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昔は東京は「山の手」と「下町」の区別がはっきりしていて、大雑把に言えば山の手は住宅地、下町は商業地でした。いわゆる「江戸っ子」というのは東京人の代名詞のように言われますが、これに山の手の人は含まれません。下町で生まれ育った江戸時代からの住民で、職業は商売人か職人、飲食業がほとんどでした。親子3代が東京の下町生まれ育ちなら、正真正銘の江戸っ子です。私たちが住んだ町はその下町。庭がある家など一軒もありません。お風呂はみんな銭湯です。言葉も威勢がよく、「ひ」と「し」が逆になると言うのは有名です
先日の戦後ジャズ歌手の男性編に引き続き、今回はジャズ歌手の女性編を書いていきたいと思います。まずご紹介するのは、やはり江利チエミさんを置いてほかにないでしょう。江利チエミさんと私の縁は前回、ちょっぴり書かせていただきました。まだ江利チエミさんの義母さま・久保多紀子さんがお元気だった頃、目をかけていただきまして、テレビに出演すると激励のお手紙をくださったり、とても優しくしていただきました。その時にいただいた多くの手紙が今では形見となってしまいましたが、私の高校生時代からの青春の良き思い出で
御殿場新天地は静岡県御殿場市の歓楽街です。御殿場線御殿場駅の北西300メートルくらいのところにあります。駅から少し離れた場所にあり、商店街を通って大通りを渡って、真っ直ぐというわけではなく、少しだけ細道を通って歓楽街に到着という感じで、駅(表玄関)から見ると、奥まった、隔離されたような場所にあります。昭和5年発行の「全国遊廓案内」によると、御殿場には1軒だけ遊ぶ場所があったということですが、新天地の場所とは違うでしょう。ここは第二次世界大戦後に進駐軍(アメリカ)が御殿場に入ってきて、