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パーキンソン病の進行について考えてみた初期におけるパーキンソン病の進行について考えてみました。私の経験がベースで、右側に症状が強く出ているので、右側を例にとります。右足の引き摺りがひどく普通に歩けなくなっていくのは、パーキンソン病が進行している??右手でお箸や歯ブラシがうまく使えなくなっていくのは、パーキンション病が進行している??昨年、上のように運動症状(固縮)がどんどん悪化していったのでパーキンソン病の進行をとても心配しました。しかし、今は、パーキンソン病の進行
長いので、記事を2回に分けます。今回記事は、その1(1-3まで)とします。その11.ドパミンについて2.「注意、集中」のためには、ドパミンが「ほどよく」働くことが大切3.ADHDの症状の重点は「注意、集中」その24.ADHDとASDはどう違うのか5.ADHDを合併したASDの特徴ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーまえがき私の学生時代ですが、ヘッドフォンで音楽を聴く「ながら勉強」をしていました。ハードロック、とかです(笑)その方が、勉強が進
今回は服用しているパーキンソン病の薬アジレクトについてです。アジレクトはモノアミン酸化酵素B(MAO-B)阻害薬の一つで、モノアミンの一つであるドパミンを酸化(分解)する酵素を阻害する薬です。この薬の効果として、ドパミンが分解されにくくなり、脳内のドパミン濃度が高くなり、パーキンソン病の症状を改善してくれます。アジレクトは「非可逆的」に効く薬で、「非可逆的」とはいったん服用するとその薬がなくなっても効果が持続するという意味です。実際にパーキンソン病診断ガイドライン2018・
2022年6月1日に遅発性ジスキネジア治療薬ジスバルが発売されている。製造販売元は田辺三菱製薬、販売元はヤンセンファーマである。プロモーションは吉富薬品も行う。わかりやすい遅発性ジスキネジアは「口をもぐもぐさせる動き」で、精神科長期治療中の高齢の女性に生じているのを時々診る。遅発性ジスキネジアは精神科ではドパミン遮断系向精神薬を長期に服薬した際に生じうる。頻度的には高齢の女性に診られやすいが、男性にも生じうる。かつては非定型抗精神病薬がなかったため、定型抗精神病薬を長期に服
今日、朝風呂に入りながらふと思いついたことの考察である。タイトルは、「心ときめかないことがすぐにできず後回しにしてしまうこと」。精神科風に言い換えると、脳内にドパミンが出ないことがすぐにできない話である。ヒトは加齢とともに、初めて体験することが少なくなるので、ドパミンが出る機会が次第に減っていく。そもそもドパミンのベースラインも若者に比べると低そうである。そういう風に考えると、高齢者にうつ病が多いことがなんとなくわかる。若い頃は例えば新しい電気製品を買っても、その初期設定が面倒
前回の記事ではパーキンソン病になった海外の有名人を紹介しました。パーキンソン病は日本でも年々患者数が増加しています。パーキンソン病を公表している日本の有名人は誰がいるでしょうか??みのもんたみのもんたさんはアナウンサーや司会、キャスターとして長年、テレビやラジオで活躍してきました。「おもいッきりテレビ」では「ココアが健康にいい」と紹介した翌日、スーパーからココアが売り切れるという現象が起きるほど、お茶の間への強い影響力と人気を持っていました。病気が判明するきっかけ最初の異変は、1
Q.ADHDとASDの区別って、そんなに難しいんですか?A.はい。とくに小児では、とても難しいことがあります。前回記事(48)の続きです。(48)その11.ドパミンについて2.「注意、集中」のためには、ドパミンが「ほどよく」働くことが大切3.ADHDの症状の重点は「注意、集中」(49)その24.ADHDとASDはどう違うのか5.ADHDを合併したASDの特徴今回の記事では、4.からになります。4.ADHDとASDはどう違うのかADHDと
米国における「iPS細胞由来ドパミン神経前駆細胞を用いたパーキンソン病治療」に関する医師主導治験開始のお知らせ住友ファーマ株式会社(本社:大阪市、代表取締役社長:野村博、以下「住友ファーマ」)、国立大学法人京都大学iPS細胞研究所(本部:京都市、所長:髙橋淳、以下「CiRA」)、公益財団法人京都大学iPS細胞研究財団(本部:京都市、理事長:山中伸弥、以下「iPS財団」)は、カリフォルニア大学サンディエゴ校(UniversityofCalifornia,SanDiegoScho
私たち人や動物が行動を起こす時に関わるドパミン作動性神経。ドパミンが欠乏すると運動量の減少し、うまく運動ができなくなり体が震えたり、無気力、無関心になり、逆にドパミンが多く出過ぎると幻覚がおこったり、行動制御ができなくなり、強迫神経症や統合失調症になりえます。運動と精神の両方を調節するのがドパミンと言えるでしょう。先日、重なってお尋ね頂きましたのは、パーキンソン病ですが、中脳の黒質の神経細胞が変性・脱落して、黒質‐線条体間のドパミンが減少して、骨格筋の収縮・緊張、震戦(手足のふ