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クリスマスは異常な忙しさでした。後日、ぼやかせて頂くとして(笑)今回は、貴重品のロスト(忘れ物)についてご質問頂いたので、私の知る限りで、お答えしてみたいと思います。はじめに、ご質問を引用させて頂きます。以前、妻がピアス(K18)を部屋に忘れてチェックアウトし、夕方に気づいてホテルに電話しましたが『ありません』でした。それ以上は追求しようがないのですがこういうケースは諦めるしかないのでしょうか。経験談があれば紹介ください。ご質問ありがとうございます。(
シドニーに住んでた時はサポートワーカー(高齢者とか障害者の方のお家または老人ホームに行って家事やら諸々をお手伝いする仕事)をしてたけど、今はホテルでハウスキーピングの仕事をしてる私。ケアンズは観光の町なので(日本でいう沖縄、ダウンタウンのまっちゃんのベイビーはmadeinケアンズらしい。笑)どこもかしこもホテルホテルホテル。その中の四つ星ホテルでせっせとハウスキーピングの仕事に勤しんでおります時給は平日が30ドル(2800円)土曜が33ドル(3100
客室清掃が意外と困るのが、食品や飲料です。理由は単純で、捨てる方は気軽に捨てるのですが、じつは処分がけっこう面倒なのです。例えば、飲みかけのペットボトル。まず、ロストかどうか判断。ロストでなければ、一つずつ栓を開けて、中身を流して、ゴミとして出す。だいたい飲みかけのペットボトルを残す人は、たくさん残してゆくので大変です。それに、稀ですが、私物のドリンクを忘れてゆく人もいるのです。貴重なお茶とか、お酒とか。更に面倒なのは食品、とくにカップ麺。基本的にお部屋では処分出来ませんから、大
客室清掃でどうしても消えない悩みの一つは、髪の毛です。つまり、前に泊まった人の髪の毛が、一本でも残ってしまうこと。これだけは、どんなに気をつけても、消えることが無い問題です。100のうち99を取り切っていても、わずかに1でも残っていて、それがお客様の目に入ったなら、意味がありませんからね。私たちの間では、残毛(ざんもう)と言います。客室を清掃して販売するまでには、いくつもの「目」が入ります。まず、すべての部屋について、清掃スタッフやインスペクター(点検者)が点検しますし、さらにVIP
『仕事納まりません!(笑)#仕事納めの日に思うこと』はい、この仕事をされている方は、みんな、こうツッコむだろうと思います(笑)世間の皆さんが休みのときこそ、私たちが忙しい時ですし、世間の皆さんが忙しい…ameblo.jp去年と同じく、今年も納まりません(笑)今年も、そのまま新年を迎えます。毎年元日は、私たちにとって一年の最初にして、一年で最も悩ましい日です。お客様は、「客室でのんびり過ごしたいけど、お掃除はして欲しい……」という方たちばかりで、なかなか清掃に入れないのです(も
多くのホテルには、エコ清掃というものがあります。私たちは「エコ(エコメイク)」と呼んでいます。細かなところはホテルによって異なりますが、基本的には、シーツ等を交換せずに手直しするのです。過度なクリーニングを減らして、水などの資源を守りましょう、というのが、エコメイクの趣旨だと思います(調べたわけではないので自信がありませんが……笑)。それで、スタッフの中には、エコメイクの部屋にあたると、「ベッドメイクしなくていい、ラッキー!」と思い込んで、すごく雑に手直しをする人もいます。ですが、私は
客室清掃を始めた方がぶつかる壁が、2つあります。最初、1つ目の壁は、基本的なことを覚えること。例えば、基本的な用語ホテルの構造(廊下のつくりや部屋番号)部屋タイプステータス(清掃に入れる部屋かどうか)の見方一日の流れ部屋に入る備品(部屋タイプで異なる)セッティング(部屋タイプで異なる)清掃手順など。他にも、例外的な手配があったり、入る部屋の優先順位の判断など、いろいろありますが、基本はこれくらいでしょうか。そうしたことを覚えて、一通り動けるようになると、今度は、2つめ
今日も記録的に汚い部屋がありました。酔っ払いの日本人ですね。昔は客室清掃のあいだでは、「外国人の部屋は汚い」という話をよく聞いたものです。しかしこの十年くらいで、日本人も大概だな、と思うことが、明らかに増えてきています。昔は、主に近隣の某国から訪れた人が、本当に信じられない使い方をするケースがたびたびあったのです。水洗トイレを知らないので、使ったトイレットペーパーをゴミ箱に入れていたり、ポットでラーメンを作っていたり。ですが、近年はそういうケースもほとんど無くなりました(少な
客室清掃にとって悩ましいのが、夏場のステイメイクです。ステイメイクというのは、翌日以降にチェックアウトする客室の清掃のことです。つまり、その日にも引き続き滞在するお客様の清掃です。私の知る限りでの話になりますが、ステイメイクでは、基本的に、お客様が設定したものを変更することは出来ません。例えば、テレビのチャンネルや、シャワーの温度、便座の温度やウォシュレットの強さに至るまで、ゲストが設定したものを変えてはいけない、というのが一般的なルールだと思います。(イス
久しぶりの「ぼやき」カテゴリなのですが。最近、客室清掃が困るような部屋が、すごく多いです。どのお部屋もチェックアウトが遅く、次のチェックインが早い。つまり、時間がかなり厳しい。これまでは、チェックアウトの早い部屋がちらほらあって、「空きがいい日」も多かったのですけれど、最近は平日休日問わずかなり少ないです。しかも、部屋は散らかしっぱなしだったり、香水くさかったり(消臭にも時間がかかります……)、忘れものの問い合わせが来たり……。一部屋二部屋ならなんてこと無いのですけ
今回は、心構えのお話。ラグジュアリーホテルの客室清掃スタッフが陥りやすい罠は、2つあります。怠惰と傲慢です。片方にはどうしようもない手抜きをする人がいて、もう片方には「誇り」が行き過ぎる人がいるということですね。怠惰が悪いのは分かりやすいと思いますが、ラグジュアリーホテルの客室清掃スタッフで時々いるのが、傲慢な人なのです。ビジネスホテル(あるいは、その経験者)を見下したり、他人の清掃にケチをつけたりするのです。単に他人を見下すだけなら分かりやすいのですけど、仕事に対して熱心すぎ
ベッドメイキングの動画はインターネット上にたくさんありますが、ラグジュアリーホテルのものはあまり無い気がします。「高級ホテル」とうたっているものでも、実際には二万円くらいのところでしょうか。それでも、基本的な作りはだいたい同じです。シーツがあって、デュベ(布団)がある。デュベの入れ方も、ある程度以上のホテルはほとんど縦入れで、違いは頭側から入れるか足側から入れるか、というくらいでしょうか。となると、ラグジュアリーホテルのベッドメイクで一番違うのは、やはり「縫い目」でしょう。私が仕事を
これまで、一番基本的なことを書いていませんでした。客室清掃の仕事とは何か?実は、細かなところでいろいろな仕事があり、またホテルごとに担当する仕事が違ったりして、一言で答えるのが難しいのです。それでも、一番わかりやすい答えとしては、部屋をキレイにすることだと言えます。基本的には、チェックアウトしたお部屋をキレイにして、次のお客様が快適に過ごせるようにすること。その作業内容を大まかに分けると、・洗い・セッティング・ゴミ回収の3つに分けられます。ベッドメイクを含めると4つですが、
ときどき、お客様からこう言われることがあります。「明らかにゴミなのに、捨ててくれなかった」ステイ清掃(翌日以降チェックアウトの方の清掃)してもらったのに、ゴミが捨てられていない、という苦言です。そういうケースのほとんどは、ゴミ箱とは全く違うところに、無造作に置かれているのです。これも一般の方からすると「そんなの知らないよ!」と言われる話だと思うのですが、基本的に、客室清掃は、ゴミ箱に無いものは捨てられません。というより、捨ててはいけないのです。これはどのホテルでも同じだと思います。
私たちが日々感じているのが、DNDの使い方をぜひ知って頂きたい、ということです。DND(DoNotDisturb)というのは、直訳すれば「邪魔をしないでね、起こさないでね」ということで、より広く、「部屋に入ってもらいたくない」という意思表示のことです。「起こさないで下さい」などと書かれたカードや、スイッチパネルに書いてあるのをご覧になった方もいらっしゃると思います。DNDの意思表示の仕方は、ホテルによって異なりますが、基本的には3つだと思います。(1)部屋のドアにDNDカー
そろそろ遺言を残す時期が来ているかな、と感じています。つまり、自分の持つノウハウを残すということです。私のいるホテルには、かつて一人のトレーナーが居ました。彼女が客室清掃のクオリティを支えていたのです。やってきた新人さんは、トレーナーの厳しいトレーニングを受けました。厳しくて辞める人も結構いました。半数くらい!私が最初トレーニングを受けていたときも、「早くトレーニング終わらないかなぁ」と思っていました。それでも、トレーニングを経た清掃スタッフは、目指すべき手本を学び、一人一人が一生懸命
一般の方には面白みのない話ですが、客室清掃でよく使う用語を書いておこうと思います。初めて客室清掃の仕事をする方や、関心がおありの方に、こんな言葉があるということだけでもお伝え出来れば幸いです。あくまでも私の使い方なので、辞書的に正しいかは分かりませんが(笑)今回は、デュベ。私自身、最初も最初、未経験でこの言葉を聞いたときは、「は?」と思いましたね(笑)デュベというのは、布団のことです。客室清掃の現場で「布団」と言う人はまず居なくて、必ず「デュベ」と言います。デュベは、デュベ本体と、
客室清掃の仕事とは全く関係のない、家族や友人などと泊まると、とにかく落ち着かないのです。ついつい心のなかで「やめて~」と言いたくなってしまう瞬間が多々あります。「ああっ、そんなにグラスを使わないで……スタッフが片付けるのが大変……」「ああっ、コーヒーマシンを使わないで……スタッフが洗うのが大変……」「ああっ、使った食器を洗って元の位置に戻さないで……清掃スタッフがどれだけその”罠”にはまってきたことか……」「ああっ、レターセットを適当に取
サービスアパートメントに住んでいる我が家には、ハウスキーピングが入ります。本当はその時間は居ないようにしたいけど、一人で出掛けるのはまだ怖いし、何をしてくれるのかが気になって、部屋に居ることにしました。掃除してくれない場所は自分で掃除したいので知りたいし、あと正直どこに触ってるのか知りたい…ハウスキーパーさんも私が毎回居るのでちょっとやりづらそうではありましたが、私もすごく居心地が悪くて最初ストレスがものすごかったです。掃除の進捗に合わせて部屋を移動したりとか。元々他人をプライ
これも未経験の方が気にされるところだと思います。私の答えから言うと、そうでもない、というところでしょうか。もちろん否定は出来ませんけど、そこまで汚いわけでもないと思います。未経験の方にとって一番抵抗があるのは、トイレ掃除だと思います。客室清掃である以上は避けられないのですけど、飲食店などでもトイレ掃除はありますしね。それに、飲食店に比べると、ラグジュアリーホテルだと、ほとんどの人はきちんとトイレを使ってくれている気がしますね。男性も
未経験の方に説明するとき、いつも困るのがタオルの「輪」です。一言で言えば、タオルを折り返した、その折り目のこと。下の画像で見えているのが、「輪」です。タオルの端がビラビラと見えるよりも、見栄えがいいのです。客室清掃は、少しでも見栄えの良い部分をお客様にお見せしたいと考えます。反対に、見苦しいところは隠したい。ですから、「輪」の側をお見せするのですね。未経験の方にとって難しいのは、まずこの「輪」そのものを理解するのが一つ。そしてもう一つ、ホテルによっては、部屋タイプによって、タオルの向
ときどき、直接お客様から質問されることがあります。そのなかでも多いなと思うのが、「チェックアウト時にドアを開けて行くべきなんですか?」という質問です。実際、チェックアウトされたお部屋に私たちが清掃に入るとき、ドアラッチをはさんで、開けて下さっているお部屋がときどきあるのです。単刀直入にお答えすると、開けないほうがよいです。なぜかと言うと、セキュリティ上の不安があるからです。ドアが開いていると誰でも入れてしまうので、万が一、お客様がお部屋
こんにちは。今日はこれを使って壁クロスの汚れを隠します。もちろん激落くんでこするのもいい方法なのですが、古くなって、汚れが染み込んでいるので、この方法も簡単です。ダイソーの水性アクリル絵の具、アースホワイト。絵の具を出して指で塗るだけ。汚れてしまった階段のきわの壁クロス部分。まずはマスキングテープで階段を保護して絵の具を指で塗る。あ、もちろんヘラとか使った方が良いですよ💦横着な私は指ですが、こちら、ビフォー↓アフター↓階段に貼ったマスキングテープを剥がすのは気持ちよかっ
こんにちは〜韓国に来て、4ヶ月が経ちました。バイトを始めて3ヶ月。。私のバイトはリゾートホテルのハウスキーピングです実はこのホテルの前に12件ほど電話をしたんですが、面白いぐらい却下。理由は語学。心が折れそうだった。そして採用の電話が来た時はリアルに泣きました。はい日本に居たら選ばない職だろうな〜と思いますが、韓国語が話せない私を雇ってくれた職場には、感謝しています。。面接の日は私の他に、二人来ていたそうですが、運良く働くことができました。さてさて、私の
こんにちは!「男のストレスをアロマで癒す専門家」アンスリールの星野知子です。昨日は“蚊除け”のアロマについてご紹介しましたが今の季節“蚊”はまだ発生していませんよね?それよりもそろそろ発生してきてなんとかしたいのが“ショウジョウバエ”などの「コバエ」昨日のゼラニウムの情報もですが「サードメディスン」という特許もとられた“アロマテラピーの香りに対するヒトの反応からその時の状態から性格傾向なりやすい病気まで解析する理論“を考案された軍場さんの記事がとても勉