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『女殺し油地獄』映画トーキーカラー99分昭和三十二年(1957年)十一月十五日封切製作国日本製作言語日本語製作会社東宝映画配給東宝製作堀江史朗戸板康二原作近松門左衛門『女殺油地獄』脚本橋本忍音楽宅孝二撮影中井朝一美術河東安英録音藤好昌生照明猪原一郎風俗考証木村荘八和楽指導杵屋栄二田中傳左衛門監督助手松森健中村扇雀(河内屋与兵衛)香川京
推理小説の映画化のはずが、完成した作品は完全にスプラッター&ホラー!評価:★★★☆☆監督:野村芳太郎、脚本:橋本忍、撮影:川又昂、音楽:芥川也寸志と「砂の器」のスタッフが再結集し当時の松竹の最高の布陣なのだが、怨念や祟りを前面にしたストーリー、ホラー映画のような後半の展開、当初はイメージにピッタリと思われた渥美清の金田一耕助の今ひとつ感、など本格的な推理小説の映画化としては傑作というわけではない。ただし映画は大ヒットし、「たたりじゃ~」は流行語にもなった。
松本清張原作野村芳太郎監督(1974)松竹のご本、いろいろから裏話を。2回に分けました。清張さんの小説が読売新聞に連載されたのが昭和35年から36年。橋本忍脚本・野村芳太郎監督での映画化が企画されたのはまだ新聞連載中で映画が公開されるまで中断を含めて14年の歳月がかかっている。『砂の器』以前に橋本×野村のコンビは『張込み』『ゼロの焦点』の映画化で清張さんから高評価を得ておりこの映画化は清張さん側からの