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たかしは会いたいと言いだしたけど、私「無理」たかし「え?」私「この状況で、冷静に話せる自信ない。昨日の今日で、まだ、混乱してるのに、やだよ。」たかし「……ごめん、でも、説明させて欲しい。」私「は??二股しきたことに、何の説明がいるわけ??事実は事実でしょ?」たかし「それは…そうだけど、話をしたいんだ。」私「たとえば??」たかし「どうして、あの子にさきと別れたって嘘をついたのか…」私「責められたんでしょ?半年ぐらい前に」たかし「別れないと、さきに言うって
たかし「昨日、電話出れなくてごめん。」私「…今仕事終わったの?」たかし「いや…うん。」私「ふうん。」私からは、あえて会話を振らない。昨日はもう落ち着いたと思ったけど、やっぱり声を聞くと、心臓がバクバクしてくる。だから、たかしの出方を待つことが、自分を守ることだと思った。たかし「昨日、あの子から電話あったんだろ?」私「あの子?」たかし「……吉住けいこ…から…」私「あったよ。いきなりでびっくりしたわ。」たかし「ほんと、ごめん…」私「…ごめんって、何が?」たかし「あ
私「ここまでされて、私が別れないと?」たかし「…浮気は、これが初めてだし…」私「はあ?初めて?1回だから許せと?!1年半を1回で片付けるの??1年半だよ?ずっと浮気してきたんだから、1回とかおかしいんじゃない??」たかし「た、確かに、1年半だけど、オレがあの子を本当に好きだったのは半年ぐらいなんだ。」はあ????変な言い訳出てきた…たかし「たしかに、初めの頃はさきと別れてもいいって思うくらい好きだった。でも、付き合うにつれて、なんか違うと思って…あの子
私「半年であろうが、別れたくなるくらい好きだったんでしょ?自分から、けいこちゃんが断ってもしつこく言い寄ったくせに。なのに、自分が飽きたら、私に戻るって、都合良すぎじゃない?」たかし「…」私が昨日けいこちゃんが、色々聞いたのを悟ったのか、たかしは黙っている。私「旅行も行ったんでしょ?私と旅行なんて、行く暇なかったはずだよね!!1年半で2回もなんてさ、忙しいのは嘘だったってことだよね。」たかし「忙しかったのは、本当だよ。旅行も、ほんとうに無理やりねじ込んだん