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隠れ住んで花に真田が謡かな与謝蕪村(かくれすんではなにさなだがうたいかな)与謝蕪村が紀州九度山(和歌山県九度山町)で詠んだ一句。この句の「真田」とは戦国武将の真田昌幸・幸村父子のことで、紀州九度山は、関ヶ原の戦い後、真田父子が徳川家康によって十数年蟄居させられた場所である。その場所は今、真田庵として残っている。この句の思い出については以前、書いたことがある。私の俳句人生にとって大切な一句である。『「俳句深耕」~「あいさつ」の心』私の趣味
名言ではありませんが、私はこの詩、蕪村の「春風馬堤曲」を無性に読みたくなるときがあります。与謝蕪村の名作であり、知っている方も多いと思いますが、知らない人には、ぜひ読んでいただきたく、原文の横に誠司流語訳をつけてみました(笑)。専門家ではないので、多少ニュアンスが違っている所もありますが、ご勘弁ください。私はこの詩を読んで、不覚にも泪を流したことがあります。今でも人の心を打つ名作です。「春風馬堤曲」(しゅんぷうばていきょく)余一日問耆老於故園渡澱水過馬堤偶逢女帰省郷者先後行
「死なれたを留守と思ふや花盛」―江戸中期の俳人・炭太祇(たんたいぎ)が詠んだ句である。さだまさしさんが10月8日に逝去した盟友・谷村新司さんを偲び紹介し「谷村さんは今、留守。どっか旅に出たんだね」(趣意)と語った。谷村さんの旅の道中はきっと「花盛」だろう。▶アントニオ猪木さん、谷村新司さん、財津一郎さん、もんたよしのりさん…去年から筆者が中学生の頃、テレビの中で活躍していた方々が次々と逝った。あれから40年、中学3年時に同じクラスだった友だちと今もまだ教室にいるように仲が良い。2年前の1
今日は早朝5時起き💦6時出発🚙GO!高速道路を約2時間運転して娘をバレーボールの試合に連れて行きました試合の応援で体育館に8時間いて疲れましたー高速道路をまた2時間運転して帰りましたが…春の陽気がほんのり翳(かげ)って山にかかる夕日も柔らかく綺麗で✨後部座席で眠る娘の寝息を聞きながら試合で頑張ってた姿も思い出ししみじみしみじみ春っていいなぁー春の海ひねもすのたりのたりかな(与謝蕪村)の俳句をもじって春の山夕やみのたりのたりかな高速道路に乗る前
登場する、与謝蕪村と共に日本の南画の大成者とされる人物は誰か?江戸中期に京都で活躍した「池大雅」は、幼少期から書に優れた才能を発揮、中国の南宋画を独学するなどし、日本の伝統絵画や西洋画の表現法なども加味して独自の新鮮な画風を生み出した。「十便十宜図(国宝)」(川端康成記念会・蔵)を合作した与謝蕪村と共に我国の南画を大成した。結婚して共に真葛原(マクズガハラ)に住んだ妻・玉瀾(ギョクラン)も画家として活躍した。*「十便十宜」は、清の劇作家・李
今や小学校の国語の教科書の短歌の項にも、紹介されているのが、俵万智さんです。小学生の国語を塾で教えていて、俳句と短歌、和歌を読んで教える事があります。国文科出身ではないのですが、読めば意味が浮かび上がり、やっぱり凄いと日本の文化だと思い知りました❗️それにしても、サラダ記念日から一躍短歌界を盛り上げていますが、実に上手いのです。短歌二首By俵万智「言の葉をついと咥(くわ)えて飛んでゆく小さき青き鳥を忘れず」「このままでいいのに異論は届かないマスクの下に唇をかむ」