ブログ記事3,480件
(詩集『測量船』第一書房・昭和5年=1930年12月刊)鴉三好達治風の早い曇り空に太陽のありかも解らない日の、人けない一すぢの道の上に私は涯しない野原をさまようてゐた。風は四方の地平から私を呼び、私の袖を捉へ裾をめぐり、そしてまたその荒まじい叫び声をどこかへ消してしまふ。その時私はふと枯草の上に捨てられてある一枚の黒い上衣を見つけた。私はまたどこからともなく私に呼びかける声を聞いた。――とまれ!私は立ちどまつて周囲に声のありかを探した。私は恐怖を感じた。――お前の着物を脱
(三好達治<明治33年=1900年生~昭和39年=1964年没>)モダニズム時代の散文詩詩人、菱山修三(1909-1967)は今日ほとんど顧みられず、坂口安吾や逸見猶吉とは交友があったそうですが、当時の詩の流派のどこにも属さなかったために一目置かれこそすれ何となく孤立していた存在だったようです。没後に全4巻の膨大な全詩集が刊行されましたが、それでも再評価の気運は起きませんでした。先ごろ『三好達治全集』を読んでいたら最終巻の第12巻に単行本未収録の雑篇をまとめた部があり、「菱山修三君と僕」とい
『快晴』快晴の空私は芝生に寝転んだ大の字になったどこまでも青上下がひっくり返ったら落ちそうで怖い快晴の宇宙背中は地球を背負ってる命運が重いそんなとき蝶のんきにふわふわ飛んできた「ばかだね」って言った?快晴の空なんにもないようで鳥もいる逃げ道もみち…だね絶望も途中すべてが終わったわけじゃない快晴はめぐる!
”森瑤子という女流作家””森瑤子という女流作家”なんて云う事森瑤子情事とかは読んでないけど古本屋でちょっと目に付いた何だっけかな何かやっぱり火の出るような恋愛小説もので立ち読みしてちょこっとだけどそれから彼女の素敵な本を何冊か文庫だけど・・手にしましたあなたは誰なの?今ブログに行って前の方も見て良かったです森瑤子が・・森瑤子ぐーぐるから森瑤子は、
ドラマ「ゆうひが丘の総理大臣」エンディングの散文詩だけを書くという素っ気ないブログの12回目です(不定期更新です)新しい道をさがして何度もつまづいて美しい時間が夢のように流れてゆく「ゆうひが丘の総理大臣」についてはこっちを見てねゆうひが丘の総理大臣-Wikipediaja.wikipedia.org