ブログ記事2,335件
その日の空はどんよりと黒ずんだ雲に覆われ、さしずめこの王世子である私の気持ちを表しているのだろうと仰いだ。マカオから宮に戻ったシンの沈む心の原因は相変わらずの「妻」の仕業だった。誰の差し金でも、大人の都合での二人ではなくただの「イ・シン」ただの「シン・チェギョン」で生涯を共にすることを誓った。慎ましく、されど温もりのある結婚式の後、彼女は一向に連絡をしてこない。元々公務の合間を縫って皇太后である祖母と共にチェギョンを訪ねた。当然すぐに戻らねば公務が滞る。その事を察して連絡してこない
公務を終え帰路に着いたシンは静かな筈の東宮の奥から聞こえる不自然な音に不審を感じながら更に歩みを進めた。この広い宮殿の中でも二人の新居となった東宮は珍しく洋風に造られている。周辺は父が帝位についたと同時に入宮し、幼き頃より慣れ親しんだ景色。当然ながら建造物はどれも歴史的な価値がある。丹青の彩と白い砂、赤松、柳、ハンノキ…深き緑に普段なら癒される。妃宮との安らぎの場所でもある。中央のパティオから左右に夫妻のそれぞれの部屋がある。一先ずは原因を突き止めようと妻の部屋に向かう。『!!』入り
それからのウォンの行動には目を見張るものがあった。ヒョンジュの心が変わらぬ内に先手を打つかのように畳み込む。ヒョンジュは病室で1人、今の状況に複雑な想いを抱えていた。全てはウォンを想ってしてきた事。問題にぶつかる度に選択してきたそれはウォンにとって一番都合の良いようにする事だった。それが自分にできる最大限の愛情だと自負していた。だがその結果、息子シユンは生まれた時から父親を知らない子にしてしまい、あろうことか逃げきれずにウォンに見つかった。ウォンが積み上げた地位も何もかもをかなぐり捨てて
秋月と春花の日々は穏やかで、それまでの激動が嘘の様に緩やかに時は流れていた。魔教と正道の争いは人々の記憶から遠ざかるほど平和な日々が続いている。その間に2人の間に生まれた雪蘭、その3年後のうだるような暑い夏に生まれた炎輝と秦流風冷凝夫婦の息子清流、李漁と風彩彩の娘明明は幼馴染として育った。子の戯れる声の愛らしさを噛み締めるように見つめる姿は、あの泣く子も黙る魔教の頂、千月洞の長だったとは到底思えない変貌である。しかして平穏な日々ばかりではなかった。大なり小なりの起伏があるのが世の常であ
ヨンドはバイクを走らせながら己の背に体を預けしっかりとしがみつく少年に保護本能を刺激されていた。目の前で痛めつけられ、傷つき更には寒さで震えている。そのどれをとってもヨンドには何かしらの手助けを必要としている相手だと認識していた。過去の自分では考えられない思考である。大人になれない脆弱な精神であったあの頃は好きな相手にまで嫌がらせをする日々だった。様々な痛みを味わい、弱き者には手を差し伸べるのが真っ当であると知った。元来お節介で親分肌。救いの手を差し伸べるのは強き者の責務とさえ考えるように
『チェギョン。準備は出来たか?』チェギョンにかかってきたのは夫からの電話で、部屋で鳴り響く音に気づき女官が慌てて持ってきた。別の事に夢中になるとこの様に忘れがちなのをいつもシンに咎められているので、着信に気付いた女官にはチェギョンは感謝した。『ええ、出来たわ。あとはホテルゼウスに向かって時間まで少し展示の確認をしてから庭を皆で散策してゆっくりしようかと思ってるの…ねえ、脅迫状の件だけど…』『それはこちらで対処した。心配しなくていい。だが、気をつけるんだ…まあ、みんないるから大丈夫だろうが』
月日は流れた。遠いあの煌めいた日々は青春という名でいつまでも心の底に光を放つ。卒業後はそれぞれの道を行き、大学に進学する者、海外に留学する者、はたまた兵役志願し、その後は好きな道を進む者等道は別れた。ヨンドは、初めて心奪われた彼女のいる場所から遠ざかり、継承した王冠を守るため、ゼウスという国を統べるべく海外で経営学を学んでいる。という大義名分を手にした。人種の異なる人々との交流はそれなりに楽しく、恋愛もそこそこ。と強がりを言えるほど青春の日々から遠ざかったのだ。たまにはかつての仲間達と
断髪小説断髪×嫉妬今回はある男性が嫉妬で自分の彼女の髪をバッサリ切ってしまうお話。彼女はとてもモテるが故に彼の嫉妬は止まらない。髪を切れば女性らしさがなくなると考えるが・・・?彼はもちろん人の髪など切ったことなどない。葛藤しながらも切っていく恋人同士である2人の断髪をどうぞ!*********************************肌と肌がぶつかり合う音が響き合う普段の清純な遥からは想像もつかない声や姿2人のことを止めることは誰にもできない遥(はるか)は数時間
『もしもし…なんだこんな朝早くに』『タン…大事件だ…』『なんだよ!』『女…』『は?女?女がどうした』『いや、だから女だったんだ』『え??なん、、本当なのか?確かに…確かにウンサンの腹の出方が女ではないかと母さんが言ってたが…いや、待ておいヨンド!なんで俺も知らない子供の性別お前が知ってる!』電話口でタンは1人憤慨していた。『かぁーっバカか、何でウンサンの腹の子の性別をお前に言うんだこんな早朝に。お前と話すと緊張感がなくなる』『ああ、それもそうか。で?何が女?』『あの…俺が連れ
ついに書き始めてしまいました!!(゚д゚)!💦ベルばらの二次創作小説🌹🌹🌹8年前にベルばら再燃したとき、オンラインに掲載されているベルばらの二次創作の作品(小説や漫画)など、楽しみながら読んでいたのですが🌸ええ、わたくしも多くのベルばらファンのみなさま同様、様々なサイドストーリーを脳内で創作しては楽しんでおりました(笑)再燃してから、いろいろな方のブログも読み漁り、結果、わたくし自身もベルばら好きの情熱が抑えられず(笑)結構早い段階でブログを書き始めたのですが、
お久しぶりです。本当に本当にお久しぶりです。最後に断髪小説を出してから2年たってしまいました。本当に月日が経つのは早い。いまだに断髪小説を購入してくださる方がいて本当に本当にありがとうございます。断髪小説ってやはり需要があるんだなぁとネタが尽きてもうかけないかなと思っていましたが(やはりどうしても似たような内容になってしまう・・)つい先日思い立って9割ぐらいは書き上げました。断髪小説アンケートも大いに反映して、舞台は床屋ですね。早ければ明日、
なんか理由をつけて帰ろうかな・・・。そうだ、おなか痛いって言ってうそつくとか・・・。千夏は頭ではいろいろ考えるが、なかなか行動に移せないおばちゃん美容師はカットの準備をすすめている千夏は立ち上がろうとするが、なかなか腰があがらない急に帰ったら変って思われるよね・・でも帰りたい・・帰ります。この一言がなかなか言えない千夏は家族や友達以外には極度の人見知りなので、人に何かを言うのが苦手だったのだ水が入ったスプレーで髪を濡らされ、くしで髪をとかされる切られちゃう・・帰れない
昨日、公開させていただいた断髪小説断髪×後悔いかがだったでしょうかお読みいただいた方本当にありがとうございます!初の方もいつも読んでくださる方も早速購入していただき本当にうれしく思います!読者様の名前を拝見し、数年ぶりでしたがもちろん覚えていてとてもなつかしく思いました。今回のお話は「後悔」がテーマなので若干ネガティブ要素が満載なのですが、断髪フェチ心をくすぐるような表現をたくさん入れ込んだつもりです。今までの作品と似たような表現になってるところも多々あ
後ろの線に合わせてサイドも切られるあごの位置の長さまで切られてしまった・・・もう肩にはつかない長めってうそじゃん。すごい短いじゃん。千夏は泣きそうになるしかし、実はおばちゃん美容師はこれでも長めにしてくれていたのだ「お嬢ちゃんのお母さんがさっぱり短めっていうから耳たぶが出るくらいの長さにしようかなと思ったけど、お嬢ちゃんは長めがいいんだよね。でもせっかく来てくれたんだし、ちょっとは切らないとね。あごラインくらいがいいでしょ」千夏があの時に言わなかったらあごラ
皆さんおはようございます😃☀昨日は、全然ブログを更新できず…💦ひたすら英語と小説執筆をやってました笑笑英語は最初教科書📕を使ってやってたのですが、昨日念願のiPadが届いて、iPadから教材を仕入れてきました笑😁しかも凄いいい英語のアプリを見つけれたので(なんとテストも出る!)サブスクに登録しました。月300円で魅力だし、自分に見合ったアプリを見つけられたことが嬉しくて!この写真はさっきまで睨めっこしてた文法笑笑なんというか動詞とかが、凄い難しい😓うーんでも、やる気が湧いて
皆さん、こんばんはー!いかがお過ごしでしょうか。僕は仕事と執筆と読書で疲れています笑。大丈夫ですけどね。今日は仕事でした。朝7時35分に起きて朝ご飯を食べ、薬を飲み、着替えて出勤しました。今日もホテル清掃でした。午後からの話しになりますが、ホテルの絨毯を剥がして、大掃除をしました。まだ、完全に終わった訳ではないですが。帰宅して、ベッドにまず横になり、休憩しました。今日は眠る事は出来ませんでした。なので、疲れは取れませんでした。それでも、小説を書いている配信者のところに行ってお話しを
皆さん、どうもです。今日は午前2時まで小説執筆していました。なので午前は死んでました。執筆は午後からしました。夜更かしした罰ですね(笑)。今日が休みだから夜更かししたんですけどね。明日は仕事です。頑張ろうと思ってます。明日の仕事は何かな。明日、出勤してみないと分かりませんね。最近、エブリスタという小説サイトに掲載されている恋愛小説を読んでいます。勿論、薬丸岳さんの「最後の祈り」も読んでいます。↑これです。毎日読んでるのは。結構、分厚い本なので少しずつしか進みません。まあ、
みなさーん、どーもー。今日は仕事でした。そんなに疲労感は少なかったですね。なぜか。帰宅してからまずは休憩をし、ある程度、疲れが取れてから読書をしました。その後、小説の執筆をしました。楽しかった。これが今日読んだ作品です。薬丸岳最後の祈り執筆の方は、【連載小説】霊か病気か6話一目惚れ?を書きました。楽しかったです!これが僕のルーティンです!!これからも仕事・執筆・読書を頑張っていきたいと思います。では、また。お疲れさまでした。
お詫びと訂正前回(その3)で、次回は「執筆」機能を紹介すると予告したのですが、勘違いでした。順番的には、「資料」の機能の番でした。無料版では機能が限定される「登場人物」「世界観」「相関関係」「資料テンプレート」の項目が用意されていますが、無料版では機能に制限があります。登場人物「登場人物」には様々な属性が設けられており、細かく設定することが出来ます。ここまで細かく定義する必要があるかなあ?と思わないでもありませんが、取捨選択して使う感じで
台風の被害はなかった。よかった~o(〃^▽^〃)oあははっ♪でも、暑かった。久々にクーラーを付けました。明日は朝から草取りだ∑(; ̄□ ̄Aアセアセちょっと放置していたので大変だ!今日の更新は最弱テイマーの39話!もう39話か~(∩。∩;)ゞテレテレ・・・頑張っております、私!で、39話ですがラトミ村で何が起こったのか書きました。え、そんな事がって言う感じになっているといいですが。そして村長のクズ差が際立っているとうれしい。どんな村長にしようか、考えてこ
皆さん、こんばんは!今日も仕事でした。今日はホテル清掃でゴミ・備品という仕事をしました。以前、この仕事はどういうものか説明させて頂きましたが、大分前のことなのでもう一度説明しますね。ゴミはお客様の出したそれを集めてゴミの分別をします。そのあと、ゴミ箱を拭きます。備品は客室にあるグラス・うがいコップ、トイレットペーパー・ティッシュペーパー、歯ブラシの補充と回収をします。それから、ポットも使っていれば洗います。そしてホテルの近くにあるゴミステーションに燃えるゴミとペットボトルを
こんばんは。お疲れ様でございます。m(__)m※希死念慮との私なりの付き合い方です。独断と偏見であり、治療効果があるものではありません。ご理解ください。基本うつです。ともえはここ数日、17時〜19時頃、希死念慮に襲われる。1日遊びに出掛けたりしていると出ないので、希死念慮の原因は「遊びに行きたい、楽しいことしたい」という心の叫びであると思われる。(今日は出ていない…なんで??)毎日家事してると、ずっと食器洗ってるなって思うし、ずっと何か煮込んでるなって思う。まあ家事って休みない
デフォルトではスタンドアローン。以前にファースト・インプレッションを記事にしたが、シンプルで使いやすい執筆ツールである。難点は複数端末での同期を取ることが難しいこと。そういう設計になっていない。あえて同期を取るためには?バックアップ機能を使うことになろう。バックアップは内部ストレージの「Download」フォルダにつくられるので、このファイルをGドライブなどクラウド・サーバー経由で同期させることができるだろう。ただ、端末1→クラウド→端末2という経路で、二