ブログ記事189件
あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。院長の八木原です。最近、ネコちゃんのおしっこの症状が立て続けにありましたので、それについて書きます。今年は暖冬のようですが、夏に比べ冬はネコちゃんの飲水量が少なくなります。すると、排尿回数の減少により尿道を洗い流す効果が弱くなり細菌性の膀胱炎をおこしやすくなったり、尿の濃縮により結石ができやすくなります。これを猫下部尿路疾患(FLUTD)といいます。症状としては、トイレの回数が増える(頻尿)、一回のトイレの時間が長く
オス猫の飼い主さんへ!「尿道閉塞」と言う言葉を知っておいて下さい!!これから冬の時期に多く、非常に重要な病気です。長い記事ですが、是非お読みくださいね!<オス猫と尿道閉塞>ほぼオス猫にしかない病気が、尿道閉塞です。尿道閉塞は尿道(おしっこの通り道)が詰まってしまうことです。尿道閉塞を起こすと、おしっこができなくなります。おしっこができないと、3日で死にます。本当です。<なぜ尿道閉塞を起こす?>下の図を見て下さい。雄猫の尿道は、おちんちんの先端
◆愛猫旅立つ2019年12月14日0時37分愛猫が旅立ちました。腹膜破裂の再発により、手当ての甲斐なく行きました。尿道閉塞によるカテーテル治療(入院4回)膀胱・尿路切開による手術入院3カ月腹水による腹膜破裂手術1週間20カ月に及ぶ闘病でした。昨夜も動かない下半身を引きずりながら近づき、そっと添い寝の態勢になってから短く2度鳴いて旅立ちました。飼い主とし看取る事が出来て良かったと思いますが「寂しい」「心が痛い」命日を残す為、ブログアップします。