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5月後半は運びの点前をしています。掛物は「清寂心茶味甘」堀内不仙斎筆で短冊の軸装。花入時代箙、香合出雲大社鰹木古材。雲龍釜、釣瓶水指の取り合わせで掻立鐶の扱い(釜)釣瓶水指の蓋の扱い広間、風炉、薄茶、運びの場合の中仕舞い以上3つのポイントをおさらいです。今回盛りだくさんだね水指が四方(四角)だから釜の敷板は丸です。雲龍釜の蓋の摘みはちょっと変わってますね。こういうのを掻立鐶(かきたてかん)といいます。突起を伏せて置いて点前スタートです。鉄釜共蓋は
毎回お稽古後にメモ代わりに覚書日記を書いてます。5回目にしてやっとご自服のお作法が理解できた、?様な気がします。自席とはまた違い勉強になります。先生が「お濃茶のご自服は、本当はほとんどないのだけれど」とおっしゃってました。なんでだろう、と不思議でしたが、そもそもお濃茶は回し呑み。なるほど、自服する機会って特殊な場合以外はないですよね。後は、旅箪笥薄茶釣り釜の2つ目(中棚重ねるもの。水指を手前に引き出すのは、前回やらせていただきました)私はまだお濃茶を習って無いので、次は柴点てのお稽
水戸も炉のお稽古終了炉を閉める時期ですが、心の中はお節句🎏稚児武者の図本来の茶掛ではないですが、この季節には毎年掛けさせていただいてます。長男が生まれた時に母から送られた掛軸です。ゴールデンウィーク中はみんな忙しいのでお稽古はお休み、今日掛けないと遅くなってしまいます。(お雛様ほど気にしないかもしれませんが😅)一緒に贈られた鯉のぼりは、ある程度年数が経ってから常陸太田市に寄付させていただきました。竜神峡の鯉のぼり祭りで元気に泳いでいることと思います。こんな感じに🎏(写真は常陸太
お出掛け茶会の水屋用救急箱です。水屋に入る人だれか一人がコレ持って行けば(私か)ちょっと困った、あれがあればに対応できます。今まではお出かけのたびに小さめの段ボールに入れて行った諸々、大急ぎで「ハサミ持ってきて小さい段ボールに入ってるから」「ど、どれが小さい段ボールですかっ?」あるある。段ボールだから「その他の荷物」として荷物置き場の奥の奥に鎮座して帰るときに現れてたりしてましたので誰にでもわかる、大事だとわかる救急箱にセットしましたよ。これなら荷物室の奥に入れ
お茶をする人に「五月と言えば?」と尋ねれば「炉から風炉になります」とお返事があります。点前座に座って建水から蓋置を取り出し、あららっどこに置くんだったっけ!!と慌てる五月です。熱源(炭)を入れる風炉は畳の上にあります。炉はこちら。釜も熱源も畳より低い所にあり小さい囲炉裏みたいです。それに伴い点前も使うお道具もかわります。大雑把に言えば炉は冬仕様、風炉は夏仕様、こうして半年ごとに炉と風炉が入れ替わり、風炉になれば炉の点前を忘れ、炉になれば風炉の点前を忘れ~
こんにちは今日は、先生のお茶室で「利休忌」の行事とお免状伝授式をしていただきました。利休忌とは、主に表千家と裏千家で執り行われる千利休居士を偲ぶ行事です。コロナ禍ですので、形を少し変えての利休忌です。まずは炭点前透木釜供茶(くちゃ)のお点前利休居士にお茶をお供えします床の間にお供えした後、一同で薄茶を頂きます。供茶の後は七事式の一つ「廻り花」を行います客が順番に一つの花入れに花を入れていきます
3月前半は抱清棚今年は桜の平棗に水指は常滑の種壺を取り合わせました。建水は備前、蓋置は竹で東大寺佐和山堯海書付。地板の無い棚は水指でご挨拶~水指置き付けて次に茶碗を持ち出します。種壺水指は昔大事な作物の種を入れて倉にしまっておくための壺、農業のための壺を茶人が水指に見立てたものです。二飾りは柄杓を棚の竹釘に掛け蓋置はその足元に。本席床大徳寺黄梅院小林太玄老師甘ありまたすっぱさもあり人の世の姿の中にひとしおの味お見覚えありますね?昨年の黄梅院で掛け
表千家教授、金井春子(宗春)さんは「書やお花、菓子、器、所作など茶道は総合芸術で、日本が誇る伝統文化。抹茶は近年は特に健康面でも注目されており、多くの人に親しんでいただきたい」と話す。長和町長久保の茶室「井庵(せいあん)」を主宰。毎月、茶事を開いており18日は「朝茶事」、8月22日は「納涼茶事」を予定する。地元の小中学生を対象にした「茶道体験」も長く続けており、お茶を点てて飲むだけでなく、茶室の歩き方やおじぎの仕方など一連の流れを指導する。「茶道では相手を思いながら
先生のところで「盆香合」のお稽古をしていただきました竹台子で寄せ皆具「盆香合」はお盆に香合を乗せて飾っておいてそれを拝見に出すお点前です当然炭点前がついてきます香合は拝領品などの格が高いものですこの日は仙洞御所菊桐蒔絵の四角い香合でしたお香は焚き切なので2枚しか入れず炭点前のときに全て灰のうえに置くので拝見のときには中身空です拝見の際も香合を極力触ることがないように袱紗の上に置きます色々と忘れていたことを思
楽茶碗など古い道具で、お箱が2つある物があるんです。(いわゆる二重箱ではありません。)それは大概、表千家と裏千家のお家元の書付・花押がある場合なんですね。最初そんなお品物をみたとき、お茶の先生に「どうして、同じお箱に書付してもわらなかったんですかね。同じ茶碗に箱が2つあると、場所が2倍かかって、保管が大変ですよね」先生からは、「だいたい表千家のお家元の書付・花押があるお品物に裏千家のお家元は書付・花押をしないんですよ」との答え。同じ裏千家だと、例えば裏千家
今日のお花備前焼鶴首華鬘草黒蝋梅途中でちょっと心変わりして敷板を黒にしてみました。日立の炉のお稽古は終了です🎏
先日の研究会にて廻り炭を勉強しましたその時に炭点前のいろいろ(すべて?)が入っているのでここまで来るためには炭点前の基本ができていないと行けないのだと思う経験をしましたそんなこともあり炭所望を勉強したいと思っていたでした人生初炭所望のお稽古です私は見学組です半田に濡れ灰をたっぷり入れて巴半田を作るところは廻り炭とおなじ長火箸と底取をセットして準備OKあとは水次薬缶の口に竹蓋置をかぶせぐっしょり濡れた茶巾を畳んでセット
ご覧いただきありがとうございます。日常に溶け込むスタイルで気軽にテーブル茶道をご提案している講師の池田小百合です。4月の表千家4月は炉が最後の月。釣り釜のお稽古となります。釣り釜は天井から釜を鎖で釣っているスタイルの事。今月は3つの茶室で釣り釜のと出会いがありました!なんて幸せなんだろうと…噛み締めながら😊S先生宅M先生宅ロイヤルパークホテル横浜昨日お稽古させて頂いた、S先生宅。ロイヤルパークホテル横浜の開光庵のご指導もいただいた大先生。実は20年以上の付き合
今月から始めた表千家のお稽古。2回目です。その前に、栄地下街の東鮓本店でランチ。お店の一番奥のスペースに「予約席」が10席以上確保してあったので、騒がしい人たちだったらイヤだな~~などと思っていたら団体さん到着。ん?添乗員らしき人もいる。話す言葉から韓国人の団体さんでした。しばらく後から加わった女性二人、近くのお店でテイクアウトしてきたらしいアイスコーヒーを手に、寿司とコーヒー。コーヒーといえども「持ち込み」に変
阿佐ヶ谷のピアノ教室イワイスタジオ101岩井です秩父のお土産いただきました久しぶりにお抹茶点ててもらい優雅にコチラはとろりと泡のたった裏千家実は若い頃私も表千家なお稽古していたことありますコチラはあまり泡の立たないすん!とした味わい笑かな?やはり和菓子にお抹茶よくお似合いでイワイスタジオ101は江口メソードを中心に小さなお子様でも楽しくピアノがひけるようになります。教室を体験してみたい方はメールでお問い合わせくださいこちらのお問い合わせフォームから
本日乙亥で旧暦の炉開きの日です我が家では昨日念願の「炉開きの茶事」を行うことができました以下会記を載せておきます会記炉開き正午の茶事令和五年十一月十二日(日曜日)正客Kさん次客Tさん詰めTさん〈待合〉「龍」古川泰龍書汲出(梅肉)萩煙草盆手付き瓢透し・人生の灯火マッチ・青竹灰吹キリムトルコ〈濃茶〉軸「開門待佳賓」堀内宗完宗匠筆花入竹の寸切り「五節(ごぶじ)」花季のもの(コスモス・草
4月は誕生日月です早いお祝いということで主人と名古屋へ遊びに行った日のことですもちろん着物で誕生日のプレゼントに茶友が帯留めを送ってくれましたスワロフスキーがついた笹露(棗にある有名な蒔絵の柄)末広の形から「おめでとう」の気持ちが伝わりますありがとこの帯留めが主役の取り合わせ長襦袢はパンダ模様です着物は菜の花のイメージの紬もう襌を着ていきました普段着物ですから暑かったら襌で自分の体感にあうものでよいかと思います
お茶会の準備、備忘録。これは他所へ出張して大寄せをする場合のものもちろんそれぞれの会、お流儀、地域差もあると思いますのでご参考までに。まず会場の下見に行きます。会場へのアクセス確認、駐車場確認、会場の担当の方にご挨拶、会場の間取り確認、照明の位置、コンセントの位置なども。当日拝借可能な備品(コンロとかやかんとか)もチェックして、前もっての設営が可能な日時を指示してもらいます。茶会当日の設営はかなりしんどいので前日までに荷物を運びお茶盌など水を通して、お軸や点前座仮置
師匠のところでの研究会は盛りだくさんでした時期的に「利休忌」が近かったため「お茶とう」で始まりましたまず利休坐像がお出迎え下さいました利休さんが座っている畳の部分の緑色が映えますあとは全体的に抑えられた色目このお軸どこから読むのでしょうか?師匠からは故人の追悼の賛は左から読むものと教えていただきましたそう思ってお軸を注意して見ました普通よく見るのはこのような場所に印が押されていますこれらを「落款印」というそうです1
現在、当社中には男性が4名おります。1人は夫もう1人は出稽古で行かせて頂いてる方ですが、ほぼお茶のみ友達状態でも、世間話も濃茶と和生菓子があると突然、拡張高くなる他2名の新人パパさん2人ともアラサーの1歳のお子様のいるパパです。新津教室の方は4月から月1回にしたいと申し入れがあり聞けば1月の地震でお祖父様の家が半壊。お父さんの家はお祖父様の同居が難しいので彼の家族がお祖父様の家を建て直し同居する事にしたそうです。また奥様も仕事に復帰子供の面倒も見なければならないと忙しいようで
今日のお花備前焼鶴首ヤマシャクヤク地球温暖化のせいか、異常気象のせいか、お花がどんどん咲いてきてしまいます。炉の時は樹木、風炉の時は草花と大雑把に捉えていましたが、とんでもなく早く季節が移り変わっています。ヤマシャクヤクは風炉の季節で籠花入とはいかないようです。まだ炉なのに全部咲いてしまいました。困ったものですね😅お稽古中にみるみるうちに開いてきてしまいました。車の中は26℃乗った瞬間びっくりでした💦桜餅で一服
4月後半は旅箪笥楽山の芋頭水指を入れたのですがもっと小ぶりな水指の方が良いかなもっと明るい色の水指の方が良いかなと粉引きの丸水指に替えましたこっちの方がいいですね柄杓と蓋置を飾る二飾り薄茶器は井伊大老好「卯の花に郭公」面取中次井伊直弼(宗観)大老が好んだ12か月の棗あこがれてます【茶道具/棗】井伊宗観好写十二ヶ月棗(研究本付)楽天市場${EVENT_LABEL_01_TEXT}蓋置は青釉つくね妙喜庵以
ちょっと久しぶりのお茶会。晴れて爽やかなお天気。お軸は「茶烟永日香」「ちゃえんえいじつかんばし」と読み、新茶の頃になると、一日中、茶畑にいい香りが漂っているというような意味です。これは代々表千家の宗匠を務める長生会の故兼中斉、堀内宗心宗匠の筆になるもの。この故宗心宗匠は、最も茶も禅も学ばれ、そのお人柄も実に素晴らしい方だったよう。お目にかかれた方は勿論、そうでない方も、宗心宗匠のお人柄や考え、お言葉に惹かれ、お茶を始めた、続けているとおっしゃる。宗心宗匠の心
昨年のブログを再掲します。6月前半は木屋町棚のしつらえでお稽古します。木屋町棚は表千家十一世碌々斎(ろくろくさい)瑞翁宗左(ずいおうそうさ)により三井本家の別邸が京都の木屋町に建てられたときに好まれたものです。今年は面取り風炉に筒釜、古染写の水指に仏器棗の取り合わせです。木屋町棚は溜塗、三本柱で天板と中板は三角形、香狭間透かしのある脇板があります。三角形の引き出し、地板は五角形、三本柱にはひれ板がついています。初飾り引き出しの中は空。点前は三木町棚同様と
今日は表千家茶道教室でした。軸は弄花香衣に満つ。花を手に取ればその香りが衣に満ちる。禅語的解釈は、真理とは花の香りのようなもので、目の前にあって手に取れば全身に行き渡る。茶道の解釈としては、物事は少し触れても影響は計り知れないので、良い環境に身を置きましょう。ぐらいでいいのでは。花は乙女椿と雪柳。広間の軸は花屋春風の酒。書いたのは中原南天棒。解説お借りしました。漢詩の一部です。『花屋春風酒梅山夜雪詩(かおくしゅんぷうのさけばいざんやせつのし)』≪意味≫花咲く家では春風
いつも読んで頂き、ありがとうございます。昨晩は夜咄の茶事に呼んで頂きました。たっぷりと藁灰の入った火鉢。心尽くしのお料理、美味しいお茶、ろうそくと短檠の灯りの中で、あっという間の時間でした。ヤモリのかん付き。夜になると現れて、家を守ってくれると言われています。ご一緒させて頂いた方々の優しさにも感謝して、しみじみ幸せな茶事でした。お茶の輪、着物の輪が拡がっていきますように。
本日の先生宅でのお稽古花月新しく意識したことやわかったことの復習です初花(しょばな)…一服目を点てる事総移動…初花の時、花の人が踏み込み畳に座った時に、残りの四人が同時に立ち、それぞれが一座、上座に移動してすわる最後に元の場所に戻るので、入室時の座り場所を忘れないようにすること!初花のお点前のときの札の扱い…点前座についたら、まず左手で、右手で建水の向こう、(茶盌仮置きの場所)に、数またはウを上に置く蓋をとったら、畳んだ袱紗を札の右横に置き、右手で札をふ
同じ社中のSさんと一緒10:00~15:00の予定で「9:30集合」と提案してくださり結果大正解でしたすぐ近くの駐車場に停められたので受付近くの門からはいりますあれ?あまり人がいらっしゃらない?受付したら10:10の濃茶席に入れるようです席入り時間までお庭で過ごしました外腰掛には誰もいらっしゃいませんちゃんと円座と煙草盆が置かれています拝見紅葉が美しいです広いお庭大勢のお客様がいらっしゃっているでしょうに
いつも読んで頂き、ありがとうございます。昨日のお稽古はたくさんの方が来られていたので、全員がお点前のお稽古に当たる通常のやり方はできず、数茶を稽古して下さいました。数茶は七代如心斎宗匠が、弟でもある裏千家八代一灯、江戸千家開祖川上不白、と共に制定した「七事式」のひとつで、皆で薄茶を頂きます。薄茶を頂く順番を決めるために、十種香札を使うのですが、その札の名前(桐や萩等)を知らなければ、できませんので、皆で名前を確認した後、折据(おりすえ)に入れていきます。この時に絵柄を
茶花がお好きな方が増えたようで、インスタグラムで#茶花を検索すると皆さんがpostしたたくさんの画像を見ることが出来ます。でもただ単に和風の花を和風の花入(茶の湯では花瓶とは言いません)に入れた(茶の湯では花を活けるとも言いません)ものは、それは茶花とは言いたくないんです。茶花は茶の湯の床に荘る花と定義してせっかくですから初歩的な茶花の決まりを覚えて入れてみてはいかがでしょう。「薄板」うすいた(注)敷板ではありません。花と花入と薄板の三つの格を揃えて入れます。畳床では