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『狂った果実』1956年(日)中平康監督作品青い海を鮮血に染め、兄と、裏切った恋人を引き裂いて疾走する狂恋の快速艇!!これが本作のキャッチコピーです。石原慎太郎原作による、いわゆる“太陽族”とよばれた若者の生態を描いた作品で、俳優石原裕次郎の初主演作品でした。後に裕次郎の奥さんになる北原三枝とも、本作が初共演、清純そうな外見からは想像できない悪女を演じます。夏の湘南海岸を舞台に、一人の女性(北原)を奪い合う性格のまるで違う兄弟。奔放でプレイボーイの兄裕
「いつかどこかで」(1992)バブル期に作られた異業種監督作品の1本を観ました。企画・脚本・音楽・監督は小田和正。予告編は見つからず。バブル時代の日本のお話。橘建設の開発設計部に勤務する正木(時任三郎)が主人公。新たなリゾート開発プロジェクトに携わることになって、東北地方への現地視察で素敵な女性(藤原礼実)を見かけた正木。自分のプランが口うるさい上司(津川雅彦)にも認められて、競合コンペ先の新日本計画といざ対決と思った矢先、会社の向かいにある新日本計画ビルのショールームで流
今回からはロックハート城の紹介です。2023年4月15日に訪問しました。所在地は群馬県吾妻郡高山村中山です。第1回目はロックハート城の歴史です。ロックハート城の前面より撮影天候はあいにくの雨でした。ロックハート城は、1829年に英国のウィリアム・ロックハート男爵がスコットランド、サウス・ラナークシャーのカールークの地に建設した、約3,200トンの砂岩からなる地上3階、地下1階のカントリー・ハウスです。赤丸付近が建設された場所です。Google地図でカ
さてさて昨日に続いて古い古いドラマの話題。同じく渡辺淳一原作の作品です。あっつまりお医者さんの不倫ものです(笑)またかよ!ナレーションの細川俊之さんも続投です。「氷紋とは···」的なオープニングも続投です(笑)音楽も坂田晃一さんで一緒です。この頃から渡辺淳一原作には欠かせない津川雅彦さんも続投です!こちらのヒロインは岩下志麻さん。いや、志麻さまとお呼びしたい!美しいのなんのって!今、こんな女優さんぜーーーーったいいないですよね。昔の女優さんは本当に綺麗だし個性的で存在感もすごくてうま
「マルサの女2」(1988)マルサの活躍を描いた続編を観ました。監督・脚本は伊丹十三。予告編はコチラ。時はバブル期。高層ビル建設を巡って、政財界が結託して暴利を貪ろうとしていた時代。利権に群がっているのは、政治家、銀行、商社、建設業者、ヤクザなどなど。その中に新興宗教団体の鬼沢(三國連太郎)もいました。大物政治家の漆原(中村竹弥)の子飼いの代議士猿渡(小松方正)を通じて、地上げの実務を依頼された「天の道教団」管長・鬼沢。宗教ビジネス以外にもソープランド等のビジネスを手広く展
こんにちは俳優の津川雅彦さんの大ファンです。本名は、加藤雅彦さん。雅彦を直訳すると、雅な男と言う意味でしょう。文字通り、みやびです。歳を取ってからの役も味がありますが、粗削りの若い頃もいいじゃないですか!さて、ラーメンランチ。かなり久々の訪問。味噌が人気のお店です。らーめん来斗さん。札幌市西区八軒7条東4丁目4‐22メニュー。味噌らーめん。もやしがたっぷり。ラードが浮かびニンニクが入ってま
何度か再放送で見ましたがその度にすごいなぁと思います。重厚な脚本長門裕之さんのすばらしい演技長門裕之さんと津川雅彦の兄弟による丁々発止のやり取り岸部一徳はやはり出ていると厚みが増しますね高橋かおりさんの天使のような悪女ぶりもすごい薫と美和子はこの時は分かれていたけれど復縁の兆しが…記憶に残る回ですね。ロケ現場のロックハート城です。
津川雅彦、朝丘雪路の合同葬、お別れの会。ご参列いただいた方々、また関係者の方々、本日は本当にありがとうございました。お陰様で両名の千穐楽にふさわしい盛大なお別れの会を送ることができました。両名供、きっと喜んでいる事と思います。心より感謝しております。いらした方々の顔ぶれから、本当に本当に偉大な方だったとひしひしと感じていました。モチロンそれは前々からわかっていた事ですが、改めて重圧を感じました。想いは沢山ありますが、今後は両名の日本を愛する心、芸に対する姿勢を受け継ぎ、過ごしていきたい。
「マルサの女」(1987)伊丹映画の代表作を某動画サイトで久しぶりに観ました。監督・脚本は伊丹十三。予告編はコチラ。板倉亮子(宮本信子)は港町税務署の調査官。オカッパ頭にソバカスだらけの顔が特徴。地元の喫茶店やパチンコ店、スーパーの所得隠し・売上計上漏れなどを細かく調査して、税金を正しく申告していない住民たちを見つけて、日々コツコツと成果を積み上げている一児のシングルマザー。ある日、ラブホテル経営者権藤(山崎努)に大型脱税の疑いを感じるも、政治家やヤクザ、銀行、愛人までも巧
葛城ユキ「哀しみは花びらにのせて」(1996年)******さよならの言葉も告げずあなたの影さえも消えて…ひとつの夢が終わった夜に残り火が紅く燃えてる嗚呼幾千の思い出を乗せ船は出て行くわ嗚呼追いかけて霧の中命賭けてもこの世の果てでまた逢えるでしょう愛し合うよろこびを胸に抱く限り遠く広がるこころの海で肩を寄せ波に抱かれてふたり漂う流れて行く時間を越えて飛び立つ鳥たちの姿遠い記憶に愛しい人をいつまでも捜し求める嗚呼哀しみを花びらにのせ風に浮か
池袋新文芸坐映画を生きた男追悼・津川雅彦より本日11月22日は“いい夫婦の日”らしいですね。でも、記事に取り上げた映画は、真逆の不倫話です(笑)。製作:東映監督:根岸吉太郎脚本:荒井晴彦原作:渡辺淳一撮影:川上晧市美術:今保太郎音楽:本多俊之出演:秋吉久美子沖直美木内みどり岩本千春池部良岸部一徳丹波義隆池田満寿夫津川雅彦1985年9月14日公開伊織祥一郎(津川雅彦)は、知人のパーティで高村霞(秋吉久美子)と十年ぶりの
テレビ朝日開局60周年記念シュペシャルドラマとして、2月3日夜9時から放送される松本清張原作の「疑惑」。今回のドラマでは、民事専門の弁護士・佐原卓子を米倉涼子さんが主演します。そして殺人容疑者で希代の毒婦と報道される白河球磨子を演じるのは黒木華さんです。また、昨年8月に亡くなられた津川雅彦さんが球磨子の弁護を佐原卓子に引き継ぐ原山弁護士役で登場しています。放送前に「疑惑」の原作あらすじとクライマックスシーンのネタバレをまとめました。疑惑の原作あらすじネタバレ
『忠臣蔵外伝四谷怪談』1994年日本《スタッフ&キャスト》監督・脚本深作欣二脚本吉田求撮影石原興音楽和田薫出演佐藤浩市/高岡早紀/荻野目慶子/石橋蓮司/渡辺えり/蟹江敬三/火野正平/菊池麻衣子/田村高廣/真田広之/名取裕子/近藤正臣/六平直政/渡瀬恒彦/津川雅彦《解説》面白さ自信あり、満足度自信あり鶴屋南北原作の怪談「東海道四谷怪談」を、原
「狂った果実」「狂った果実」プレビュー1956年7月12日公開。石原裕次郎が本格デビューした作品。邦画界を変えるきっかけになった映像。原作:石原慎太郎「狂った果実」脚本:石原慎太郎監督:中平康キャスト:天草恵梨:北原三枝滝島夏久:石原裕次郎滝島春次:津川雅彦道子:東谷暎子母親:藤代鮎子父親:深見泰三平沢フランク:岡田眞澄相田:木浦昭芳手塚:島崎喜美男島:加茂喜久恵梨の夫:ハロルド・コンウェイボート・マスター:近藤宏漁師:山田禅二鎌
本日(7/17)は、昭和の大スター、石原裕次郎の命日である。石原裕次郎は、1987(昭和62)年7月17日、享年52歳という若さで、この世を去った。国民的大スターの、あまりにも早すぎる逝去に対し、日本中の裕次郎ファンが、彼との別れを惜しんで涙を流したが、それから、32年の月日が流れた。なお、上の写真は、石原裕次郎の葬儀でのものであり、マイクを持ち、参列者に挨拶しているのが、裕次郎の兄の石原慎太郎、位牌を持ち、涙を流しているのが、裕次郎の妻のまき子夫人(元女優の北原三枝)、
どなたかがYouTubeにアップロードされていた「氷紋」全14話を見た。原作も読んでいないし、またストーリーを知ったうえで見たのではないが、津川雅彦が登場したとたんに、放映時に見たはずだと思った。津川が演じる「諸岡」は計算高く、冷酷で、好色で、他人と自らを比較して物事を出世と勝ち負けで判断する男。放映されたときは子どもだったが、なぜこのドラマを見たと思ったかと言えば、諸岡の非情さと女好きは子どもにも理解できるほどで、その後もテレビに津川雅彦が出てくると、「いけずでエッチなあのおっさん」を思い