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元海上自衛隊の幹部が語る「分隊長」陸上自衛隊出身の私は分隊長の経験がある。戦車には分隊長という補職は無い、臨時勤務や候補生の試験では分隊長になる。「只今より当分隊の指揮を執る」ってね。ただ海上自衛隊の分隊・分隊長は陸上自衛隊の分隊・分隊長は大きく違う。分隊は、軍隊編成上の戦術単位のひとつで、陸上部隊においては比較的小規模、海上部隊においては中隊規模のものを指す。分隊を更に班に分けることも多い。陸軍における分隊とは、アメリカ英語のsquad(イ
大東亜戦争後、防波堤として利用された艦艇が15隻あります。当ブログでも、以前兵庫・竹野港の防波堤となった一等駆逐艦「春風」(戦後に地味な武勲を讃えられた駆逐艦「春風」)と、福島・小名浜港の防波堤となった一等駆逐艦「澤風」(航空隊の訓練、対潜掃討、戦後は防波堤として活躍した駆逐艦「澤風」)を取り上げました。竹野港の防波堤となった「春風」の船体(引用:「京都府」HP、漁村・漁港の紹介京丹後市編)漁村・漁港の紹介www.pref.kyoto.jpなかでも有名なのは、北九州市の若松港
年始なので、派手な大型艦である戦艦の話題としてみたいと思います。ただし、実際に建造した艦ではありません。当ブログの中でも、多数アクセスいただいている記事に「歴史に二度?登場した戦艦「紀伊」とは」があります。「紀伊」型戦艦は、八八艦隊の「加賀」型戦艦に続く戦艦として建造が予定されていた艦で、巡洋戦艦「天城」の防御を強化した「戦艦」として建造が予定され、大正9年10月1日に同型艦「尾張」とともに正式に命名されています。戦艦「加賀」の完成予定模型(引用:Wikipedia)(Kawa
さて、前回は戦艦「陸奥」の大改装までについて書きました。今回は、「陸奥」の大改装の内容から続けます。この大改装工事では、水平防御および垂直防御の強化、主缶換装による出力増大、艦尾の延長、各種機器の近代化および主砲・副砲の仰角引上げなどを主体とするもので、昭和9年9月から昭和11年9月までの2年間に渡って行なわれました。艦容も前楼の重層化、第一煙突の廃止など大きく変貌します。【要目(大改装後)】基準排水量:39,050トン、公試排水量:43,400トン水線長:221.07m
一昨日から1泊2日で山陰地方の出張に行ってきました。米子駅では、建て替えのため9月4日で現駅舎が廃止され、仮駅舎へ移転するらしいです。現在の米子駅今日は久しぶりにサノヤスへ行ってみようかと思いましたが、体力が…。年ですかね。今回は幻の航空母艦を取り上げてみましょう。その名は「翔鶴」といいます。「翔鶴」は幻ではないだろう。珊瑚海海戦や南太平洋海戦で活躍したではないか。と思われるでしょうが、帝国海軍では「翔鶴」の名は3代にわたって継がれています。3代目が大東亜戦争で活躍した航
前回の「やっちまった」で登場した「写真日本の軍艦」から、とも思いましたが、まだじっくり中味を見ることができていませんので、別の書籍から。今回の書籍は「改訂船体各部名称図」なる書籍です。この書籍、海文堂から出版されており、池田勝氏の著作です。初版の発行は昭和54年9月で、手元にあるのは平成12年7月の7版でした。実はこの書籍、今年の7月に紀伊国屋書店梅田本店で購入したので、発行から私が購入するまで20年近くの時を経たようです。私は専門が重電系なので船舶は素人です。下手
前回に続いて、レイテ沖海戦に参加した戦艦を取り上げます。レイテ沖海戦では、戦艦「大和」「武蔵」を中核とした「栗田艦隊」、好悪空母艦「瑞鶴」「瑞鳳」を中核とした「小沢艦隊」、戦艦「扶桑」「山城」を中核とした「西村艦隊」、一等巡洋艦「那智」「足柄」を中核とした「志摩艦隊」が参加しています。その中で、南側からレイテ湾を目指したのが西村祥治中将率いる「西村艦隊」でした。今回は西村艦隊の旗艦であった戦艦「山城」を取り上げてみたいと思います。戦艦「山城」は、「扶桑」型の2番艦として大正2年度の
護衛艦いずも見学のあとは、タグボートによる港内クルーズ!!昨年も乗る予定があったのですが、風の影響で中止に。リベンジ成功です雨が降りそうな空模様。この日は、きり型が3隻もいました。(映っていないけど)Y1:あまぎりY2:たかなみ左から、Y3:ときわ・ゆうぎりY4:もがみ・やまぎり先ほどの護衛艦いずも。やっぱり海から見てもド迫力!!潜水艦
このブログを読んでる良い子の皆さんや紳士淑女の皆さんは戦車の数え方はもちろん解っているよね?日本語の助数詞はバラエティに富んでおり、一説には約500種類もの数が存在するが、今日一般に使用されるものはそれよりずっと少なく、「個」、「匹」(動物)、「本」(細長いもの)、「枚」(平たいもの)等の多数の語に充てられる助数詞を使う事が多いそうだ。これって外国語では珍しいらしいね。りんごは「1個」、にんじんは「1本」とものを数えることを助数詞といいます。英語やドイツ語にはないそうで、中国、韓国、
2020年2月2日に護衛艦「たかなみ」が中東海域に向け出航したことがニュースになっていましたね。約3週間かけてアラビア海北部やオマーン湾に向かい、2月下旬をめどに現地で情報収集活動を開始、活動期間は12月26日までだそうです。無事に帰還されることを祈ります。この護衛艦「たかなみ(DD-110)」は、汎用護衛艦「たかなみ」型5隻のネームシップで、平成12年5月にIHIマリンユナイテッド・浦賀工場で起工され、平成15年3月に竣工しました。前型である「むらさめ」型の改良型で、大型のラティスマ
おはようございます!なんか、、年の瀬も近づき、だんだんと慌ただしくなってきましたかネ?いや、気のせいかな(笑)いやはや、、何かとバタバタしておりますが(⌒-⌒;)さて、チト、アニメに出てくる宇宙艦艇の大きさ比較でもと、、宇宙戦艦ヤマト、、やはり、実在した戦艦大和と近い大きさでしょうから、、こんなもんですよね(⌒-⌒;)で、ガンダムに出てくる連邦軍のサラミス、、ヤマトより小さいのか、、一体、モビルスーツを何機収納できるのかしら??確か、ジムが上下に立ってい
ここのところ、コロナウイルスによる外出自粛要請のため、家の外に出る気にもならず、なんとなくダラダラとしてしまいました。ブログのネタも思いつかないので、船の大きさの話でも書いてみようと思います。船の大きさとして使用される単位に「トン」があります。この「トン」ですが、このブログでも「常備排水量」「基準排水量」「総トン数」などで「トン」を使用していますが、この「トン」は大きく2つの異なる内容を示しています。一つが「重量」を示し、もう一つは「容積」を示しています。大別すれば、「重量」を表わ
昨日は神戸・ポートアイランドに巡視船「せっつ(PLH-07)」を見に行きましたが、帰りに尼崎に寄り道しました。難波八幡神社という神社に行くためです。令和3年3月27日・尼崎・難波八幡神社本殿の前は桜が満開でした。難波八幡神社・本殿前の桜この神社にはこんなものがあります。「國光宣揚軍艦榛名」と書かれています。これは、戦艦「榛名」のマストであったものです。「國光宣揚軍艦榛名」と記された国旗掲揚柱この柱は13メートルの檜の丸太で、第二次改装時に戦艦「榛名」から取
先日、兵庫・竹野港の防波堤として使用された、駆逐艦「春風」を取り上げましたが、今回は浮桟橋となった軍艦について、取り上げてみます。その軍艦とは、巡洋戦艦「天城」です。結構ネット上では取り上げられていますので、ご存知の方も多いとおもいます。巡洋戦艦「天城」は、「八八艦隊」の5号艦として、また、巡洋戦艦の1番艦として計画され、大正8年7月に「天城」と命名され、大正9年12月に横須賀海軍工廠で起工されます。【要目】常備排水量:41,200トン、垂線間長:234.7m、水線長:249.9m