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これは2021年のドゥニ・ヴィルヌーヴ版「DUNE/デューン砂の惑星」について、原作との比較など掘り下げた解説記事です。ネタバレしています。また、映画は原作の半ばまでなのですが、原作に触れている関係上、パート2で明かされるだろう内容にも触れている部分があります。ご注意ください。ヴィルヌーヴ版「DUNE/デューン砂の惑星」のレビュー記事はこちら。1984年のデヴィッド・リンチ版「デューン/砂の惑星」記事はこちらです。この記事は、「ネタバレ解説その1」の続きです。アラキスへの到
この記事は「ネタバレ解説1」「ネタバレ解説2」「ネタバレ解説3」「ネタバレ解説4」の続きです。シエラ・ボニータ2590ベティとリタは、電話帳で調べたダイアン・セルウィンの住所、シエラ・ボニータ2590に出かけます。地図上でのシエラ・ボニータ2590の位置は以下の図の通り。カミーラ/リタがマルホランド・ドライブから降りてきて、通り過ぎたフランクリン・アベニュー7400のすぐそばに位置するのが興味深いところです。ふらふらしながら歩いたカミーラ/リタの状況を思うと、そこからさらに遠く離れた
TwinPeaks:TheReturn監督/脚本/制作総指揮:デヴィッド・リンチ脚本/制作総指揮:マーク・フロストカイル・マクラクラン2017年5月21日〜9月3日放送(米国)これは、2017年放送のツイン・ピークス新シリーズについて、最終章まですべて見終えた上で、様々な謎について考察を試みる記事です。ですので、第18章まですべての部分のネタバレを含みます。ご注意ください。エピソードごとのストーリーや考察を読みたい方、その際に先のエピソードのネタバレを知りたくない方は、
MulhollandDrive(2001アメリカ)監督/脚本:デヴィッド・リンチ製作:ニール・エデルスタイン、ジョイス・エライアソン、トニー・クランツ、マイケル・ポレール、アラン・サルド、メアリー・スウィーニー製作総指揮:ピエール・エデルマン、デヴィッド・リンチ撮影:ピーター・デミング編集:メアリー・スウィーニー音楽:アンジェロ・バダラメンティ出演:ナオミ・ワッツ、ローラ・エレナ・ハリング、ジャスティン・セロー、アン・ミラー、ロバート・フォスター別に何の脈絡もないの
この記事は、ネタバレ解説1、ネタバレ解説2の続きです。カスティリアーニ兄弟ロサンゼルスのダウンタウン、ライアン・エンターテインメントのオフィスがあるビル。これはダウンタウンのBANKSHUNTLEYBUILDINGの外観が使われていますが、劇中でもそのビル名を見ることができます。ライアン・エンターテインメントの会議室では、アダム・ケシャー監督の映画「シルヴィア・ノース物語」の「主演女優を選び直す」会合が始まろうとしています。出席者はプロダクション社長のレイ・ホット、副社長のダービ
TheElephantMan(1980アメリカ)監督:デヴィッド・リンチ脚本:クリストファー・デヴォア、エリック・バーグレン、デヴィッド・リンチ製作:ジョナサン・サンガー製作総指揮:スチュアート・コーンフェルド、メル・ブルックス撮影:フレディ・フランシス編集:アン・V・コーツ音楽:ジョン・モリス出演:アンソニー・ホプキンス、ジョン・ハート、ジョン・ギールグッド、アン・バンクロフト①「イレイザーヘッド」に続く作品デヴィッド・リンチの長編第2作。僕はリンチが大好きなので
これは2021年のドゥニ・ヴィルヌーヴ版「DUNE/デューン砂の惑星」について、原作との比較など掘り下げた解説記事です。ネタバレしています。また、映画は原作の半ばまでなのですが、原作に触れている関係上、パート2で明かされるだろう内容にも触れている部分があります。ご注意ください。ヴィルヌーヴ版「DUNE/デューン砂の惑星」のレビュー記事はこちら。1984年のデヴィッド・リンチ版「デューン/砂の惑星」記事はこちらです。アバンタイトル冒頭、ワーナーとレジェンダリーのロゴが出る前にエピグラ
この記事は「マルホランド・ドライブネタバレ解説1」の続きです。結末までネタバレしています。ご注意ください。ウィンキーズウィンキーズはサンセット・ブールバードにあるファミリーレストランということになっていますが、ロケ地はロサンゼルス南西地区にある「シーザーズ・レストラン(Caesar's)」です。この店は、元はデニーズでした。「ウィンキーズ」というフランチャイズは架空のものです。ウィンキーズでは、ダン(パトリック・フィッシュラー)とハーブ(マイケル・クーク)が話しています。ダンは
TWINPEAKS:TheReturn:PART1監督/脚本/制作総指揮:デヴィッド・リンチ脚本/制作総指揮:マーク・フロストカイル・マクラクラン2017年5月21日放送(米国)これは2017年放送の「ツイン・ピークスTheReturn」について、エピソードごとのストーリー要約とレビューを書き留めた記事です。各エピソードへのリンクは記事のいちばん下にあります。シリーズ全体についての解釈については、「ツイン・ピークスTheReturn謎の考察」をご覧ください
この記事は「ネタバレ解説1」「ネタバレ解説2」「ネタバレ解説3」の続きです。パークホテル家を追い出されたアダムは、ダウンタウンの安ホテル、パークホテルの16号室に宿をとります。しかしこのホテルは、アダムが駆け込むにはちょっと安すぎるように思えます。壁はボロボロ、内装品もボロボロ…。アダムは何者かによってクレジットカードを停止され、銀行口座も凍結されることになるのですが、それは後から聞かされることなので、チェックインの時点ではアダムはそれを知りません。彼にはありあまる財産があるはずで
TwinPeaks:TheReturnPART8監督/脚本/制作総指揮:デヴィッド・リンチ脚本/制作総指揮:マーク・フロストカイル・マクラクラン2017年6月25日放送(米国)①第8章ストーリー覚え書き(ネタバレ)刑務所を出たレイとダギーは夜のハイウェイを行く。ダギーは追跡装置を無効化し、「ファーム」と呼ばれる場所へ行くようレイに指示する。「俺の欲しいものを持ってるな」とダギー。「数字を全部覚えてる」とレイ。レイはその情報がかなりの金になると思っている。
突然だけれど、クリスマスなのに、リンチ版「デューン/砂の惑星」を、リンチ本来の構想に可能な限り復元する「究極試写版」プロジェクトだが、とあるシーンについて、現在、改めて編集中だ。それは、主人公ポールが、超人クイザッツ・ハデラッハに進化するために、(男にとっては死ぬかもしれない)生命の水を飲むシーンについてだ。先に結論から言えば、これが再編集した動画だ。↓では、順を追って説明していこう。劇場公開版では、砂漠で生命の水を飲んだポールは、血の涙を流し始め苦しみに顔をゆがめる。
Dune(1984アメリカ)監督/脚本:デイヴィッド・リンチ原作:フランク・ハーバート製作:ラファエラ・デ・ラウレンティス製作総指揮:ディノ・デ・ラウレンティス撮影:フレディ・フランシス編集:アントニー・ギブス音楽:ブライアン・イーノ、TOTO出演:カイル・マクラクラン、ユルゲン・プロホノフ、フランチェスカ・アニス、マックス・フォン・シドー、ショーン・ヤング、エヴェレット・マッギル、フレディ・ジョーンズ、リチャード・ジョーダン、パトリック・スチュワート、ディーン・ストックウェル
これは2021年のドゥニ・ヴィルヌーヴ版「DUNE/デューン砂の惑星」について、原作との比較など掘り下げた解説記事です。ネタバレしています。また、映画は原作の半ばまでなのですが、原作に触れている関係上、パート2で明かされるだろう内容にも触れている部分があります。ご注意ください。ヴィルヌーヴ版「DUNE/デューン砂の惑星」のレビュー記事はこちら。1984年のデヴィッド・リンチ版「デューン/砂の惑星」記事はこちらです。この記事は、「ネタバレ解説その1」、「ネタバレ解説その2」の続きで