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刀の鍔を買おうかなと鍔を見ていて「アレ?」と思いました。小柄を通す穴(小柄櫃)がすべて左側にあります。小柄だけを取り付ける事はあっても笄だけを取り付けるという事はないはずなので、穴が一つの鍔はすべて小柄の櫃穴のはずですが、すべて穴が左側にあります。「これ、鍔の裏側なのでは?」と思っていたのですが全ての写真がこの向き、つまり小柄の櫃穴が左側なのでどうもこれが表側のようです。どうも私は勘違いをしていたようです。つまり、鍔の表というのは柄側の方で、裏側が
経験するとすぐ解るが、本身の場合、落とし指しにすると、非常に腰のおさまりが悪い。反対に竹光は柄頭が軽くなり、どうしても柄が上に浮き気味となり、落とし指しふうとなる。食うに困って中味を売り払うと、必然的に落とし指しになるのである。袴下の角帯は三重に巻きます。外側から数えて二重と三重の間に脇差しを指し、一重と二重の間に大刀を指す。脇差しは柄頭を立てるようにして前半にたばさみ、大刀は脇差の鍔より低い位置に閂状に指す。明治維新後、山田朝右衛門𠮷亮の出仕姿の写真を参考のため転載します。よ
何度かこのブログでも取り上げている、日中戦争に従軍した昭和の軍刀修理班の一員「成瀬関次」氏。彼の著作には戦地での日本刀の実用性や問題点などが多く記載されており、とても勉強になります。成瀬氏いわく、軍刀の故障は刀身3に対して外装7。刀身の故障は案外少ない。外装のうち、「柄の故障が一番多い」として、刀の柄について多く紙片を割いています。今回この記事で取り上げるのは、その中の記載の一つ「茎の短い刀」は柄の故障が多い、という点です。例えば下の写真のような刀茎が
先日ヤフオクで購入した刀の峰の部分に赤錆らしきものが若干見えました。赤錆は放置すると広がってしまうそうです。仕方ないので自分で金属研磨剤:ピカールで磨いてみました。もちろん刀の側面ならこんな無茶はしないのですが、峰なので。割りばしを鉛筆みたいに削ってとがらせて、それの先端にピカールを付けて磨いてみました。ダメ元でやったのですが、案外綺麗になりました。↓before↓afterまあ、あまり人にはお勧めできませんが。ちなみに刀身の焼き刃の部分をピ
■写真は名刺?「写真を撮ると魂を抜かれる」そんな言葉を聞いた事は無いでしょうか?江戸時代の写真は、箱形のカメラの前に動かずじっと構えていなければフィルムに焼き付ける事が出来ず、しかもそれが長時間かかった事から写真を撮られた者はぐっと疲れが残り、まるで魂が箱形のカメラに吸い撮られた様に見えた事からこのような迷信が広まったと言われています。では、幕末の志士達はどうだったのでしょうか?坂本龍馬にまつわる話しでこんなものがあります。龍馬が近江屋で暗殺される半月前の慶応三年十一月初め、龍馬は松
面白いイラストをみつけたので載せてみます。刀の差し方のイラストなのですが、刀を差すための説明ではなくて刀を差している人のイラストを描くための説明画像。これがなかなかわかりやすい。↓↓↓↓なるほどなー、って感じで勉強になりました。帯を三重に巻いて服と帯の間に脇差、二層目と三層目の間に大刀を差すんですね。ベルトに刀を差してみたのですが自然と落とし差しになります。栗型がベルトに引っかかって落ちないしとても安定します。でも、