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胎児の時代から、7番目で頂上に到達します。それが天将星。古来より「皇帝の星」と言い伝えられています。イラストでどっしり構える大将や皇帝のイメージがないのは、ふと次の星をみると、「老人の時代」ってこともあります。陽極まりて陰転する分岐点にある、「極まる」エネルギーです。天南星のような勢いも、天禄星のような安心安全もありません。これが自然の法則の苛酷さです。天将星でなくても、それはいえる、人生の常です。金メダルをとって表彰台に上ったとしても、それで人生が終わる
表干支の天禄星は4つしかありません。全部子丑天中殺グループにあって、専気干支で、干も支も現実です。本元は貫索星。いかにも、足元を固めて現実を生きる天禄星らしいです。精神星は鳳閣星が二つ。龍高星が一つです。鳳閣星と貫索星の組み合わせは、周囲に左右されないマイペースで自分なりの人生哲学を持って現実を固めて行きます。貫索星単独も自分を曲げないので、人間視点の天禄星は、自分の意志を貫きやすいようにできています。任せて安心です。一方で、裏干支は星の構成は同じなのですが、天干も
なぜ、肉体のエネルギーが環境と一致しないようになってしまったのか・・・そのことを推測してみました。ちょっと長いですが、大事なところですから・・・それは霊魂と人間が乖離したということですが、問題は、自然の中で生きて居られた古代人が、どこで人間的に生きるようになってしまったのか、でしょう。人間の歴史は、自然から離れるという歴史なのかもしれません。それは霊魂が生き難くなったということであり、だから、霊魂は、人間を罰しているようにも思えます。罰するという言葉が悪いなら、霊魂は自
どの従星も現実干グループ(春秋)と、精神干グループ(夏冬)に分かれます。日干支が精神干なら、裏干支は現実干、逆もあります。日干支の天報星は精神干と精神支の組み合わせです(土性は火性と同じグループ)。この組み合わせは、天報星と天将星の二星しかありません。精神性が強いのですが、現実の代表、天将星も同じ組み合わせです。そして、この二つは正反対に位置するエネルギーです。この反対の組み合わせはどれも干と支の精神・現実の組み合わせは同じ形です。蔵干の星が一致するものも多いの
天禄星の世界は安定を望む心から生まれます。現実を生きる天禄星は、平和な時代を望み、安定した組織に所属することがエネルギーの発揮につながります。天禄星が壮年期のエネルギーということは、それなりの知識と経験の積み重ねが必要です。ひとつひとつ確認しながら、人生を歩みます。石橋をたたいて渡るイメージです。また、身強のエネルギーだからといって、現実世界だけが生き場ではありません。細かく積み重ねる質が精神世界で発動すれば、学問の世界では研究者に向き、記憶力がよいので、古来より「薬学の世界」
前回は基本分類でした。このほかにも日干を別にした、2つの干と3つの支には人間社会に対応する形で、二つの場所が与えられています。この場所と霊魂の関係と、もう一つ後からやりますが、気そのものが意味する人物や星など、二層構造になっているところがちょっと混乱するので、最初にきちんと理解してください。例えば、この命式が女性のものだとすると、子供は女性が直接生み出すものですから、火性→土性となり、土性の戊己が実際の子供を示す気(干)になります。リアルに子供という場合には、月支本元の「己」(己に入
季節には季節の特徴があります。春は穏やかな陽光と芽生えと開花で一年が始まったことを感じさせてくれます。夏は陽の光が頂点に達して最も気温の高い季節で、秋は樹木は衰退し実を付け、収穫する季節です。そして冬は生物の活動が沈静して最も気温の低い季節です。こうした四季の特徴と変化を作っているのが、陰陽五行10干(10の気)です。十二支はその気の入れ物のような役割を果たしています。季節は、始まりと中頃と終わりと3つに分けられます。どの季節にどの気がはいるのかは、明確な規則性に基づいて
十二大従星を時間の順に観て行きます。★天報星従星の中でも最も理解しにくいのが天報星です。天報星で動く日干支は6つのうち5つが異常干支です。最初の図でもわかるように、天報星は前世からの霊魂が現世へと転生する時のエネルギーです。具体的には、母体の中で受精卵が前世の気と今世の気を混在させながら、人間の胎児として成長していく時のエネルギーです。前世という一つの時を終えて、現世という新しい時へと転生する姿。これがこのエネルギーの最大の特徴です。「出発と終結二
表干支が4つで、裏が6つ。全部主観星で、石門星だけ例外的に目立ちます。自分の命式の中に、裏のエネルギーがあるかどうかは、日干が陽干なら、月干年干が陰干の場合、裏干支エネルギーです。番号だと、日干が偶数なら奇数番号の月干年干が裏です。で、今思いついたのですが^^裏干支のエネルギーがある人は、裏干支=霊魂なので、そのエネルギーは霊魂が使いやすい、というのはどうですかね・・・僕は全部偶数なので、羅状干支はたくさんできますが、裏干支はないので、霊感ゼロはその通りですね。ただ、羅状
それではまず、10の日干と従星の関係を場所と方向から観て行きます。まずは、五行として旺地と死地の季節を理解してください。日干甲木と乙木の星の配置です。天将星と天禄星があるところが旺地で、天報星と天馳星のあるところが死地です。木性は春が旺地で秋が死地です。日干丙火と丁火の星の配置です。火性は夏が旺地で冬が死地です。日干戊土と己土の星の配置です。土性は夏が旺地で冬が死地です。火性とまったく同じ星の配置になっています。日干庚金と辛火の星の配置です。金性は秋が旺
天禄星ー壮年の時代壮年とは、辞書的には「心身ともに成熟して働き盛りの年ごろ」です。算命学的には「家庭をもち人の子の親となり、加えて年老いた両親を背負い、人生の荷物も多く役割も重くなった時で壮年期といえる頃です。おおかたの人達が安全、安定を第一に心がける時期であります」となります。天南星の怒りの時代から天禄星は飛躍が大きいですが、荒波を経験して、バランスのとれた安定世界を構築できる年代です。環境を含めて、自分と自分に属する人たちを抱えて、自力で世界を作って行きます。グ
次は石門星ですが、自分と陰陽の気が命式にある場合、石門星になります。これは日干が陽干と陰干では構造が違います。甲←乙同性の陰陽の場合、気は陰から陽へと流れます。乙を引き付けて自我に取り込む事が石門星の働きです。乙→甲日干陰干の場合は逆に、自分が自分よりも大きい存在へと向かいます。兄を頼る弟の姿です。石門星はどちらの場合でも、別人に変身するという可能性を含んでいます。役者が役柄を演じる時に石門星を使うこともあります。また、占い師のように、別のキャラクターを仕事に
天南星の最大の問題点は、エネルギーのみが強くその裏付け、土台ができ上がっていないところです。その結果、制御できない「怒り」という感情が沸き上がります。天南星というと、正義感や正しさを振りかざしての批判力が特徴ですが、そこに怒りの感情が加わるので、厳しい批判力という印象を与えます。どこか冷静さを欠くのは、内側に確固たる根拠を持てない危うさがあるためでしょう。自己防御を必要とする弱さが、強い批判力になるという見方もできます。陽転すると(人間世界では)星の動きが現実の現象と
天印星の本質は「有中の無」。最大の無抵抗を生き方にします。そして、最強の弱者として、回りの人と与えられた環境のなすがままを受け入れることから出発します。「無力の魅力」として気が働き、意図しないところで因と報の原理が動いていて、現実が作られて行きます。現象的には、「人に好かれる人」「幼児のような純粋な心を持つ人」で、霊魂的には「物事の原因を生み出す人」です。裏干支も含めて蔵干の星はほとんど同じです。共通しているのは、日干が陽干の場合、調舒星、陰干の場合、鳳閣星と感性の星
他のサイトの力を借りて、誕生日から干支を出すところまでやりました。干支は常に蔵干も含めて書くようにしてください。この3つの干支図のことを「命式」「宿命」と呼びます。どちらでもいいのですが、命式と呼ぶ場合はこの式について、という意味ですが、宿命と呼ぶ場合は内容的、意味的な事も含んで総合的な呼び方です。命式はできれば干支番号も込みで覚えた方がいいです。60干支をグループ分けする方法があるのですが、その時に番号が役に立ちます。次にそれぞれの干、支、蔵干(ここでは二十八元は
天報星も正反対の天将星も天干は精神干で全く同じです。地支も同じですが組み合わせが天報星は冬と夏という反対の季節、天将星は冬冬、夏夏の旺地の組み合わせです。使われている干と支はすべて同じです。陰陽を持ちながら偏る天将星と、陰陽の中間点に立つ天報星と、同じ霊魂の異なる組み合わせという観点に立つと、二つの星の持っている特徴の違いはそのまま霊魂と人間という、反対にして同一の存在と重なるものがあります。天報星は霊魂と肉体の中間で稼働することがもっとも本性に近い燃焼の仕方です。それからみ
天印星の「有中の無」は人間世界では、最大の弱者として存在します。その中にある「無」は意識できるものではなく、しかしそれは確かに自分の中に貫かれているもので、それは、与えられた環境の中にあると考えられます。なので、自分の本質(無の部分)を現実世界で表すってことはできません。そこで、天印星はまず、回りの人間と与えられた環境のなすがままを受け入れることで無の世界を取り入れる作業をします(甘受する心)。推論ですが、天報星同様、天印星は先祖霊魂の近くにいるように思います。生家環境
干支では、天干が精神星地支は土性です。現実世界で力を発揮するエネルギーという印象がありますが、理性によるコントロールが必要ということで、玉堂星、龍高星が戊辰以外には入っています。戊辰乙癸戊戊辰は特殊な干支で、地支で暗合変化すると玉龍が生まれます。追い込まれると、理性的になれる(知的攻撃力)変身可能な回避策があります。逆に、蔵干にない星を探すと、調舒星、石門星の二つだけです。どちらも主観性が強くて、冷静さを保ちがたいところがあるためでしょう。自我(自分の気持ち)への執
十二大従星は日干と12支(時間と場所)との関係で自動的に決まります。関係というのは、日干の自然の方向や時間帯と一致する時が最高点になるように設定されています。甲木の十二大従星と十二支の関係です。甲木は(陽の木性)で地上では樹木を意味します。木性がもっとも自然に力を発揮できるのは「春(寅卯)」です。辰は時間としては春ですが、方向としては中央で、本来は10点になるところですが、乙辰が10点で甲と辰の関係では8点の天堂星となっています。従星は陰陽では異なるエネルギーになります
前回12支に入る空間のことを「蔵干」といいましたが、これは推命で使われる言葉で、算命学では「二十八元」といいます。高尾の教科書では、「二十八元または蔵干」と両方使っているので、どちらでもいいと思います。二十八という数字は、古代の天文学の由来で、十二支の蔵干の数を数えると28個あります。二十八宿を使った占いもあります。こういうのも、当たるんですよね。算命学も二十八元表を使って、十二支の空間を表しています。「時間がない」というのは、十二支(時間)が空間によって成り立っているとい
十大主星は日干の心の在り方によって、星の意味も燃焼の仕方も変わってきましたが、十二大従星は心を通過しても、エネルギーの力も性質も変化しないということでした。では、心の在り方で変えられないとしたら、十二大従星は何が大事なのでしょうか?従星は現実から生まれたエネルギーですから、心ではなくて、現実が大事です。ここでいう現実とは、日干の与えられた環境、また、生きているうちに作り上げた環境のことです。従星は最大エネルギーであろうと最小エネルギーであろうと、それをもっているからといっ
これまで基本分類と内側分類をやりました。このほかにも日干が所属する社会を対象にした分類があります。同じ場所が今度は社会の仕組みに充当されます。上が精神、下が現実という区分けは同じです。家庭では父だった年干は、社会では上司や目上、指導者という人物が入ります。子供の場所(月干)は部下や目下です。東は仕事社会の場所です。東は恋人や仕事仲間(同僚)西は場所としては家庭です。配偶者と社会分類では補佐役です。月支は、精神と現実の交点で、縦糸と横糸が紡ぎ合って「今」を作ります。現実の心
干支は、別々に成り立っていた「10干」と「12支」が組み合わされたものです。干と支が組み合わされることの意味は、時間と空間が一つになって存在を表すということです。さて、前回使った10干の配置図です。東方は甲乙(木性)の担当です。時間は12支。木性が現実の姿形を持つためには、甲乙が12支のどれかとつながる必要があります。甲+12支→12通り甲子甲丑甲寅甲卯・・・・乙+12支→12通り乙子乙丑乙寅乙卯・・・・全部で24通り、これが五方向ですから120通りの
天報星での胎児は形ある存在ではありますが、現世のものではありません。天印星の赤子は、初めてこの世で形ある存在となるものです。天印星は、天報星で創られた前世(無)と今世(有)が形(生命)として現れた時のエネルギーです。一極二元の法則とは、一極が「存在」するために陰陽(時間と空間)が必要だったということで、一極が単に二つに分かれただけではありません。生まれた赤ん坊の存在は前世なしにはありえないってことです。一極二元の法則が語っていることは、二つは一つの極の裏表で極で考えるべ
ここからエネルギーは最大値圏内に入って来て、「身強」と呼ばれるパワーが発揮されます。時代としては青年(青春)時代。社会人として第一歩を踏み出す大人の入口です。大人の意味は、自分の力で現実を作り、運命を切り開いて行くエネルギーです。天恍星が夢を求めてここではないどこかを目指したときに、大きな壁として立ちはだかるのが「社会」という集団を単位とする既存現実です。続く天南星時代は、大人=社会人という常識の壁に向かって、ありたい自分とあるべき自分の違いを思い知らされる時でもあり
エネルギーの流れを霊魂(無)と人間(有)の関係でみていくと、成長と共に人間が完成していくという意味に思えてきます。「有」は算命学的には「陽」です。私見による想像図ですが、天恍星は陽の極の世界へ入る少し前に位置して、陽の世界の中途半端な状態にいます。人間は成長と共に陽(有)の世界が拡大し、陰(無)の世界と離れて行きます。これは一つのモデルで、実際には陰陽の差が広がらない人もいるでしょう。同じ従星を持っても、現れ方は異なってきます。これは星の意味とは無関係に、陽の世界が拡
さて、干支について、干が空間を表し、支が時間を表すというのが定説になっていますが、これまでの話しの中で、時間は個的なもので、時間そのものが動いているということはないって結論になりました。時間はないんです。だから、「時間がないのー」なんてセリフはいえません。だって、時間なんて最初からないんですから(^^)時間は自分が表出している(作っている)見えない何か(エネルギー?)です。自分の時間が人生を作っているといってもいいでしょう。でも、実際は、時間が結んでいる空間が人生を作っていることに
天貴星の表干支は、精神干と現実支の組み合わせで、裏干支は逆です。蔵干全部が客観星で、天貴星の意識の強さを裏付けます。霊魂星(精神星)では、丁酉の禄存星以外はすべて鳳閣星か龍高星が入っています。鳳閣星タイプは、器用で万能タイプの能力を持っていますが、龍高星主体では、やや偏った考え方となり、純粋さ故に、妥協を許さない自己主張にもつながります。鳳閣星は単独または禄存星と組み、奉仕の精神を持った少年少女のおだやかなマイペースさが出て、龍高星は貫索星と組み、自説を曲げない気負いが強
天貴星は「少年、少女の時代」です。これまで有と無で陰陽を成してきた世界が、有(現実)へと傾斜して、霊魂よりも自己意識が浮上してくる分岐点です。ここから、人間の時代が始まります。『人間は少年少女期に限らず、ある不遇の時代から自己の才能を発揮し明るい表街道に踊り出ようとするとき、かならず自意識の強さと、不安定な自覚とが交叉して現われるものであります』<原典算命学大系3巻>不遇の時代が何を意味するかはその時によって異なりますが、天印星→天貴星という流れにおいては、親の手を借
天恍星は、少年と青年の間に挟まれた、青少年期のエネルギーです。中学生から高校生くらいの年代が想定されています。算命学的には『人間にとって一番危険なところであり、運命の三分の一が決定するともいえる時期』です。思春期といわれる、成長力があって、なおかつ揺れ動く時代です。ん?思春期って、昭和語ですかね?通じますよね^^通じます(^^)会話ではあまり使いませんが、文字としては見ますよ。よかった^^時々そんな言葉誰も知らないといわれちゃうので。思春期。いい言葉