官、魂(アートマ)から成り立っていると考えています。感覚器官は体と外界をつなぐ役割をしています。5つの感覚器官のうち4つは頭部に集中しているので、感覚器官の健康は脳の健康に直結します。ではあるものの、アーユルヴェーダは、「体、心、魂(アートマ)が人間を構成する基本三要素」と考えています。体、心、魂(アートマ)にはそれぞれを支えてくれている3本の支柱があります。それを「トリ・ウ
こんにちは。ジヴァ・ジャパン・アーユルヴェーダの文分です。当校ジヴァ・ジャパン・アーユルヴェーダスクールでは、ベーシックコースの最終日に生徒さんたちにプレゼンテーションをしてもらいます。このプレゼンテーションは本当に素晴らしくて、一人ひとりのプレゼンテーションが感動を与えてくれます。ある生徒さんは、脳の情報伝達の不具合で心臓の鼓動をうまく制御できないという問題をもっていました。そのため緊張したり感情的に興奮すると心室細動という不整脈が起き、失神することもありました。パニック障害
こんにちは。ジヴァ・ジャパン・アーユルヴェーダの文分です。ふと思い立って世界各国の平均寿命を調べてみました。2022年12月23日に発表された厚生労働省の統計によると、日本の平均寿命は男性が81.49歳、女性が87.60歳。日本全体の平均寿命は84.55歳です。インドと比較するためにWHOの2019年の統計をみると、日本全体の平均寿命は84.3歳。インドは70.8歳です。日本より14歳も低いのですね。勝手な私の見方ですが、インド人でも3食をちゃんと食べている人は80歳代ま
こんにちは。ジヴァ・ジャパン・アーユルヴェーダの文分です。昨日、栃木県の日光東照宮にて「国際ヨガDAY関東2023」が行われました。国際ヨガDAY関東2023https://yogadaykanto.com/国際ヨガDAY関東2023セレモニーパートhttps://www.youtube.com/live/9o3DdOJUnTA?feature=share44:51あたりからヨガ界をリードしている先生方によるリレー方式のヨガデモンストレーションが始まります。皆さんもお
こんにちは。ジヴァ・ジャパン・アーユルヴェーダの文分です。昨日、加藤幸雄先生の「チャラカ・サンヒター講座」があり、1巻20章に入りました。この講座は2019年2月から月イチのペースで続いています。加藤幸雄先生とチャラカ・サンヒターを読む会https://www.jiva-ayurveda.jp/pickup/2428/1巻19章の最後から20章にかけて内因性の病気と外因性の病気が論じられています。内因性と外因性の漢字をみれば、その意味はおおよそわかりますが、アーユルヴェ
こんにちは。ジヴァ・ジャパン・アーユルヴェーダの文分です。アーユルヴェーダは食養生を非常に重視しており、病気の治療の一部としても重要な位置づけにあります。ジヴァ・アーユルヴェーダのドクターのコンサルテーションを受けると、詳細なダイエットチャート(食品チャート)を送ってきます。食品群別に、①摂ってよい食品、②時々なら摂ってよい食品、③摂ってはよくない食品に分類されています。もちろん病気の状態によりますが、「牛乳は摂ってよい、ヨーグルトは摂ってはダメ」と分類されているケースが
こんにちは。ジヴァ・ジャパン・アーユルヴェーダの文分です。アーユルヴェーダは伝統医学であると同時に、暮らし方・生き方でもあります。いまは大手のサイバーセキュリティ企業の副社長をしているインド人と一緒に働いていたことがあります。昔のことです。その人に「私、アーユルヴェーダを学んでいるの」と言ったところ、「ああ、アーユルヴェーダはライフスタイルですね」という反応が返ってきました。「へぇ~、アーユルヴェーダを伝統医学と思わずにライフスタイルと思うんだ」と私にとっては印象的でした
こんにちは。ジヴァ・ジャパン・アーユルヴェーダの文分です。先日、NHKの情報番組で、いま白湯が注目されているという内容の情報が提供されていました。富永愛さんは白湯を持ち歩いているそうです。番組では「白湯は5000年の歴史があるアーユルヴェーダに基づく」と言っていました。いつから「白湯=アーユルヴェーダ」になったかわかりませんが、現代のインドの人々はあまり白湯を飲まない印象です。一般には常温の水を飲んでいます。北インドの冬は寒いので冬には白湯を飲んでいるかもしれませんが、ドクター
========================================ジヴァ・ジャパンアーユルヴェーダ・ニュースレターNo.211========================================-----------本号の目次---------------------------・ジヴァ・ジャパン・アーユルヴェーダスクール2023年7月-12月期本コース受講生を募集・ラーガ瞑想とインドごはん(7/8)・インド・ジヴァグラムでアーユルヴェーダを学び体験
こんにちは。ジヴァ・ジャパン・アーユルヴェーダの文分です。幅広い商品や事業領域を扱っている企業を「鉛筆からロケットまで」と表現することがありますが、アーユルヴェーダはまさに「鉛筆からロケットまで」取り扱っています。アーユルヴェーダは「人間は体、心、感覚器官、魂(アートマ)からできている」と言っているので、体の健康から魂の健康に至るまで、「鉛筆からロケットまで」の勢いで扱っています。なので、アーユルヴェーダの世界は広大なのです。なにせ人間のすべてを取り扱うのですから。そ
こんにちは。ジヴァ・ジャパン・アーユルヴェーダの文分です。いま生きている人のほとんどが経験したことがない感染症パンデミックにより、これまでの暮らし方を見直す人が増えています。不安定な現状を目の当たりにしている世界の人々は、これまでと違う価値観や生き方を模索しているように感じます。健康やヘルスケアについても同様で、人間の智恵に基づく東洋の伝統ヘルスケア科学に注目が集まっています。2022年には、世界保健機関(WHO)がインドに「WHO伝統医学グローバルセンター」を設立することを決
こんにちは。ジヴァ・ジャパン・アーユルヴェーダの文分です。今年3月9日にインドのAYUSH省(アーユルヴェーダやヨガなどインドの伝統医学を統括する省)が在日インド大使館内にAYUSHInformationCell(AYUSHインフォメーションセル)を開設しました。インドの伝統医学アーユルヴェーダ、ヨガ、ユナニ医学、シッダ医学、ホメオパシーなどの情報を日本向けに提供するとともに、日本とインドの医師や研究者の間で専門知識を交換するためのプラットフォームを提供し、伝統医療と現代
こんにちは。ジヴァ・ジャパン・アーユルヴェーダの文分です。私は読んでいませんが、村上春樹の小説「1Q84」にはこういう件(くだり)があるそうです。「肉体こそが人間にとっての神殿であり、たとえそこに何を祀るにせよ、それは少しでも強靭であり、美しく清潔であるべきだ。」この文章がストンと腑に落ちました。アーユルヴェーダ(ヴェーダ)では「人間の体の内部には自分の本質であるアートマが存在しているが、身体と触れあうことはない」と考えられています。わかりにくいです。しかし、
こんにちは。ジヴァ・ジャパン・アーユルヴェーダの文分です。最近の栄養理論は百花繚乱。年齢が高いほどお肉をたべるべしという見解もあれば、日本人は太古の昔、海岸に打ちあがられた魚を食べていたのだから、現代日本人も魚から油を摂るべし、という意見もあります。乳製品を摂るベジタリアンもいれば、乳製品を摂らないビーガンもいます。ビーガンは動物の命を奪わないという、倫理というか社会的要因を含んでいるので、単に栄養学的見解ではありません。どの栄養理論が日本人にとって適切なのかはわかりません。アー
こんにちは。ジヴァ・ジャパン・アーユルヴェーダの文分です。今年4月28日から5月5日までドクター・パルタップによる対面コンサルテーションを実施いたします。コロナ禍により3年ぶりとなったドクター・パルタップ・チョハンによる昨年12月の対面コンサルテーションは多くの方々が受けられました。病気をお持ちの方も、病気はないけれども健康を維持するために相談したいと思っておられる方もぜひ対面コンサルテーションをお受けください。所要時間は最長60分です。通訳がつきます。3つのお申込みタイプが
こんにちは。ジヴァ・ジャパン・アーユルヴェーダの文分です。ドクター・パルタップ・チョハンの来日講座のお知らせです。本セミナーは会場受講とオンライン受講を併せたハイブリッド講座です。食べ物は体をつくる源であり、消化器系は健康と幸福を司る最も大切な器官系の一つです。健康な消化器系は健康な組織(ダートゥ)をつくり、健康なダートゥは免疫と心身の健康の源であるオジャスをつくります。アーユルヴェーダでは、消化力の弱さを「アグニマンディア」といいます。アハラ・ラサ(栄養液)を生命維持の源で
こんにちは。ジヴァ・ジャパン・アーユルヴェーダの文分です。人間は男女を問わず胃腸トラブルに見舞われやすい動物です。赤ちゃんも消化不良に見舞われるし、成人も便秘や消化不良に悩まされています。加齢とともに胃腸トラブルは増えていきます。統合医療の加藤直哉医師によると、日本人は胃腸が弱いのだそうです。だから出汁が発達したのだとか。ミドル世代になると体を動かさなくなり、その結果、消化不良、胃酸過多、ガス、便秘、下痢、胸やけなど、さまざまな消化器系トラブルに悩まされやすくなります。制
-----------本号の目次---------------------------・第6回日印国際シンポジウム「ポストコロナ時代の統合医療における遠隔医療(2/23)・SwasthaProgram~アーユルヴェーダと現代ヘルスサイエンスの統合・Jiva®マルマ・ハンドトリートメント講座・2月のアーユルヴェディック・カウンセリング(2/17,2/27)・加藤幸雄先生とアーユルヴェーダ聖典『チャラカ・サンヒター』を読む会(毎月第1水曜日)・オンラインインド占星術ジョーティシ