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山形市・とちの実保育園。3日間のワークショップ・研修が終了。初日の研修は井上さん(一級建築士)が務め、2日間のワークショップには木村も参加しました。自分たちで考えてきたことと、この研修内容も受けて、2日間のワークは進みました。下の写真は、0歳児・1歳児担当が、2階テラスに設けたい小屋的な物の模型です。これをベースに、井上さんが図面を起こします。【演奏をするのではなく図面をかいています】まず、自分たちでイメージを形にしてみて、それで専門家のアドバイスを受ける。ワクワ
北海道厚真町立の宮の森こども園。今回は、園庭のコース整備と駐輪場の設置など。【丸太を使い、道とそれ以外を分けてみました】いい感じで仕上がってきました。このコースがあるからと言って、逸脱して走って悪いわけではないのですが、こうすることで、往来がある程度整理され、コース外が比較的に落ち着いた空間となってきます。小さな子が、安心できる場所から様子を眺め、さっそうと駆け抜ける年長児の姿に、数年後の自分のイメージを重ね合わせるかもしれません。〇父親の姿を真似た車庫入れ。こ
2023.9.29~30今年度二回目のワークショップ(保育環境整備)がありました。今回の作業の中身は、前回の6月につくった①園庭ツリーハウス②どんぐりテラスの魅力化、③砂場・一本橋の朽ちた丸太の交換、④玄関の食事の展示台作成、というものです。その中でも「園庭ツリーハウス」についてお伝えしたいと思います。一本橋の先に大きい子達だけがいける場所をつくりたいとの思いで、2021.9にツリーハウスをつくりました。その後に、登った先の空間をもっと広げたいとの思いで、2023.6に増築、
「既存不適格」的なものは思い切って断捨離を。建築の世界ですと、基準が変わる前の建物で、新しい基準には適合していないものを「既存不適格」と言うそうです。既成の園庭遊具には基準がないのですが(都市公園に設置する遊具の基準が参考になっている)、一般的な公園利用のような条件とは違う集団で保育する場にあるものとしてどうなのか、という視点から、特に私が子ども時代からあるような昭和時代に設計され、保育者がハラハラドキドキしている遊具の見直しについては、早急に行う必要があるのではないでしょうか。〇滑
「はいりません」「はいってはいけません」「さわりません」「さわってはいけません」禁止の文句があふれる世の中です。これらを批判するものでもありませんし、禁止を破れ、という意味でももちろんありません。守るべきものを守ることは、大事なことです。しかし、守るだけでは、新しい「なにか」に柔軟に対応するちからがつくのかどうか?変化が激しい世の中で、そのルールが妥当かどうか、自分たちの暮らしを守っているのか、幸せに直結していっているのか、などの検討は随時していく必要もあります。そもそも、守る
長野県佐久穂町、ちいろばの杜。新年度を迎え、スタッフミーティングをしています。その最後、質問タイムに、ナイフの使い方についての質問が出ました。刃物は便利ですが、けがの危険性も伴う、まさに表裏一体の道具です。子どもたちもその怖さを知りつつも、やはり具体的な使い方については、おとなから伝えていく必要があります。伝え方は、言葉で、そして自らの姿で。もちろん、見届けも大事。ロープについて、かつてここでも触れましたが、ナイフを使う機会も暮らしの中で今の時代、そうそうないと思い
茨城県猿島郡境町・キリスト愛児園。隣地取得で園庭が広がります。今日は、保護者や子どもたちも参加しての整備作業。数十年使われていなかった土地なので、地面の点検が不可欠。表面をはじめ、掘り起こして地中に埋まった石やごみなども丁寧に拾い集めていきます。【写真は子どもたちが参加する時間の前のもの】午前中、約2時間の作業でかなり整えることができました。ところで、以前の園庭(2020年秋)はこうでした。【硬い地面。園庭脇にハラハラ遊具たち】今はこんな感じです。【ハラハ
山形市、とちの実保育園です。以前に書いたものですが、再投稿したいと思います。『居心地のいい空間づくり~園庭ツリーハウス』2023.9.29~30今年度二回目のワークショップ(保育環境整備)がありました。今回の作業の中身は、前回の6月につくった①園庭ツリーハウス②どんぐりテラス…ameblo.jpセノ
先週末、夕方のホール。「のぼれたー!」という嬉しそうな声が聞こえてきました。声の主は4歳児ぞうぐみの彼女。「今日はじめてのぼれたんだよ」「お迎えきたらお母さんにも見せるんだー♪」ルンルンな彼女。久々にこういう瞬間を撮れました。そういえば最近がんばってたね。いつごろからやってっけ?「みんなが保育参加したとき(※昨年度2月末の親子行事)からやってみたくて、練習してたんだー」※くらしのつどい(生活発表会)の代わりに4歳児3歳児もクラスごと親子で子どもたちの日頃のあそびを楽しむ日を設け
兵庫県宝塚市・雲雀丘学園幼稚園に23年度発足した「ダディの会」(会員数70名弱)。今年度最後の活動は、新年度を迎えるにあたってのメンテナンスがメインとなりました。腐ってきている丸太を交換したり、遊具にペンキを塗ったり、足元を整えたり、砂場の砂を入れ替えたりなど。半日の作業でしたが、雨も止み、無事、終了しました。【朝の9時半スタート。今回の目的・スケジュールなどを園長から】さて、今回も腐葉土をたっぷりと準備しています。この腐葉土などを使った地面づくりが保育者の安心感を増させてい
北海道厚真町・宮の森こども園事務室の空間が二つに分けられています。入ってすぐは、事務や管理職のテーブルなど。奥は、スタッフの仕事や休憩などのエリア。この二つの空間は手作りの仕切りによって区分けされています。【園長曰く、「わたしの好き」がここにあるとのこと】最初はすべてベニヤ板が貼られていましたが、窓をつくり、そこに観葉植物を配したことで圧迫感もなく、すがすがしい感じです。事務室は、どうしても「THE事務室!」って感じになってしまいがちですが、このようにイメチ
長野県佐久穂町にある、ちいろばの杜。今回は、県内の保育施設からいろいろな方(公立・私立、認可・認可外・無認可など)が集まっての研修会となりました。子どものために!ではありますが、その子どもを支えるおとなが幸せでなければ、子どもの幸せも遠くなってしまいます。お互いが心地よく、楽しく過ごせる空間をどう創っていくか?いわゆる3つの間、「時間」「空間」「仲間」から考えていきます。さて、研修の真っ最中、1歳児の登場です。動画を部屋の真ん中でじっとみています。どんな気持ちでみていたので
奈良市中心部にある、春日よつば保育園。(現在新園舎建築中。間もなく完成・旧園舎より移転)園庭で使うテーブルや水筒を置く棚などを制作しました。平日ですので、園庭ではいつものように子どもたちが遊んでいます。その中での作業です。〇安全距離を自身で確保している子どもたち木材を使うので、スライド丸のこなどの電動工具を使っています。不用意に子どもが近づいてきたら、作業をしているおとながドキッとしてしまいます。事前に注意するよう伝えたり、場合によっては作業スペースを区切って入らないよう
山形市・とちの実保育園ホール脇環境。【ほら、ここ、いいでしょう!と、子どもたち】おおぞら教育研究所ブログで以前紹介した、北海道厚真町立・宮の森こども園や同じく公立のこども園つみきの実践例を読んで触発され、作り付けロフト(保育者によって安心化対策実施中)の下に、キャンプサイト的場所を設けたとのこと。ここで、子どもたちは食事をしたりお昼寝をしたりするそうです。お台所もすぐ近くにあり、ままごとがやりたくなるようなスペースもこの付近には設けられています。【写真左がお台所。右側にままご
動画リンクについて(3月10日更新)株式会社マイナビさんが制作し、アップしてくださっている動画について、わたしが関わっている園を舞台にしたYouTube動画のリンクを紹介します。よりコンテンツが充実してきましたので、改めてまとめています。3分~10分程度、多くが3~4分モノなので、ちょっとした隙間時間にご覧いただけると思います。※これ以外にもショート動画があります。マイナビYouTubeチャンネル→保育士チャンネル【シゴトLive】にその他コンテンツもありますのでご覧ください。
こんにちは。日本知育玩具協会認定講師の堀之内信子です。私は、宮崎を中心に活動をしている日本知育玩具協会認定マイスターです。保育環境改善セミナー・アーカイブのブログを担当させて頂きます。どうぞよろしくお願いいたします^_^2022年9月10日に開催され反響の大きかった「第18回保育環境改善セミナー『事例から学ぶ保育環境改善のはじめ方』」(本編約2時間30分)のアーカイブ配信を開始していますが、配信開始後にも次々とお申込みをいただいています!4月24日
保育環境の研究会in鳩の森愛の詩瀬谷保育園。7月に続き、10月28日(土)も開催!今回は、汐見稔幸さん・猪熊弘子さん・井上寿さん、そして木村の4名が講師となります。会場は園で、午前中は園の施設見学、午後が研究会となります。【今回のテーマはCO-Agency】【定員100名。お申し込みはお早めに】今回も全国のみなさんとお会いできることを楽しみにしております。おわり【ケガ・事故を減らす】保育者がより安心できる園庭環境<木村歩美さん解説!>園でのケ
兵庫県たつの市・認定こども園あそびの丘。公立幼稚園の施設を改修し、2020年4月にオープンした園は今年度で5年目を迎えます。不安しか感じなかったガチガチの地面を何とかしたくて、市から腐葉土をもらったり、園周辺の落ち葉を集めて敷き詰めたりしたことで、かなり良い感じの園庭地面になってきています。【まるで山道。フェンス脇に麦。これが子どもとフェンスの間にいい距離感をもたらしている】ところが、腐葉土の地面は、いい菌が繁殖することで森のような地面になっていく反面、木で作ったものもより早
「見えない今の方が、子どものこと、見れているんじゃない?」衝撃的な言葉かもしれません。青森県黒石市・六郷保育園。研修の時、保育者から出た言葉です。【左が2023年春、右が2019年春の1・2歳児室】上の写真です。4年前の1・2歳児保育室。見通しを考えたら、4年前の方が今(2023年)よりも全体を視野に収めやすい状況です。しかし、保育者から出た言葉は、今(2023年)の方が子どもが見えている、と言うのです。この「見えている」ですが、視界に入っている、という意味
みなさんこんにちは。。おもちゃと絵本について知りたい気持ちは止められない!日本知育玩具協会認定講師キュボロマイスターの戸北百々代です4月21日(日)銀座校にてベビートイ2級講座を開講しました。今回参加された方々は・ご自身の子育てを楽しむために子どもに寄り添えるように・子どもを理解し、保育現場に生かしたい・子育て支援をしていく中で、おもちゃや絵本について伝えらえるようにとの思いで参加されました会場に用意しているおもちゃ
西田地方(にしでんじがた)保育園。今回のワークショップでは「ニシデン小タワー1号」(仮称)を制作。設計図を描いたのはつくるの大好き・松永保育士。みんなで『子どもが自ら育つ園庭整備』やおおぞら教育研究所発行の冊子などを参考にしながら話し合ったことを図面に起こしたそうです。〇まずは安心の地面から地面の固さは転んだり落ちたりしたときの打撲などのことを、表面に散らばる小砂利は滑って転んで擦過傷などのことを思い起こさせます。小タワーの周りは、これらの不安からおとなも子どもも解放されるために
詳細については、これからということですが、山形県鶴岡市・三瀬(さんぜ)保育園で、保育環境の研修会が5年ぶりに開催されることになりました。日程は10月24日となります。ぜひ、ご予定ください。翌日、保育観察も可能とのことですので、日程にゆとりをもってのご参加をおススメします。【2017年研究会の様子。多い時は200名近くが参加】さて、この三瀬保育園は、2014年の11月、自分たちの手による保育環境の整備を進めることを決め、以降、こつこつと環境を整えてきました。今年で丸10年となります
こんにちは。今日は質問にお答えします。__おしえて!じゅっぺちゃんコーナー第2回(子育てをしているお父さん、お母さんからのリクエスト!)じゅっぺちゃん、こんにちは。我が家には幼稚園に通うこどもがいます。休日に家でこどもに自由画を書かせたいのですが。方法を教えてください。__はいはい、じゅっぺちゃんがおこたえしますよー。まず・・・幼児画の流派は大きく分けると2流派あります。①写実派で・・・概念的な教え方をします。題名があり、
長男は3歳児クラスの年少から、自宅から1番近い公立保育園にきっちり卒園まで通いました。徒歩5分〜8分という近さ!しかし、最初は全盲の子どもを保育園に通わせることはできるのか?そこから始まりましたそんな私が行った動きがこちら。①歩行訓練士さんに相談とにかく全く何も分からない状態なので、1番身近で信頼して相談できる歩行訓練士さんにまず相談。すると、加配の保育士さんを付けてもらえるかもしれない、ということを教えてもらいました。※歩行訓練士さんについては別の記事でご紹介します②市役所へ