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インセスト・タブー(近親性交の禁忌)。倫理的にも道徳的にも、常識的にも到底共感できるものではない。本書は性的な興味本位の内容ではなく、家族という最も身近な関係の中で起こる性暴力の実態を、静かに、しかし確かに照らし出している。家族は被害者であり、同時に加害者にもなりうる。日本では加害者側だけでなく、その家族である“被疑者家族”への風当たりも強い。本書で描かれるのは、社会の影に潜む、デリケートで深い家族の闇である。著者は、加害者家庭の支援の過程で知り得た事例を、当事者の許可を得たうえで匿
「刑務所に一生閉じ込めておけ」は思考停止?女子高生コンクリ事件、加害少年の“その後”を知る意味弁護士ドットコムニュース元号が昭和から平成に変わる1988年から1989年にかけては、首都圏幼女連続殺害事件やリクルート事件、六本木ディスコ「トゥーリア」で照明が落下して死傷者が出る事故など、いまも多くの人の記憶に残る出来事が相次いだ。1988年9月19日に吐血した昭和天皇が約4カ月の闘病生活ののち、1989年1月7日に崩御したのと同じ頃、凄惨な暴行によって命を落と
2025.11.3文化の日にふさわしいテーマ性暴力の被害のその後を描くドキュメンタリー映画「魂のきせき」を劇場で観て来た。【魂のきせき】|第38回東京国際映画祭(2025)友人がフラッシュバックを起こしPTSDに苦しんでいる。長年それを見てきた監督が、性暴力サバイバーであるひとりの写真家との出会いをきっかけに映画作りを決意する。一見穏やかに見える日常と隣合わせにある絶望、そして希望。日々のやりとりを記録し続ける意味を問いながら、自らの過去にまで潜っていく監督。新たな一