旧盆を迎えるこの時期、働く人たちの中で圧倒的大多数の地方出身の方にとってはこの時期こそが「夏休み」。渋滞や満席の中、故郷に戻り、家族や懐かしい仲間の顔に出逢い、庭先でスイカをいただき、遠い星空の向こうのご先祖様に花をたむけるが如く花火が上がり、海や山で童心に帰る。全てが「いい風景」だったりしますよね。十数年前までは長野の下伊那出身の両親と共に毎年この「いい風景」に出逢っておりましたが、両親亡き後、横浜で生まれ育った小生にとって、里帰りにある「いい風景」はなく、また、自身の子どもたちが巣立ってしま