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夜明けのすべて(文春文庫せ8-5)Amazon(アマゾン)夜明けのすべて(文春文庫せ8-5)、瀬尾まいこさんの本です。本当にいい。何がいいのか?やる気が出ない時、どうしてもうまくいかない時に何を考えるのか?何をすべきかわからない時にはこの本で。その前に読んでおくといいのが、次の本です。コンビニ兄弟、町田そのこ著です。この本のなかで、何がしたいのかわからない時の話が参考になります。コンビニ兄弟―テンダネス門司港こがね村店―(新
いよいよ本日、発売です!『決定版カフカ短編集』新潮文庫カフカ没後100年のこの機会にぜひ!原稿を焼却するよう遺言したカフカ🔥しかし、愛着を持っていた作品はありました。「この物語はまるで本物の誕生のように脂や粘液で蔽(おお)われてぼくのなかから生れてきた」(1913年2月11日の日記)そういうカフカ自身が愛した作品を集めました!『決定版カフカ短編集』新潮文庫決定版カフカ短編集(新潮文庫カ1-4)Amazon(アマゾン)${EVENT_LA
予約が開始になりました‼️🎊ようやく情報解禁できます!🔴『カフカ断片集』頭木弘樹編訳新潮文庫カフカの作品で何が好きって、断片がいちばん好きです短い、未完成な、小説のかけらたちです✨断片集を出したいと、ずっと願っていました!渾身の1冊です!新訳です!カフカ断片集フランツ・カフカ(著/文)-新潮社カフカは完成した作品の他に、手記やノート等に多くの断片を残した。その短く、未完成な小説のかけらは人々を魅了し、断片こそがカフカだという評価もあるほど。そこに記されたなぜか笑える絶
お疲れ様です。土特の国語で登場した話。黄色い目の魚(新潮文庫)Amazon(アマゾン)娘が「共感する話。」だと言って息子に問題文を読ませていたのですが、息子は「微妙。僕、男子校だし。」とのことでした。そんな破茶滅茶男子校に通う息子の国語論。「重要な箇所はね、光って見えるんだよ。自ずと見えてくるんだよね。」*良い子は真似をしないようにしてください。語彙力強化について娘と私が話をしていたところ、息子が差し出してきた一冊中学国語力を伸ばす語彙1700
原稿を焼却するよう遺言したカフカ🔥しかし、愛着を持っていた作品はありました。「この物語はまるで本物の誕生のように脂や粘液で蔽(おお)われてぼくのなかから生れてきた」(1913年2月11日の日記)そういうカフカ自身が愛した作品を集めました!『決定版カフカ短編集』新潮文庫決定版カフカ短編集(新潮文庫カ1-4)Amazon(アマゾン)${EVENT_LABEL_01_TEXT}絶望名人カフカの人生論(新潮文庫)Amazon(アマゾン)
念のため妻にも学校に電話してもらうと妻はええええええええええええええええええええやん?おっさんさっき電話したら男の人がお父さん安心してください日付が変わるまでは大丈夫取り消されませんよって言われたのに10分後に電話した妻はHPに書いてある通りです。って若い女性に言われたというのです。どっちよ・・・・
はじめにみなさんこんにちは。本野鳥子です。今回は、十二国記再読の一環で、短編集「丕緒の鳥」の中の「青条の蘭」についてです。ネタバレございますので未読の方はご注意ください。十二国記再読の第一弾はこちら。それでは今回も、十二国への旅、どうぞお楽しみください。「青条の蘭(「丕緒の鳥十二国記5」所収)」小野不由美(新潮文庫)石化するという奇病に犯された山毛欅を、引いてはその山毛欅に支えられている山間の里を救うため、国官である標仲と、その幼なじみである郷官の包荒、そして流れ者である興慶の
娘の国語の長文問題で江國香織さんの話が出てきて「つめたいよるに」の中の一話。私、昔から江國香織さんファンなんです江國さんの本は8割持ってるほど大好きでなので、長文の最後に参考文献「江國香織つめたいよるに」と書かれてるのを見た時は思わず声出たで、娘が面白い話だねー!他の作品も読んでみたい!と前のめりに言ってるのを聞いて、嬉しくって自分が好きと思うものに興味を持ってくれるのは嬉しいものだけどそれが自分の娘なら尚更だなと思いました江國さんの作品は恋愛系が多いのでそのあたりはまだ
はじめにみなさんこんにちは、本野鳥子です。今回も、十二国記の再読をしていきたいと思います。短編集「丕緒の鳥」の最終回「風信」です。十二国記再読の第一弾はこちらから。未読の方はネタバレご注意ください。一番下に、「丕緒の鳥」の短編の感想の記事がまとまっています。それでは今回も、はるかな十二国記の世界を訪れることにいたしましょう!「風信(「丕緒の鳥十二国記5」所収)」小野不由美(新潮文庫)予王の治める、慶国。王命により、女性は国を追い出されることとなった。しかし、逃亡せずに、外には出
こんにちは!愛猫2匹さまと同い年の旦那くんとの4人暮らしをしているくまです☆このブログでは、そんな4人の何気ない日常や出来事とたまーにゆるく商品紹介をしちゃったりしてます。どうか最後までお付き合いくださいませ~☺高校生の時の趣味をもう一度楽しめる事はできるのか、、、私は高校生の時に、「詩」を読むこと・書くことが趣味でした。主に授業中に書いていたのですが・・・笑本とは違う味わいを感じていたものです。(長い文章が苦手とかではありませんよ?
※画像出典:新潮社こちら、山田詠美の小説ですね。蝶々の纏足/風葬の教室(新潮文庫)[山田詠美]楽天市場572円【中古】蝶々の纏足/風葬の教室/山田詠美/新潮社[文庫]【宅配便出荷】楽天市場139円山田詠美と言えば、繊細かつ独特な心情描写で、数々の文学賞を受賞し、センター試験の問題や、大学の課題図書になったりもする、『恋愛小説作家』の代表格。私が一番はまっていたのは高校生のときで、図書館にある山田詠美作品はすべて網羅。(記憶力が
おもしろいミステリを、ありがとう曼珠沙華(撮影:2022.9.17)2022年7~9月に読んだミステリです。29柄刀一「或るアメリカ銃の謎」光文社2022.7.30発行30中山七里「作家刑事毒島の嘲笑」幻冬舎2022.7.20発行31荒木あかね「此の世の果ての殺人」講談社2022.8.22発行32阿津川辰海「録音された誘拐」光文社2022.8.30発行33月原渉「九龍城の殺人」新潮文庫2022.9.1発行34知念実希人「生命の略
こんばんは。コナン・ドイルさんのシャーロックホームズの冒険を読みました。奇妙な、事件です。日本の推理小説は、この類が、昭和期の小説家に、多かった気がします。でも、遺産のことも、イギリスは、日本とは、違うんだなと勉強になりました。面白かったです。この作品で、新潮文庫版のシャーロックホームズの冒険は、終わりです。何度目かなのですが、やっぱり夢中になって読みました。ありがとうございます。また読んでください。
いつも、汽車に乗って酒を呑むことばかり考えている。そんな自分にとって、地下鉄は、何の魅力もない。景色は見えないし、街中を走っているから、車内で枡酒など呑んでいたら、ほとんど変態だ。従って、国鉄時代、分割直後のJR線と乗り直し、最近、旧国鉄のJR線を全線乗り直した。三度目になるが、地下鉄などは興味がないので、国鉄時代にあった路線を乗ったっきり(その時の路線は全部乗った)で、用事があれば仕方なく乗るけれど、延伸区間を含め、あらためて乗り直そうという気持ちにはならない。まして、この本のメイン舞台である
2021年9月25日からはじまった「十二国記30周年フェア」も終了次の新刊が待ち遠しいです!「十二国記」絵師山田章博の世界』発売になってます!その他の新情報は入り次第追記していきます!祝30周年!十二国記幻の短編「漂舶・幽冥の岸」はどこで読める?新刊はいつ?大好きな十二国記。読み漏らしは「東の海神⻄の滄海」CDブックに収録されていた「漂舶」と「一話が先に読める」プレゼントキャンペーンに応募した方が〈十二国記の日〉に読めた短編「幽冥の岸」のみ。幽冥の岸は短編集に収録予定なので一生読め
関裕二さんの『蘇我氏の正体』に続き、『藤原氏の正体』『物部氏の正体』を読み終わりました。日本史の教科書で習う古代史とは一味も二味も違い、もし関さんの説が本当だったら歴史はもっと人間臭く、ドラマチックに想像でき、正解がないだけに人の心を惹きつけてやまないのだと感じます。藤原氏の正体(新潮文庫)Amazon(アマゾン)157〜4,200円Amazon(アマゾン)で詳細を見る楽天市場で詳細を見る物部氏の正体(新潮文庫)Amazon(アマゾン)100〜4
4月17日の水曜日。市立富良野図書館から借りた5冊の本の記録です。①『夜の橋』(藤沢周平/中公文庫1984年2月10日初版発行/1995年3月18日改版発行/2005年4月25日改版16刷発行)②『殺意〜名無しの探偵シリーズ〜』(ビル・プロンジーニ/高見浩・訳/新潮文庫昭和55年2月15日印刷/昭和55年2月25日発行)③『特捜部Q〜キジ殺し〜』(ユッシ・エーズラ・オールスン/吉田薫・福原美穂子訳/ハヤカワ・ミステリ文庫2013年4月1
妊娠中、特に初めての出産ということも相まって、常に様々な恐怖に襲われていたので、ひたすら妊娠レポや妊娠エッセイを読んでいました。(↑子がベビーベッド苦手で全く使わないので、もち様のものになりました…)「なるほど〜」と思うものや、「ちょっとこの考え方は私には合わない…」と思うもの、色んな書籍と出会いましたが、特に印象深かったものを、ブログでちょこちょこ感想を書いてみたいと思いますまず1冊目は、さくらももこさんの『そういうふうにできている』(新潮文庫)。そういうふうにできている(新潮文
2021年3月のテーマ「和製ファンタジー」(第二弾)第三回は、「闇の守り人」上橋菜穂子著、新潮文庫2007年発行闇の守り人(新潮文庫)Amazon(アマゾン)1〜3,886円です。海外でも人気の作品、守り人シリーズの第二弾です。『精霊の守り人』をはじめとする守り人シリーズは、漫画化、アニメ化、テレビドラマ化もされています。特に、2016年にNHKで『精霊の守り人』が大河ファンタジーとしてドラマ化された際にかなりメディアで取り上げられていたのでこのシリーズはご
【第3500回】>現代のわが国では、権力を否定することよりも、まず自分がどれだけの権力を持っているかをはっきりと意識し、それに見合うだけの孤独に耐える強さを持っているかを考えてみる方が意味が深いと思われる。>(p.192「こころの処方箋」河合隼雄新潮文庫平成十年)先生でも親でもあるいは社会的な成功者でもフランクで人づきあいの良い人の方が高い人格のように扱われる昨今ですが、権力、権威というものの意義は否定されています。しかし、社会である以上、何らかの意思
【第3498回】>現在において、どうして家族関係のことが難しくなったのだろうか。それは、社会の変化があまりに早く、それに他文化の影響を受けることも大きいので、伝統的でおきまりの方法によって事を運ぶことができないためである。>(p.179「こころの処方箋」河合隼雄新潮文庫平成十年)この本自体が26年前のもので、なんなら僕が子どもの立場の時代に論じられたことになります。その子どもがもはや親世代になっている現在はどうなっているかというと家族すら持てない人が増
新潮、角川に続き、岩波さんの『罪と罰』を読んでます。1999年11月文庫本第1刷発行訳江川卓ちょっとね、もう目からウロコでした。すごい!この流れるような透明感増し増し訳✨湧き水のような透明度、今まで謎だった思想、文脈がほぼクリアに。素晴らしいじゃないですか!まだ上巻ですが、今まで何言ってるのかよく分からなかった酔っ払いのクズオヤジ、マルメラードフが言ってることが初めて理解できた~。(理解できたところでクズだったけど…)ラスコーリニコフの考えにしても、今まで一つ一
《毎月一回行っている海馬文学会の読書会です。テーマ本は、近現代の国内外の古典や純文学、中間小説などの中から、同人・会員の推薦で決定(基本は文庫本)。他に芥川賞受賞作を年二回、同人誌「海馬」合評会を年一回実施。自由に感想や意見を述べ合う場ですので、老若男女どなたでもお気軽にご参加ください。丁寧に読むことを通じて、いろんな気付きや新たな発見があると思います。特に、小説を書いている方やこれから書きたいという方の参加は歓迎です》〇テーマ本『杳子・妻隠』古井由吉(新潮文庫)〈古井由吉〉(19
京都市京セラ美術館と疎水を挟んだ向かい側にある、「岡崎庵CAFE`」に行ってきました。きっかけは、患者さまから紹介された1冊の本。『おそめ―伝説の銀座マダム』(石井妙子著、新潮文庫、2009)銀座に川端康成、白洲次郎、小津安二郎らが集まった伝説のバー「おそめ」のマダムで元祇園芸妓、上羽秀(うえば・ひで1923-2012)の評伝です。この「おそめ」さんが晩年住んだ4階建ての大きな家は、一日一組限定の邸宅貸切ウェディング会場岡崎庵として、今も残っています。1階は
短編集ということ以外、まったく予備知識なしに読んでみた米澤穂信さんの『儚い羊たちの祝宴』そこにはわたしなどの想像をはるかに超えた衝撃と、底知れない毒気を含んでいました。儚い羊とは、どういう意味なのか…。読み終わってからぼんやりと真相が浮かび上がってくる様は、分かりやすいホラーよりも背筋が冷たくなるようでした。読後、スッキリした気分で本棚に仕舞える本と、少し気になってパラパラと読み返す本があるとすれば、こちらは後者でしょう。古典ミステリーのファンならば、より深く作者の思惑を感
おはようございます今日は本の読書感想です。「清く貧しく美しく」清く貧しく美しく(新潮文庫)Amazon(アマゾン)83〜4,495円まず、タイトルに惹かれましたなんか、シンプルでステキ。久しぶりに一気読みした小説です。普段あんまり小説は読まないんですが、たまにヒットすると、一気読みしてしまう本の4分の1ぐらいは、そんなに話の展開もなく、ダラダラと進んでいくのですが、そこを過ぎたあたりから物語は急展開。本を
NHKのドラマ「茂七の事件簿ふしぎ草紙」を観ました主演は高橋英樹さん、原作は宮部みゆき先生の「本書深川ふしぎ草紙」です。いやぁ、とにかく役者さんの演技が素晴らしかったですよ!まあ高橋英樹さんって、そもそもが私好みの緩急ある演技がうまい役者さんなのでそもそも私のストライクゾーンだったってのもあるんですけども。主演の高橋英樹さんがうまいからでしょうね、周囲の役者さんたちも極めてやらせ感がないというか、その役がまさにそこに生きているようでした。脚本もすごく良くて。人々の小さな
【第3499回】>子どものものを欲しがる気持ちがわかり、それを買うお金を十分に持っていながら、それを買わないためには、相当な心のエネルギーを使わねばならない。(中略)どんな時代であれ、子どもにとって自分が自主的に何かを欲し、自分自身の努力や忍耐によってそれを獲得することが楽しいことに変わりがない。ものが豊かになってくると、このようなことが自然に生じることが難しくなってくる。>(p.185「こころの処方箋」河合隼雄新潮文庫平成十年)昨日の記事でも述べましたが、
❀町田✿そのゆめ、はじける✿華華華華華華華❀町田特集(゚∀゚)コンビニ兄弟-テンダネス門司港こがね村店ーテンダネス門司港こがね村店(新潮文庫nex(ネックス))[町田そのこ]楽天市場781円${EVENT_LABEL_01_TEXT}コンビニコンビニ兄弟-テンダネステンダネス門司港楽天まるごとぜんぶ町田の本(ぴあMOOK)楽天市場1,080円${EVENT_LABEL_01_TEXT}まるごとぜんぶ町田の本ぴあMOOK楽天地元のご
この前、山田洋次監督の映画「たそがれ清兵衛」をDVDで観て、藤沢周平の原作も読みましたが、それをきっかけに、藤沢周平さんの小説をまた読みたくなり、書店で文庫本を買い込みました。まず、「用心棒日月抄」シリーズ4冊を読み、その4冊と「よろずや平四郎活人剣」を元にNHKがドラマ化した「腕におぼえあり」もDVDを借りてきて観ました。どちらも面白かったのですが、ラストに向かって原作の方が余韻が感じられました。(用心棒日月抄)帯に藤沢周平さん(1927年12月26日生まれ、1997年1