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さて、李書文系の八極拳と言えば、その技術の中心は冲捶。なにせ有名な猛虎硬爬山は、冲捶からの肘打ちの連携。冲捶ができなければ猛虎硬爬山もできません。だから冲捶の練法こそ、李書文系で一番大切なのですが、なぜか今日では冲捶の威力を増す練法が伝えられなくなっています。最大のナゾでタブーになっている冲捶の練法に今回は迫ります。子供の頃の拳児がじいちゃんに冲捶を習うのは意外に遅く、じいちゃんが中国に旅発つまぎわで初めて練習を開始します。「八極小架は基本型。例えるなら砲台。これから学ぶのは砲弾だ。」
八極拳の代表的な技で攉打頂肘(かくだちょうちゅう)他の系統では単翼頂(たんようちょう)豁打頂肘(かつだちょうちゅう)挑打頂肘(ちょうだちょうちゅう)という別の呼び方があります(ง🔥Д🔥)ง攉打頂肘は大八極の1番目の技で八極拳を有名にした拳児でも拳児のおじいちゃんが中国に旅立つ前に最後に教えた技ということでも有名な技です|ω・)⬆そのシーンです|ω・)攉打頂肘は套路に含まれるだけでなく六大開拳(ろくだいかいけん)という八極拳の根本理論である六大開理論の頂の技でもあります
站樁は中国武術修行者だけでなく、空手修行者にもよく知られた鍛錬法です。しかし、その割には站樁が、何の為に行うのか?どうして中国武術に必要な能力を養えるのか?を正しく理解されていないようです。果たして、ただ立つだけで気の力は本当に養えるのか?神秘の力は手に入るのか?今回は武術マニアなら一度はぶつかるこの疑問に切り込んでいきましょう。「拳児」では、拳法の習い始めに、馬歩站樁を徹底してやらせるシーンが何度か出てきますね。一度目はもちろん拳児の練習始め。拳児は夏休みにじいちゃんの田舎で本格的に
今回は、中国武術でよく話題になる鉄砂掌についてです。漫画『拳児』でも、拳児がトニー譚の鉄砂掌で鍛えた手で打たれ、大怪我するシーンがありましたね。張仁忠先生がびっくりして、雲南百薬という漢方薬で治療します。この雲南百薬を調べてみると、オカワカメ。これなのか?その後、張先生は鉄砂掌の鍛錬法を解説します。&am
八極拳といえば格闘ゲームを通じて若い人にも知られるようになりましたが、もともと八極拳を日本で初めて紹介したのは中国武術研究家の松田隆智先生。中年の人には「開けポンキッキ」のカンフーレディで女の子と太極拳をやっていた先生、というとわかりやすいかもしれませんね。松田先生は日本人で最初に八極拳を学んだ武術家でもありますが、漫画や劇画の原作などで八極拳を初めとする中国武術の魅力を若い人達に伝えました。極真空手や格闘技の魅力を劇画を通じて伝えたのが梶原一騎だとしたら、八極拳や中国武術の魅力を若い人に