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フオリサローネ2024その1今年もまたやってきました、サローネ週間。毎年、ミラノ市内の各地で展開されるフオリサローネを楽しみますが、私の祝祭週間、今回は会期より一足早く、金曜日をもって終了しました。もうね、疲れきっちゃたのと、次の週末に予定している旅の企画が全然まとまらないとか、色々あってね、まだ行きたいイベントが数か所あったけど、もう無理、となりました。今回は、他の用事の兼ね合いもあって、会社も一日お休みしたんだけど、思ったよりは全然回れず。そうは言いながら、それなりに見たと思うんだけ
森美術館の「私たちのエコロジー:地球という惑星を生きるために」の続き、今回は文章多めです。以下の写真は「クリエイティブ・コモンズ表示-非営利-改変禁止4.0国際」ライセンスの下で許諾されています。「第3章大いなる加速」では産業革命以降加速度的なスピードで進む技術革新と環境破壊について。最初はジュリアン・シャリエールというオラファー・エリアソンの研究所にいたこともあるアーティストの《制御された炎》というビデオインスタレーション。撮影NGの表示があるのですがスマホで撮ってる人が何
10年ぶりくらいに、宇都宮美術館に行ってきました。現在、こちらで開催されているのは、“イヴ・ネッツハマーささめく葉は空気の言問い”という展覧会。スイスを代表する現代アーティスト、イヴ・ネッツハマー(1970~)の日本初となる大規模個展です。展覧会は、展示室に入る前、ガラス張りの廊下からすでに始まっていました。ガラスに貼られているのは、コンピューターによる線描画。動物だったり、顔にも見える何かだったり。どの線描画も、奇妙でどこかユーモラスな風合い
昨年10月に、めでたく開館40周年を迎えた東京都庭園美術館。さらに、その本館である旧・朝香宮邸は、竣工からちょうど90周年を迎えました。それを記念して、現在、東京都庭園美術館では、“開館40周年記念旧朝香宮邸を読み解くAtoZ”が開催されています。こちらは、日本を代表する“アール・デコ建築”で旧朝香宮邸の見どころを、「AidaandoCarumen」など、AからZを頭文字に持つキーワードで紹介する展覧会です。東京都庭園美術館では過去にも、建物の魅力
三条新町の、八竹庵にやって来ました。京町家らしく、奥が深い中に入っていきましょう。今年も、京都国際写真祭が開催中。ここは、インフォメーションセンターを兼ねています。玄関のお庭で、しばし息を整えます。では、奥の広間へ。過去の資料が並べられて、その映像が映されています。床の間に、写真のアート。ここにもアート。ゆっくり寛げるのが、いいですね。木のオブジェが和室に馴染んでいます。雨模様の中庭に、初夏の風が。奥に向かうと、小さくても印象的な写
京都国際映画祭の会場、三条室町の帯問屋、誉田屋源兵衛さんです。意味深な暖簾をくぐっていきます。今日は、いつもと違う、竹院の間に案内されます。ソン・タオとジ・ウェイユィによるアートユニット、「Birdhead(鳥頭)」の作品が並びます。写真画像を、木材に直接シルクスクリーン印刷する手法。その「BiggerPhoto」シリーズに、技法を超えて感情に響く影。奥に進むほど、何かが見つかる京町家。そこには、光に満ちたお庭が。コラージュの細かなところがおもし
横浜トリエンナーレの続きです。絵画や版画や写真といった平面ものが多くて現代アート展らしくないなと感じていたのですが、ここから一気に増えます。丹羽良徳のインスタレーションはどこで見たっけ?「ウィーンで手持ちのお金がなくなるまでATMで入出金を繰り返す」とか「商品を使用せずに期限切れまで持ち歩く」など意味ないことを考えて実行し、その映像などを作品として展示するパフォーマンスアーティストです。バカバカしいんですがアイロニーにもなっていて、特にここまで政治や経済格差など取り上げたシリアスな作品を数
こちらの続きです『カタール旅行アル=ズバラ考古遺跡』こちらの続きです『カタール旅行カタール北部へ』こちらの続きです『カタール旅行羽田〜ドーハ』こちらの続きです『カタール旅行伊丹〜羽田』今日から私の春休み🌸…ameblo.jpアル=ズバラから少し車で走ったところにある場所へ行きました。周りには何も無いところにポツリとある遠くに見えているこちら↓ShadowsTravellingontheSeaoftheDay-byOlafurEliassonオラファーエリア
東京都現代美術館の続きです。TCAA受賞記念津田道子の「LifeisDelaying人生はちょっと遅れてくる」とサエボーグ「IWASMADEFORLOVINGYOU」まずサエボーグの《IWASMADEFORLOVINGYOU》から、この人の作品は多分初めて見ます。入り口に「PSYCHATRIC(精神科の)HELP」、中は鏡。意味深です。中に入るとほぼ実物大くらいの家や木、そこにビニール製の巨大な動物のフンにたかるハエ。2種類のスケールが存在する混沌と現実感のな
原宿Jingで開催中のヴーヴ・クリコ創業250周年を記念した企画展「VeuveClicquotSolaireCulture(ヴーヴ・クリコソレールカルチャー)~太陽のように輝く250年の軌跡~」へ行ってきました。アメリカ、オーストラリア、南アフリカ、イギリスでの巡回に先駆け、東京からスタート。こういう世界的な企画展開催地に東京はたいてい入っていて、いつもこういう時に住んでいてよかったなと思います。草間彌生をはじめ世界の女性クリエーター10名によるアート、マダ
横浜トリエンナーレ、今回で最後です。横浜美術館を出て左を行くと小さなギャラリー。プリックリー・ペーパー(チェン・イーフェイ&オウ・フェイホン)《揺れ動く草の群れ》作家たちはアーティストでもあり、中国で表現の自由やジェンダーなどの特集を組む雑誌の編集者でもあるそうです。段ボールの安っぽさが手作り感満載で、本国でも手作りのマイナーメディアやってるみたいです。意外にストレートなメッセージがある一方、隅に何種類ものステッカーが置いてあり、持ち帰ってもいいし貼ることもできます。これ子供が喜び
昨年亡くなられた坂本龍一さんと高谷史郎さんの作品【TIME】あんなにも素晴らしい作品と出会えるとは…。舞台だけどインスタレーション。まるで目の前に現代アートが現れた…そんな感覚。夢なのか現実なのか…まるで泡沫の世界に入り込んだよう。あの世とこの世の境目であり、時間の終わりに次の時間が始まる…そんな輪廻も感じた。田中泯さんや石原淋さんの存在感と表現力の素晴らしさ。宮田まゆみさんの笙の音色や佇まい。要らないものを全て削ぎ落とした先に