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一昨年、大槻能楽堂で上演された野村萬斎さん演出・出演の能狂言『鬼滅の刃』もの凄〜く観に行きたかったのですが、抽選販売に2回トライして、2回ともハズレ観に行けませんでしたでも、今年の夏に大阪で再上演されることになり抽選先行販売で、ついにチケットゲット🙌ヤバい!!野村萬斎さんをナマで拝める😍↑野村萬斎さんが好き過ぎて子ども達に狂言を習わせていると言っても過言ではない!!上演日は8/21〜25なので
大童子の面裏。ほぼ全面を生反りを用いて削り、砥の粉で目止め、生漆とマコモで擦り漆としました。胡粉下地の研ぎ。この状態で的確に照明当てると形のおかしな箇所がわかりやすいので、ペーパーで意識的に削るなどして修正することもあります。大江山の酒呑童子の面として創作されたためか、本面は赤っぽい肌色です。しかし今回はご依頼の能楽師さんの意向により、赤みを抑え黄土も効かせた色にしています。キャラクターが限定されすぎると使い難く劇画的になる傾向があるので、説明的な赤い肌にする必然性はないのかもしれま
1月の記事でアップした小面が完成しました。今まで掛かりきりなわけではなく、合間に手を入れていたものです。彫刻の本面は昨年11月の記事に載せた江戸中期?に作られた小面で、その面から採取した型紙を使っています。ちなみに武蔵野市の教室で最初に打って頂く手本はこの小面です。彩色は金春本面の小面、いわゆる雪の小面を写した河内や近江、洞白など江戸期の名工の作品を参考にしています。わたしにとっては龍右衛門などといっても現実味がありません。(申楽談義に龍右衛門は尉や男面の作者と書かれており、女面の作者
彩色の途中段階を載せた邯鄲男が仕上がりました。色白で神経質そうな優男にはなったかなと思います。前回投稿の段階から一歩進めたところ。久しぶりに「洗彩色」をしました。一口に洗彩色といっても色々な方法があるようで、今回は岩崎久人先生風に。“風”というのは先生の書籍を読んで口頭で少し質問させて頂いたのみ、その作業風景を実際に拝見したこともないからです。教わる、教えることができないので、少しの説明だけで兎に角やってみなさい。。技の習得はこれに尽きるとおもうのですが、教室の生徒さんには最も伝
相変わらず外出が憚られる昨今ですが、能面教室の説明会と体験会を実施しました。会場は東京都武蔵野市。地元羽村市よりは都心から便利が良い立地の個人宅一階。元画家さんのアトリエなので天井が高く、採光も良し。仮面をモチーフにした油絵が掲げられています。男性1人お休みの女性4名がご参加。皆様椅子に座って頂き、プリントをお配りして先ずは簡単な説明から。他には上の画像のような制作工程の見本をお見せしながら、実物を手に取りつつ段階ごとの作業内容や要点など交えつつお話ししました。途中積極的にご質問
ほぼ完成の増女。時間があるので間をあけてもう少し手を入れるかもしれません。肌全体は刷毛目を抑えて研ぎ出し、髪の墨色も黒々と。唇の朱は赤口朱でしっかり入れ、頬や眼窩に淡い紅の暈し。油で研いで光沢を出します。手にとって本面を拝見したときの印象を落とし込もうとしますが…裏は前回にも書いた墨塗りの擦漆、マコモで光沢を抑えたものです。十六。完成までまだ遠いので簡単な撮影にて。【古色液作り】敬愛する会津在住の仏師で天台僧の新井田慈英さんから数年前に頂いた”煤”。解体される古い民家の囲