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漫画の後半を読むと、確かにアルバートはキャンディに恋心のようなものが芽生えているようです。しかし残念なことに、旧小説やファイナルではそのくだりはバッサリと欠落し、揺れ動く微妙な男心と、プロポーズかと思わせるセリフは全てカットされています。本筋と関係ないから切り捨てることができる、という解釈もできますが、少なくとも旧小説まではページの都合上だと個人的には思います。そこでまずは漫画に登場する、アルバートの感情を軸に時系列にしてみました。漫画のアルバート💖=アルバートの気持ち・セ
今なら大炎上?の最終回ポニーの丘から始まり、ポニーの丘で終わる。丘の上の王子さまとの出会いから始まり、再会で終わる。このラストは連載開始当初から決まっていたようです。初志貫徹した素晴らしいラストでした。連載を見続けてきた読者は、王子様の存在など最終回まで忘れていたと言って過言ではありません。構図的にはアルバートさんとの未来を予感させるものでしたが、自分の足で歩き始めたキャンディの自立とも読み取れます。つまり読者の想像にその後を委ねる形のラストになっていました。設定としては「赤毛
「男アルバート①②」の検証から、ブログ主の意見を書きます。ハイ、主観ですファイナルに描かれていない部分あのひと考察に於いては、漫画とファイナルで異なる部分はファイナル優先なのは当たり前ですが、ファイナルに描かれていない部分はどうするのか?🙄ファイナルでは、シカゴ編が描かれていません。漫画のシカゴ編のアルバートのグイグイ発言があったと仮定するのとしないのとでは、妄想に大きな差が生まれそうです。個人で妄想するには自由でしょうが、「考察」としては、漫画の表現をどこまで採用したら
丘の上のカムアウトはいつか?丘の上の王子さまのカムアウトのシーンは、漫画とファイナルでは違います。漫画ではアーチー、アニー、パティと一緒にポニーの家を訪問し、その後丘の上のシーンになります。ファイナルのアルバートは「ある日突然・独りで(正確にはジョルジがいる)」ポニーの家にやってきてカムアウトします。下巻291~ですから2年後とも3年後とも解釈できそうなのです。実際そのように解釈する人もいるようです。そこで、検証してみました。キャンディとアルバートの往復書簡は、手
5分で分る漫画キャンディ♡キャンディ※ご存知の方はとばしてください。次へ©水木杏子・いがらしゆみこ/画像お借りします物語を忘れてしまった(知らない)人の為に、ロマンス部分を中心にざっくり内容を紹介しますこの漫画は3人の男性をキーマンに、大きく3つに分かれているように思います。初回舞台は20世紀初頭のアメリカ中部。生後間もなく捨てられたキャンディは、山間の小さな村の孤児院ポニーの家で元気に育ちます。6歳の頃、一緒に育ったアニーがお金持ちに引き取られ、喪失感のあ
水木さん、探してたら水木さんには関係ないけれど、(ああ、原作者の水木さんではありませんw)こんなものを発見。これは・・・・キャンディキャンディの最終回。単行本全9巻の最終回はニールと結婚させられそうになったけれど、大おじさまによって婚約は解消されキャンディはポニーの丘に帰りたいという。そしてそこには一足先にポニーの丘に到着していたアーチーパティ、アニー。歓迎会を開きましょう、というポニー先生の言葉にアルバートさんを探しに行