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てのひらをこぼれはなではなくなりぬ『2024/3/25句集「水惑星」修羅の眼春2004』のどけしやなみまにうそのきえてゆく『2024/3/23句集「水惑星」修羅の眼春2004』こぶしよりはるがあふるる止まらない『2024/3/1320…ameblo.jp🖌🖌🖌🖌🖌😅🖌🖌🖌🖌🖌いつもご訪問ありがとうございますまたお立ち寄りくださいませ(*⌒▽⌒*)
2005.3.31角川学芸出版刊行『飯田龍太全集第一巻』より。朝4時半に起きて江の島まで日の出を見に行ってきました。太陽が海の上をぐんぐん上っていくのを見ると、なんだかありがたい気持ちになりました。早朝の海上を鵜と鷗と鳶と烏がそれぞれ群をなして飛んで行くのを眺めて、あぁ、鳥は朝から元気だなと思いました。飯田龍太句集『忘音』を読んでいきます。『忘音』涼風に薬をさがす旅鞄ごそごそ。風が気持ち良さそう。秋つばめ仰ぐ裸の倉庫番もう秋なのに。生前も死後もつめたき箒の柄いつもの母の箒。
田中裕明(1959〜2004)100句(西村麒麟選)『山信』菜の花や河原に足のやはらかき我知らぬ人より母が柿もらひ嬉しくもなき甘茶仏見てゐたり大学も葵祭のきのふけふ夏の旅みづうみ白くあらはれしやはらかき宿の御飯や草干す夜『花間一壺』いつまでも白魚の波古宿の夜北ゆきて早苗投げゐる人にあふ雪舟は多くのこらず秋螢悉く全集にあり衣被蟬とぶを見てむらさきを思ふかな穴惑ばらの刺繍を身につけて好きな繪の賣れずにあれば草紅葉ゆつくりと掃く音のして小鳥村菜の花をもつて石屋の前に遊
2007.7.7ふらんす堂刊行『田中裕明全句集』より。『櫻姫譚』初めて◯っ◯寿司という回転寿司に行きました。よく見るけれど一度も入ったことがなかった◯っ◯寿司、確かに宣伝の通り安い。あとは最近の回転寿司らしくメニューにジュースやらからあげやらアボガドやらラーメンやら、何だか楽しそうなものがたくさんありました。注文をすると、新幹線レーンでお寿司が運ばれてくるところが最も良かったです。そう言えば、吉野家に初めて入ったのは18歳、スタバは20歳、CoCo壱は確か23歳頃が初体験じゃなかったか
夕刊読売新聞(2024年4月25日)
こんにちは。公園に行ったら、季節がずいぶんと進んでいました。美しい季節になりました。今日はご恵贈いただいた、若杉朋哉さんの句集から、感銘句をすこしあげたいと思います。高くから雨降つてくる五月かな「五月」が動かないな、と思いました。遠足の先生のまだ笑顔かな子供たちが、集合に遅れたり、先生もう少ししたら笑顔じゃなくなるかも。蝿叩振り上げしとき気づかれぬまた、打ち損ねてしまった!かきまぜてみてもきれいな蜜豆よこの句集で、1番いいなと思った句です。こんな新鮮な句を
冬野虹(1943〜2002)百句(西村麒麟選)『雪予報』鏡の上のやさしくて春の出棺まよひこみ海綿売の声まつしろ肉色の空落つる処ラファエロ玉虫の曇りておちるまひるかな荒海やなわとびの中がらんどう薄荷ゼリー沼からみてゐる冬景色やせた鳥と四月の海に堕ちにけりメロンほど淡き翳もち夏の山羊三月や麒麟の夢を指にまき白い島へ白いかやつり草と私今滅ぶ寒夕焼をまとひつつひらひらと脚のびてゐる白魚雪女郎は反射鏡の位置直す花眩暈わがなきがらを抱きしめむ鳥葬のごと音楽を浴び母よ灰色の夢
(神奈川県三浦市三浦海岸)句会ではいろいろなことが勉強出来る。俳句についてそれなり(?)に勉強して来たつもりだがわからないことが多い。先日、新宿区早稲田「細道句会」で「二ン月」と詠んだ句が出たが、「二ン月」という言葉は使わないほうがいい、とよその句会で言われた。と聞いた。「なぜですか?」と聞くと、本来は「二月」(にがつ)で「三文字」なので、「にんがつ」と無理やり「四文字」にした誤用だから。と言われたのだ、と言う。私は反論した。それなら「四月」(
(神奈川県横須賀市長沢)暑い…。午前中、海辺を散歩したが明らかに日差しが違う。家に戻ってからも顔や体が「パリパリ」(?)している。顔も「黒」というより「赤黒」になってきた。(カモメ(左)が飛んでく様子)海の雰囲気も違う。釣り人も多いし、役所関係の人がなにやら調査している。八月だな、いよいよお盆休みなのだな、と思う。今日、俳句の知り合いから桃をいただいた。今年初めてである。桃は大好きだ。が…、まだ固かった…。ず~っと前、「東海道踏破の旅」で愛知県を歩いた時
先日画廊でこんな俳句を目にし驚きました。日本画家池田遥邨が「山行水行」と山頭火の句(句集の名でもある)を短冊に書いているんです。どうも遥邨が山頭火の自由律俳句が好きだったことから書いたようですが、画家の書く字は個性が如実に出ていてとても面白い。ちなみに、「山行水行」は「さんこうすいこう」と読み、その意は「理解のない人間に会うよりも、山を見、樹を眺め鳥を聞き、空を仰ぐ方がどのくらい嬉しいかは知る人は知っている。」という山頭火の名言でもあります。
2021.5.1朔出版刊行遠藤由樹子句集『寝息と梟』嬉しい句集が届いたのでさっそく拝見しました。遠藤由樹子さんの句集『寝息と梟』です。寝息と梟ってすごく由樹子さんの句集に合った題だと思いました。いつも穏やかな微笑を浮かべていらっしゃる由樹子さんですが、心の奥に譲れない詩心、自分の信じる俳句がある事が伝わってくる方です。50句以上書き抜きましたが新刊なのでその中から少しだけ紹介します。遠藤由樹子句集『寝息と梟』思ひのほか涼し雷門の下そして提灯を下から見上げる。波音をふりきり月の昇りけ
(神奈川県横須賀市長沢)俳句の「三段切れ」は「季重なり」とともに句会でよく聞かれる質問だ。「三段切れ」とは、目には青葉山ほととぎす初鰹山口素堂のように、「上句」「中句」「下句」がつながっていない…、目には青葉/山ほととぎす/初鰹と、それぞれ「切れ」ていることである。多くの句会では、「三段切れ」はしないように…、と注意されることが多いようだ。が、この山口素堂の、この名句が証明するように「三段切れ」でもいい句はいい。だから、「三段切れ」がダメ
(東京都豊島区西池袋)胸の手や暁方は夏過ぎにけり石田波郷(いしだ・はきょう)(むねのてやあけがたはなつすぎにけり)暑さもだいぶ収まってきたようだ。朝は、上記の句のように涼しささえ覚える。「胸の手」とは、仰向けに寝た状態で、胸の上で指を組んでいることを言っているのだろう。目が覚め、胸の上で指を組み、朝涼にまどろんでいるのだ。日中はまだまだ暑くなるだろうが、朝はすっかり秋の気配になったな…、と思っているのだ。今日は東京都豊島区池袋の第二谷端川句会
(秋田県にかほ市象潟)「おくのほそ道」で松尾芭蕉が訪れた土地の中で、太平洋側のもっとも北方が岩手県平泉で、日本海側のもっとも北方が秋田県象潟である。青森県は訪れていない。芭蕉はなぜ青森へ行かなかったのだろうか。僕は、1)青森は「歌枕」の地が少なかったから2)山形尾花沢の清風を訪ねたり、出羽三山に登る予定があり、青森まで足を伸ばすとかなり遅くなってしまうから。と考えていた。まず1)。「歌枕」がないわけではないが、かなり少ない。東北の有名な「歌枕」をあげてみる。
(神奈川県横須賀市長沢)この三日間、「海光」の執筆や編集作業をしていた。いつも通り…、と言えばそれまでだが予定の半分ちょっとしかできていない。昨日は辛かった。パソコンを眺め過ぎたのか、明け方までこめかみが痛かった。この痛みは時々起こる。だいたいストレスが溜まった時か、パソコン作業に集中し過ぎると起こる。さて、話は変わるが、松尾芭蕉は自分の事を、はせをと書いている。句碑などを見ると、いつもそのように書いている。が、「芭蕉」は正確(歴史的仮名遣い(旧仮名))には
2024年冬・春の俳句集Amebaブログ版です現代語・現代仮名づかい・現代的切れ字を基本にして詠んだ句を集めましたふだんの話し言葉・記号・句読点・カタカナ・外国文字・アラビア数字・分かち書きなども活かして必要最小限使用していますお時間があるときによろしければご覧になってみてください下記の古典語や歴史的仮名づかい・古典的切れ字を使っていないこともご確認くださいや・かな・けり・たる・たり・なる・なり・あり・をり・ぬ・べし・にて・らむ・けむ・とや・てふ・ゐて・ゐし・等々また、現