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昨日、非常に難しい尿道憩室の手術に横浜から嘉村先生に来ていただきました。経腟手術では日本一のエキスパート、嘉村先生の手術は豊富な経験に裏打ちされた繊細な手技で、今回の難しい症例も問題なく終了しました。手術の後、最近のウロギネの問題、ロボット手術に対する懸念などについて意見交換をさせていただきました。3月に大阪で開催される日本骨盤臓器脱手術学会のアジェンダなどについても相談し、貴重な時間でした。夜は大阪に場所を移して意見交換会を行いました。あくまでお茶目な先生でした♪
なぜか、ずっと前に書いた「骨盤臓器脱、失敗する医者」のアクセスが多いです。でも、それにはたいしたこと書いてないです。ごめんなさい。期待倒れで。情報集めないとわからないですよね。けっこうメッセージとかコメントで頂いてはいますが、まだまだ誰にも言えない病気なんですね。今、気をつけることを思うとしたら○術前検査をきちんとする医者骨盤臓器脱は、膀胱、腸、膣の位置などいろいろかかわってきます。人によって違いますから。なので、そういう位置などを確認する検査が必要なんだなとあとから思いました。
LSC手術の実際(6)前壁メッシュ、後膣メッシュ、子宮頸部の統合次に後膣メッシュと前膣メッシュを統合します。後膣メッシュは脚の不要部分を切除した後、子宮頸部にもしっかり針を通して3-4針用いて統合します。図は上からと下から見たメッシュ統合の様子です。メッシュが綺麗に展開されて広がっていると、後からメッシュが露出してきたり、再発したりするリスクが少ないと考えています。