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「遅くなって申し訳ありません!…えっと、間に合いましたか?それとも遅かったのでしょうか…」そこに現れたのは…そうあの冷静沈着、何事もスマートにこなす島岡さんで…。こんなに焦った島岡さんを見たことがない。そして、よく見ると…それ、なんですか…島岡さん…「…ギイ…もしかして、バレてしまったんですか?」ギイをギイと呼ぶ…こういうときは親愛が籠ってるとき…。と言うことは…「そうそう、島岡も知ってたのよね!」「絵利子!」ギイが慌てて絵利子ちゃんの口を手で押さえるけど、何にも間に合って
そして、島岡が忘れていたとリングを見せる。お前、これが1番大事だろ!なに忘れてんだよ!だが、オレも興奮して忘れてたけどな…。記憶力がいいのがオレなのに…今のオレにはそんなものは無いに等しい。だから思い出してくれてよかったよ、島岡…。―――――そのリングは少し変わったもので、木目金というものだ。それは2つの輪が溶け合うように引っ付いている。実はこれには仕掛けがあって、あることをすれば2つのリングになるというもの。指輪の交換を公の場でできる日が来るかは、今はまだ、分からない…。
NANA5巻矢沢あい先生Cookie集英社◉5巻の軽あらすじ◉トラネスのライブ。レンはナナが観に来てることに気づく。いろいろあって、ナナとレン再会。↓ハチのおかげでレンと元サヤに戻れた、と感謝するナナは、サプライズでハチをタクミに会わせる。↓ヤスとトラネスのボーカルのレイラが昔付き合ってたことが発覚。↓ハチ、仕事をサボりすぎて出版社をクビになる。落ち込むハチにタクミから電話。いきなりキスをされ戸惑うハチだったが、憧れのタクミとこんなことにな
ギイがドレスを買いたいと総帥にお願いするけど、ぼくは一度だけって約束したんだ。だから、もう着ないからな…それに、こうやってマシに見えるのは彼がメイクやウィッグを上手くしてくれたからで…同じ事をぼくにしろと言われても、出来るはずないだろ。あれ?ちょっと待って…。今、何て言った?「…ギイ、きみ今何て言った?」そう言われて、慌てて口を押さえるギイ。怪しい…「何か隠してるだろ!」そう言うと、分かりやすく口笛を吹き始めた…絶対怪しい!じゃあ、彼に確認だ!「あの、執事さん…。こ
「あの、ぼく実は何も持ってきてなくて…」そう、何も聞かされずここに来てしまったぼくは手土産のひとつも持ってきてない。大切な人の家に来るのに、そんな常識ももってないのか…ときっと思ってるよね…。最悪だ…。だってあの時だって…―――――「突然来てもらってすまないね…。お礼も兼ねて今夜は食事を一緒にしてくれないかな。あ、それだと私だけの得になるのか…」えっと…ここに来たのはコンサートのお礼をしたいから来て欲しいと、楽屋に訪れて来た人に言われたから。でも、その人は居なくて…代わり
野沢から報告があった。葉山はやっぱりヤツに崎を重ねている…。しかも態度がハリネズミの葉山を守ってた頃の崎だ?それはどういうことだ…だが、無意識に重ねていたのは絶対音感だけじゃなかった、いや寧ろそれがあったから余計にその音感に繋がったんだろう。これじゃ堂々巡りだ。崎側じゃないと思ったら、崎を知ってるかのように振る舞うアイツ。何処に答えがあるんだ!しかも執着してるだ?それこそ崎じゃないか!犯人だと思える反面、ただ好意を寄せているだけの人物にも見える。まるで二重人格者…。まてよ、二重
話を一通り聞いた後、「明日の学校だが、休めないか?」珍しくアラタさんが学校をサボれないかと言ってきた。あの学業最優先、あ、今は葉山さん最優先か…。そのアラタさんが休めと言う。考えれることはただひとつ、葉山さんに関係がある。「葉山さん絡みですか?」間違いないと思うけど、確認だ。「あぁ、そうだ…。休めないなら、葉山が出た後少し間を空けて家を出てくれ」「それはどういう意味ですか」休めないなら一緒に学校に向かえと言われるならわかる…。「もし手紙の奴が側にいるなら、お前が一緒だと姿を現さ
「そんな冗談はさておき…」「冗談だったのかよ!」なんだろ、この親子…。もしかして、ぼく遊ばれてる?「当たり前だろう。タクミが可哀想だと思わないのか?義一…きみがタクミを見せびらかしたいのは判るが、女性の格好をしたタクミは男女共にモテることになるぞ。それでもいのかい?」そんなバカな想像を総帥が口にするけどあり得ないから…ね、ギイ。「そうだな…そいつは困る!」…ねぇ、やっぱりあそんでるでしょ!「ギイ、もうふざけるのやめてよ。どれも現実になるわけないだろ」「なに言ってる…ふざけて
あのまま帰宅してよしと、判断された。ただ、しっかり食べること、睡眠は薬を飲んでも摂ること、水分摂取は当然!と注意を受けて。薬は約束通り、俺が保管することになった。ーーーーー「…なぁ、葉山」俺は真行寺が不思議に思ってたことを聞いてみることにした。「なぁに?」コーヒーを二人で飲みながら向かい合っている、その葉山が聞き返す。「最近、防音室で練習しないのは理由があるのか?」完全防音とは言わないまでも、練習するのは問題ないと契約にある。「…理由っていうか…。ほら、あんまり聴かせたくないかな…
※最初にご注意※あつまれどうぶつの森ハッピーホームパラダイスのネタバレを含みます!さてさて…巷ではもうすぐクリスマス…仕事もおかげさまで忙しく。(ーー;)なかなかログインできてませんが…先日の休みの日に少しプレイした時にタクミのamiiboカードを持っていたので目の前にタクミがいるのにamiiboでタクミを呼んだら…どうなるんだろ?(゚o゚;;と思って(笑)。やってみました!(о´∀`о)だよね(笑)。おっ。タクミの別荘、作れるんだ!(о´∀`о)…という
「…義一、だから私は…」お母さんが何か続けようとしたところに「ご主人様がお帰りでございます」執事さんらしい人が、総帥が帰ってきたと報告をしに来た。そして、ほどなくして「義一、久しぶりだな…」「お帰りなさい、あなた」「…親父」ギイの顔を見て一言。ギイはお母さんと会話してた時とは違って襟を正す。そして、総帥がぼくを見る。何年ぶりだろう…。初めて会ったのは留学最後のコンサート後…あの時はギイのお父さんと言う先入観なく会った。だから、緊張よりも『なんで』という気持ちの方が大
「人が人を好きになることを誰も止めることはできないよ、タクミ…」総帥にギイを好きでいても良いと言ってもらえたことが、ぼくの緊張を解いた…。その瞬間…両手、唇は震え、涙まで流れ始める。そして出すその声は「あ、あり…がとう…ございます…」言葉を途切れさせ、上手くその10文字を発することができない。それに気づいたギイがぼくを抱き締め、「…タクミ…嬉しい告白をありがとうな。オレ、すごく嬉しい。あのな、タクミ…別れなんか考える必要、ホントにないからな。オレはタクミが死ぬ直前だろうが、死んだ後
「婚約の話はね、引く手あまたなんだよ。知らなかったかい?だけど、あまりにも多く来るものだから放置してるわけだ。それに、きみが乗り気じゃないだろ。嫌がる者に話をしたところで何も纏まらないからね。それにそこまで私も暇じゃない」「だからって、そのまま置いておくと催促が来るだろ。断れよ!」ギイ…それって総帥が遠回しに断ってるってことなんじゃ…「きみは頭が良いはずだが…言ってることがわからないのか?私は、放置してるが催促が来るものは断ってるんだよ。女性側がハイエナのように催促してくるなんて、下品極ま
抱きしめ返したぼくはギイのお母さんの目の前だと言うことを思い出した。「ギイ…お母さんが…」そう言うぼくをそれがどうした?と言う顔で見返してくる。そんな顔してもダメなんだからね。「ちょっと…お母さんがみてるってば」自分だって力を込めてたくせに、ギイに苦情を言う。「オレたちの愛を見せつけてやればいいさ」そんな事を言うけどぼくは初対面なんだよ。印象って大事だろ…。「義一…親の愛と恋人の愛は全く違うものなのよ。恋人は別れたらおしまい。親は離れても親なのよ。子供はね、生まれたその
親父が帰って来て、そのまま食事…にならず…挙げ句に、タクミの言葉尻を取り「逃げようとしたのかい?」と聞く始末。そして、素直なタクミはそのまま「逃げようとしたのかも…しれません。あの日に言われたのに…」答えた。だか、そこに引っかかる言葉。あの日に言われたのに…どう言うことだ?タクミと親父は初対面じゃないのか?それを尋ねようとするが上手く誤魔化され…そして、書斎で話があると…オレたちは連れていかれた。そして、今度はオレを責めることなくタクミに質問を始めた。逃げようとしたこ
「入りなさい」そう言われてぼくは自分の心に鎧を着けながら足を踏み入れた。ーーーーー「で…何を話したいんだ、親父」ギイが口火を切る。それはきっと先制攻撃。だけど敵もさるもの…「きみは少し黙ってなさい。タクミ…いや、葉山託生くん、私はキミに聞きたいことがある」総帥の照準はぼくの左胸に合わされた。「はい…なんでしょうか」精一杯の強がりを貼り付けてその照準を交わそうとする…「まぁ、座りたまえ。義一、きみもだよ」ぼくたち二人はどこまで沈むの?ってくらいのふかふかなソファに座ら
俺はヒロキと違って童貞だし、ヒロキは男は初めてって言ってるけど、女とは経験多数ってのは明らかだったし、ヒロキはもっとハードなことを俺に求めてくる。ヒロキとのキスは大好きだったし、口でヒロキのをやってあげるのも、ヒロキに口でやってもらうのも気持ちよくって、好きだったけれど、ヒロキはあくまでも俺を、女と同様の扱いで、俺にいれることずっと求めてきた。俺が軽く拒否するたびに、『タクミのやなことは、俺しねーし』って、無理やりされることはなかった。そんな感じが続き、俺たちは高3
何も手土産を持ってきてないことを正直に伝えた。だって…嘘をついたってバレることだし、だいたいに於いて、嘘をつく意味がない。この人たちにそんなことが通用するはずもない。しかし、ぼくのその言葉を全く気にしないどころか「義一…きみ、タクミにサプライズでも仕掛けたのか?」ギイのしたことを言い当てる。ほんとにこの両親は一筋縄じゃいかない人たちだ。「そうだよ…だけど全部裏目に出て泣かせたところさ」それを聞いた総帥は「はぁ…」と盛大にため息をついた。それを聞いたギイが「なんだよ…」と不
本日はエッフェル塔の日だそうで、久しぶりにフランス料理のレポを🇫🇷フレンチは大好きなので、定期的に食べには行くのですが、無駄に写真を撮り過ぎてしまい、選ぶのが面倒で、ついブログアップが後回しになってしまうというマヌケな状況😅今日は久しぶりに重い腰を上げて書こうと思います💪この日は、西麻布のフレンチへ🇫🇷5年連続ミシュラン1つ星に選出されている「Takumi」シンプルな店内。無駄なモノがなくて、お料理が引き立つ感じがしますねコチラのテーブルへ。テーブル上には、レストランのコンセプト
「真行寺、俺達の仲はどんな関係だ?」また可笑しなことを‥という顔をする‥が、再度聞いてやる。「どんな関係だと思っている?」「‥えっと、オレは恋人だと思ってます!」違うの?と言う顔をする真行寺。「そうだな、俺もそう思ってるよ」「なら、何で離れる必要があるんですか?!」普通に疑問に思う事を聞いてくる‥「敢えて言うなら、守りたいヤツが出来たって事だな」「‥それって、葉山さんのことっすか?」「‥‥‥」「アラタさん、大事なことです。黙りは無しです!」「‥‥そうだ、葉山だ」「それが
食戟のソーマ弐ノ皿第4話タクミ・アルディーニと美作昴が対決する第4試合。この試合は準決勝進出最後の1枠を争うだけでなく、同時に“食戟”が行われることに!アルディーニのプライドを傷付けられた屈辱を返すため、勝利に燃えるタクミ。しかし、テーマである『デザート』の調理を始めると美作はタクミと全く同じ品を作り始め…!?謎に包まれていた美作の実力や戦略が今明かされる!!幸平、料理人やめるってよ今回の食戟のソーマ弐ノ皿は・・・・・・タクミVS美作昴の対決となりましたしかし、本来の秋の
…サァー…どこからか、水音が聞こえてきた…。ふと、目が覚めて耳を澄ませると、どうやらシャワーのようだ。「…ギイ、起きたんだ…」ぼくも…と思うけど、やっぱり体が重くて動けない。「もう…ほんとに体力ありすぎだよ…ギイ」微睡みに体を預けていたら『か~ってうれしい…はないちもんめ…まけ~てくやしい…はないちもんめ…あの子がほしい…あの子じゃわからん…そうだんしよぉ~そうしよぉ~』どこからか懐かしい童謡が聴こえてきた。こんな時間に?子供が遊んでる?すると、『…こんなところに…
「こいつは何だ?」その嫉妬に染まった声を吐き訊ねた。「あぁ、こいつは入学して直ぐに葉山についたストーカーだな。野沢のお陰で気付いて、赤池が時々覗いてくれてな…それで撃退。あ…ついでに言うなら、俺が葉山の唇を撫でてるのはそいつを牽制するためだ。その時に軽く恋人宣言してやったら、あっさり泣いて消えたがな」最初の方は『そうかそうか、ありがとう』という気持ちで聞いていたが、最後の恋人宣言に立ち上がった。「おい、恋人ってどう言うことだ!」三洲に詰め寄るオレを章三が止める。「ギイ!三洲が機転を利
いやー、健志のvoiceletterでこんなに引っ張ってしまってごめんなさい!でもね、止まらなかったの…どんな目線でも書ける内容、そして、その人たちの気持ちも書いてみたくなった…最後は健志の声まで…ほんと、たったひとつのMDで時間を使ってごめんなさい!(TДT)でもね、ここに登場させたかったの!だって、みんなが揃ってるんだもん!だから、一緒に10年を迎えさせてあげたかったのです!健志の気持ちが読んでるみんなにも届いたならいいなぁ…と会えて読み手が必要な手紙ではなく機械
三洲たちが3日の昼に帰って来たらしい。僕は昨日、葉山のアパートに泊まらせてもらったが、朝10時には家に戻った。さすがに親父が散らかしているであろう台所が気になったからだ。さぞ大変なことになっているだろうと、げんなりしながらリビングに入ると、年賀状を見ながら茶をすすっている親父と、洗い物をしている奈美子がいた。「奈美子…お前、いつから来てたんだ?」まさかと思うが、朝食まで作ってもらったんじゃないだろうな…親父。「おかえりなさい、章三くん。いつからって、30分程前かしら。もしかして、章
ママゴトのやり取りも終わり、「葉山、そう言えばバイオリンは返してもらったんだよな?」赤池がケースは見たが中身を見てないからと確認する。「うん…帰りの飛行機に乗る前に税関に寄ったら、もう準備されてた。それにね…書類を見せようとしたら、必要ないって。さっさと持ってけって感じで渡されたんだ。それなら最初から書類見てくれればよかったんだよね。なんだか、時々あるってドイツの大学の先生が言ってたよ。書類が揃ってなければ税金を払えって、凄い額を請求してくるんだって。詐欺みたいだよね…」確かにそうだな。
「了解。俺の想像が間違っていなければ…キミは…」固唾を飲むメンバー…俺はそのまま続けた。「…キミは森田徹くんだろ」その答えに『え~っ?』と驚くメンバー。だよな…俺だって半信半疑だったさ。だが、この眸。あの時に健志を見つめ続けていた目だと思った。もう余命幾許もない親友を愛しく見つめていた眸。それは静かにそっと見守るように…。だから、俺はハロウィンに誘うことにしたんだ。二人が最後にどんな会話をしたのかは知らない…だが、想いは通じ合ったんだと信じてる。「はい、そうです
最終審査の日、「じゃ、ぼくは向こうで待ってる!気をつけて来てね!」まるで子供の発表会を見に来る親に言うように葉山さんはワクワク顔で手を振って出掛けていった。「あれだな、子供時代のやり直し…。これはいい機会だったかもしれない」少し聞いた、葉山さんの両親との溝。そんなことは全く見せないでオレたちと過ごしてきた5年間。オレも離婚した親がいるけど、どっちもオレのことは可愛がってはくれた。それは金銭的な面も。ただ、二人が顔を会わせると喧嘩が絶えない…そういう親だった。「お前もやり直せ
野沢は同じ大学だったから状況は時々報告してもらっていた。その時に気付いた違和感‥待ち合わせをする時には気付かなかった‥ただ、野沢が「誰と電話しているのか、不思議なくらい最近携帯を手にしている」と言うあの葉山が親しげに電話?この内容を三洲に伝える‥三洲は医学部に入学し、外科を目指す予定だったが精神科医の勉強に切り替えた。これはきっと葉山に重きをおいて決めたんだろう‥‥ホントに大事なんだな‥‥「それは、繋がっているのか?」そこが一番知りたいところだ。まぁ葉山にだって新しい友人くらい
学生時代、友達が「おもしろいよ」と貸してくれた小説が「そして春風にささやいて」でした。タクミくんシリーズそして春風にささやいて(角川ルビー文庫)Amazon(アマゾン)545円きっとその友達には「モーリス」や「アナザーカントリー」を観た、萩尾望都が好きと打ち明けたからだと思います。男子校、全寮制、美形だらけというシチュエーションと、主役カップルだけじゃなく、次々とサブカップルが爆誕していくストーリーにハマった思い出があります。友達はその後何冊か貸してくれた覚えがあります。