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私は非線形偏微分方程式論で学位をとったが、可換環論にはまっている。松村英之「可換環論」を読んでいて、研究が進まない。ww。世の中、「数学者を目指していたが、挫折した」という人は多い。挫折しないで続ければいいのに!!東京大学理学部数学科を卒業、修士号くらいあっても、「自分は数学者なのだろうか?」と自問する人は多い(はずだ)。医学部を卒業して医師免許があって、「自分は医者なのだろうか?」と自問する人はいないだろう。これほど、数学という学問は難しいのだ。そ
雨の日は、今井さんが「眠い」って言っているんだろうなと、ついつい考えてしまう。「雨の日の今井さんは眠い」…雨降っていなくてもいつも眠そうとか言わないでねなのね(苦笑)。今井さんの書く詞って、ハイパーだったりサイバーだったりするものも少なくないし、ちょっと(←かなり)独特なんだけれど、実はその一方で非常に「野生」というか「自然」の匂いも色濃く感じられるんですね。今井さんの歌詞好きな方なら、すぐにぴん!と来てくださることでしょう。BUCK-TICKのパブリックイメージを裏
たまにはド本命の数学の記事を。本当はね、数学を研究して、大学レベルの数学の講義をして生きていきたいのだが、どこの大学に行っても(数学科の講義を担当したことがないからしょうがないけれど)本気で講義できないのだ。だから本気で講義したい!!というのが高尾数学研究所です。さて、東京大学1年生を回顧しよう。1999年に現役で理科I類に合格した。数学者か哲学者になろうと思っていた。(なんと貴族的な!!)微分積分の担当は戸瀬信之先生でした。「私が受けた講義のレベルを維持します!
少し前になりますが、先月のNHKスペシャルで放送された「数学者は宇宙をつなげるか?完全版abc予想証明をめぐる数奇な物語」ご覧になりましたでしょうか?日本が誇る天才数学者望月新一教授(京都大学)が証明したとされるABC予想の物語です。証明したとされる??そう、望月教授の理論がぶっ飛び過ぎて、証明が合っているのか、間違っているのか、結論が出ていないのです。望月理論、ネーミングからぶっ飛んでいます。その名も。。。宇宙際タイヒミュラー
代数学の基本定理の証明のうち、最も初等的なのが、JeanRobertArgand(1768-1822)の証明をベースとしたWeierstrassの最大値・最小値定理を用いるものだと思います。ただ、その証明は往々にして少し長いです。かなり前の数学セミナーに式変形の少ない方法が載っていましたので、そちらを参考にアレンジしてみました。|f(z)|が最小値をとるということさえ認めてしまえば、高校レベルの数学で解決できる証明と思います。加えて、2変数の微分積分からアプロ
世界ではなく、自分自身を征服せよルネ・デカルト(1596年-1650年)ルネ・デカルト(仏:RenéDescartes、1596年3月31日-1650年2月11日)は、フランス生まれの哲学者、数学者。合理主義哲学の祖であり、近世哲学の祖として知られる。名前ラテン語名はレナトゥス・カルテシウス(RenatusCartesius)である。デカルト座標系(仏:systèmedecoordonnéescartésiennes;英:Cartes
3√8000。ルートは知っているかもしれないが、中にはこの数はどういったものか知らない人もいるのではないだろうか。3√xとは3乗したらxになる数のことをいう。√が2乗したらその数になるものなので、それの3乗版というものだ。√2は21/2とも書き、それにならって同様に3√2は21/3とも書ける。ではこの3√の説明を受けて、3√389017は2桁の整数である。その整数を答えよといったら即答出来るだろうか?いやいや無理でしょという声が聞こえてきそうだが、では問題の言い方を変えよう
夏なので、ソフトクリームの話題でも。アイスにも色々分類があり、乳固形分と乳脂肪が関係している。アイスクリームが乳固形分15.0%以上かつ乳脂肪8.0%以上。アイスミルクが乳固形分10.0%以上かつ乳脂肪3.0%以上。ラクトアイスが乳固形分3.0%以上。氷菓が乳固形分3.0%未満という分類だ。まぁ今回はこの分類とは一切関係なく、本題はズバリ「ソフトクリームの巻き方」である。確かに、簡単そうに見えてやってみると中々大変な作業の一つといえるだろう。調べてみると、失敗
数学に苦手意識を持っている子が多い今日この頃確かに数式とか難しいですよねでも、数学者の人達にとっては数式や計算というのは何よりも大事で情熱をむけるものでした今回は、整数を愛しすぎて『殺人』まで犯した数学者のお話です~整数を愛しすぎて殺人を犯したピタゴラス~ピタゴラス古代ギリシアサモス島出身生没年紀元前582年-紀元前496年数学者・哲学者ピタゴラスの功績・宇宙のすべては数の法則に従うという思想を広めたピタゴ
多項式はリーマン球面上の全射となるため、P(z)=0なる複素数z_0が存在する。これが代数学の基本定理の本来的な姿です。その意味で以下の証明は、最も本質的な証明の一つになると思います。その他の位相幾何学的な証明についても是非拙著をご覧ください。【代数学の基本定理】回転数による3つ位相幾何学的な証明