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目貫草紙洗小町今回は伯耆国廣賀作の鎧通し短刀の拵えに使われている目貫(草紙洗小町)を紹介してみましよう。謡曲「草紙洗小町」を画にしたもの。小町は平安朝の女流歌人として六歌仙の一人、また美人代表でもある。今日でも美女、美男のたとえに、「小野小町か業平か」と言われる。その小町の歌の上手振りを讃えてつくられた物語である。ある時、内裏で歌合せがあり、その前夜、小町が「水辺の草」という題でまかなくに何をたねとて深草の波のうねうねおひしげるらんの一首をつくり口誦んでいるのを、歌手
目貫草紙洗小町今回は伯耆国廣賀作の鎧通し短刀の拵え目貫「草紙洗小町」の紹介です謡曲「草紙洗小町」を画にしたもの小町は平安朝の女流歌人として六歌仙の一人また美人代表でもあります今日でも美女、美男のたとえに「小野小町か業平か」と言われるその小町の歌の上手振りを讃えてつくられた物語ですある時、内裏で歌合せがありその前夜、小町が「水辺の草」という題で「まかなくに何をたねとて深草の
私達の様に、刀を飾るのでは無く、使う人にとっては、柄の握り心地は非常に大きな問題です。この握り心地に大きな影響を与えるものの、意外と知らない人が多い事が目貫の位置です。当店は拵の注文を受ける事が多いのですが、この点に言及される方は意外と少ないです。「そういうのも有るとは、知っていても、何だか変だし」と思う方も居られるのではないでしょうか。目貫の位置の標準は、差表は鍔に近い所に、差裏は、頭に近い側に配置されます。一般に指定をしなければ、大体その様に配置され