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[庆祝][庆祝]お待たせしました!日本人獣医師がいよいよ着任[庆祝][庆祝]【先生からのご挨拶】この度、浦東動物医療中心(ANICOMTOKYO)で診療顧問を務めさせていただくことになりました、日本人獣医師の大坪と申します。日本ではわんちゃんねこちゃんを中心とした小動物臨床に従事しておりました。上海在住の皆様に日本と同等の安心できる獣医療を提供いたします。浦東動物医療中心(ANICOMTOKYO)には高品質の検査機器、診療機器が揃っており、検査や治療の幅も広くなっておりますが、我々はそ
副作用が強い!!何となく怖い!!一般の方が抱かれる抗がん剤治療への印象は、ネガティブなことが多いです。ガン治療の1つですから、大変な治療であることは間違いありません。しかし抗がん剤治療は、効果が高く非常に有効な治療です。今回は、なかなか見られない、動物病院での抗がん剤治療の実際をお見せします。これを見ることで皆さんのイメージが少し変わるのではないでしょうか?想像したくないことですが、皆さんのペットが癌になる可能性は十分にあり得ます。抗がん剤治療について知っておいて
動物が病気でご飯を食べないとき、本当に困ります。病気が何であれ、絶食時間が長くなると体は弱ってしまいます。強制給餌といって、無理やり口に入れる方法もあります。しかし、動物と飼い主さんにとって大きなストレスになってしまいます。あまり無理をさせると、誤嚥性肺炎になることも。そんな時に、強い味方になってくれるのが「経鼻カテーテル」なのです!!<経鼻カテーテル?>鼻から、食道(胃の手前)まで、カテーテルという管を入れます。この管から流動食を入れてあげると、ストレスフリー
皆さんは犬や猫の爪切りの時に出血してしまった時につけると魔法のように血が止まる黄色い粉をご存知でしょうか?サロンなどで爪を切りすぎて血管と神経(クイック)まで切ってしまった時につけて止血するのですが...これは焼烙止血剤と言われるもので『クイックストップ』『スチッパー』などの商品名で売られており、血液と反応して組織を焼く事で止血をするものなどで、即効性はありますが神経が通っている部位に使うと激痛が走ります。しかもそれが一瞬ではなくかなり長く続きます。これ
2016年7月28日。最新設備の整った県外の大きな動物病院へ行くことになったわけですがその前に、ここまで病状が悪化してしまうまでのモニカの体調の経緯を2016年7月16日。午前2時・4時・6時と、2時間置きに噴水のような下痢モニカは幼少期からお腹の弱い子だったので、かかりつけ医から処方されて常備してあった下痢止めと整腸剤(デルクリアー、ビオイムバスター)を午前2時に各1錠ずつ投薬デルクリアー錠ビオイムバスター錠7月18日。噴水のような激しい下痢が続く動物病院へ下痢によく効く
亀さんの来院理由で多いのが、「お尻から何か出ている!」という症状です。オスの亀では陰茎(ペニス)が脱出する「陰茎脱」という病気が多いです。陰茎脱の直後であれば、元に戻すことが可能です。(過去の記事をご参照くださいミドリガメの陰茎脱|木場きたむら動物病院のブログ(ameblo.jp))陰茎脱になり長時間経過した場合や、陰茎の損傷が激しい時は陰茎切除という手術を実施します。今回の患者さんはダイヤモンド・バックテラピンというマニアックな亀さんです。甲羅や顔が非常に
まさ@sambadouroHPVは存在しない狂犬病ウイルスも存在しない母子子手帳ワクチンの病原体も存在しないhttps://prettyworld.muragon.com/entry/55.htmlhttps://prettyworld.muragon.com/entry/78.htmlこれを聞いた時に「だったら細胞内からウイルスを取り出せばよいのでは?」とうっすら思ってたそしたら”細胞内にいる間は形態を変えていて見つからない”という「暗黒期」設定がもう作られていたとい
今回の記事は、診察室でよくする小話です。「うちは猫にはカリカリのキャットフードしか食べさせていません!健康的でしょう?(キリッ)」と言う飼い主さんは結構多いです。しかし私は「猫には普段からいろいろなものを食べさせておいてくださいね!」とお伝えしています。なぜでしょうか?それは病気をしたときに困ってしまうからです!猫は若いうちに味覚の幅が決まってしまう動物ですドライフードしか食べていない子は生涯ドライフードしか食べません、つまり味覚の幅が狭いです。反対にカリカリ
まずは写真をご覧ください。かわいいウサちゃ(Hちゃん))のオマタに何か膨らみがありますね。これは何でしょうか?nこれは精巣腫瘍(ガン)です。精巣が腫瘍化して、大きく腫れているのがわかります。高齢の男の子に結構多い病気です。一緒に生活していても、オマタについては意外と見えません。うさちゃんの場合、おなかやおまたを意識的に見てあげてくださいね手術については、通常の去勢手術と少し異なります。腫瘍を完全切除するために、陰嚢切除術(いわゆるフクロも摘出します)という
猫ちゃんの飼い主さんへ唇(くちびる)腫れてませんか?写真の猫ちゃん、唇がぽってりしているのわかりますか?ただ見ようによっては口紅を塗ったみたいで、ちょっと可愛く見えるかもしれません。しかしこれは猫ちゃんの唇の病気なのです。患部を拡大すると、唇の粘膜が荒れて炎症を起こしています。これは「好酸球性肉芽腫(コウサンキュウセイニクガシュ)」という、猫の唇に発生する独特な病気です。頻度も結構高い病気です。アレルギーの関与が疑われていますが、詳しい原因はわかっていません。
最近、フクロモモンガが大人気です。当院でもモモンガの患者さんが急増しています。さてモモンガちゃんも去勢手術を実施することがあります。愛好家の方々へ向けて、去勢手術の詳細をお伝えしますね。リブログ大歓迎です<去勢手術の目的>①繁殖の制御フクロモモンガは繁殖力が旺盛です。複数が同居する場合、男の子が手術されることをお勧めします。女の子の避妊手術は、お腹を開ける負担の大きい手術だからです。②自咬症の予防と治療発情ストレスによる自咬症を、去勢手術により予防または治療できます
うさぎさんの飼い主へうさぎは中年齢(およそ4歳以降)になると、皮膚腫瘍(皮膚がん)が発生しやすいです。なおかつ、急激に大きくなります。時々、「しこりがないかな?」と意識しながら撫でてあげてください。特にお腹側のしこりは意外と気づきにくいので、意識しないと見逃します。しこりが出来た時は早めに動物病院を受診してくださいねこれはウサギに関わらず、犬でも猫でも同じですね<実例紹介>うさぎのFちゃんはお腹の腫瘤で来院されました。最初はとても小さいしこりでした。しかしわ
ハムスターの腫瘍をあきらめないで!ハムスターは、皮膚腫瘍が多く発生します。「すべての腫瘍を治せる」など傲慢なことは言えません。しかし「けっこう多くの腫瘍は治せます」。私は多くのハムスターの手術をしています。1センチ四方で繰り広げられる、拡大鏡を使った小さな戦いです。しかしハムちゃんを助けるため、医療機器を屈指して熱い戦いをしています!飼い主さんがあきらめず動物病院を受診してくださり、助かるハムちゃんが増えることを願っています。リブログも大歓迎です!<ケース1
動物病院で「軟膏」を処方された場合、使い方に少しコツがあります。軟膏は「お散歩の前」に塗りましょう!皮膚科治療において「外用薬(軟膏)」は欠かせません!私も何種類かの軟膏を処方しています。しかし、軟膏にはデメリットがあります。それは「塗っても舐めてしまう問題」です。私は軟膏を処方する際は「お散歩の前」に塗るようお願いしています。軟膏を塗ってすぐにお散歩に行ってください。そうすれば「軟膏が気になる、ぺろぺろ」➡「お散歩楽しい♪」に変わります。そしてお散歩をし
動物病院には時々、トラが来院されます。そう、病院が大嫌いで激怒した猫ちゃんです!怒った猫ちゃんは適切な治療や検査が受けられませんとはいえ、猫ちゃんたちに「病院が病気を治してくれるところ」であるとは理解できません。そんな猫ちゃんの飼い主さんに朗報です!来院前に飲ませると、リラックスできるお薬があるのです!<ガバペンチンというお薬>当院では「病院大嫌い猫ちゃん」に、ガバペンチンというお薬を処方します。この薬を飲ませてから病院に来てもらうと、お怒り度が70%O
今回は「猫ちゃんの家庭内事故」について多くの飼い主さんに知ってもらい、猫ちゃんの悲しい家庭内事故が減ることを期待します。私がかつて飼い主さんに教えて頂いた3つの事故をお伝えします。悲しい気持ちになってしまうかもしれませんが、猫ちゃんたちを守るためお目通しください。ケース1:<肉じゃがで中毒!>猫は犬よりもはるかに「ネギ中毒」を起こしやすい動物です。なんと、肉じゃがの汁を舐めただけで、重度のタマネギ中毒を起こした子をいました。タマネギそのものではなく、「タ