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手術室の扉が開き、裕樹を乗せたベッドが出てきた。「裕樹君、おかえり。お疲れ様!」まだ麻酔が効いており、眠ってる裕樹に話しかけた。「入江さん、手術は上手くいきました。今からしばらく集中治療室で様子を見ます。今夜には一般病棟に戻れます。他にも話があるのでついてきてください。」「わかりました。裕樹君、また後で来るね。」琴子は看護師と先生と一緒に個室に入り、話をした。一般病棟では、個室が埋まっていて相部屋しかないこと。食事のこと。アレルギーのことなどを。「入江さ
裕樹が入院して1週間が過ぎた。何事もなければあと1週間で退院出来る。今日、裕樹は車椅子に乗って、重樹の病室へ向かった。「パパ!」裕樹は傷が痛いのも忘れ、重樹を見るなり嬉しそうだ。「裕樹、具合はどうだ?」重樹は相変わらずの温かい笑で裕樹に尋ねる。「僕は大丈夫!それよりパパは?大丈夫なの?」「ああ。私も平気だよ。」暫くすると、琴子達も来た。「裕樹君、もう来たんだね。病室にいないからびっくりしたよ。」琴子が苦笑いする。「琴子お姉ちゃん、
琴子と大泉会長は車に乗り込んだ。「琴子くん、君に聞きたいことが、沢山あるんだよ。」「家に着くまでの間なら、何でも答えます。」「そうだな、琴子くんは直樹君の何処が好きかね?」「勿論全部です!」「頼もしいな。じゃあ、特に好きな所は?」「そうですね…いつも私を気にかけてくれる、優しいところですかね。」「ほう。」大泉会長は次々に質問していく。「君は、直樹君が社長になるのが楽しみか?」「いいえ。直樹さんが社長になるのは嫌です。」大泉会長は驚いた顔をした。「え
途中で寝落ちしました、、すみません最近1週間過ぎてからの投稿になっているので頑張ります!◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇「直樹、食欲なかったね。どうしたの?」「いや...」「そう?あ、みーちゃん待って!」琴子はベッドから落ちそうになっている琴美に気づき慌てて近づいて膝の上に座らせた。「なあ琴子」「なあに?」「俺、沙穂子さんがしようとしていることに意味があるのかわからなくなった。」「ど、どうしたの?急に」「沙穂子さんは大泉会長を追い込むことで満足はするだろうけど、俺も琴子も、琴
「琴子さんは重度の心房中隔欠損症です。普通なら99%の確率の手術なのですが、琴子さんは場所が悪く、完治する可能性は20%以下になります。」「あの、琴子ちゃんの心臓病はカテーテルでは治らないんでしょうか?テレビで見たもので。」重樹が聞いた。その言葉に重雄は顔を上げた。「琴子はさっきも言ったように場所が悪くカテーテルではとても無理だ。」「そんな…手術しなかったらどうなるの?」「徐々に体力が落ち若年脳卒中で死に至る可能性が高い。そうでなくてもいずれは…だから手術しなきゃ助からない。」直
直樹は琴子の病室前に来ていた。(琴子の事は…全部好きなのに…)さっき花雲先生から聞いた言葉が頭の中でリピートされる。『琴子さんは入江先生が琴子さんの根性ややる気や前向きさしか好きじゃないって思い込んでるみたいね。きっと琴子さんは入江先生を1人残して死んでも大丈夫だと思ってるわよ。』(違う。琴子が死んだら…俺は…生きていけない…琴子に伝えなきゃ…素直になれないことがこんなに辛いことだとわな…)コンコン「はい。」(返事…してくれた…)「入るぞ。」「あ……入江君……」「……なぁ琴子
家に入ると、裕樹が電話機の前でうずくまってた。「祐樹君!?大丈夫!?何処か痛いところある?」「お腹…お腹が痛い…」額に汗をかき、かなり痛そうだ。「頭は?」「少し…」琴子は裕樹の額に触れた。酷い熱だ。汗も酷い。「裕樹君、ここ痛い?」琴子は慎重に裕樹のお腹を触っていく。痛いところに当たり、裕樹は戻してしまった。「裕樹君、救急車呼ぶから待っててね。」そう言うと、裕樹の体制を変えた。「琴子くん、私が救急車を呼ぶよ。」「お願いします。」
(何コレ、真っ暗で白い光が点々と見える。私は今どこ?何してたんだっけ?あ、そうだ、退院して、みんなでパーティーしてたんだった!それで理美達に入江くんと目が合ってるって言われてじっとまっすぐ見てたら真っ暗の中に黒くて綺麗な丸が見えた気がするけど…あれ、入江くんの目な気がするのは気のせいかな?)琴子は、やはり思うように動かない体の暖かいところを動かした。力いっぱい動かし、頭が苦しいくらいドクドクと脈をうっている。琴子は苦しさに顔が歪んでいた。それに気づき必死で呼びかける直樹。ひたすら琴子の
だいぶ不定期なブログになってきているので頑張ります毎週、毎週すみません◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇「おはようございます」「おはよう、琴子ちゃん。今日は顔色いいわね、何かあった?」「はい、少しいいことがありました。」「よかったわ〜最近辛そうだったから」「ご心配お掛けしました」今日は午後に沙穂子と会うことになった琴子。急であったが、沙穂子も琴子と会いたかったため、急遽予定を変更した。「琴子ちゃん、これ」「アルバム…ですか?」紀子は琴子にピンク色のアルバムを渡され、開くと、そこには
イタズラなkissの小説を書いていきます。初めてで下手ですのでご了承ください。よそのブログの案を少しお借りします直樹と琴子は、A組直樹は校内、日本一位琴子は校内四位、女子一位、日本十五位ということで琴子も頭が良い設定で話を進めますsssssssssssssssssssssssssssssssssssssssssssssssssssssssssssssssssss斗南高校入学式四月、桜の木の下「お兄ちゃん、もっと笑って。」「お袋、もういいだろ。」(いい加減にして
みなさん、本当にお久しぶりですコトリンですずいぶん更新が遅れてしまいすみませんでしたなのに読者様が増えてるという嬉しいことがあり、書く気満々と言いたいのですが…今、病院にいます。そして私の病棟は携帯禁止。特定の場所に行かないとできません。あ、ちなみにブログのパスワードわかったので携帯でもできるようになりました✌️昨日の夜、やっと病室から出ることが認められました。私、肩怪我してたじゃないですか。そんな時に車と衝突しバゴーンと肩を打ちまして搬送されて手術して…危うく腕をなく
琴子は日に日に体力が低下し、とうとうベットの上だけの生活になった。琴子は手術を3日後に控えている。「琴子、お見舞いに来たよ。」今日は里美とじんこと金之助とクリスと重雄と紀子が来ていた。「琴子、入江君から病気だって聞いてびっくりしたよ。」「ごめんね。」「琴子、はよ元気になりや。」「ほんまや琴子、いつもの元気な琴子に戻ってんか。」「うん。」琴子の返事は元気がない。((((琴子、元気ないな…しんどそう。))))「琴子、俺今日は仕事休みだから呼び出しなかったら泊まるな。」「あ
お待たせしましたなんだかパソコンのキーボードの調子がおかしくて…昨日は力尽きて寝ました今日は仕方がないのでためていた話をコピーして貼り付けての作業しました。ちなみにこのコメントは携帯で打ってパソコンにメールを送ってそれをコピーしました。なのでこのコメントはすごく文字が大きいと思います許婚の方が全然進まなくてすみません◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆タ、タ、タ、タいつもより早い足取りであいつが近づいてくる。いつもと違って声を抑えていない。俺は小さな隙間から覗いた。すると奥行きのある
投稿遅くなりました。今回は言い訳することもありません。新年度に入り、進級し、バタバタでブログのことが頭から抜けていました。そろそろ入院するというのに……また明日か明後日、今週中にその説明をまたします。◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇(ここどこ?真っ暗で何も見えない。でもところどころ光が見える。あ、そうだ、私鳥目だからだ。この光景も久しぶりだな。あれ?見えてる……)などと考えてると自分でも混乱してくる。(見えてる!?でも……いつもと違って破れたところからの光みたいに光の周りがギザギザしてる
琴子はあの後ずっと黙り込んでいる。「琴子、俺外来行ってくるけど、終わったら戻ってくるから…何か欲しい物あるか?」「……」(琴子……ずっと黙って……よほどショックなのか?それとも別のこと考えてるのか?)直樹は外来が終わり、未知子の所へ寄った。「大門先生、琴子、あれっきり何も喋らないんです。」「そう言われてもね…」「琴子には手術受けて元気になって欲しいんです。」「それは私も一緒です。心を見るのはカウンセラーの仕事なので……」「……患者の心に寄り添うのも医者の仕事じゃないんですか?…
読者の皆さまには、私のお話を楽しみにしてくださいましてありがとうございます。さて・・・”すぐにでも”と言った割には、随分と時間がかかってしまいましたが、「続・未来へ続く恋」の後編が出来上がりましたので、ぜひお読みください。正直、この後編は2つに分けてもいいかなと思うくらい長くなってしまいました。以前書いていた頃にも良くあったことなのに、学習できていないキューブですそれでも、お楽しみいただけたら嬉しいです。このお話しは、「イタズラなKiss~LoveinTOKYO」を
今日は琴子と琴美が退院する日。今日までお見舞いの絶えない日が続いた。里美、じんこなどのF組女子や、大学の友人や、大学の教授までが。流石有名な2人だ。「琴子、準備出来たか?」「うん。行こっか。」病院の玄関には琴子が医学科の実習でお世話になった先生達が花束を持って、待っていた。「琴子ちゃん、おめでとう。学校はどうするの?」「西垣先生。ありがとうございます。学校なんですけど、私、看護学科に転科することになりました。」「え!?琴子ちゃん、医者じゃなくて、看護師になるの!
父親の会社を立て直すためにお見合いの話を進めてしまう入江くん…琴子には他の男を見つけろなんて言葉をかけるけれどデートに出かけた琴子を気にしたり帰ってきた琴子を待ってみたり嫌味言ってみたりデート場面に遭遇して冷たい言葉をかけて去っていく後ろ姿をじっと見つめていたりするところ好き♡琴子のことを想像して思わず笑っちゃったりするところ好き♡琴子がプロポーズされたことを聞かされて、、、呆然として…原作ではプロポーズのことを聞い
お話の更新、ものすごく遅くなってすみませんでした💦お話を書いてる時、『奇跡の塊12完』なんて最初に書いてしまったもので、なぜか終わらせなきゃという思いで書いてたものの、話が終われなくて……あ、今回もお話は続きますよ。ま、そんなこんなで1週間格闘してましたが、(1週間格闘したわりには、お話短いです。)やっと、あ、終わらなくてもいいんだ。などと思い……(気づくの遅っ!)ま、これが更新遅れた言い訳です。話は変わります。私事ですが、先日、7.8月~1.2月までお休みするかもしれないという話
「大門先生!西垣先生と連絡が付きません!」「じゃあ大下先生か加藤先生は?」「大下先生は海外出張です。加藤先生は学会で留守に…」助手の人手が足りず困っている。「城之内先生、加地先生呼んでください。」「え?加地先生のいる病院はここから1時間くらいかかりますよ!?」助手が足りず、とうとう別の病院から呼ぶことにした。「大門先生、俺がやります。」直樹が出た。「でもあなたにとって、琴子さんは誰よりも大切なひとでしょ?家族はダメだって知ってるでしょ?」「それでも琴子を助けたい気持ちは誰
お知らせがあります。私事ですが、明日からテスト週間が始まります。ですので、2週間ほどお休みさせて頂きます。その間の埋め合わせとして、七話連続更新致します。一気に読まれても構いませんし、少しずつ読むでも構いません。『許婚』を4話と『イタキス×ドクターx』を3話です。このお話はR18です。◇🔶◇🔶直樹と琴子は家に帰った。直樹は大学生になるのが待ち遠しかった。何故なら琴子との約束、責任を取れる時期が来たからだ。それでも、大学になり、すぐに出来るわけが無かった。春が過ぎ、夏が過ぎ、琴
あれ?また投稿できてない……最近パソコン調子悪いからな…あ!今気づいたんですが、ブログのパスワードを忘れてしまった今、パソコンが壊れたら…(᷇࿀᷆ს)やばい!何としてでも突き止めなければ!◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇琴子と直樹は、マスコミから少し取材を受けたあと、立食パーティー系のを楽しんでいた。「何があるの?」「基本お前が好きなものはあるぞ。」「じゃあハンバーグ!」直樹が琴子のお皿にハンバーグをのせ、自分のお皿にものせた。ついでにポテトも。「口開けろ。」「あーん。」
まだテストは終わっていませんが、気晴らしに更新します。次の更新は日曜日あたりだと思います。えー、アメンバー申請をされている方がいます。前にも言いましたがアメンバー限定記事は書くつもりありません。詳しくは4月6日の『アメンバー申請について』をご覧ください。◇🔶◇🔶「琴子、婚姻届、いつ出す?」「いつでもいいよ。それより、結婚式どうする?」「結婚式はしない。」「え?なんで?」「お前が妊婦だから。」「そうだよね……」「お前はしたいか?」「まぁ…憧れてたけど…妊娠してるから
帰ってる最中、直樹と琴子は親へ話すか迷っていた。「直樹、産んでいいの?」「出来れば産んで欲しい。」「いいの?まだ学生だよ。」「でも、俺にも責任あるなら。」「いいの?産んで。」「ああ。産んでくれ。俺と琴子の、愛の結晶をさ。」直樹は琴子のお腹に手を当てた。家に着き、家族全員をリビングに集めた。「直樹、話って?」「親父、お袋、おじさん。俺と琴子、結婚したいんだ。」「まぁ〜!素敵!この日をずっと待ってたのよ♪」「ママ、落ち着いて。ね?直樹、琴子ちゃん、大学を卒業してからでい
琴子は心肺停止状態になった。(琴子!心臓動かせ!頼む!生きてろ!)直樹は心臓マッサージを続けるが、なかなか心臓が動かない。「お兄ちゃん!琴子ちゃんはどうなるの!?」「3分以上、心臓が、止まると、危険だから、電流を流す。」直樹は話しながらも必死に心臓マッサージと人工呼吸を続ける。モトちゃんと金之助が来た。「入江!看護師連れてきたで!」「入江先生!琴子は!?」「桔梗、早く電流の用意と大門先生を呼んで!緊急オペだ!」「はい!」「入江君!電流流すの!?」里美がやっとの思い
月曜日、更新できなくて申し訳ありませんでした。また、アクセス数が700を超えました🎊また、新しいお話も考えさせていただきます。(イタキス×ドクターxが終わってから投稿します)今回長期期間更新できなかったため、もう一話更新致します。では、『許婚56』をお楽しみください。◇🔶◇🔶琴子と直樹が同棲のことを知ってから1週間。紀子の勢いを誰も食い止めることが出来ず、増築工事が開始された。二階建てから三階建てに変更するため大掛かりな工事だ。2月14日。バレンタイン。琴子は直樹のために
直樹は目を覚ました。目の前には青白い顔をした琴子が魘されている。「琴子、おい!」「……直樹…おはよう。」「どうしたんだ?魘されてたぞ。」「ママの夢を見たの。」「お義母さんの?」「直樹、私も…ママみたいに、子供残して死んじゃうのかな…」そう言うと直樹が琴子の手をギュッと握った。「絶対逝かせないから。俺が離さないから、お前はそんなこと考えるな。」「うん。」「琴子ちゃん、お兄ちゃん、おはよう。」「おば様おはようございます。」「あら、お義母さんって読んでくれないかしら。」
ブログ休載のお知らせです。前々から話していました、肩の手術があるため、しばらくお休みさせていただきます。5月のGW明け7日(月曜日)から入院し、その日は検査をして8日(火曜日)に手術です。そのまま筋肉が固まらないよう、2日後にリハビリに入ります。それから約2ヶ月の入院をし、退院許可が出たら退院します。リハビリの状況により、変わります。少なくともこの2ヶ月はお話を書けません。しばらくはどうなるかわかりませんが、イベントのお話は書いていきたいです。(七夕は退院できていたら投稿します。
「よく耐えたな。」「なお、き…あり…がと…う…」琴子の息切れに疲れきっているのは分かったが、これで終わらせることにはできなかった。「琴子、あともう少し耐えてくれ。」そう言い、体を重ね2人は声を上げ、息を荒くしながらも愛し合った。小柄な体格の琴子が長身の直樹の体重を我慢しながら必死に答えた。初めてのことに戸惑いながらも2人は夢中だった。又、恥ずかしそうに直樹の胸に顔を隠す琴子が直樹は愛おしかった。その後も、記念日ごとに行為を続けた。2年生になり、解剖実習を見学していた琴子は、いき
どんな旅をしてみたい?▼本日限定!ブログスタンプあなたもスタンプをGETしよう台湾に行って、台北アリーナ駅に行って、美味しい小籠包を食べる旅〜昨夜、とっても嬉しいTwoShotが、インスタにアップされました。私がハマりにハマって、睡眠時間2時間くらいで、ふらふらで仕事に行ったくらい、当時は夢中になった、台湾版イタズラなKiss〜あれから何年やろ?10年以上は経つけど〜、ジョセフ&アリエルを見たら、幸せな気持ちになります。2人を知らなければ、台湾に行くことも